平成 9 年 6 月 上 旬 発 行

お題上級生が語る、西湖畔での野外活動につい
 ヤッホー、みんな、実力考査間近、って時だけど、元気してるかい?私は物理班新聞の作成はあるわ、写真の現像はあるわ、まぁとにかくとんでもない多忙な日常を送っているんだけどね。そんなことはおいといて、これはタイトルの通り「号外」だよ。以前に新聞本編の方で「書きます」って言った、野外活動について今回は書くよ。
@:行きの道中にて
 第2号に書いたけど、バスは「東急鯱バス」だと思います。バスカラオケは、一応去年現在で、ミスチルだとか、スピッツと言ったところが入っていたから、まずまずと言ったところでしょうか。さて、これからがおもしろい。皆さんは、「青春の樹の歌」を知っていますか?知らない人は生徒手帳の5.6pをすぐに見よう!これの練習を「スタンツ委員」主導でやります。「♪すがぁすがとぉ、空ぁは晴れたりぃ・・・♭」ってね。これが又笑えるんだ!テープが古くて、歌っている声も腹がよじれるくらい変です。ちなみに、これをキャンプファイヤー時に歌うらしいのですが、私たちは、しませんでした。その理由は又後ほど。これの練習をしている頃、景色としては正面に富士山が見えている頃でしょう(つまり、日本坂トンネルを越えたところ、分かるかなぁ?)。
A:「白糸の滝」にて
 昼飯に小タイトルの場所に立ち寄りますが、これが又、狭い(広いの反対・あったり前か)のなんの!先生について奥まで行くと、眼前に有名な「白糸の滝」が見え、その水しぶきを浴びながら昼食・・・とは理想論。実際は、じっくり眺める間もなく30分足らずで「追い出し」が始まります。この間に先生は記念撮影をしたがるわ、何だかんだで、とにかく、時間がない!よって、忠告。昼飯は3分の1ほど残せ!
B:バンガローについて「説明しましょう!」
 あぁ、思い出したくもない地獄の二晩!でも、みんなが後々後悔しないため、そして優越感に浸れるように、書いちゃおう!!バンガローは、畳にして六畳にちょっと足りないくらい。照明は丸い蛍光灯が一本だけ。豆電球は一本もありません。窓には網戸はついておりません。つまり、暑いからと言って電気をつけて窓を全開にすると「ガ」や「蚊」ととかが乱入しまくります。ご注意下さい。さて、広さから言うと、ちょっと下手だけど、左の間取り図の通り。ちなみに、6人で一つ屋根の下寝泊まりするときは、上手に荷物の処理をしないと、誰か一人が「押入」で寝る羽目になります(僕がそうでした・・・。)
とにかく、余りよい環境でないことは確かです。当てにしないようにね。 
おまけ一番困る「REST ROOM(つまりお手洗い)」について。一応「水洗」ですが、所詮キャンプ場。下は「肥溜(こえだ)め」ですので悪臭が漂いまくります。我慢できるものなら我慢して、三日目の「おぎのや」で発散したいものです(ちなみに私は3日間、出るものは汗以外、何一つ出ませんでした。あぁ汚い話!)
C:ハイキング(晴れの時)。
 キャンプと言えばこれ。雨でもやるのが特徴。私たちの年は晴れでしたのでそっちについて詳しく書きますが、雨の時の楽しみ方(今の3年生談)。『青木ヶ原樹海の近所を通るときに「早まるな!悩み事は○○警察まで」とか言う看板が乱立しているところを通るんだゼ。その枚数を数えて通りゃぁ』・・・(冷や汗)だそうです。
 まず、分けのわかんない畦道を登ります。ただひたすら。私はそのとき林の中に、カメラのレンズカバーを落としてしまいました。皆さんはこんなバカをしないようにね。とにかく、20〜30分くらい登るかな?そうすると頂上(注、これはウソの頂上です。本物は又別のところにある)に着き、後はふつーのハイクになるのですが、ここで要注意!!
一つ目は、頂上についてすぐ「東海自然歩道」との交差点を曲がらないこと!これをしおり通り左折すると、前述の「頂上」につき、又「ウソ頂上」に舞い戻ります。二つ目。しおりには2カ所しか分かれ道が書いてありませんが、これはウソ。実際には5〜6カ所あります。ただ、そのうちの3分の2は「東海自然歩道」との分岐でして、最終的には同じところに出ます。あと、しおりに書いてあるとおりの時間では絶対につきません。最後に。
「後半スタート」になった人、ご愁傷様です。昼食地点には、おそらくジュースは品切れ。キャンプ場の自販機も、前半の連中が買い占めてしまうから、ろくなものは残っていないと覚悟して下さい。追伸:この日の朝飯はとにかく急いで作れ!!洗い物は帰ってきてからしろ!!とにかく時間がないんだ!!なんせ呑気にラジオ体操をみんなでするからさ。
D:キャンプファイアーについて
 一言。「持ち時間(5分)を守れ!!」。理由は、実は先生たちは多くを語りませんが「先生スタンツ」と言うのがあるのですが、これは、クラススタンツが長引くと見れない。
今年もそうなると、3年連続になってしまうので、皆さんは、時間を守って、そして、先生の間抜けな姿も見ておいで。ちなみに、「青春の樹の歌」を歌わなかったのは、これが30分も長引いたからです。
E:最後に、「おぎのや」の釜飯について。
 駅弁特集になると必ず一度は名前が出てくるこの「峠の釜飯」。これは、かの有名な「信越本線横川駅」のものなのです。決して、まがい物ではありません。でも、だからといって、おいしいわけではありません。私は3日目の朝飯を食いそびれたものですから、何も考えずに食べ尽くしましたが、後々みんなから意見を聞いてみると、「まずい」そうです。先生方は「ありがたく食え」と言いますが、私はあんまりお勧めできません。こんなもんが「宮内庁御用達(ごようたし)」なんて、ちょっと信じられない。
 
 私から26回生の皆さんへ言うことが出来るには、この程度(ちょっと紙面の都合で書き残しがある)です。私の主観が入ってますので、ご自分の部活の先輩や、ご兄弟にでも聞かれるのも良い方法でしょう。それでは、楽しい野外活動を。(散々がっかりさせることばっかり書いておいて今更それはないよね?)。