今、インターネット上でも話題になっている詩がありますので紹介させていただきます。朝日新聞の天声人語にも紹介されました。
千の風 あとに残された人へ
-作者不詳-
私の墓前で泣くのはやめてください。
私はそこにいません。眠ってなんかいません。
私は千の風となって大空を駆けています。
私はダイアモンドのきらめきとなって雪に舞っています。
私は陽の光になって熟した穀物にふりそそいでいます。
私は優しい秋の雨となっているのです。
朝の静けさの中、あなたが目覚めるとき
わき上がる風となって
小鳥たちを輪を描いて舞わせます。
私は夜に輝く静かな星となって、あなたを見守っています。
だからどうか私の墓前で泣くのをやめてください。
私はそこにいません。私は死んではいないのです。
新しく生まれたのですから。 《天声人語》15年8月28日付 だれがつくったのかわからない一編の短い詩が欧米や日本で静かに広がっている。愛する人を亡くした人が読んで涙し、また慰めを得る。そんな詩である。
英国では95年、BBCが放送して大きな反響を呼んだ。アイルランド共和軍(IRA)のテロで亡くなった24歳の青年が「ぼくが死んだときに開封してください」と両親に託していた封筒に、その詩が残されていた。
この詩の感想 と編集後記 筒井 000
私達が生まれてからずっと親に言われ続けてきた事だと思います。
ですから、この詩を最初に見たときは、「いまさらね〜」という気がしました。
びっくりしたのは、こういう詩に今、多くの人たちが心を動かされ、そしてほんの少しですが慰められ励まされていると言うこの事実です。
天理教の「出直し」・「ここはこの世の極楽や」・「かしものかりもの」・等々、自分の回りの人に言い方を変えて話をしていくことの必要性を感じた次第です。
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