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2023年11月26日(日) 5回東京8日目 15:40発走
12R第43回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)芝 2400m 18頭立

 国内外のGIを5連勝中のイクイノックスと今年の牝馬三冠馬リバティアイランドの一騎打ちムードがある。どちらもデビュー以来連を外しておらず、底を見せていない。しかし、三強対決のときはその中の2頭で決まることが多いのに対し、二強対決の時は片方が連に絡まないことが多い。有力馬が2頭の場合はどうしてもお互いを牽制してしまい他馬に脚元を掬われるのに対し、3頭いるとお互いに意識して戦うよりは自分の競馬に徹する気持ちが強くなるため実力を出しやすいことによるのだろう。

 二強のうち、どちらが信頼度が高いかというとイクイノックスだ。リバティアイランドは古馬初挑戦でしかも牡馬との対戦も始めてである。また、牝馬三冠がかかっていたため秋華賞はどうしても勝ちたいだろうから、秋華賞にピークを持ってきていて、ここはお釣りで走る可能性が高い。牝馬クラシック二冠+JCと牝馬三冠なら、賞金面では前者が上だが後世に名を残すのは後者だ。JCは来年もチャンスはあるが牝馬三冠はチャンスは一度しかない。エリザベス女王杯を使わずにジャパンカップを使ってきたのはJCでも勝負になるとの判断だろうが、秋華賞に全力で臨んだため余力が残っているとは限らない。

 というわけで、本命はイクイノックスだ。昨年の秋以降GIまかり負けなしの実績を残しているが、今年の秋天ではさらにパワーアップした感じがあった。ハイペースで先行しても脚色が衰えるどころか後半のほうが速いラップで脅威のレコード勝ちをした。トライアルを使わずに秋初戦が天皇賞であり、また、天皇賞・秋は昨年勝っているので、種牡馬としての泊をつけるためにまだ勝っていないJCに照準を合わせているだろう。死角が全く見当たらず、この馬の頭は堅い。

 リバティアイランドは強い馬だが、前述通り秋華賞のお釣りが残っていない可能性があるので、配当の妙味を考えて消すこととする。イクイノックスは諦めて着拾いに徹する競馬をすると2着の可能性はあるのだが、イクイノックス→リバティアイランドは配当がかなり低く妙味が薄い。イクイノックスを頭としてリバティアイランド以外の馬に流そう。

 相手は大崩れしないタイプのダノンベルーガ、海外遠征(出走取消)からの帰国後一叩きされた昨年のダービー馬ドウデュース、GI4勝のタイトルホルダーといった有力どころに加えて、実力や日本の馬場への適性が未知数な惑星イレジンを押さえておこう。

結論
[馬単]
02→(05,10) ・・・1000pts
02→03 ・・・ 800pts
02→07 ・・・ 200pts
B馬名性齢騎手斤量
1 1 リバティアイランド 牝3川田将雅54
1 2イクイノックス 牡4C.ルメー58
2 3 ×タイトルホルダー 牡5横山和生58
2 4 スタッドリー 牡5 *T.マーカ58
3 5ドウデュース 牡4戸崎圭太58
3 6 フォワードアゲン セ6 *黛弘人58
4 7イレジン セ6M.ヴェロ58
4 8 パンサラッサ 牡6吉田豊58
5 9 ヴェラアズール 牡6 *H.ドイル58
510ダノンベルーガ 牡4J.モレイ58
611 トラストケンシン 牡8 *荻野極58
612 チェスナットコート 牡9田中学58
713 クリノメガミエース 牝4 *吉村智洋56
714 ディープボンド 牡6和田竜二58
715 ショウナンバシット 牡3M.デムー56
816 インプレス 牡4 *三浦皇成58
817 スターズオンアース 牝4 *W.ビュイ56
818 ウインエアフォルク 牡6 *藤田菜七58
レース後のコメント

 パンサラッサが大逃げを打ち、場内は大いに盛り上がっていた。道中でパンサラッサの姿がターフビジョンに映し出された時の盛り上がりはゴールの瞬間以上だったかも知れない。私は芝2400mのスタート地点のやや後方あたりで見ていたが、私の目の前を馬群が通過した時はまだパンサラッサが先頭だった。しかし、2400mでは昨年の秋天の時のようにはうまくは行かず、最後の1ハロンで後続に続々と抜かれていった。

