***** 舞台 暗くなるまで待って *****
#09:舞台・東京初日 ('02/04/10) |
待ちに待っていた東京公演の初日が開きました。 アートスフィアの劇場入口には、お祝いのスタンド花がずら〜っと並んでいる。やはり三田佳子さん舞台復帰一作目のせいか 80%の花が三田佳子さん宛。天宮良さん、黒田アーサーさん、そして慧さんのお花は、それぞれ2〜3ヶずつとちょっと 寂しいかな? ファン有志で贈っておいてよかった。文字通り花を添えることができたもの。 客席は、二列目・三列目と招待席なのかガラガラで、このまま幕を開けるのかと思うと少し辛い。芸能レポーターの福岡翼 さんは二列目に座ってらして、翌日の朝のワイドショーで解説するのだろうなぁ。と思っていた。案の定、テレ朝のワイド ショーで、「三田さんの迫真の演技だが、客の入りは8分」と説明していた。ちゃんと出演者の紹介に「宇崎慧さん」と 言ってくれていた。・・・こういう細かいところも気になる(笑) 一幕目の最初から二幕目の半分くらいまで慧さんの出番があり、私は、舞台で「しゃべっている」「動いている」・・・ などを楽しんで見ていた。久々の舞台と初日の緊張感でどうかしら?と観ていたけれど、なかなか落ち着いていてまあまあ 良かったのではないでしょうか。そのせいか、私もドキドキすることもなくドーンと落ち着いて全体を観ることができた。
まず、マイク(黒田さん)登場、次にクローカー(慧さん)。二人は知り合い。刑務所から出てきたばかり。スージー(三田さん)
のご主人サムが見知らぬ女性から預かってきた人形をめぐってのサスペンス。家にあるヘロインいりの人形を奪う事が目的でこの二人を
呼び寄せたロート(天宮さん)。マイクとクローカーは、結構な乱暴者で強引な手口の犯罪を犯してきているという設定。
役作りでは、自分の中で新しいものをどれだけ出せるか? 共演する役者さんたちとのセッションの中で「これだ!」と
いうものが出てくるか。がポイントなのだと思う。きっと、「暗くなるまで待って」というこの難しい舞台では、手探りしなが
ら作っていったクローカーだと思うから、良いところは素直に誉めてあげたい。・・・これでは母親じゃないか(笑) 三田さんは健闘していたのがわかる。恐怖におののいた迫真の演技といったところか。ただ、台詞につまることが多くて、いだいて いるだろう恐怖が見ている側でその度にプツンと切れてしまうのが、不満となってくる。楽日までにもっと自然に台詞が出てくる ことを祈っていよう。盲目の役ゆえ見えるのに見えない演技で神経がそちらに多く取られているせいなのか? 実力の見せ所なの だから頑張って欲しい。
舞台のソファが邪魔をしていて、三田さんや黒田さんの演技が見えないところもあり、10列以上の席のほうが良いと思った。
このソファに隠れている部分を想像できる場面ではいい効果をだしているが、実際に見せたいのに邪魔をしているところも
あり、ソファの位置については、ちょっと不満。 |
#10:舞台・東京中日(なかび) ('02/04/15) |
4/15、二回目の観劇。 13:30開演だったので、mikoさんと一緒に腹ごしらえのためにお蕎麦やさんへ。店頭の黒板に「田舎カリー定食」とあった ので、二人ともそれに決まり。お蕎麦は、温かいのか冷たいのか選べるようになっていて、私達は冷たいのを注文。隣のおば様 たちもペロリとたいらげているではないか。きっとおいしいのね・・・という期待。 冷やしたぬき蕎麦と野菜ころごろのカレーが運ばれてきた。野菜が焦げている。にんじん・ごぼうの焦げたカレーは、やはり お焦げの味がした。田舎カリーだから焦げているのか、焦げているのにお客に出しているのか聞いてないので定かではない。 私ひとりだったら、お店の人に聞いていたと思うし、納得が出来なければ取り替えてもらうところだ。でも、mikoさんに恥ずかしい 思いをさせても・・・という姉心があったので我慢したのでした。(笑) それでも、ぞは茶は香ばしくておいしかった。買って 帰ればよかった。食に関することを書いていると芝居の感想より長くなるかもしれないので、この辺にしておこう。
