荒れるイメージが強い安田記念であるが、ここ３年連続１番人気馬が勝っている。勝ったのはロードカナロア、ジャスタウェイ、モーリスなので、実力的に抜けている１番人気馬は買いで混戦模様の時は消すのが１番人気馬の扱い方として妥当だろう。今年の１番人気モーリスはどう考えても抜けている方なので買いとするしかない。

　というわけで本命は昨年の年度代表馬モーリスとする。国内ＧＩ２つ海外ＧＩ２つを含む６連勝で、マイルならこの馬に敵う馬はいないだろう。勢いはまだ止まらない。ベリー騎手も前日３勝と好調だ。死角が見当たらないモーリスを本命とする。ＧＩ５連勝、そして安田記念連覇に期待しよう。

　相手筆頭はチャンピオンズマイルでモーリスの２着に来た香港馬コンテントメントとしよう。近年は安田記念への出走があまりないが、香港の馬が日本に来ると活躍することが多い。地理的に近いので調整がしやすいということもあるだろうが、香港の陣営が日本に遠征する時は勝負がかりであることが多いのだろう。人気もあまりないので狙い目である。

　その他では昨年のこのレースで３着で東京の重賞を３勝しているクラレントと、東京の1800m以下[4,0,1,0]の東京巧者で本質的にはマイラーと思われるイスラボニータを狙おう。

　人気どころのリアルスティールは1800m未満の距離経験がなく、マイルをこなせない可能性がある。こなせる可能性も十分あるが人気なので消すことにする。また、サトノアラジンは東京コースでの実績を考えると来てもおかしくないものの、京王杯スプリングカップの勝ち馬は安田記念とは相性が良くないので消し。どちらも「人気がなければ買いで人気なら消し」というタイプの馬なので消すこととする。３年連続１番人気が勝っているとはいえ紐は荒れてるし。