Modeling Log - Duke of York
Update in Aug. 07, 2005

H.M.S Duke of York (MATCHBOX 1/700)

(2004/10/03)
イージス艦完成後にしようとしていたけど我慢できなくなったので建造始めます。 なんとMATCHBOXのDuke of York(以下DoY)です。
もちろんこのクラスはタミヤの傑作キットがあるのですが、昔読んだ模型誌にタミヤ製より 上部構造の配置(修正が大変)が正確みたいなことが書いてあって気になるキットです。 MATCHBOXなのでディティールはボロボロですが(^^;)、主砲の砲身が全て別パーツになってるあたり、 それなりに気合が入ってます(可動にしたくなるっ!)。
とはいえタミヤのキットよりあと(1980の刻印あり)にこれをリリースするとは...。 地元メーカーMATCHBOXの心意気(と言うか意地)を感じます。
DoY
さて、写真は、主要パーツを仮組みしてタミヤのKGVと並べてみたところ。 こうしてみるとタミヤのキットは艦橋構造物の前後長がちょっと長いようです。 そのせいか艦橋が低く見えるんですね。高さはMATCHOXとあまり変わらないようです。
とりあえずは金型の抜き勾配でステルス艦のようになっている上部構造物パーツを 整形するところからスタートです。(先は長い...)
(2004/10/11)
船体は左右張り合わせ式だけど、補強パーツが入るので接着後もふにゃふにゃしなくてGOOD! 舷側の窓は枠のみモールドされているのでピンバイスで穴あけしときます。 写真を見ると窓は上の方だけにしか開いてないみたいなので、下の列はそのまま。 艦底板は薄いのでランナーで補強、バラストもしこみます。 甲板部はいろいろ工作するので、まだ接着はしません。
主砲砲身は"可動にしろ"と言わんばかりの構成で、上下回転軸用の穴あけ位置が モールドされているような気がしたので素直に従いました(^^)。
とりあえず伸ばしランナーで(仮の)軸を作って仮組みしてみました。 まだ調整段階だけど、軸は金属線にしたほうがいいかな?
副砲の砲塔はタミヤのキットより一回り以上小さく形もイマイチなので、 プラ板巻きつけて整形します(まだちょっと小さいけど...)。
DoY DoY DoY
(2004/10/24)
主砲の回転軸を100円ショップで買った真鍮線に換えました。 これで強度、精度ともに向上していい具合です。 副砲の改修も終わり、砲身は細身になるよう削りました 実物写真見るともっと細いんですが、折っちゃいそうなので...(^_^; 。
次いで、いよいよ重装甲の如きブルワークの付け替え作業が始まります。 とりあえずキットパーツのブルワークは全部切り取っちゃいます。
こう書いているとどうしようもないキットのようだけど、パーツ割などタミヤより 組立て易くなっていると思います。MATCHBOXはタミヤの高価なキットを買えない イギリスの子供達のためにこのキットをリリースしたに違いない。 偉いなぁ...(勝手な想像)
DoY
(2004/11/07)
ポンポン砲の工作です。キットのパーツから砲身部分と後ろにあった変な部分を切り取り、 伸ばしランナーの砲身を付けます。8連装x6基なので48本の砲身が必要でしたが、 簡単な治具を作ってお手軽に切り出しました。 接着もあらかじめ横一列を並べて接着してしまってから、基部につけると非常に楽です。
実物写真を見る限り砲身は中央の4門が少し前にオフセットしてます。 タミヤのだと縦に2門づつが互い違いに前後しているように見えるけど、そうではない。 また、側面につく箱(弾倉)はかなり薄くてMATCHBOXのほうが実物に近いです。 侮れませんね。
しかし、搭載機であるWalrusの出来は最悪、とても空を飛ぶものとは思えません。 まずは、上下主翼と垂直尾翼を薄く削り、水平尾翼をプラ板で作りなおし。 補助フロートは半乾きのパテをこねて丸めてものです。 主翼の支柱は上翼から下翼を貫通して補助フロートの支柱も兼ねるようになってます。
DoY
DoY
(2004/11/21)
艦橋部分の作り込み。分厚いブルワークを削り落として紙で再現します。 円形部分はピットロードのパーツセットから流用です。
艦橋構造のレイアウトがタミヤのキットとちょっと違います。 ちょうどモデルアート誌の艦船模型スペシャルがイギリス戦艦特集だったので、 早速手に入れましたが、DOYに付いては特に新しい情報はありませんでした。 しかし、塗装色に付いては参考になりました。 何しろこのキットは中国生産版で説明書が全部中国語になってます。 迷彩パターンの図はあるのですが何色なのかさっぱりわかりませんでした。 せめてハンブロールカラーのNo.くらい残して欲しかった... (印刷の色調もあやしい。)
甲板はとりあえずタンとライトカーキで交互にべた塗り。 板目のモールドはありません、カッターで引こうとも思ったのですが 大変そうなので止めました。塗装でなんとかごまかすことにします。
DoY
(2004/11/28)
甲板は茶色系の色を烏口であちこちにいれて板張りっぽくしてみました。 そのままではコントラスト強すぎるので最後に薄めたタンを塗ってなじませてあります。
(板目のモールドなくてもタン一色塗ると案外雰囲気出るんですね...)
