昨年の安田記念の予想に「香港の馬が日本に来ると活躍することが多い。地理的に近いので調整がしやすいということもあるだろうが、香港の陣営が日本に遠征する時は勝負がかりであることが多いのだろう。」と書いた。そして香港馬コンテントメントを対抗にした。しかし、そのコンテントメントはビリだった。

　しかし、昨年の最下位馬コンテントメントを今年は本命にしよう。昨年は初の海外遠征であり大幅馬体減もあって力を発揮できなかったと思われることもあるが、今年は鞍上が魅力である。あのジョアン・モレイラ騎手が騎乗するのだ。モレイラといえば今年のドバイターフのヴィブロスやクイーンエリザベス２世カップのネオリアリズムを勝利に導いたことで、日本でも有名な名騎手である。地元の香港でも神と崇められるほどの騎手であり、その騎手を起用して遠征してくるのだから、勝負に来ているのだろう。馬自身もモレイラ騎乗時は７戦５勝で敗れた２戦も３着なので相性が良い。昨年ビリという成績のためか人気を落としているが、今年は陣営の勝負度合いが違う筈である。配当に妙味もあるので期待しよう。

　相手はマイラーズカップで久々の勝利を挙げていて勝てなかった時期も大敗はほとんどしていないイスラボニータを筆頭に手広く流そう。イスラボニータ以外の日本馬にも昨年の勝ち馬ロゴタイプなど楽しみな馬が多く、また、もう１頭の香港馬ビューティーオンリーも侮れない。チャンスのある馬が多い混戦模様なので手広く流そう。