毎年のように人気薄の馬が馬券に絡むレースであり、ここ５年は馬券圏内に入ったのが全て500万条件の馬である。人気も実績もあまり当てにならない。今年は有力視されている馬が何頭も除外になっており、より難解な一戦となっている。

　混戦模様のフェアリーＳであるが、本命はレーヴドカナロアとしよう。前走はファンタジーＳでは２番人気に支持されたが出遅れて８着に惨敗した。キャリアの浅さがモロに出た感じだった。その際、レース後のコメントでルメール騎手は距離が伸びた方が良いと言っている。ロードカナロア産駒は短距離が得意な馬が多いものの、昨年の年度代表馬アーモンドアイの様な長距離をこなせる馬も結構いる。短距離一辺倒ではなく、母の特性を引き出すような種牡馬であり、母系によっては長距離をこなす馬も出ている。レーヴドカナロアは兄姉に阪神ＪＦ勝ち馬のレーヴディソールや青葉賞・日経新春杯勝ち馬のレーヴミストラルがいる良血馬である。父がロードカナロア産駒であっても距離は伸びたほうが良いだろう。血統的に期待できる馬であるので、前走の惨敗でやや人気を落としているようなので狙ってみよう。

　混戦模様で多くの馬にチャンスがあるので相手は手広く流すこととしよう。消去法で、ダートでしか実績のないメイプルガーデン、500万条件でも惨敗しているサンタンデール、セントセシリアを消して、残りの馬全てに流そう。