今年はまたしても平日の12/28の開催である。12/28が平日だと多くの会社で仕事納めであり、休みを取りづらい職場が多いので、この日程は評判が悪い。一昨年は中山大障害と同日に開催されたのだが、昨年からこの悪評高い日程に戻ってしまった。ちなみに来年も12/28の平日開催である。

　本命はこのレースと相性の良い東京スポーツ杯２歳Ｓの勝ち馬ガストリックとする。17年にＧＩ昇格後、東スポ杯勝ち馬は３頭出走して２勝３着１回と好相性だ。２戦無敗の馬だが、ともに東京芝1800mであり、中山初見参で今回は距離も200m伸びる。しかし、このコースはハーツクライ産駒が得意なコースであり、ハーツクライの仔ジャスタウェイ産駒のガストリックもこのコースをこなせるだろう。思ったほど人気になっていないのでこの馬を狙ってみよう。

　対抗は前走１勝クラスながら葉牡丹賞を圧勝しているミッキーカプチーノとしよう。前走の葉牡丹賞はこのレースと同じ中山芝2000mのレースであり、そこで３馬身半差の圧勝をするのだから、コース適性は高い。また、デビュー戦では後の重賞勝ち馬でこのレースにも出走するグリューネグリーンを３着に負かしており、レベルが高かった。ＧＩのここでも通用するだろう。

　もう１頭、デビュー戦で８馬身差の圧勝をした実力馬ハーツコンチェルトを押さえておこう。前走の東スポ杯では出遅れて３着だった。また、距離が少し短かった。それでも最後はよく追い詰めており、能力の片鱗は示した。今回は距離が2000mに戻り、中山芝2000mはハーツクライ産駒が得意とするコースであるのも好材料だ。前走は人気を裏切る結果となったが、巻き返しに期待したい。

　どの馬も一長一短で絶対的な軸に推せるほどではないので、上記３頭の狙い馬のボックスで勝負しよう。