夢の実現                     

    毎日があっという間に過ぎて行く今日この頃。
  朝早く起きて、昔の日記帳のダンボールが目に入りその中の一冊を手に取った。
  実は私、10歳から23歳まで毎日日記をつけていたのです。
  その日記帳は昭和45年小学校5年生の時のものでした。
  私の「夢」がそこに書いてあったのです。
  
  「今日もテレビでホットケーキの宣伝を見た。ホットケーキの五段重ね、その上
  に
はバターがチョコンとのっている、なんとその横には、あまそうな蜂蜜がトロ
  〜と流れている。俺はいつかあの五段重ねのホットケーキを絶対に食べてやる」


  日記を見た翌日、私は妻に頼んでホットケーキを作ってもらったのです。
  勿論 5段重ね&バター乗せ&ハチミツトロ〜であります。
  出来あがったホットケーキを見てまず感動。
  32年前テレビだ見たあの贅沢な光景が、今、まさに自分の目の前に繰り広げられている
  のです!

  私はその感動と情熱を、一本のフォークに込め、ホットケーキに突撃した。
  そして五段重ねホットケーキを思いきって口に放り込んだ。
  涙が出るほどうれしかった!
!!

  五段重ねホットケーキを食べる事・・・・、今思えばたわいない事かも知れません。
  しかしそれが現実となったこの瞬間はなぜか本当に嬉しかった。


  私は、また日記を読み始めた。
  「自分が忘れてしまった自分の将来の夢」が、
            どこかにおき忘れてしまってはいないかと・・・・・・・!

  
  日記を見てたらもう一つ見つかった!

  日記より
  今日 「お肉が死ぬほど食べたいなー」と言ったら、
  啓子姉さんに「与志男は残さず何でもおいしいと言って喜んで食べるから
  大きくなったら何でも好きなだけ食べられる大人になるよ!」

             そう言ってもらえたことがなんとなくうれしかった 以上。  
  
  俺の夢は家族、親戚、そしてみんなの夢でもあったのかもしれない。

  「あきらめてしまった夢・知らない間に忘れてしまっている夢」 
  こんな時代だからこそ大切にしていきたい。書いててふと感じた。
          「あーよかった、今日も一つ明日への夢・目標が見つかった。」
                気合!