今年の金鯱賞はＧＩ馬が５頭出走で、その他の馬にも上昇中で魅力的な馬がいる豪華メンバーである。ここまで豪華なメンバーの金鯱賞も珍しい。

　本命は敢えてＧＩ馬ではない馬とする。３頭出しで勝負を賭けてきている角居厩舎の一角のタニノフランケルを本命としよう。あのウオッカの仔で父はフランケルという良血である。ＧＩどころか重賞勝ちすらないが、重賞でここ２戦３着・２着と好走しており勢いがある。他の有力馬はＧＩ戦線に向けた足慣らしのための出走だが、この馬はここで賞金を稼がなければいけないので目一杯仕上げてくるだろう。おそらくこの馬が逃げるだろうが、金鯱賞がこの時期に移ってから２年連続で逃げ馬が連対しているのも魅力だ。中京競馬場は雨が降るかもしれないが、重馬場に強いのも魅力である。

　相手はＧＩ馬であるダノンプレミアム、ペルシアンナイト、アルアイン、リスグラシュー、モズカッチャン、３頭出し角居厩舎の残りの２頭サトノワルキューレ、エアウィンザー、中京芝2000mで行われる中日新聞杯を勝ったギベオン、メートルダールに流そう。結果的に13頭中10頭に印を入れることになってしまったが、消去法で選んだのではなくそれだけ魅力的な馬が多いということだ。なお、○以下の印は人気がない（＝配当が高い）馬に○や▲を入れただけである。