プロは馬券でメシを食う?

バックナンバー(12/6-12/20)

12/20

中山 スプリンターズステークス (G I) 芝1200m
4歳上定量

 毎年ネギをしょったカモが海を渡って飛んでくるレース。□外が人気を集めて不発に終わってくれる。しかし、今年は飛んできたカモである筈のボルジョイが出走を取り消した。日本馬だけのレースとなってしまったのだ。

 軸はタイキシャトルでしょうがいない。レース当日に引退式を行うのだからよっぽど勝つ自信があるのだろう。ぜひ有終の美を飾って欲しい。マイルCSの強い勝ち方を見ているとなんの心配もなさそうだ。

 相手は難しい。シーキングザパールは1200ならという感じもするがムラノある馬であるし、武豊が騎乗の割には人気も中途半端になりそうなので信頼がおけない。ワシントンカラーにしてもダートのほうが向いているような気がする。

 シャトルの相手はというと秋に移動してからこのレースの理想のステップとなっているCBC賞組から狙ってみる。CBC賞1,2着のマサラッキエイシンバーリン。シャトルの引退レースということだけ注目されているが、エイシンバーリンもここで引退だ。指定席の「2着」には来てくれるかも。更にブリンカー初装着のシンコウフォレストも不気味なので押さえておく。一応G1馬だし。





タイキシャトルマサラッキ 2000pts
エイシンバーリン
シンコウフォレスト1000pts

1着マイネルラヴ配当 15920
2着シーキングザパールコメント

12/19

中山 中山大障害・秋 芝4100m
4歳上別定

 年に2回の大障害コースで行われるレース。言わずと知れた日本一ハイレベルの障害レースであり、暮れの風物詩でもある。

 障害自体のレベルが高いだけに、経験馬有利であるが大障害出走経験馬は2頭。いずれも勝利馬でもある。今春の覇者ノーザンレインボーに昨秋の覇者ケイティタイガー。本来なら中山大障害3勝ポレールも出て欲しかったのだが。ちなみに私は有馬記念のファン投票でポレールに一票入れました。

 ノーザンレインボーは死角なしといっていいだろう。春の大障害圧勝劇を演じた馬であり、中山では6戦6勝。大障害2連覇で年度代表障害馬だ。来年からジャンプレースと名前が変わりG1である中山大障害(&中山スプリングジャンプ)はここを勝っても定量で出走できる。よほどのことがない限り負けないだろう。

 ケイティタイガーは昨年の秋に「もう年だからな」といって私は京都大障害でも中山大障害でも切っていた。しかし見事にやられた。この馬は私に「お年寄りを軽視してはいけない」をいうことを教えてくれた。しかし、近走成績を見てみるとさすがに衰えたようである。もう10歳だし仕方がない。

 レインボーの相手はゴッドスピード。2走ほどちぐはぐな走りが続いたが調子は上向きであり、期待できる。充実の5歳馬が斤量59キロという10歳馬ケイティタイガーや9歳馬ノーザンレインボーよりも2キロ軽い斤量で走れるのは心強い。

 狙いの馬が共に落馬経験馬であるところが気になるが、過去の傾向から堅くおさまることが多いので、手堅くノーザンレインボーとゴッドスピードの一点。





ノーザンレインボーゴッドスピード5000pts

1着ビクトリーアップ配当 3800
2着メジロファラオ観戦記

12/13

中山 朝日杯3歳ステークス (G I) 芝1600m
3歳牡・セン馬齢
 先週行われた阪神3歳牝馬Sと同じ3歳G1だが、荒れる3歳牝馬とはうって変わって堅く収まる傾向にあるレースである。東西統一後7年間を見ても1番人気が連に絡まなかったのは1昨年のクリスザブレイヴだけである。その年は抜けた存在がいなかったのが理由である(サニーブライアンが2冠をとった世代)。つまり抜けた存在の馬は素直に信用してよい。同じ3歳G1でこれだけ傾向が違うのは「牝馬は気まぐれ」というのは古馬に限らず3歳にも当てはまるということなのだろうか?

 抜けた存在といえば無傷の3連勝G2ウィナー、エイシンキャメロンである。武豊が乗るということなので一番人気になるだろうが、実績・実力ともにナンバーワンである。

 G2連対馬としてはロサードがいるが、そのG2京王杯3歳Sでロサードを下したウメノファイバーが大して強くないということが先週判明した。ということでロサードは消しである。さらに5着に敗れているリザーブユアハートはなおさら消し。リザーブもちょっと前は期待の馬だったのだが・・・。

 というわけで、キャメロンの相手は東スポ杯の覇者アドマイヤコジーン。めちゃくちゃ堅そうだが仕方がない。この2頭以外に買う気になる馬がいないし。しかも人気の2頭は同じ5枠。馬連の7-8でも枠連の5-5でも買い目は一緒。当日オッズ見て高いほうを買おう。↓では馬連としておくが。




エイシンキャメロンアドマイヤコジーン3000pts

1着アドマイヤコジーン配当 620
2着エイシンキャメロンコメント
的中!! 3000 x 6.2 = 18600pts

12/6

阪神 阪神3歳牝馬ステークス (G I) 芝1600m
3歳馬齢

 このレースの1着賞金は5300万円。そして前の日に行われるステイヤーズS(G2)の1着賞金は6300万円である。しかし、なぜかこのレースはG1である。3歳にはG1は必要ないと思うのだが。

 京王杯3歳Sでロサード以下牡馬の一線級相手に勝ったウメノファイバーの評価が低いような気がしないか?勝ったレースの「格」を考えるとこの馬がメンバー中トップである。勢いもあり力もトップであるような気がするし。この馬の欠点は出遅れ癖であるが、出遅れさえしなければ圧勝もありうる。なぜか九州産ということだけで過剰な人気になりそうな馬もいることだし、人気の盲点になってるとしか思えないウメノファイバーを軸とする。

 相手はその九州産馬コウエイロマン。休み明けということと1200mまでしか経験のないことで割引いたが一応押さえておく。

 それから安定味のあるゴッドインチーフ、藤沢師が不気味な連闘策をとってきたスティンガー、2頭だしの山内厩舎から「来てもおかしくない方」のタヤスブルーム、2連続圧勝中のエイシンルーデンス、ヒシアマゾンの全妹ということで血統的妙味のあるヒシピナクル

 しっかし、このレースに新馬戦で降着になったアドマイヤベガ(前日のエリカ賞に出走予定)が出てきても勝てるんじゃないかと思ってしまうな。3歳戦だけはG1でも「未勝利馬は出走不可」という規定を無くすればいいのに。どうせキャリアの浅い馬しか出てこないんだから。





ウメノファイバー コウエイロマン500pts
ゴッドインチーフ
スティンガー
タヤスブルーム
エイシンルーデンス
ヒシピナクル

1着スティンガー配当 15430
2着エイシンレマーズコメント

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