荒れるのが当たり前な牝馬ハンデＧIIIである。荒れる以前にそもそも確たる人気の中心馬がおらず、人気が割れている。当然穴狙いとする。

　本命はビジンとする。酒井騎手といえばハンデ戦で穴を開けるイメージがあるが、それは軽ハンデでのもの。今回は53kgとそれほど重くはないものの、格上挑戦が多いこのメンバーでは上から数えたほうが早いぐらいの斤量だ。しかし、騎手というよりも種牡馬がキズナだということで、この馬を狙う。キズナ産駒は阪神芝内2000mコースで単勝回収率266%と、非常に高い回収率である。ちなみに、酒井騎手のこのコースの単勝回収率も100%を超えており、ベタ買いしても儲かるレベルだ（いずれも過去３年のデータ）。愛知杯でもビジンを本命にしたが、展開が向かず７着に敗れた。今回はその時より3kg重い斤量となるが、３勝クラスを勝った勢いでここも突破してもらいたい。牝馬のハンデ戦は実績よりも勢いだし、期待して良いだろう。

　相手はどの馬が来てもおかしくないので、総流しで勝負する。