 勝ったのは当然のようにイクイノックス。4馬身差の圧勝である。危なげのない勝利でGI6連勝だ。しかも、後続につけた着差はその6勝の中で最高であり、ただでさえ強い馬がここにきてますますパワーアップしているように見受けられた。

 2着は敢えて消した2番人気馬リバティアイランドだった。予想本文で「イクイノックスは諦めて着拾いに徹する競馬をすると2着の可能性はある」とカイタノだが(←JCなので久しぶりにこのネタ使ってみた)、まさにその通りとなった。ただ、道中はイクイノックスを見るような位置でレースを進めており、意識してマークしたが脚色が敵わなかっただけなのかも知れない。

 3着はスターズオンアースと、同舞台のオークスを制した牝馬が2,3着を占めた。

 私の狙い馬(イクイノックスの紐)の中ではドウデュースの4着が最高着順だった。

外れ


2023年11月26日(日) 5回東京8日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【12R】 第43回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2400m 18頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
12イクイノックス牡4C.ルメー 58 2.21.803-03-03-0333.5 11.3498 +4(美)木村哲也50000
11 リバティアイランド牝3川田将雅 54 2.22.5404-04-04-0433.9 23.7470 -6(栗)中内田充20000
817 スターズオンアース牝4W.ビュイ 56 2.22.6104-04-04-0434.0 526.6496+12(美)高柳瑞樹13000
35ドウデュース牡4戸崎圭太 58 2.22.7 3/406-06-06-0633.7 313.2504 -8(栗)友道康夫7500
23×タイトルホルダー牡5横山和生 58 2.23.1202-02-02-0235.0 419.2476 +4(美)栗田徹5000
510ダノンベルーガ牡4J.モレイ 58 2.23.2111-11-11-1133.8 632.5498 -2(美)堀宣行 
59 ヴェラアズール牡6H.ドイル 58 2.23.3クビ13-13-13-1133.8 999.7514-12(栗)渡辺薫彦 
24 スタッドリー牡5T.マーカ 58 2.23.3クビ08-08-08-0934.213547.0518 +6(栗)奥村豊 
47イレジンセ6M.ヴェロ 58 2.23.51 1/208-08-10-1034.210111.2462 [外]ゴーヴァ 
10714 ディープボンド牡6和田竜二 58 2.23.6 1/206-06-06-0634.7 883.8494-14(栗)大久保龍 
11715 ショウナンバシット牡3M.デムー 56 2.23.8108-08-08-0634.812513.1494 +2(栗)須貝尚介 
1248 パンサラッサ牡6吉田豊 58 2.24.01 1/401-01-01-0138.7 746.4480 (栗)矢作芳人 
13816 インプレス牡4三浦皇成 58 2.25.2717-17-16-1535.014666.1530 -6(栗)佐々木晶 
1436 フォワードアゲンセ6黛弘人 58 2.25.3 3/414-14-14-1435.316866.4438+12(美)中野栄治 
15818 ウインエアフォルク牡6藤田菜七 58 2.26.2518-18-18-1835.111430.8474 +4(美)根本康広 
16611 トラストケンシン牡8荻野極 58 2.26.6215-15-15-1536.417871.9462-10(美)高橋文雅 
17612 チェスナットコート牡9田辺裕信 58 2.27.02 1/215-15-16-1736.415827.0466 +4[地]田中一巧 
18713 クリノメガミエース牝4吉村智洋 56 2.27.9511-11-11-1338.218878.1478 -6[地]石橋満 

LAP 12.7-11.3-11.5-11.0-11.1-11.5-12.0-12.1-12.1-12.4-12.4-11.7
通過 35.5-46.5-57.6-69.1  上り 72.7-60.7-48.6-36.5  平均 1F:11.82 / 3F:35.45
単勝  2 \130
複勝  2 \110 / 1 \110 / 17 \210
枠連  1-1 \180 (1)
馬連  01-02 \180 (1)
ワイド 01-02 \130 (1)/ 02-17 \310 (3)/ 01-17 \440 (7)
馬単  02-01 \260 (1)
3連複 01-02-17 \600 (2/816)
3連単 02-01-17 \1,130 (2/4896)

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