Modeling Log - HEINKEL He-112B & He-100D
Update in Apr. 01, 2019

HEINKEL He-112B (HELLER 1/72) & He-100D (REVELL 1/72)

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(2019/01/27~30)
久々のドイツ機、HellerのHe-112BとRevellのHe-100Dの制作開始。
まずはHe-112B。Hellerらしい繊細なモールドで、すごく良いキットです。 B-0とB-1を作り分けるため、機首側面のパネルが別パーツになってますが、これがぴったりと合います。 そのほかのパーツも合いは良好です。
コクピットは計器盤のほか側壁にもモールドがあり、このままで十分。 マスキングテープでシートベルトを追加しました。 プロペラは後付けできるように軸受としてプラパイプを仕込みました。 プロペラ軸も延長、軸受に差し込むだけにするつもり。 主脚収納部には何のモールドもないので適当に構造材を再現、 機関砲の砲身(ブラストチューブ?)も再現しました。

He-100Dの方はと言うと、パッと見Revellっぽくないキットです。 付属のスタンドのデザインからするともとは他のメーカのものだったのではないかと思われます。
キットはプロペラが後付けできるように軸受が別パーツになっており組み立てやすいのは良い。
ただし問題点もあります。 まず第3風防(?)が透明パーツではなく胴体パーツに凸モールドで再現されています。 ひとまずくり抜いてみたが、この先どうしようかと思案中。 また、ラジエター(にしては小さい)の吸気口が開口されていない。 ここは作り直すつもりで切除。 コクピットも空っぽなので適当にでっち上げました。
なんか、やる気をそぐ要素がいっぱい。

そういう状況なので、He-112Bの方はすらすらと進んで、早くも士の字。 胴体と主翼の合わせ目もほとんど隙間はできないので溶きパテを流し込んでおしまい。
こうして見るとなかなかカッコいい機体ですが、水平尾翼が大きすぎるし形も良くないのが玉に瑕。 なんでここだけ楕円翼じゃないのかな。
he-112
he-112
he-112
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(2019/02/10~12)
He-100Dの作業。
問題の第3風防はジャンクのクリアパーツから適当なのを選んで切り出したものを使用することにしました。 高さは削って調整できますが、幅が不足してるのはどうしようもないので、そのままです。
実機では左主翼付け根に空気取り入れ口があるのが省略されているので、プラ板ででっち上げ。 その外側には銃口が空いているので開口(もちろん反対側も)したんだけど、 位置が外側過ぎてしまったので後日修正の予定。
この機銃が何者かがよくわからなかったが、wikipediaによると武装はMG-FFモータカノンと機首にMG17 2基 または主翼にMG151 2基となっている。しかし、He-100の小さい主翼にMG151が収まるとは思えない。 また、機首に銃口があるHe-100の写真を見つけられなかったことから考えると、 主翼にあるのはMG17でプラスモータカノンというのが個人的見解。
それはさておき、He-112Bと作業の足並みを揃えるため、さっさと士の字にしました。 合いはまあまあ、溶きパテで何とかなるレベル。
さて、主翼下面を眺めていて気付いたのは、主脚収容部の位置が外側に寄っていること。 実機写真で見ると、左右の主脚収容部はほぼぴったりくっついているが、 キットではかなり間隔があいている。
主翼の銃口を外側に空けてしまったのも銃身がタイヤと干渉しない位置にあるはずと考えてしまったから。 またしてもやる気を削ぐ要素発見である。(; ;)
he-112
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(2019/02/26,27)
パーツの継ぎ目を処理して塗装に入ります。
まずはMr.カラー#8シルバーで下地塗り。ここで継ぎ目の再チェック&補修をやります。 それが済んだら塗装の再開。He-112Bは箱絵のイメージに近い感じでRLM70ブラックグリーン。 He-100DはRLM71ダークグリーンで塗装します。右の写真は1回目の下塗り後の状態。
He-112Bの尾翼の国籍標識の部分はキットに白丸地に鍵十字のデカールがあるので赤い帯だけ塗装すればOK。 赤はなぜか持っていたRLM23を使用。 箱絵では黒く塗りつぶされている鍵十字ですがなぜかデカールはセットされています。
he-112
he-112
(2019/03/~15)
機体の塗装が完了。下面はどちらもRLM65ライトブルーで塗りました。
いつもの通り筆でペタペタと塗ったので、若干ムラが目立つところもあるけど気にしない。 ちなみに上面色は3回塗り、下面は2回塗りで済ませました。

残っているのは細かいパーツばっかり。まずは脚を取り付けて着陸させます。 どちらのキットも脚の取り付け角度が曖昧なため、実機写真など見ながらカッコいい角度になるようにして固定。

He-112Bでは脚カバーの取り付けも曖昧なためタブをつけて主翼側に固定の予定。 また、引き込み用アクチュエータのパーツが翼内砲のブラストチューブと干渉してしまうため、 角度をずらして取り付けなければならなかったが、それほど違和感ないので良しとしよう。

He-100Dでは脚カバーは脚柱に取り付けるので特に問題なく、脚回りは意外と組みやすい。 引き込み用のアクチュエータやリンクの類は再現されていないのでどうしたもんかと思案中。 脚柱が少し長すぎるのか、異常に頭上げ姿勢な気がするが今更どうにもならない。
このキット、もともとはリンドバーグ製だったようだ。プロペラ後付けできるようになっていたり、 タイヤが回るように組めたりと、良い点もないわけではないのだが考証面でダメダメ (古いから仕方ない面もあるが)なのがモチベーション削ぎます。
he-112
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(2019/03/~27)
基本塗装の後、退色表現のつもりで水性カラーのダークイエローでウォッシング(と言うのかな?)。 ただし、機体下面は水性カラーで塗装しているので未実施。
塗装が済んだらキャノピーの取り付け。どちらも厚みはあるが透明度は十分。 フレームは凸モールドなので面相筆で塗装すればOK。合いも良好です。
次に、デカール貼りの作業。
He-112Bはエレールの硬いデカールが曲面や細かいモールドに馴染まなくて大変。 マークソフターもあまり効かない。半ば諦めモード。
主翼上面の十字のみは余白の処理をサボったら結構目立つことが発覚、後で切り取りました。
垂直尾翼の赤帯はもう少し太くても良かったかな? 鍵十字デカールのサイズとギリギリですな。
He-100Dのデカールは1984の表記がありましたが何の問題なく使用できました。 尾翼の鍵十字のみは他から流用。ついでにピトー管とアンテナマスト、主脚引き込みリンクは自作。
どちらも正式採用された機体ではないので、実機のマーキング自体架空である可能性があり、 あまり神経質になる必要はないでしょう。
he-112
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