毎年のように堅めに決まるレースである。今年は前売り段階で単勝１倍台が５頭いる。その５頭で決まる可能性が高い。

　本命は前売り１番人気のテーオーロイヤルとする。一昨年の天皇賞（春）３着馬だが、ここに来てステイヤーズＳ２着、ダイヤモンドＳ１着と長距離重賞で好走を続けている。ダイヤモンドＳは58.5kgを背負っての勝利だったのでハンデ重賞とはいえ侮れない。阪神コースは[3,0,2,1]と得意にしており、春天３着も阪神でのものだ。人気だが、もともと１番人気馬の連対率が高いレースであるので、この馬を軸にしよう。

　相手本線は過去にこのレースを２連覇しているディープボンド。昨年のこのレースは５着だったが、その後春天で３年連続の２着に来るなど力は衰えていない。キズナ産駒（というかディープインパクト系種牡馬の産駒）はこのコースを得意としており、狙い目だ。

　その他の馬ではもう１頭のキズナ産駒の有力馬サヴォーナと、久々の出走の高齢馬だが長距離では安定した成績を残しているシルヴァーソニックを押さえておこう。

　もう１頭の人気の一角であるブローザホーンは2600mまでしか経験がないが、母父デュランダルなので3000mは長い可能性がある。人気がなかったら買えるのだが人気なので敢えて消しとしよう。