もともと１番人気が苦戦するレースだが、今年は人気が割れている。最終的にどの馬が１番人気になるのか分からないが、１番人気馬の単勝は５倍前後になることが予想される。確たる中心馬がいない今年は堅くは収まらないだろう。

　というわけで穴っぽいところを狙ってデンコウアンジュを本命としよう。メイショウサムソン産駒は東京芝1600mコースで過去３年の単勝回収率が200%を超えており、馬券で狙うには好条件だ。デンコウアンジュ自身も同コースで行われたアルテミスＳを勝っており、ヴィクトリアマイルも２着に好走している。このコースがベストの条件である。重賞実績は牝馬限定戦だけであるが、このメンバーなら好走できるだろう。東京マイル以外では惨敗も多いこともあってか人気の盲点になっているが、得意条件に出てきた今回は積極的に狙っていきたい。

　相手はそれなりに有力な馬に手広く流そう。内枠有利なレースなので、本命馬以外は内から順番に重い印を入れてみた。つまり本命以外の印の重みは単に枠順の差だけである。