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2017年 4月 9日(日) 2回阪神6日目 15:40発走
11R 第77回桜花賞
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m・外 18頭立

 桜花賞はここ2年連続で単勝1倍台の1番人気馬が着外に消えている。このデータからだと断然人気のソウルスターリングは危ないということになる。しかし、この2年はチューリップ賞の1,2着馬が桜花賞でも1,2着となっている。また、チューリップ賞1番人気馬が4年連続連対しており、それ以前からチューリップ賞組の強いレースでもある。どちらのデータを信用すればいいかだが、後者のほうを信用しよう。

 昨年の1番人気馬メジャーエンブレムは前走圧勝とは言えクイーンカップであり、一昨年の1番人気馬ルージュバックはきさらぎ賞からである。やはり、桜花賞は同じコースで行われるチューリップ賞と相性が良く、桜花賞を狙う馬はチューリップ賞を使ってくるので必然的にレベルが高くなる。

 ソウルスターリングはチューリップ賞だけではなく阪神ジュベナイルフィリーズも勝っている。阪神芝1600mで行われる重賞を2勝である。デビューから4戦全勝で、しかもレースを重ねるにしたがってどんどん強い内容の勝ち方になっている。他のチューリップ賞出走馬とは力が違うし、かといって別路線組でこの馬を負かせそうな馬はいない。3歳牝馬で唯一ライバルとなりそうなファンディーナは皐月賞に回ったので、ここはソウルスターリングで決まりだろう。前日の雨で馬場状態がどうかだが、サドラーズウェルズ系の父にヨーロッパの重い母系なので重馬場もこなせるはずである。

 問題は相手をどうするかである。堅そうに見えてそこまで堅くないのが桜花賞である。相手筆頭はチューリップ賞2着のミスパンテールとしよう。夏に新馬戦を勝って前走は休養明けだったが、それでも2着に突っ込んできた。前走で人気がなかったのは弱いからではなく休養明けなこととキャリアが浅く実力が未知数であることが理由である。前走は人気薄だったがフロックではないと信じよう。

 もう1頭、本命馬と同じフランケル産駒のミスエルテも押さえておこう。朝日杯フューチュリティステークスで牡馬相手に4着だった馬だ。それ以来の出走となるが、牡馬相手でも好走できる実力があるのでソウルスターリング相手でも勝負になるだろう。

結論
[馬連]
14-(01,16) ・・・1500pts
b馬名性齢騎手斤量
1 1*ミスエルテ 牝3 川田将雅55
1 2 ライジングリーズン 牝3 丸田恭介55
2 3 サロニカ 牝3 *浜中俊 55
2 4 ジューヌエコール 牝3 北村友一55
3 5 ベルカプリ 牝3 *藤岡佑介55
3 6 リスグラシュー 牝3 武豊 55
4 7 ショーウェイ 牝3 松若風馬55
4 8 カラクレナイ 牝3 *田辺裕信55
5 9 ゴールドケープ 牝3 丸山元気55
510 レーヌミノル 牝3 *池添謙一55
611 アロンザモナ 牝3 幸英明 55
612 アエロリット 牝3 横山典弘55
713 ヴゼットジョリー 牝3 *福永祐一55
714*ソウルスターリング 牝3 C.ルメー55
715 アドマイヤミヤビ 牝3 *M.デムー55
816ミスパンテール 牝3 四位洋文55
817 ディアドラ 牝3 *岩田康誠55
818 カワキタエンカ 牝3 *和田竜二55
レース後のコメント

 8番人気のレーヌミノルが穴を開けた。先行して直線で抜け出して、小倉2歳S以来の勝利を物にした。フィリーズレビュー組で、しかも勝ち馬ではない馬なんてさすがに狙えなかった。勝ちきれないレースが続いていたものの、阪神ジュベナイルフィリーズで3着なのだから、力はあったのだろう。今回はその阪神JFで後塵を拝したソウルスターリング、リスグラシューをそれぞれ3,2着に従えて、先頭でゴールを駆け抜けた。レース後の実況によると、小倉デビューの馬が桜花賞を勝ったのは昭和18年以来だそうである。昭和18年の桜花賞と言えば中山で行われていた時代だ。今とは全く異なるレースだったのだろう。

 2着はリスグラシュー。阪神JF2着でチューリップ賞も3着には来てるのだから桜花賞で来てもおかしくはない。実際チューリップ賞では本命にしていた。今回はソウルスターリングが勝つのが前提で、ソウルスターリングの相手に買っても配当が付かないから無印にしていたが。最後に勝ち馬に迫る場面があったが、半馬身差及ばなかった。

