Modeling Log - HMS Amazon
Update in May. 02, 2010

HMS Amazon (AIRFIX 1/600)

go last
(2009/11/28)
先月末に買ったAIRFIXのAmazon、仮組みしてみたらなかなかカッコイイので建造開始です。
古いキットなので(多分1970年代)若干金型の傷やバリが見られますが、 パーツ自体はちょっと整形すれば十分使えそうです。
何故か艦橋前のエグゾセミサイルがオミットされています。 ここはピットロードのパーツセット(英艦用)にそれらしきものがあるので流用します。 (1/600にしてもちょっとオーバーサイズですが...)
フルハルモデルですが、ウォーターラインモデルにすることも可能です。 と言うわけでまずはパーツに彫られた溝に沿って船体を切断。 カッターとピラニア鋸で慎重に行きます。特に艦尾は喫水が浅くなっているため要注意です。
切断後、左右船体を張り合わせ。切断面をきれいにしておきます。 思ってたほど歪みはでませんでした。
上部構造物の大部分は一体成型なので、大きなパーツを乗っけただけで大体の形が出来てしまいます。 艦船模型でこういうのは最近無いです。
武装やレーダー類が無い状態だととても軍艦には見えません。 第一印象は"大富豪のクルーザー"です。
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(2009/11/29)
喫水線で切断した船体にはそれぞれプラ板を接着。 その後両面テープで上下船体を接合、段差が無いように整形します。
この状態で船体各部を修正していきます。
艦首は先端がちょっと鈍いのでヤスリで削って尖らせます。 アンカーリセスは下方を斜めに削って広げるといい感じになります。
艦尾の一段低くなった部分はキットと異なり乾舷にも段差が付いてます。
さらに左舷側は階段状に切り欠かれています。 写真で見るとここに小型のクレーンのようなものがあるので、 それの邪魔にならないよう切り取ったのかもしれません。
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(2009/12/05)
フルハル(FH)/ウォータライン(WL)コンパチ化作業です。 上下船体を張り合わせた状態で艦底からピンバイスで穴を開けて接続用のピン(プラ棒)を挿します。 これで水線下の船体を抜き差しできます。 本当は差し込むだけでなく固定することが出来ればベストですが、それは今後の課題にしましょう。
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(2009/12/13)
船体後半部分の工作。
艦尾のクレーン風の物体を追加とか、構造物の形状修正とか。
ヘリ格納庫の開口部は上下のパーツ間で段差が出るのでプラ板で補正。 このあとさらに開口部の幅を狭める必要ありです。
ちなみにヘリ格納庫の上にあるSeacatSAMのランチャーはキットパーツでは小振りすぎるようです。 ただしピットロードのパーツ(何のパーツだか判らなかったけど今回判明)は逆に大きめ。 縁を少し削って小さくして使用の予定。
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(2010/01/31)
年末年始の停滞や風邪でダウンとかしてましたがようやく再開です。
船体主要パーツの組み立てに入ってます。 甲板パーツと一体化しているヘリ格納庫上半分は筒抜けにならないようプラ板で塞ぎます。 格納庫内やその周囲はパーツ接着後では塗装できないので先に塗っときました。
あちこちに段差や隙間(ひどいものではないが)できるのでパテなどで整形。 特に艦橋前面は目立つのできれいにします。
水線下の船体は余り目立つものじゃないのでさっさと仕上げてしまいます。 パーツにはビルジキールやハルソナーもちゃんと付いてるし、 フィンスタビライザーも別パーツで付いてきます。 ヒケなどを修正したのみのストレート組みで終了!
ところでセクゾセSSMの格納コンテナですが、PitRoadのパーツ(それらしきもの)は どう見てもオーバースケールなので自作することにしました。
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(2010/02/13)
上部構造物の形状修正してます。
煙突の周囲はキットとだいぶ違っています。特に側面のダクト上の構造が完全に省略された状態です。 ここはプラ板でダクトを追加、本当はルーバーがあるので筒抜けではないんですが見栄えがいいのでこのまま。
煙突前方に増設されてる構造物もプラ材で追加。この辺りはキットに無いものが一杯付いてます。 (あとから増設したんでしょう。)
煙突周りは第1の難関でしたが何とかなりそうです。第2の難関は艦橋前のエグゾセミサイル。 ネットでクローズアップの写真が入手できましたが、けっこう複雑な構成になってます。
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(2010/03/28)
暫く更新してなかったけどチマチマと進んでました。 とりあえず前方から改修点を列挙してみましょう。
主砲塔は平面形で角ばり過ぎ、側面形もおかしいので削りこんで形状修正。
艦橋前方のエグゾセミサイル架台はプラ板で適当にでっち上げ。 艦橋構造物前面にはミサイルの発射炎を防ぐためと思われるパネルがあるので追加。 このパネルを回避するための通路も追加。
艦橋窓の上には多分ワイパーの機構部と思われる突起があるので追加。
その他写真で目立つものを適当に貼り付けてます。
後部では煙突前方の構造物を追加し後部マストの基部の角柱部分も延長します。
煙突後面にはルーバーがあるのでカッターで彫り込んでみました。
船体側面には補強のためのプレートが貼られているのを再現。
前後マストの間のスペースは写真に写りにくい場所なので何があるのかよくわからないのですが、 適当にプラ材を乗っけておきます。
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(2010/04/10,11)
後部マスト脇のアンテナドーム(?)を自作。
正確なサイズは不明だけど2mm径のプラ丸棒を使用。 これを電動ドライバに取り付けたドリルチャックにかませて回しながらヤスリで削って成形。 さすがにまったく同型には作れませんでしたが、雰囲気はよさそう。 台座もプラ板と伸ばしランナででった上げました。
取り付けちゃうと後部マストの工作の邪魔になりそうなので後回し。

