昨年の秋華賞勝ち馬で前走はこのレースと同距離のクイーンＳを圧勝しているディアドラが人気を集めているが、同じ1800mでも直線が平坦で短い札幌と直線が長くて坂のある東京では求められるものが異なり、また、56kgの馬は苦戦傾向にあるので消すことにする。能力は高いがここはＧＩに向けての叩き台であり、100%の仕上げではないだろう。人気が被っていて馬券的に美味しくない。来てもおかしくないが、人気ほどの信頼はおけないので消すことにする。

　本命は府中で重賞２勝で、そのうち１つは牡馬相手の重賞であるリスグラシューとしよう。勝った重賞はいずれもマイルだが、1800mでも勝ち星を挙げており、1800mでも期待できそうだ。ＧIIIを２勝しているが、ＧIIやＧＩでも２着や３着は何度もある実績馬だ。それでいて54kgの斤量で出走できるのでここは期待できる。また、デムーロ騎手が騎乗するというのも魅力的だ。

　相手筆頭は５戦連続２着のフロンテアクイーン。相手なりに走る馬なので狙ってみよう。

　その他の馬では前走のヴィクトリアマイルこそ５着に敗れたもののその前は牝馬限定重賞を３連勝していたミスパンテールと、昨年のオークス馬ソウルスターリングを押さえておこう。