混戦模様だが、本命はスプリンターズＳ勝ち馬のママコチャとする。スプリンターズＳと高松宮記念は同距離のＧＩながらコース形態が異なるせいか、一方の好走馬がもう一方では好走しないことも多い。しかし、川田騎手の中京芝1200mでの成績は過去３年で勝率４割と物凄い好相性だ。その川田騎手がスプリントＧＩ馬に乗るのだから、これは「買い」である。これが１番人気なら少なくとも軸にはできないが、そこそこの配当がつくので軸にしよう。前走の阪神カップで１番人気に応えられずに５着に敗れたことが人気を押し下げることとなった。その阪神カップは仕上がり途上であり、また、負けたと言っても着差を考えると大負けしたわけではないので、本番のここでは悲観する必要はないだろう。

　相手筆頭は香港のＧＩ馬ビクターザウィナー。香港はスプリントのレベルが高く、また、香港馬の日本遠征は本気度が高いことが多い。香港馬が日本に来たのが久々であるので、今でもその傾向が続いているかどうかは不明だが、短距離ＧＩに出てくる香港馬は狙ってみる価値がある。

　その他の馬では２連勝と勢いがある上に前走で重馬場もこなせることがわかった割に人気がないウインマーベル、ここが引退レースだが初の1200mとなるディヴィーナが配当妙味があるので狙い目だ。それ以外にもビッグシーザー、マッドクール、ナムラクレア、トウシンマカオ、ルガル、ソーダズリングといった有力馬達を押さえておこう。