次に、全体をさっと塗装して傷とかのチェック。
傷だけではなく、埃やプラの削りかすなんかがけっこう付いてます。

少し前から艦首が浮き上がりすぎてるような気がしてたので、改めて写真と見比べてみる。 やっぱり艦首がちょっと浮いてる感じ。前端で1mm位か。
キットのミスなのか工作ミスなのかは今となってはわからない。
しかし、さすがAIRFIX! キットのプロポーションは非常に正確。 PCの画面上で写真のサイズをキットの実寸に合わせるとシルエットがぴったり合います。
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(2010/04/24)
船体塗装ほぼ完了。
ヘリ甲板のマーキングはキットのデカールとは違うパターンになります。 デカールは一部(外側の円)のみ使用しあとは塗装です。 後端の"A Z"も手書き。ちょっとでかすぎですがこれ以上小さくは書けません(; ;)
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(2010/05/01-02)
連休なので一気に完成を目指します。
まずは前部マスト。 写真を参考にヤードを伸ばしランナで工作。 とはいえ写真ではあまりはっきり映っていないことが多く、 前後のヤードが重なって映っていると何がなんだかわかりません。 "こんな感じかな"的に作ってます。
その他細かいところもプラ材で追加。 円盤状の部分は細切りプラ板巻きつけたり、プラパイプの輪切りを嵌め込んだりしてます。 上部のレーダー用プラットフォームがちょっと低いような気がしたのでプラ棒で延長。 トップのレーダーはキットのパーツ(自作しても同程度のものしか作れない)。

後部マストは比較的シンプル。ヤードは伸ばしランナで同様に。 前部マストの最上部のヤードとここのヤードは取り付け穴を左右貫通させて、 一本の伸ばしランナで作ってあります。これで強度と左右の位置の整合が取れます。
マスト先端部はキットのパーツを加工して使用。
ボート用ダビッドもキットのパーツを使い、下半分を切断後して上下逆向きに付け直すことで奥行きと高さを調整してます。 ボート、カッターもキットのパーツそのまま使います。

艦橋前は資料を元にちょっとだけ作りこみ。
エグゾセミサイルのコンテナはプラ角材そのままで済ませました。 ほんとはコンテナ脇にシールドらしき板が立ててあるんですが省略。 左右コンテナの間にはアンテナ基部や小型のダビッド、 使途不明なトラス構造(どうやら折りたたまれているらしい)があるのでそれらしく。
ウイングには信号灯らしきものがあるので追加。その後の機銃はキットのパーツそのまま使用。
(以上 5/1の作業)

続けて細部の仕上げ。
ヘリ格納庫上のSeacatミサイルランチャーはこのように真上を向けているのが収納状態のようです。 各部にあるロッドアンテナは実際には細くて写真に写りにくいため、長さがはっきり判りません。 大体これくらいの長さです。
救命ボートコンテナはキットパーツの出来がいいのでそのまま使用。

で、晴れて完成でございます。
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側面のペナントナンバーが大きすぎですが、代用品がなかったのでそのまま。

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