(2009/04/29 ~ 05/05) 久しぶりに戦艦やります。 ハセガワの榛名、およびフジミの金剛です。 金剛は最近出たリニューアル版ではなく大昔にこさえた旧版のリビルドとなります。 まず、金剛では機銃の換装、艦橋背面の改修、高角砲弾薬補給所の設置、副砲撤去跡の改修などを行ないます。 機銃はキットパーツとPitRoadのパーツの混載だったのでPitRoadパーツに統一するつもり。 艦橋背面は作成時に図面を読み違えて作ってしまったので、 今回最新資料を基にガーターの追加と張り出し部分(兵員室?)を追加します。 (リニューアル版キットの作例が一番の資料です) 5,6番高角砲の台座はハセガワキットの余剰パーツに換装、弾薬補給所はプラ板の箱組みです。 ついでにカタパルトと飛行機用のクレーンもハセガワのに換装予定 榛名の方はMA誌の艦船模型スペシャル(艦スペ)を参考に艦橋周りを改修します。 ニチモのキットの流用も考えたのですが、ハセガワのパーツだけでも何とかなると思って今回はパス。 いざ始めて見ると艦橋はほぼ作り直しに近い改修が必要と判り、ちょっと後悔しております。(^^; 艦橋の各層の増積にはバルサ材を使用。 プラ板で箱組みするより簡単だし寸法の修正も簡単です。 表面をパテやサフェーサーでコーティングすれば綺麗に仕上がります。 |
![]() 改修前の金剛 ![]() 改修中の金剛 ![]() 榛名の艦橋改造中 |
(2009/05/24) 今回は消磁電路を取り付け。 伸ばしランナを貼り付けるだけのお手軽再現です。 そのほかに、金剛の2,3番主砲塔の測距儀はPitRoadのパーツセットのものに換装するため切除。 砲塔そのものは換装しません(在庫がないので)。 金剛の第1煙突の防熱板を紙で作ってみたんですが綺麗に出来ませんでした。 ここはプラ板で作り直しの予定。 |
![]() |
(2009/06/21) フジミのリニューアル版榛名を見てしまいちょっとモチベーション下がってます。(-_-; 今回は金剛の第1煙突周りのディティールアップでお茶を濁します。 前回紙で作ってみた防熱板はイマイチだったので、プラ板で作り直し。 蒸気管なども付け足してみました。 煙突頂部も第2煙突と同程度には加工し直し。 これで黒く塗っちゃえばけっこういい感じになります。 やらないで済ますつもりだった飛行機作業甲板の修正にも手をつけてしまいました。 左舷側のクレーンの周辺だけはどうしても直さないとハセガワキットとの差が出すぎ。 ハセガワキットのクレーン位置も怪しいのでよく調べないと... |
![]() メインデジカメ電池切れの為ケータイのカメラで撮影 |
(2009/07/05) 今回も"金剛"の修正がメイン(ちょっとしか作業してないけど)。 飛行機作業甲板の平面形を修正。 フジミ旧キットは最後尾の副砲の位置が若干後ろよりで、この部分の甲板幅もちょっと狭い。 本格的に直そうとすると大変なので甲板幅だけちょっと増やして副砲を外寄りにずらします。 これでクレーン支持部は何とか収まります。 念のため、"榛名"のほうも艦スペの図面と比べてみると微妙に形状が違います。 とりあえずクレーン支持部の位置をちょっと前よりにしたほうがよさそう。 問題の部分を切除、穴をエポキシパテで埋めて次回の工作に備えます。 |
![]() 此の辺で止めとくのが無難 |
(2009/07/20) 引き続き"金剛"中心でやってます。 飛行機作業甲板はリノリウム押さえのピッチが狭すぎるので一旦パテ埋めして筋を引きなおし。 "榛名"もクレーン支持部を同じように加工。カタパルトの位置もちょいと変更。 どちらも修正としては中途半端なんだけどほどほどにしないと終わりません。 と言いつつも"金剛"の煙突トップを追加工。 省略していた同心円(楕円?)状のモールドを追加しました。 伸ばしランナ(と私の技術)ではこれが限界ってくらいにやってしまいました。 こうなると"榛名"の煙突トップパーツのあっさり表現は物足りませんなぁ。 今回一番時間がかかったのは"金剛"の第1煙突前方の機銃・サーチライト台座。 建造時にキットのパーツに代えて伸ばしランナで櫓を組んではあったのだけど、 強度的な不安と形状的にぜんぜん似てないという問題があったので作り直し。 もちろん材料は伸ばしランナとプラ板の細切りのみ。 何回か試行錯誤の末、どうにかそれらしいものが出来ました。 しかし、資料を見ながら作ったはずなのにちょっと大きめ。 どうにか艦橋と煙突の間には納まるようなので一安心。 "榛名"も煙突と一体になっているトラス構造を切除。 "金剛"同様機銃やサーチライトの台座を作り直す予定。 ただ、同じような作業をもう一度やるのもめんどくさい。 煙突の加工もあるし、エッチングパーツでも使ってみようかなどと思案中... |
