昨年のこのレースの覇者アスカノロマンを本命とする。この馬は中京ダート1800mで[2,0,1,0]という好成績を残しており、３着というのも前走のチャンピオンズカップである。同コースのＧＩで３着という実績があり、昨年のこのレースも勝っているとなれば狙わないわけにはいかない。今年のチャンピオンズカップに出てくれば本命にする予定だが、ここでも本命としよう。

　グレンツェント、ピオネロといったあたりが人気となっており、確かにこの２頭は力のある馬ではあるが、人気が過剰気味な上に本命にしたアスカノロマンも人気になっているので、期待値を考慮して相手はもうちょっと穴っぽいところに流そう。

　相手筆頭はこれまたこのコースで２勝しているインカンテーション。一昨年のこのレースの３着馬だ。昨年のこのレースは11着に惨敗し、その後出走したみやこＳでも８着に惨敗だが、ともに長期の休み明けだったせいである。一昨年の平安Ｓ勝ち以降は思うように使ってこれなかったが、前走から適度な間隔で出走する今回は狙い目である。父がダートで穴を開けることが多いシニスターミニスターだということも魅力だ。また、鞍上の藤岡康太騎手も今回出走する騎手の中でこのコースでの勝利数がトップであり、単勝回収率も100%を超えている。７歳と高齢だが、一発がありそうな要素が揃っているので期待しよう。

　その他では昨年の３着馬ロワジャルダンと、初ダートだが逆に未知の魅力のあるラストインパクトを押さえておこう。ラストインパクトは名前から連想される通りディープインパクト産駒なので切れ味を活かせる芝の方が良いようなイメージがあるかも知れないが、母父がティンバーカントリーなのでダートでも通用するだろう。ディープインパクト産駒のダート成績はそれほど悪くはなく、母系次第ではダートでも活躍しているので注目しよう。