Modeling Log - Messerschmitt Me-410 & Dornier Do-335
Update in Jul, 23. 2008

Messerschmitt Me-410 (MATCHBOX 1/72) & Dornier Do-335 (REVELL 1/72)

go last
(2008/01/02-06)
久々の空戦モードはドイツの双発重戦2機種からスタートです。
まずは在庫最古参となっていたMATCHBOXのMe-410。 例の運河と呼ばれる凹モールドもこのキットでは大人しいものです。 (もう慣れちゃったということもありますが...)
難点はキャノピーが一体成型のため張り出し部分にパーティングラインが入っていることではなく、 成型不良のため穴が開いていること(; ;)
幸い平面部分なのであとで透明プラ板に置き換えます。
それにどうも機首側面のボリュームが足りないようです。 機首先端まで直線的に絞られているためイメージがよくありません。 そこで、プラ板を重ね貼りしてふっくらほっぺに整形します。 形状は写真などを参考に適当にやってます。
Do-335の方はこれまた古いキットなので、細部はこだわらないほうが健康的です。 とはいえ、夜戦型といいつつ練習機型の胴体となっていますので思い切って胴体背面を切除! キットにはレーダーアンテナのパーツもあるし、排気管は消炎タイプしかセットされていないので、 こうやって正しい夜戦型にするしかありません。
キャノピーと機体との合わせも良くないので調整が必要です。
どちらの機体もキャノピーが大きいので中が見えてしまいそうですが、 キャノピーパーツがかなり厚めなのではっきりとは見えないはず。 それらしく適当に作って、パイロット乗せちまえば大丈夫でしょう。
me-410
上がDo335,下がMe410
me-410
これくらいふっくらしてないと砲口も空けられない
me-410

(2008/01/12-14)
コクピットの工作です。
どうせ分厚いキャノピー越しなので細かいことは気にしない。寸法も目分量です。
資料は"航空ファン"、"モデルアート"、"スケールアヴィエーション"の各誌。 あとはネットで検索。 模型写真やイラストが多く、実機の写真は意外とありませんねぇ。
Do-335は前席のみ工作します。 夜戦型の後席は小さなキャノピーしかないので、省略です。 後席キャノピーはジャンクパーツを流用するつもり。
Me-410は予想外の大工事。 キットは床面が低いため機首の機銃位置と不整合になりますので、取り付け位置を上げます。
床板を上下から挟むようにつけられているガイドの上側に乗せるようにして2mmほど嵩上げできました。 そうすると幅が狭くなるので、床板の幅をちょっと詰めました。
次の難関はリモコン機銃のコントローラ。 これも写真を見ながらプラ材で適当にでっち上げ。 キャノピーパーツとは干渉しない様にしたはずだけどちょっと不安。
me-410
▲まだ胴体左右は接着していない
me-410
▲シートの幅も詰めてあります
(2008/01/27)
コクピットの塗装、のっぺらぼーに見えない程度にごちゃごちゃと書き込みます。 キャノピー越しだとどうせ何もわかりません。
Me-410はリモコン機銃の取り付けをどうするか考え中。 キットは台座と銃塔部分で胴体側壁を挟むようにして取り付けますが、 塗装など考えると後付けにしたいところです。
胴体張り合わせ後ではやりにくい機首の砲口は今のうちに開けときましょう。
Do-335は背中の工作があるのでさっさと左右胴体を接着しました。
背中はプラ板を重ね貼りして大まかな形を削り出し。 写真で見る限り、キャノピー後端から素直に尾翼までラインがつながっています。 変に特徴が無い分きれいに仕上げないと、ミスが目立ってしまいます。
me-410me-410
▲左Do-335、右Me-410
me-410
▲ここから先は慎重に...
(2008/02/10,11)
製作にあたり、密かに目論んでいたのは主翼を着脱可能にすること。
もちろん実機にそんな機能はありませんが、 我が格納庫の収容能力が限界に近づいているための狗肉の策です。(^ ^;
実際、主翼を折り畳み可動にした艦載機の収容スペースは1/2くらいになります。 今回は胴体から突き出したスパーに主翼を差し込むようにすることで着脱を実現します。
Me-410は胴体パーツを張り合わせる前にスパーを取り付けました。 左右一体のほうが強度的に良いのですが、上反角の調整が難しいので別々に取り付けます。 このキットは胴体側の主翼取り付け面で上反角を出しているのでこれに直角になるようにスパーを調整します。 あくまで着脱のための機構なので実機の構造とはまったく関係ありません。
Do-335は機首にバラストを入れる関係上、強度が必要なので左右一体のスパーにしてあります。 上反角は主翼側の取り付け部で調整します。
背面の整形はまだ納得できない所もありますが、これくらいで止めたほうがいいでしょう。 夜戦型の後席は穴を空けるだけなので、位置決めだけ注意すれば問題なし!
me-410
▲左右のスパーはあとで結合します
me-410