![]() ![]() ![]() |
(2009/08/10-16) 夏休みに入ったので、少し集中して作業が出来ます。 まずは船体。"榛名"の船体に開けてある舷窓の一部を塞ぎます。 前方の舷窓はパテ埋め、後部の窓は伸ばしランナを挿して塞いでみました。 少し段差が残るように仕上げると蓋をした感じが出ていいのだけど、 ペーパーかけて平らにしてしまったので意味無し。 こんなことならパテ埋めのほうが楽だった(; ;)。 艦首にはフェアリーダーを追加。 適当な太さのプラ棒を輪切りにしたものを接着、ピンバイスとヤスリがけで形を整える。 今までやったこと無い工作だけど、まあいい感じに出来ました。 ここで雰囲気をつかむため(モチベーション維持のためにも重要!)と傷チェックのため船体を軽く塗装してみる。 甲板をタンでさっと塗っただけで船らしくなって来ました。 "榛名"第1煙突前後の機銃・サーチライト台座もプラ材で自作。 後方のサーチライト台座のトラスは煙突パーツから切り取ったものを流用。 前方の台座はフジミ"大淀"改造時に切り取った構造物パーツを芯に伸ばしランナでトラスを組んでます。 "金剛"のほうにも斜めのトラスを追加、雰囲気よくなってます。 そして"榛名"艦橋の工作。 艦橋の各層のパーツには三脚柱の主柱が通る穴を開けてあります。 接着は各パーツをプラ棒に通して位置決めしながら行ないます。 2,3層づつ接着しては整形・塗装を繰り返しです。 全体が組みあがったところで斜め支柱が通る穴も開けて一段落。 以下細かいところ... 遮風装置もプラ板ででっち上げ。あるとないとではだいぶ雰囲気変わります。 22号電探はPitRoadのパーツセットから(でかくて小型艦には使えないやつね)。 21号電探取り付けと回転可能にするため測距儀パーツにも改造を加えました。 電探そのものはFineMoldsのエッチングを使う予定。 "金剛"にも22号を取り付け、建造時はパーツが入手できなくて省略してました(多分)。 "金剛"の21号電探は伸ばしランナを組んで作ってあります。 今見てもなかなかの出来なので今回はステーの追加のみです。 |
![]() ![]() ![]() |
(2009/09/20-23) 再び連休なので完成を目指して作業開始! 飛行機作業甲板にレールとターンテーブルを取り付け。 伸ばしランナとランナの輪切りでお手軽再現です。 木甲板部分もタンをベースに似た様な色でぺたぺたと板貼りを再現してみます。 甲板の縁には烏口で軍艦色を引いておきます。こうすると引き締まります。 副砲はキットのパーツをそのまま使用。 これで船体はほぼ完成。 "榛名"艦橋は背面のガーターを取り付けてほぼ完成。 艦橋構造物は船体に差し込んであるだけですが、問題なさそうなのでこのまま接着しないつもり。 将来のリビルド(出来ればしたくないが...)に備えます。 その他上部構造物はほぼ組みあがり。 あとは機銃やボート類など小物を付けて完成のつもりだったけどちょっとした問題が発覚! 後部艦橋や主砲砲塔上の銃座が小さすぎて機銃がはみ出します(今頃気付いた)。 急遽この部分を作り直し。 砲塔上の銃座はレイテ海戦時の"榛名"では4番砲塔にもあるので3個作成です。 てなわけで、完成はオアズケ。 |
![]() ![]() |
(2009/10/10-12) 残作業を片付けて完成させます。まず"金剛"。 機銃はすべてPT製に変更。サーチライトもWLリニューアルパーツに変更。 機銃の弾薬ケースやシールドは省略("榛名"も同様)。そうしないと連休中に完成しない。 内火艇(17m?)は"榛名"で未使用のものに変更、こっちのほうが細身で無理なく収まるため。 司令塔上部の銃座は下面の支持構造を作り直し。艦橋にもサーチライトや測距儀を追加。 高角砲は今回未改修(キットの砲身+PT製砲架の複製)。 "榛名"の機銃はすべてキットのパーツを使用。単体で見るとかなり良い出来です。 搭載艇もキットのパーツ。内火艇はWLリニューアルパーツより細かく出来てます。 使わないともったいない。 高角砲はWLリニューアルパーツを使用。 砲架の形状が気に入らないだけなので金剛と同様にする手もあったけど、ここは省力化。 後部マストには13号レーダー。クロスツリー部はレーダーに干渉しそうなので省略。 !! デリックブームを付け忘れてるのに今気付いた !! そのうち付けましょう。 エッチングの21号レーダーはわざと未塗装、焼きなまし時についた焼け色がいい感じなので。 -> 火加減でいろんな色に出来るので、コントロール出来ればいいんだけど... 飛行機作業甲板のクレーンは収納状態にしたいので今回はパーツを載せただけ。 資料が見つかれば再度改修の予定。 |
![]() ![]() |