席は、初日より二列後ろで番号はほとんど変わらずだったので、観る角度もほとんど同じ。 それと、30代の設定とあるがやはりこれには無理がある。三田さんが実年齢よりも若く見えるとは言え無理・無理(笑)。きっと 中途半端な年齢だからかなぁ。せめて40代の設定にしてみれば良かったのに。40代後半でもマイクとの甘い感情はOKなのになぁ。 厳しい見方をすれば、可愛いおんなを表現しているのが似合わないのだ。可愛い女に慣れてない感じがする。 天宮良さん、あと15センチ背があれば申し分ないのに・・・。なんてファンの人に怒られちゃうね。ハスキーな声としゃべり方に凄味を 多少感じるものの、全身からの威圧感はあまり感じられなかった。演技で大きく見せることの難しさを感じてしまう。多少台詞に聞き取り にくいところが有ったけれど、舞台に慣れているといった感じで安心して見ていられた。カッコ良いです。 黒田アーサーさんの表情・声に魅了されてしまいました。慧さんの次にね(笑) 男三人でいるときの駆け引き、スージーとの駆け 引き、スージーとの感情の行き来には、理解できるものがある。チャーミングな笑顔がスージーに近寄るマイクにぴったりですものね。 ずいぶんと舞台を経験されていて、舞台役者として成長されていたんだ・・・とデビューしたころの帰国子女としての黒田アーサー さんを思い出してしまった。
慧さんの聞こえにくい台詞の個所の改善がされていたような・・・。もうすこしゆっくりしゃべってもいいのよ(笑) テンポを考えて
のことだと思うけれど、客席では、ちょっと聞き取りにくいのだよ。 やはり、今回も感じたこと。舞台向かって左に置いてある長いソファは、本当にあそこに必要なのか? 邪魔なだけ。舞台美術の 人や演出家は本当にこれでOKなのだろうか?? 死角コーナーである。何をやっているか見えない。 |
#11:舞台・東京千秋楽 ('02/04/21) |
なんと早いのだろう。もう千秋楽だ。寂しい〜よ〜。 開場30分まえだったので、1Fの喫茶でカプチーノとサンドイッチを頼んで席につこうとしたところで、vickyが見つけてくれて 隣の席へ。いままで見てきた感想などを語り合いながら、あっと言う間に集合時間(私が決めたのだから遅刻できな〜い)。
お祝いのお花たちも千秋楽までは持たなかったようだ。劇場の外に並んでいたスタンド花のすべてが無くなっていた。ひとり、ふたりと
仲間が現れ、いざ劇場の中へ。 席は、ど真ん中。やはり、ソファが邪魔。千秋楽なので頭に残しておこう宇崎クローカーを。今日初めてこの舞台を見るファンが 三人いるので見終わった後の感想を聞くのが楽しみ。
ヘアスタイル違う。とまず発見。う〜ん、今日のも中々いいじゃない? 慧さんの演技は、三回とも安定しているけれど、見た中では今回が
良い出来なのかしら? 中日も良かったように思うけれど。楽日と言う思いが更に良く見せているのかな? 初日の前半が終わって休憩のとき、おば様たちの会話で 「全然わからないわ〜。」「舞台にするのは無理なのよ〜」な〜んて言うのが聞こえてきて「何で分からないの?」と言ってやりたく なったくらい。ちょっとムカッとした。ちゃんと見ていれば分かるじゃないの。今回も、開演中のおば様たちの会話が耳障りで 、パンチ一発プレゼントしようかと思ってしまった。後ろの席のおじ様のイビキには、休憩に入ってから一緒に来ていたお仲間が諭 していたので、私も振り返って「にこっ!」と笑顔をプレゼントしました(笑) 分かってくれたみたい。後半は、ちゃんと見ていたようです。 静かだったもの。後方の席では、子供の声も聞こえていたし・・・ちょっと切れそうでした。子供連れてきてもいいのだけれど、 我慢して見ていられる年齢になってから、連れてきてほしい。他人の迷惑を考えてほしいな。風邪引いて咳が止まらないときも、本当だったら キャンセルするくらいの心構えを持って欲しい。咽飴だってあるのに・・・。千秋楽だけあって、今までのお客様の入りとは大違い で2階席も結構うまっていたから、中高年のお客様が平日より倍は、入っていたと言う事なのね。それじゃ、うるさいのも仕方ないかぁ。な〜んてね(笑)
さて、話は、舞台に戻って、クローカーでのひとつ「おしいなぁ」と思ったところが、マイクにおんなと「いい事してるんじゃないの〜」と
言いながら、シルクの女性物ガウンを手に取りそれを鼻に当てながら、右手は股間に・・・腰をくねらせる。というシーン。そして、その後にマイクに
ヌードカメラマンの話から、またまた腰をくねらせるシーンの二箇所の腰つきが「あま〜い!!」という結論に達しのだ。私のほか約1名の意見も有り(笑)
クローカー警部で登場してくるときも、グレーのコートとソフトがお似合いで、もう素敵でしたぁ。ずっと見ていたかったけれど、 後半、ロートに裏の見えないところで殺ろされてしまうのよ(泣) ああ〜大阪にも観に行きたい病が出そうだ(笑) 三田さんは、声の出し方がおばあさんのようでおかしい。という意見あり、30代の女性は、恐怖にひきつっていてもあんな声では ない。年齢設定に無理があった。という感想が多かった。私も、「それ、ちょっと違うなぁ」という個所があったけれど、不安が残る台詞のことばかり が気になってしまって、他はどうでもいいわ。という見方をしていた。 最後のカーテンコールでは、両手で大きく手を振っていたら、慧さんと黒田さんが見つけてくれたようで二人で指刺して笑っていた。えっ?私って 笑われていたの?? 他のファンの人たちは、自分たちのところに目線が来たら手を振ろうと思ってたらしいが・・・みんな、ごめん。私が 独占してしまいました。でも、けっこう恥ずかしかったのよ。楽日だったから出来たのであって、普通はしませ〜ん。 東京公演は、無事に幕が降りました。 慧さんは、大阪でもこのままの調子でクローカーの魅力を振りまいてくれたら、大阪のお客様は イチコロよ〜ん。大変、お疲れ様でした。 |
