耳鼻科ってこんなところです
耳鼻科というのは内科や小児科に比べてなじみの薄い診療科ではないかと思います。扱う領域も限られていて、簡単に言うと(眼を除いて)頭と胸の間を診るところです。耳鼻科の診療には右のような診療ユニットが必須ですが、これが歯医者さんのユニットと似ていて特に初めての方には「ここで何をされるんだろうか…」という恐怖心を抱かせるみたいです。別に恐ろしい処置をする訳では決してないので(たぶん)、あまり警戒しないでください(*^_^*)。
「耳(めまいを含む)」、「鼻」、「口の中とのど(咽喉)」及びこれらの周辺や関連器官の病気を専門に診るわけですが、これらは解剖学的にも生理学的にも密接な関係を持っています。
例えば、副鼻腔炎(蓄膿症)があると頭痛や鼻づまりを起こすだけでなく中耳炎も起こしやすいし治りにくくなります、それだけでなく鼻からのどに膿が回るために扁桃炎など咽喉(のど)の炎症や感染症を起こしやすくなります。この場合逆に副鼻腔炎が良くなれば耳やのどにも良い影響が出てきます。
耳鼻咽喉科で扱う領域について簡単に書いておきましょう。
耳に関して
「外耳」や「中耳」と言う言葉をよく聞くと思いますが、鼓膜より外側を「外耳」、鼓膜の奥にある小さな空間を「中耳」と呼びます。ここには鼓膜の振動を伝えるための構造があります。中耳は「耳管」という管で鼻の奥とつながっています。「内耳」というのはさらに脳に近い深いところにある部分で聴神経と共にめまいに関係する平衡神経がいっしょになって存在します。外耳に炎症があれば外耳炎、中耳なら中耳炎ということになります。
余談ですが、山から下りてくるときのような耳のつまった感じを「耳鳴り」と表現する人がいますが、私たち耳鼻科では「耳鳴り」というのは聞こえているはずのない(他人には聞こえていない)音が自分の耳にだけ鳴っていることを指します。「耳がつまった感じ」はそのままの言葉でおっしゃっていただくと助かります_(._.)_。
鼻に関して
鼻の中は決してがらんどうになっているわけではなく、いくつもの突起が入り組んだ複雑な構造をしています。また個人差がとても大きい部分です。鼻は鼻中隔という仕切りの骨で左右に分かれていますが(のどに近い)奥ではひとつになります。
鼻は周囲に細いトンネルでつながった空洞をたくさん持っており、これらは顔の骨の中で鼻や眼の周り、頬骨の中に分布しています。鼻の中を「鼻腔」と呼ぶのに対してこれらの空洞を総称して「副鼻腔」と呼びます。いわゆる蓄膿症というのはこの副鼻腔の炎症のことなので正式には「副鼻腔炎」といいます。
鼻は呼吸器の一部としてエアコンに似た非常に重要な役割を果たすものです。また感覚器(嗅覚)を持っており、発声に際しては共鳴腔として機能します。
鼻の奥のつきあたりには咽頭扁桃(通称アデノイド)があって、これは小児の場合に鼻閉やいびきの原因になりやすいものです。また花粉症では多くの方が鼻の症状で始まりますし、デリケートな器官であるといえます。
のど(咽喉)に関して
耳鼻咽喉科の「咽喉」というのは難しい言葉ですが、簡単に言うと「のど」のことで咽頭と喉頭をまとめて略した言い方です。
のどはご存知のように呼吸をするときは空気が、食事をするときには食べ物が通ります。当然ながら空気は気管を通って肺に、食べ物や飲み物は食道を通って胃に入りますのでのどの奥には気管と食道の分かれ道があります。
鼻の奥から口の奥を含めて食道との分かれ道までを咽頭と呼びます。ここは空気も食べ物も通ります。のどが食道との分かれ道を過ぎて気管(さらには肺)の方に入る途中を喉頭と呼びます。ここには声を出すための声帯があります。
ですから「咽頭」というのはおおざっぱに「のど」を指し、「喉頭」は声を出す「声帯」のあるところと理解しておいてください。
ホームページを開設してみて…
インターネットは今や多くの人にとって無視できないメディアに成長し、ネット上にはたくさんの医療関連サイトがあって、内容も多様です。それを見る人の眼も肥えていていろんなご批判を受けます。ここはあくまで私個人でできる範囲の情報提供サイトということでぜひ寛大なお心でごらんになってください。<(_ _)>
このサイトを作ってみて、テキストの読みやすさへの配慮や内容からしてあまり幅広いページは必要としなかったのでブログみたいなデザインになりましたが、作業時間も限られており個人診療所の医療案内という内容なのでブログのように頻繁には更新されません。
良くある質問(診察室)では正確にいろいろなことを網羅して書こうとすると、「こういうこともあるし、こういうこともある…」と際限なく長くなるので、私の経験上できるかぎり簡潔な内容にとどめています。もっと深く知りたいときはキーワード検索するとたくさんのサイトがヒットしますのでお調べになってください。
またこれらのページは内容上どうしてもウナギの寝床のようになってしまうのでアコーディオン表示に変更しました。IEの場合はセキュリティ設定によっては警告画面が出ることがあります。「規定のレベル」でご覧いただければ大丈夫だと思います。
コンピュータの勉強に関しては情報通信工学の古田氏に多くのことを教わりましたし、今後もお世話になると思います。MS-DOSに始まり、BASIC、DTM、Graphic、Web関連、その他ハード、ソフトに関する現在の知識(まだ全然未熟ですが)はすべて彼のおかげです。良い師匠に恵まれたことを改めて感謝いたします。

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