Modeling Log - Grumman F4F-4/FM-2 Wildcat (AOSHIMA,AIRFIX 1/72)
Update in Feb. 04, 2007

Grumman F4F-4/FM-2 Wildcat (AOSHIMA,AIRFIX 1/72)

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(2006/07/30)
FireflyとSeafuryで味を占めたので艦載機やります。 アオシマとAIRFIXのWildcatです、このキット達も古いですねー。 今回も主翼折り畳みに挑戦するつもりなので、まずは折り畳み機構の調査からです。
マーキングはたぶんアオシマのF4F-4はそのままUSN仕様、 AIRFIXのFM-2は当然FAA仕様にします(Wildcat VIですね)。
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羽が畳めると完成後の置き場所に困らないので良いです
(2006/08/17-19)
折り畳み機構を工作する合間にAIRFIXのFM-2のエンジンカウリングを修正です。 カウリング先端部の横幅と下面のボリュームが足りないのでプラ板とパテで太らせます。 先端で断面が円になる感じに整えます。
ところでFM-2の吸気ダクトとオイルクーラーはどこにあるんでしょう? 写真とか見てもよくわかりません。
アオシマのF4F-4は中央翼を胴体左右パーツで挟み込む構成ですが作業がしづらいので 後付け可能なように胴体下面を切り離しました。
肝心の折り畳み機構ですが、回転軸が傾斜している上、翼厚があまりないので市販の ジョイントパーツは使えません(; ;)
プラ材でジョイントを自作しましたが、位置が実機よりちょっと外側になってしまいました。 そのせいかきれいに畳めません。
このまま畳めるようにあちこち削るか、いっそジョイント位置を動かすか思案のしどころ
どのみち表面のモールドはやり直さなきゃならないので遠慮なくできますが...
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(2006/09/03)
折り畳み部のジョイントは全面的に作り直しました。
回転軸の位置は内側に移動、傾斜角を含めてほぼ実機通りの位置に修正。 構造も前回は主翼上下面パーツの内側に収まるようにしてましたが、 今回は軸受け部を主翼面まで延長し軸受け自体も細いものに変えました。 外見的にも動き的にもかなり実機に近い感じ。v(^^)v
仮組みした主翼をぱたぱたしてて気付いたのですがFireflyの折り畳み機構は 原理的にはF4Fのものを裏表ひっくり返したものですね。
また、この構成だと畳んだ状態で主翼を固定する仕掛けが無いと重みでだらーんと 広がってしまいます。
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(2006/09/03)
主翼分割ラインの整形です。実機のラインを参考にしつつ可動優先で整形してます。
平行して翼面の修正、どちらも機銃のアクセスパネルや薬莢排出口のモールドがありませんので彫ります。 アオシマのF4F-4はリベットラインが変なので上下面とも削り落としました。 AIRFIXのFM-2も下面のロケット弾取り付け穴を塞ぐ作業でリベットが削れてしまいました。 削れたリベットはちまちまと打ち直します。
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(2006/10/01)
主翼の工作もだいぶ進みました。 分割ラインのすり合わせは最後の最後まで続くでしょうが、その他の部分はほぼ終了。 リベットラインは違和感がないようにAIRFIXのキットに合わせてます。
アオシマキットのエルロン可動は諦めました。
胴体下面の窓も開けました。形状はAIRFIXに合わせてます。
やっと普通のヒコーキモデルの作成フェーズに戻れそうです。
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(2006/10/09)
主翼はほどほどにして胴体側の工作も始めました。
コクピットはどうせよく見えないだろうからテキトーに作ります(^^)
アオシマのキットの異常にごついスライドレールのモールドを整形したり、 コクピット後方がちょっと低い感じなので背を伸ばしたりします。
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(2006/11/05)
後回しにしていた主翼下面の三角形ドアの工作です。 ここはヒンジを作るのが難しいのでビニールの切れ端とボンドで止めました。 折り畳むときには外翼に押されて勝手に逃げるようになります。 実機とはちょっと違いますが見え難い所なのでこれでよし。
コクピットもそこそこにしてFM-2の胴体も張り合わせ。 コクピット後方の猫背の具合はなんか違和感あったのですが、 写真と比べるとそうでもないです。もっと背の高いイメージだったんですがね。
また、エンジンカウリングは形状修正で少し太くしてもまだちょっと細い感じです。
