本命は福島民報杯圧勝のマイネルラクリマ。このレースと同じコースのオープンを勝っているので適性は充分だ。中山金杯も制しており、中距離の重賞実績もある。七夕賞は斤量が56kg以上の馬がそれ以下の馬よりも好走する傾向にあり、57kgという斤量は問題とはならないだろう。休み明けの３走前こそ２桁着順に敗れているが、それを度外視すると大崩れはしない馬であり、実績のあるコースで行われるここは期待できる。

　対抗は昨年のこのレースで３着だったダコール。その後も小倉大賞典で２着に好走しており、前走の新潟大賞典も不利を受けながら３着は確保。叩き一変のここは狙い目だ。

　もう１頭早い段階で内田博幸騎手を押さえて勝負がかりのエクスペディションを押さえておこう。昨年は休養明けということもあり８着に敗れ去ったが、今年は鳴尾記念（２着）を叩いてここに勝負を賭けてきている。勝負がかりの今年は昨年とは違うだろう。

　ところで七夕賞といえば枠連7-7が良く売れる。今年は開催日が七夕当日の7月7日であるのでなおさらだ。しかし、昨年までだと最終週で内馬場が荒れた中で行われるので外枠が来る可能性が高いのだが、今年は２週目なのでそこまで馬場は荒れていない。つまり、昨年までよりも枠連7-7で決まる確率が低いのである。しかし、前売り段階(7/7未明時点)で枠連7-7は20倍前後であるのに対して、それに相当する馬連13-14は80倍を超えている。明らかに枠7-7は過剰人気である。そこで7-7以外の枠連が相対的においしい配当となっている筈なので枠連で勝負しよう。さすがに今回の買い目は馬連よりも枠連が高いということはないだろうが、代用的中の可能性があることを考えると期待値は枠連の方が高い筈である。