(2008/02/24)
Do-335の後席を穴あけ。
ピンバイスで穴の輪郭に沿って穴を開け、ニッパでむしり取ります。 あとはカッターやヤスリで形状を整えます。
キャノピーはジャンクから、旧LSの1/72ピッツS2Aの密閉キャノピーを使います。 まるであつらえたようにいい具合です。
悩んでいたMe-410のリモコン機銃は後付可能にする手を思いついたので早速実行。 胴体側にプラ板の円筒を仕込み、左右の銃座をつないだ一回り細い円筒をはめ込むようにします。 左右の銃塔をつければ抜け落ちなくなる予定。
円筒を仕込んだあと、コクピットを取り付け左右胴体を接着。 機首下面の爆弾倉カバーも取り付け。 この時点で50mm砲装備型はなくなりました(^^)
50mm砲つきの場合機首下面がちょっと膨らむのですが、そのためのパーツはありません。 ただし、キットの塗装図ではちゃんと表現されています。 パーツにはモールドされていないパネルラインも図示されています(小さくてわかりにくいけど)。 "省略したけど気になる人は自分でガンバレ"というスタンスがいいですね。
me-410
ところで、後席狭すぎませんか?
me-410
上下の動き(仰俯)は左右同期するのでこれで問題なし
(2008/03/09)
主翼の着脱機構の工作の続き。
主翼側の取り付け部として、スパーをはめ込むソケットを作ります。
Me-410はスパーに上反角をつけてあるので、 主翼上面パーツの裏側にプラ板で箱を作ってソケットにします。 上反角は本当は微調整が必要ですが、だいたい良い感じなので小細工はしないことにしました。 したがって、スパーも特に加工は無し。プラ棒そのままです。 主翼下面パーツとの干渉も無さそうです。
Do-335は左右一体のスパーを水平にしてしまったのでいろいろ面倒なことが起きてます。
まず、主翼の上反角を出すためにソケットの主翼上面裏側にプラ板を張って持ち上げます。 相対的にスパーは下へ移動するので、スパーの前後に置いたプラ板の高さが足りず箱状にできません。 さらに、スパーの下側は主翼下面パーツに当たるので削る必要あり。
とりあえず、対処方法は出来上がってますが今日のところはこれで時間切れ。
me-410
▲蓋をするようにプラ板貼ればソケット完成
me-410
▲まだまだ調整しないとだめですね
(2008/03/16)
主翼着脱部分完成させます。
Do-335のソケットは付け根部分のみ箱形構造にしました。 スパー先端部分は主翼下面パーツに当たっているので、 十分に固定されるはずです。 スパーをもっと削れば全体を箱形にできますが、 強度的に心配なのでやめときます。
主翼パーツ側のタブは厚みが足りないのでプラ板で増厚しました。
主脚収容部から見える部分を塗装したあと上下主翼パーツを接着して出来上がり。
主翼と胴体の間に若干隙間ができますが、これくらいは我慢します。
Me-410は前回ソケット部が完成しているので、上下主翼バーツを接着すればこちらも出来上がり。
主翼をつけてみると左右の上反角がビミョーに違っているように見えますが、きっと錯覚でしょう(^_^;
だんだん形になってきましたが、Me-410はカッコいいですねぇ。
me-410

me-410

(2008/03/30)
Do-335の脚回り改修始めました。
キットのパーツはステーやシリンダー(アクチュエータ?)を一体でモールドされています。 前脚はタイヤ、ホイルも一体です。 さすがにそのままではキツいので、見栄えを良くします。
キットのパーツは脚柱の部分だけを使用、他の部分をプラ材ででっち上げます。
前脚はかなり複雑な構成で、なおかつ斜め前に突き出すように取り付けるので、 強度の確保が難しい。
その点では主脚の方が楽そうだ。
me-410
▲元の状態の写真取り忘れ
(2008/04/13)
引き続きDo-335の脚回り。
主脚も支柱部分が板状にモールドされているので、 それを切除してプラ材でちょこっとディティールアップするつもり。 前脚では切り取ってしまった引き込み動作用シリンダーは主脚では残してみました。
実機では主柱とシリンダーにちょっと角度がついているみたいですが、まあいいや。
主柱の取り付け部分はあまりリアルではありませんが、裏にプラ棒挿して補強するだけにします。 収容部をごついフレームが横切っているので再現。
主脚収納部はそのままでは着脱用ソケット部が丸見えになってしまうため、 つつぬけになっている部分を塞ぎます。 (前脚収納部はそれらしくできているんでんすけどねぇ)
一通り塞いだあと写真撮ってPCで見ると結構雑な仕事してます(^_^;)
資料見直してやり直したくなってきました。
me-410
▲右がもとの状態
me-410
▲一部気に入らないのでやり直します
(2008/04/27)
足回りはちょっと飽きたので、気分を変えるために他の部分を工作。
成型不良で穴が開いていたMe-410のキャノピーを修理します。 穴が開いていた部分のパネルを切除して、透明プラ板で作り直しました。 透明プラ板は100円ショップで買ったやつ、A4サイズで100円でした。 接着は透明のゴム系ボンドを使用。曇りも無いし、はみ出した部分も後できれいに取れます。
透明パーツがらみで、Do-335の着陸灯も仕上げました。 着陸灯の部分を切り取って透明ランナーから切り出したプラ材を埋めます。 ペーパー掛けとコンパウンドで磨いた後、塗装に備えてマスキングして終了。
3輪式のD-335は機首にバラストが必要なので、板鉛を仕込みます。 プロペラ軸をよけるため、筒状に丸めて環状ラジエターの裏に固定しました。
この他には、過給機吸気口や消炎排気管の端面がムクのままだったので、ドリルで開口。
Me-410は機首先端の窓(?)を取り付けてやっと機首の形が見えてきました。 それと水平尾翼を取り付けました、これでヒコーキの形になりました。(主翼ははずせるけど)
me-410
me-410