逆にF4F-4のカウリングは開口部がちょっと大きい感じがします、 ここはプラ板貼って小さくしてみました。 また、コクピット直前の胴体をちょっと嵩上げしてます。 猫背のラインがおかしくなってしまいましたが修正難しいのでこのまま。
内翼部まで組み立てたので、試しに外翼部もつないで記念撮影(^^)v
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米国製なので機内色はFAAのも米軍機と同じと想定
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機首のイメージがだいぶ違いますねぇ
(2006/11/26)
分割面をプラ板で塞いで主翼の工作は一旦終了。 残りは細部のみなのであとの工程になります。
あと尾翼をちょっと修正、エレベータのヒンジとタブの操作ロッドをそれらしく追加。 嵩上げしておかしくなったF4F-4の猫背もちょっと削ったら多少ましになりました。
下面の塗装も始めました、F4F-4はMr.カラー#11のガルグレー、FM-2はスカイです。 もう一回重ね塗りすれば出来上がりかな? F4F-4の上面色ですが、最近の模型誌の作例では ニュートラルグレーに近い色で塗装しているものが多いです。 で、塗ってみたんですがどうもパッとしません。やっぱりブルーグレイで行きます。
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(2006/12/10)
機体の塗装してます。F4F-4の上面はMr.カラー#72のミディアムブルーです。 やっぱりこの方が海軍機らしくていいですね。
FM-2はエクストラダークシーグレーとダークスレートグレーのFAA迷彩です。 エクストラダークシーグレー(長い...)はMr.カラー#333ですが、 ダークスレートグレーは適当な近似色がわからなかったので Mr.カラー#23のダークグリーンを塗ってみました。 この色はあとから出たRAF色セットのダークグリーンより彩度が低くやや明るめなので、 まあまあそれっぽいのではないかな?
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(2007/01/08)
塗装とマーキング完了しました。
FM-2はキットの指定どおり、ただしどこの所属かは不明です。 印刷がずれて使えないデカールのみ他から流用です。
F4F-4もキットのデカールが色ずれしてて使い物にならなかったので、 FM-2の未使用デカールやジャンクデカールを流用しました。
ちょっと糊が弱いらしくはがれてくる所もありましたが、 薄めた水性クリアーラッカーを糊代わり(コーティングも兼用)にして押さえつけました。
機体は出来上がったので残るは脚のみ。 キットのパーツはどちらもあまり良い感じではないので自作しました。 プラ材で脚柱を4本製作、プロポーションはAIRFIXのパーツに合わせてます。 こういう時同時2機作成は効率いいです。
キットにより取り付け位置が違うので長さは個別に調整します。 脚柱をまず固定してから、少しづつ支柱をつけていきます。 すべてプラ材なのですがこうして支柱を組んでいけば最終的には十分な強度を確保できる(はず)。 逆に完成までは強度に不安があるので、少し組んでは接着剤が完全に固まるまで待って、 次へと進みます。
待ってる間はテレビでもみてますか...
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(2007/01/14)
組み立て完了です。v(^^)v
脚柱は出来上がってみるとかなり丈夫になってます。塗装はよくわからなかったので 下面色で塗りました。車輪と脚柱のドアはキットのパーツを流用。 車輪は昔懐かしい焼き止めで回転します、のはずがちょっときつくて失敗。
肝心の主翼折りたたみはとりあえず成功(?)。 展開時はまあまあですが畳んだ状態で主翼を固定する仕掛けが出来なかったので、 今回はラッカー瓶で押さえて記念撮影です。実機ではどうしてるんでしょうねぇ(^^;) ヒンジ部分にロック機構があるのは当たり前として、普通は翼端近くでもワイヤや棒で 支持するもんですが...
両翼畳むと下のように非常にコンパクトになります。 あとはこの状態で固定できる方法を考えないと、わざわざ可動にして収納スペースを 節約しようとしたのが無駄になってしまいます。
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(2007/02/04)
折り畳んだ時の主翼端の固定ですが、実機の写真をいくら見てもバーやワイヤで 支持してる様子はありません。ヒンジ側だけでロックしてるようです。 しかし、模型的には何とかしなければなりません。
結局、一番単純な方法にしました。 糸で輪を作って両翼端を引っ掛けて固定します。 見かけは良くないですが、ヒンジへのストレスはあまりかからないはず。 収納のためなのでこれで十分でしょう
そのほかにプロペラ先端の黄色塗装やアンテナ類の追加をやってすべての作業完了です。
こうして見ると、お世辞にもスマートとはいえませんがなかなか味のあるスタイルです。 個人的にはF6FやF8Fより好きです。
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