(2011/08/15-20) 新司偵つながりで97式司偵の試作機ベースの神風号を作ります。 C/Wは立川98式直協偵察機。小回りの利きそうなかわいい機体。 今回も資料はあまり見ないでキットのとおりに作る予定。 一応ネットで写真を検索したんだけど、実機写真より模型写真が多い。 鮮明な実機写真は意外に少ない。 神風号はLSのキット。 表面が梨地で高速機には相応しくない、サフェーサー塗ったくってペーパー掛け。 コクピットは開口部が小さく内部がよく見えそうにないので基本的にはキットのまま。 ただし、後席が背もたれのないタイプなのは長距離飛行時にはちょっと考えられない。 一方、Ki-36は前後席とも背もたれのあるシートだが、これでは旋回機銃を操作できない。 そこで、神風号の前席にはKi-36のシートパーツを流用し前席パーツは後席に使用。 神風号の後席パーツをKi-36の後席に使用して円満解決。 そのKi-36はコクピット床面に穴を開けて胴体下面窓を見通せるように修整。 胴体側面の小窓はキットのクリアパーツでは明らかにサイズが小さくて合わないので、 神風号の余りパーツを流用する。 Ki-36はキャノピーが大きくて中がよく見えてしまいそうなので、コクピット内をそれらしく工作。 といっても資料はないので想像で。 出来上がったらさっさと胴体パーツで挟んで接着。 どちらのキットも合いは良好なのでほとんど段差も出ない。 また、Ki-36のエンジンの位置はキットの指定はちょっと腑に落ちないので修整。 キットどおりだと機首の機銃がシリンダヘッドを撃ち抜いてしまう。 シリンダが垂直になるのが下側というのも普通ではないような気がするので、 エンジンパーツを逆さに取り付けて銃口がシリンダの間に来るようにする。 ちなみにエンジンの塗装はつや消し黒ベース+シルバーのドライブラシでやってみた。 いつもの黒鉄色ベースよりメリハリが出ていい感じ。 脚回りでは、神風号はキットどおり(もちろん車輪は回転する)。 Ki-36では主脚のスパッツを外した状態にする予定。 前線基地では泥なんかが詰まるのでスパッツを外している例が多いので。 胴体左右パーツ、主翼上下面パーツの接着が出来たところで、下地と傷チェックを兼ねて銀塗装。 とりあえず十の字にしてみる(接着はしてない)。 あまり大きさが違わないですな。 |
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(2011/09/03,04) 今週末はまず神風号のプロペラ修整から。 キットのペラは成型不良でブレードの長さがそろってません。 ジャンクパーツ(前回製作のAIRFIXの100式のペラ)を使ってサイズの調整。 強度確保のため、ブレードに切込みを入れてプラ板で接いでます。 寸法,形状は説明書の図面がほぼ1/72の実寸(と思う)なので、それに合わせた。 どうせ誰も測ったりしないからこれでよし。 機体表面はまだちょっと磨き足りない感じがしたので、もう一度ペーパー掛け。 ついでにエンジンのシリンダ後方の胴体(エンジンパーツと一体の部分)を修整して 胴体全体が見事な流線型になるようにする。(ただしカウリングが付くと見えない。) ほどほどに磨いたところで、Ki-36ともども主翼、尾翼、エンジン部分を取り付け'士'の字状態へ。 固定脚といっても塗装の邪魔なので脚はあとで付ける。 Ki-36は着陸灯が再現されていなかったので、透明プラ材で再現。 方向舵はせっかく別パーツなので、ちょっと右へ切ってみた。 プロペラ軸がちょっと細くてがたつくので、プラ棒に穴を空けたライナーを作成。 エンジン側の穴も大きくして調整。かなり改善。 |
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(2011/10/08-10) 漸く基本塗装完了。 神風号はベースがMr.カラー#8の銀色、青色部分は水性ホビーカラーH15のインディブルー。 銀色は塗装後に乾いたウェットティッシュで磨いてみた。落ち着いた光沢になってよい感じ。 胴体上面の青色塗装はマスキングなしのフリーハンド。遠目にみれば判るまい。 問題はコクピット内の胴体部分の色。ここが何色だったかはよくわからない。 当時のモノクロ写真ではあまり暗い色ではないのがわかる程度。 ネットにある模型写真でも解釈は色々あるようだ。 そこで、外側の銀色とあまり明るさがかけ離れないようにライトグレーで塗装。 キャノピーフレーム内側も同じだろうと想定し、フレームの下地も同色で塗装。 フレームは凸モールドなので細筆で片付けます。 Ki-36はキット指定の迷彩が気に入らないので、全面灰緑色のまま。 主翼前縁の識別帯は水性カラーを使用。 マスキングテープとの相性がよくなく塗料が接した部分の糊がドロドロになって残ってしまい取り除くのに手間取る。 水性塗料なので溶剤を使ってふき取る技が使えないのだ。 塗装後、ピトー管の修整。 箱絵を参考にもとからある部分にプラ板と伸ばしランナを付け足してそれらしく。 どちらの機体も主脚は取り付け前に塗装しておいて、機体の塗装後に取り付け。 接合部の整形とかしてないけど問題無さそう。 やっと着陸できた(^ ^)v |
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(2011/10/22,23) Ki-36のパイロットフィギュアを製作。 元々2機分4体のフィギュア(AIRFIX出身)を用意していたのに神風号には乗せ忘れ(; ;) その分Ki-36のパイロットには普段の2倍手間をかけます。 ベースはAIRFIXの幽霊パイロット(足がない〜)。 これに神風号パイロットフィギュア(人体練成失敗!)から足を移植。 継ぎ目がちょっと雑だけど幽霊に見えなきゃOK 機体はラダーを右に切った状態(左へ横滑り? エルロンが中立なのは無視)なので、 搭乗員は一旦打ち首の上"左向け左"。 後席の偵察員はキャノピーに頭が引っかかるので切腹申し付けて前かがみに改造。 おまけに家一軒分の値段のカメラを持たせました。(右の写真ではまだ持ってない。) どうせよく見えないので改造部分の整形は簡単に。 試しに搭乗させた姿はブログ参照のこと。 神風号は細部パーツの取付けと塗装が完了し、あとはデカール貼りだけ。 ペラがズッコケているのは差込が浅いだけ、組み立てミスではない→ |
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(2011/10/30-11/13) まず、神風号のマーキングは10/30に完了。 説明書どおりにデカール貼って終了だけど、実機写真も参照して位置を確認。 ロンドン到着時の写真(背景に'G-...'の登録コードの機体が写ってるので)では 胴体左舷のマーキングの位置が微妙に違ってるような気がする。 また、垂直尾翼の"九十四時間 東京 - ロンドン" の記入もない(これは当然だな)。 というわけでロンドン到着時仕様(のつもり)の完成。 (パイロット載せ忘れは痛いが今更仕方あるまい。) 98式は搭乗員を塗装後、コクピットに固定。キャノピーをかぶせて組み立て完了。 第一風防(?)にはアンテナマストのほかに標識灯(編隊灯?)があるので追加工作してあります。 改造の甲斐もあって、搭乗員2名も良い感じ。(ただし塗装はいい加減) 後席の偵察員が持つカメラはちゃんとストラップで首から提げてある。 偵察任務想定なので翼下面の爆弾は省略。 やたら小さい上に10個もあるんで取り付けない方が健康的(^ ^) マーキングはキット指定どおり(これしかない)。 国籍標識と戦隊マークしかないのであっさり終了。 ただし、どこ戦隊のものなのか説明一切ないのは不親切! で、98式も完成。 やっぱりいいなこのヒコーキ。 |
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