もともとそれほど荒れないレースであり、今年は少頭数ということもあり手堅く行こう。

　本命は昨年のこのレースの覇者ゴールドシップ。ここで勝てば史上初の宝塚記念連覇だ。阪神コースでは５戦４勝２着１回で唯一敗れたのは２歳の時。３歳以降は無敗の阪神巧者だ。前走の天皇賞・春では出遅れたり不利があったりしてチグハグなレースで惨敗したが、得意の阪神コースでは巻き返すだろう。ここのところ騎手が毎回様に変わっているし、気性面で難しいところのあるクセ馬だが、クセ馬を御すのが巧い横山典弘騎手が鞍上なら大丈夫だろう。２週連続栗東に調教を付けに行ってるのでクセは分かった筈だ。また、宝塚記念はステイゴールド産駒と相性の良いレースであり、ドリームジャーニー('09)、ナカヤマフェスタ('10)、オルフェーヴル('12)、ゴールドシップ('13)と過去５年で４頭の勝ち馬を輩出している。ゴールドシップの連覇は堅いだろう。

　相手はウインバリアシオン。大崩れしないがなかなかＧＩを勝てず２着続きの馬である。しばらく屈腱炎で休養していたが、復帰してからも順調だ。むしろ以前よりパワーアップした感じもある。今回は鞍上が岩田に戻って万全の布陣で臨む。宝塚記念といえばなかなかＧＩを勝てなかった馬が勝つようなレースなので、この馬が勝つこともあり得る。勝てなかったとしても２着は堅いだろう。

　本命ゴールドシップは勝つか着外の馬で、対抗ウインバリアシオンは２着か３着の馬なので馬単で勝負しようかと思ったが、前述のとおり宝塚記念はなかなかＧＩを勝てなかった馬が勝つようなレースであり、さらにＪＲＡ６０周年記念競走馬連で馬連の配当が上乗せになるので馬連で勝負！