#13:日帰り観劇ツアー敢行 ('02/04/28) |
大阪に行きた〜い。と言っていたら、「一緒なら行きますよ〜」というVickyの声が上がり、そしてクリスも誘ってしまった。 本当は、東京公演だけで我慢しておくはずだったのに・・・。軍資金もないのに・・・。チケットも新幹線もぜ〜んぶカード支払いで 6月に請求がくるから、今のところはお財布の中身は変らず(笑) 私は新横浜からの乗り込みなので、8:09amの新幹線。東京からは、vickyとクリスが乗っているはず。きゃ〜この眠い朝、 2人に手を振って迎えられ楽しい予感。私は3時間半の睡眠。vickyは、2時間足らず。クリスは、昨日のハードスケジュールの余波で お疲れ気味。なのに、なのに・・・新大阪に着くまで、三人ともしゃべりっぱなし。とこんな話はさておき、肝心な慧ちゃんの舞台の 様子といきましょう。 急遽取ったチケットのため、V列となってしまったが、東京で二階席で見てみたかったという希望が大阪で叶えられたようだった。と言うのも、 奥まで一階席なのだが、席の斜度が適度にかけてあり、ちょうど二階席のような位置になっているからだ。劇場の作りがアートスフィア とは違うので、奥行きがある分、声が届くのかしら? なんていうのも気になるところ。 舞台全体を観ることが出来、小道具のあり場所も再確認。照明の当たり具合も後方からだと全然違って見える。なんだか、新鮮な感じ。 三田さんの演技は、もう慣れっこになってしまい、台詞が飛ばなければそれで良し。という具合に見てしまっているので、台詞の間が 「ん〜〜、え〜と」の言葉で間延びしてしまっても、「もう最初からの習慣になってしまってるのね」なんていう言葉も出て、我々間では 期待してない気持ちがあらわれてしまっている。明日の千秋楽も同じような感じでしょう。なんか最後までスージーになることが出来なかった 三田さんが可哀相な気がする。集中力が途切れてしまうのかしら? こんなに回数やっているのに不思議だ。 慧さんは、ちょっと鼻声だった? お腹出して寝ていたのかしら? それとも連夜の飲み過ぎ?・・・あとで聞いたところによると、 どうも後者が当たりらしい。昨夜は、三時まで・・・とか。こんなこと書いちゃっていいのかなぁ(笑)
今日のクローカーは、腰振りOK!OK!(笑) 後方席からも、大きな腰回しが見えましたから、「ミッチーは満足じゃ。」 カーテンコールのときに花束を渡すことが出来たが、「何でここにいるの?」という顔をしていたので「来ちゃった」と言って渡した。 きっと喜んでくれたことでしょう。慧さんがお花を受け取っているとき(確か三人くらいから)、我々の席の後ろのおばさま達が 「あんなにたくさん・・・可愛いですもんね」と言ってたとVickyが後で教えてくれた(笑) 今日も素敵な慧さんでした。 舞台経験のあるベテランの俳優さんたちと比較するのは酷なことで、慧さんの現在の容量でどこまで役として出来ているかを見てあげるのが 本当だと思うの。そういう風に考えたら、良く出来ていましたし頑張っていました。ファンとしては、合格点を出したいです。 でも、お客様に見ていただくからには、お客様の感想や意見は正面から受け止めることも必要で、誉めている感想ばかりではないはずだから、 その辺もお勉強の足しに出来る俳優さんになってほしいですね。 とにかく、明日が本当の千秋楽ですから、気持ちを引き締めてクローカーを演じてください。 明日は、皆さん終った後すぐに帰るそうなので、今日が打ち上げだそうです。場所を変えて男性陣は、まだ飲んでいるかもしれません。 |
#12:思い出した事 ('02/04/25) |
そういえば・・・と、今ごろになって舞台の楽日で思い出したシーンが(笑) クローカーがサンドイッチをくわえてドアの陰に隠れていたところに、ロートがドアをどーんと開けたら、クローカーの顔に「ガーン」とぶつかったシーン。
その後、サンドイッチはどうなったか? ポケットに仕舞ってしまうのなら、あんなに口の中に頬ばらなくてもいいのに・・・とも思ったけれど(笑) だって、台詞大変よ? |