〔観劇日〕 2001/9/8(土) 〔作〕 ベルトルト・ブレヒト 〔翻訳〕 松岡和子 〔演出〕 串田和美 〔出演〕 松たか子、岡本健一、串田和美、斉藤晴彦、小西康久、稲葉良子、内田紳一郎、張春祥、李丹、大月秀幸、山田武彦、啼鵬、薄田真樹、萱谷亮一、 アンドリュー・ブケニア、アニエス・アダム、エリアンナ、ベヌワ・ディ・マルコ、ギヨーム・ハン、ナディア・クスムルジョノ、 イザベール・ゴザール 【あらすじ】 セツアンという街にちょっとドジな三人の神様がやってきました。善人を捜し歩いて、夕暮れ時にこの街にきたのです。 水売りのワンさんが宿を捜している神様 と出会い、泊まる家を探しているのだが貧しい街なので断られる。やっと泊めてくれる家が見つかったのだが、娼婦のシェン・テの家だった。これをきっかけに シェン・テの人生が変って行くのでした。
【感 想】
劇場が赤坂ACTシアターなので、前回の舞台設定を行かすために舞台の両端に客席を設けていた。「ふ〜ん、こういう作りにしたのねぇ」と友人と前回を
思い出していた。
岡本くんは、舞台役者としていろいろな役をこなし経験しているので、自然にこの芝居に溶け込んでいた。ただし、上背があと10センチあればなぁ・・・。と
思った。松たか子とのシルエットを考えるとそう思ってしまう。そして、歌の部分も岡本くんの解釈がそうさせているのかもしれないが、メリハリがあまりなく
さらっと歌っている感じが拭えなかった。やはり、再演だと前回と比較してしまうため、歌に関しては高橋克典さんの張りのある伸びの良い声が思い出されて
しまったせいかもしれない。
松たか子は、再び二役を別人のように演じるすごさを見せてくれて、総合的には、とても良く出来ていたのでこうなると千秋楽が観たくなるが、今回は残念ながら
観られないのだ。
おまけとして、松たか子さんのご両親がいらしてましたね。お母さまは、いつも通り黒のパンツスーツ。幸四郎さんは、ラフなセーターを着てらしてお二人の
ファッションが合ってないところが可笑しかった。幸四郎さんが髪の毛を掻き揚げる仕種には、年齢を感じさせないカッコ良さがありました。
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