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□ 産業カウンセラー藤井純子の紹介


1958
年 宇都宮生まれ
大学卒業後(株)リクルート入社
1986年から医療業に従事し、医療法人 宇都宮健康クリニック 理事 を経て

現在
・(社)日本産業カウンセラー協会 栃木地区幹事 並びに事業部長

・メンタルヘルス 協会認定登録講師
・栃木産業保健推進センター 特別相談員

日本産業衛生学会、日本うつ病学会、日本産業精神保健学会 会員

産業カウンセラーとして2003年から独立し、外来でのカウンセリングを行なう。

又、企業・市役所・健康保険組合・労働組合・日本経団連 との契約にてセミナーや顧問先でのカウンセリングを行う。


カウンセリング顧問先・講演先企業 実績


*セミナー契約先 *顧問先

栃木労働局 

栃木県庁  

今市労働基準監督署

塩那労働基準協会

鹿沼商工会議所

日本経団連 栃木県経営者協会

JAM栃木 

シャープ労働組合栃木支部

全コマツ労働組合連合会

獨協医科大学附属病院 

会田病院 

本田技術研究所 栃木研究所

富士電機

キリンビール

TKC

中外製薬

那須塩原市役所

野木町役場

(株)コジマ

(株)ケーヒン

(株)栃木ニコン

小松フォークリフト(株)

櫻護謨(株)

矢崎部品(株)

日本プレシジョン・サーキッツ(株)

キリンビール(株)


カウンセリングの現場から
このコラムでは日々のカウンセリング業務、セミナーなどの現場で感じたことを発信しています 。

 ◇◆◇ 12月のコラム ◇◆◇
〜家族、というものについて〜

  今年最後のコラムは、家族、というものについてです。
  日々カウンセリングをして臨床の現場でたくさんの方々とお会いしていると、
  どうしても家族という問題に突き当たる場合が多々あります。

  心理学の分野においては、その人の"生育歴"がとても大事な核を占めます。
  生育歴とは、現在のその人の人格を形成してきた過程であり、
  それは最初の人間関係である、親子関係が密接に係ってきます。

  どのようなパーソナリティを持つ親の元で育ってきたか、
  それが現在のご自身のパーソナリティの核でもあります。

  ものごとの受け止め方、感じ方、考え方、表現の仕方等々、
  よくよくご自身を振りかえってみると、親や家族の影響を
  多大に受けていることに気がつくと思います。

  精神療法の中に認知療法というものがありますが、
  これは、精神疾患になった方に対して、
  ものごとの受け止め方や感じ方のくせを、病気が軽く又治るように、
  少し軌道修正するものです。
  
  臨床の現場では、どうしてこういうふうに受け止めてしまうのかな、
  感じてしまうのかな、と思う時、私はその方の育った家庭環境を伺います。
  するとそこにはいろいろな生育歴が存在しています。

  その過程を聴いていくうちに、今目の前にいる方の人格形成の歴史がわかり、
  不思議と現在のパーソナリティーを納得してしまうのです。

  それ程、人間にとっての生育歴、親や家庭というものは大事な環境なのです。

  厳しい社会の中にあって、せめて縁があって一緒になった家族は、
  ご自身の生命同様、大切にしていって下さい。

  人は落ち着く居場所がないと、精神的に不安定になっていきます。
  家族こそ、人間が唯一最大に落ちつく居場所であり、
  自分がありのままで居られる、安心できる、
  自分を受け入れてくれる場所、でありたいものです。

  我が家庭を振りかえってみますと、私自身は女系家族の中で育ち、
  とにかく気遣いがとことんできる経営者の父親と、
  教育には徹底していた母親の中で育ちました。

  空気を読む、ということは、私の場合生きる為に幼少時から
  していたように思います。
  父は私を溺愛してくれ、その空間はとても心地良かったものでした。
  その大好きな父を一昨年に突如亡くした時には、
  突発性難聴を経験した程でした。
  
  私が心理職をライフワークとして選んだのは、
  我が生育歴を振りかえれば当然のことかもしれません。

  成人をして、その父の手を宇都宮の駅で振り切り、
  私は前夫の元へ嫁ぎました。
  今まで蝶よ花よと育てられた箱入り娘は、姑に一から家事をおそわりました。

  且つ、24時間体制の商売人の家で、当時の私は泣き言も決して言わずに、
  全力疾走をしながら、休息の無い張り詰めた生活を送っていました。

  そんな中で前夫の不貞が発覚。
  そんな環境は私の精神を蝕み、今ならはっきりと抑うつとわかりますが、
  親友の医師達からビタミン剤だから、
  と言われていた抗うつ薬を半年位服薬していました。

  その後離婚。2歳と3歳の年子を背負い故郷へ戻り、
  母子家庭手当で養育してきました。
  職を得る苦労、子育てを楽しむ暇もなく、生きるために働きました。
  私が今、離婚・子育て・恋愛は専科、と言ってるのはこんな経験からです。
  
  そんな子供達も、大学と専門学校を無事卒業して社会人になります。
  傍らには、私の一切を受け入れ支えてくれている現パートナーが居ます。

  彼は、子供達とは義理の関係ではあるのですが、
  我が家の事柄というのは全てまず最初に彼に話がいく、
  というくらい子供達と強固な絆を築いてくれました。

  私が人として尊敬できるひとりでもあり、人生は楽しむもの、
  という事を教えてくれた人格です。

  年末は彼と過ごし、お正月は子供達も連れ合い同伴で
  賑やかに過ごすつもりでいます。

  前夫の姑とは今だ交流があり、お正月誘ったら84歳の高齢なのに、
  私も90歳の彼氏を連れていく、との返事で皆でビックリしてます。

  何歳になっても、生きがいがあるということは素晴らしいことで、
  声も張りがあり元気一杯で、私はいくつになっても追い越すことは
  できそうにありません。
 
  この一年、私の拙いコラムを毎月読んで下さったことに、
  深く感謝申し上げます。
  本当にありがとうございました!

  皆様とご家族の方々が、どうぞ心身共に健康でありますように、
  心からお祈り申し上げます。
  どうか良い年をお迎え下さいますように。
                             藤井純子
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