DoY
(2005/01/06)
アンカーチェーンを金属チェーンで再現しました。
波よけ板は分厚いモールドを利用して前傾するように削り込んでいます。
艦橋の修正も一段落したので塗装に入ります。 迷彩パターンはキットの塗装図にしたがいました。 艦船模型スペシャルにも同じ塗装図が載ってますが、細部が若干異なります。 艦橋周りのパターンがややこしいのですがマスキングなしで全て手塗りでやります。 色は手持ちの中から適当に選択、ライトエアクラフトグレー、軍艦色1,2の3色を使いました。 構造物の上面はニュートラルグレーです。
ディテールの参照用にタミヤのKGVと比べて舷側が少し高い上に艦橋構造物も ちょと高いようなので、このままではDoYのほうが背が高くなってしまいます。 (とはいえどうしようもないのですが..)
DoY
DoY
(2005/01/16)
細かいパーツをつけ始めました。 サーチライトはキットのパーツでは形状イマイチなのと数が足りないこともあり、 PitRoadやWLのパーツセットのものを使用しました。
救命筏は交換用パーツが必要数揃わなかったのでキットのパーツそのまま使う予定です。
マストもキットのパーツを使います、 前部マストの支柱はポンポン砲と干渉するので位置を修正します。
DoY
(2005/02/06)
クレーンの工作です。一体だったアームを切り離し、嵌めこみ式のヒンジを作りました。 基部も旋回できるように軸を作りなおしました(タミヤのキットと同じような構成)。
艦橋の窓はカッターで横に溝を彫ってからプラ版の細切りで窓枠を再現しました (ここまでやるつもりはなかったんだけど)。遮風装置も同じようにして再現。 艦橋周りだけやけに密度が上がってしまいました。
艦橋側面の射撃指揮装置(?)はパーツ化されてないのでどうやって再現しようかと考えた末 PitRoadの装備セット(米海軍用)にあった指揮装置にプラ板張付けてそれらしく作って見ました。 上部の高射指揮装置はキットのものを形状修正してそのまま使用。 ここにつくレーダーアンテナは伸ばしランナーで作ってあとで付けます。
だんだん完成が見えてきました。
DoY
DoY
(2005/02/20)
やっと完成です。
クレーンは全体を黒く塗ったあとグレーでフレームを描き込んで見ました。 解像度の粗い写真だとかなりリアルに見えます。
ボートや内火艇はキットのそのままですが雰囲気はまあまあですな。 煙突もジャッキステーを追加した以外はキットのまま、 頂部はタミヤのキットに合わせて工作しようかとも思ったけど面倒なので止めました。
タミヤのキットより舷側が高いので全体に背が高く見栄えとしては強そうでいいです(^_^)v 甲板にはタミヤのキットにはない艦尾から3番砲塔まで回してあるワイヤ(?)のモールドがあったり、 案外細かくて精密感あります。但し主砲脇に置いてある竿のようなモールドは作りなおしました。 また、艦尾にある円形ブルワークは使途不明だったので20mm機銃を付けました。
DoY
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