今年からハンデ戦ではなくなり別定戦に変わったレースである。ハンデ戦の様に思わぬ軽量馬が激走して大荒れになるという可能性はなくなった。ただし、ＧＩの谷間のＧIIIらしく確たる中心となる馬もいないのでガチガチということもないだろう。

　本命はオールカマーからの巻き返しを図るモンドインテロとしよう。前走は人気を裏切る結果となったが、流れが向かなかっただけである。このメンバーでは７歳馬を除くと実績が抜けており、メンバーのレベルも前走より下がった今回は巻き返しに期待しよう。昨年のステイヤーズＳ３着であり、ステイヤーズＳに出走してきても期待できたのだが、こちらに使ってきた。距離はちょっと短い気がするが守備範囲内である。少なくとも陣営はそう判断したのだろう。

　相手筆頭はオールカマー４着のマイネルミラノとする。展開が向くかどうかだが、逃げがハマればそのまま粘ってしまうことも大いに有り得る。

　その他ではM.デムーロ騎乗のセントライト記念３着の３歳馬サトノクロニクルと、近走は不振だが実績は抜けており一発がありそうなデニムアンドルビーを押さえておこう。