 断然人気で私も本命にしたソウルスターリングは3着に届くのがやっとだった。血統的に馬場が悪くても問題なさそうなのだが、やはり道悪が敗因なのだろうか。

 勝ったレーヌミノルは母父タイキシャトルであり、父ダイワメジャーもそれほど長距離は得意ではなさそうである。オークスでは距離が持たないかもしれない。調教師はオークスとNHKマイルCの両睨みとコメントしているが、オークスなら消しでNHKマイルなら押さえる必要があると思う。

 それにしても今年の桜花賞は着順だけ見ると改装前の阪神でやったのではないかと思ってしまうぐらい荒れた。馬連170倍である。阪神改装後は堅めのレースが続いていたが、阪神改装後は昨年までずっと良馬場で行われていなたんだよな。今回は阪神改装後初の良馬場ではない桜花賞。スタート後すぐにカーブの旧阪神芝1600mの時は枠順による有利不利と「魔の桜花賞ペース」と言われた乱ペースで荒れることが多かったが、今年荒れた原因はもちろんそれとは異なる。珍しく雨が降って馬場が渋り、有力馬が実力を発揮できなかったからだ。それでも阪神ジュベナイルフィリーズの1〜3着馬が順番こそ違え1〜3着なのだから、阪神JFとの関連性の強さは例年通りだった。

外れ


2017年 4月 9日(日) 2回阪神6日 天候 : 曇  馬場状態 : 稍重
【11R】 第77回桜花賞
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝・外 1600m 18頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
510 レーヌミノル牝3池添謙一 55 1.34.504-0435.4 840.8466 -2(栗)本田優9200
36 リスグラシュー牝3武豊 55 1.34.6 1/209-0835.3 314.5436 -2(栗)矢作芳人3700
714ソウルスターリング牝3C.ルメー 55 1.34.6クビ06-0535.4 11.4474 -2(美)藤沢和雄2300
48 カラクレナイ牝3田辺裕信 55 1.34.7クビ15-1435.0 724.3480 +2(栗)松下武士1400
612 アエロリット牝3横山典弘 55 1.34.7クビ14-1435.0 623.6480 -6(美)菊沢隆徳920
817 ディアドラ牝3岩田康誠 55 1.34.91 1/415-1634.914207.2474 +2(栗)橋田満 
818 カワキタエンカ牝3和田竜二 55 1.35.11 1/401-0136.81087.7458 -2(栗)浜田多実 
12 ライジングリーズン牝3丸田恭介 55 1.35.2 1/211-1235.6 947.2482 0(美)奥村武 
24 ジューヌエコール牝3北村友一 55 1.35.3 3/406-0536.11296.6484 -4(栗)安田隆行 
10713 ヴゼットジョリー牝3福永祐一 55 1.35.3ハナ02-0236.513115.0456 -6(栗)中内田充 
1111ミスエルテ牝3川田将雅 55 1.35.4 1/206-0935.9 516.7450 -4(栗)池江泰寿 
12715 アドマイヤミヤビ牝3M.デムー 55 1.35.5 1/217-1635.6 25.1474 -6(栗)友道康夫 
1359 ゴールドケープ牝3丸山元気 55 1.35.71 1/413-1236.11194.8434 +2(栗)荒川義之 
14611 アロンザモナ牝3幸英明 55 1.35.8クビ11-0936.316293.7462 -8(栗)西浦勝一 
1547 ショーウェイ牝3松若風馬 55 1.35.8クビ03-0336.915290.3458 +2(栗)斉藤崇史 
16816ミスパンテール牝3四位洋文 55 1.36.8609-0937.4 415.8502 +6(栗)昆貢 
1735 ベルカプリ牝3藤岡佑介 55 1.37.22 1/204-0538.017347.9448-10(栗)西浦勝一 
23 サロニカ牝3浜中俊 55 ------------0.0--- (栗)角居勝彦 

LAP 12.7-10.9-11.1-11.8-11.8-11.5-11.9-12.8
通過 34.7-46.5-58.3-69.8  上り 70.9-59.8-48.0-36.2  平均 1F:11.81 / 3F:35.44
単勝  10 \4,080
複勝  10 \480 / 6 \240 / 14 \110
枠連  3-5 \7,470 (13)
馬連  06-10 \17,000 (28)
ワイド 06-10 \2,760 (25)/ 10-14 \880 (10)/ 06-14 \420 (3)
馬単  10-06 \45,330 (64)
3連複 06-10-14 \5,020 (14/680)
3連単 10-06-14 \94,890 (214/4080)

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