(2008/05/04-06)
連休でまとまった作業時間が取れるので、機体の塗装をやってしまいます。
Me-410は好みでグレイ系の迷彩にします。 マーキングは未定ですが、最悪の場合はキットの50mm砲付きバージョンがグレイ系なので、 そのまま貼っちゃいます。
下面を中心に全体をRLM76で塗装、上面は水性ホビーカラーのRLM75で下塗り。 水性は乾きは遅いし皮膜も弱いので早く使い切ってMr.カラーに戻りたいんだけど、 なかなかいい色(正しいかどうかは別)なので捨てがたいところもあります。 まだ下塗り段階ですが、乾きも遅いのでここでしばらく放置します。
今使ってるマスキングテープは水性カラーとの相性悪い(塗装面を侵す)みたいなので、 十分に乾燥させないと不安。場合によっては手書きで対処しなければならないかも。
Do-335は完全に架空マーキングとなります(多分実戦配備されて無い)。
他のドイツ夜戦の塗装を参考にして全面RLM76にしますが、下面は黒で塗装しました。 この方が夜戦らしくていいでしょ?
この後の斑点塗装が大変ですが、RLM74/75は水性カラーなのでやり直しは容易。
ま、気長にやります。
me-410
me-410

(2008/05/17,18)
Me-410の迷彩塗装をやりました。
パターンは幾つかの模型誌の作例を参考にアレンジしました。 (正式なパターンがわかる資料がなかったのだ。)
今回塗膜の弱い水性カラー使用のため、マスキングテープの使用を断念、手書きで塗り分けました。 鉛筆でパターンを下書きしたあと、細筆で輪郭をなぞっていきます。 塗料は薄めにして合計3回塗りですが、均一に塗れてません(;_;)
乾燥にも時間が掛かるので、しばらく放置してからペーパー掛けとタッチアップですね。
主翼を着脱可能にしておくと塗装とかも楽です。 最後にはアンテナ等の細かいパーツの取り付けになりますが、主翼だけの状態だとやりやすそうです。
逆に着脱時にそういう細かいパーツをいためないように注意が必要。 Me-410はまだしも、Do-335は主翼にレーダーアンテナがつきます。 出来上がる前から心配になってきました。
me-410
me-410
▲色調補正かけたらこんなに違ってしまった
(2008/06/01)
迷彩塗装の塗りムラの補修がなかなか上手くいきません。
合間に小物をちょこちょこと作業します。
プロペラは一皮むく程度削って薄くしました。 Do-335のプロペラはプラ材で回転軸と軸受けを作りました。 MATCHBOXのMe-410は軸受け部分が別パーツなのでそんな工作は不要。 組み立ても楽だし、ポリキャップでとめるより回転もスムースでいいんだけど、 こうなっているキットは少ない。
Me-410のラジエター、オイルクーラーも取り付け。 ちょっと隙間が出来るのでパテをすり込んで塞ぎます。
どっちのキットも全般的に合いは良好です、さすが老舗メーカー。
me-410
▲あとは補助翼のマスバランス作らなきゃ
(2008/06/15)
両機のモットリング塗装をやりました。もちろん筆塗りですよ。(^^)
Do-335ははじめ蛇行パターンのきつめなのをやってみたんですが、 眺めているうちに気に入らなくなってきたので、 すべて落として(水性でよかった...)まばらなスポット状に変えました。 こっちのほうが良いです。
Me-410は胴体側面にわりと濃い目のスポット、垂直尾翼は胴体よりは浅めにしてみました。 胴体側面はモットリングの範囲をもう少し上下に広げたほうが良かったかも。 なんか帯状に見えてしまってますな。
その他小物関係では、脚柱やキャノピーフレームの塗装と主翼着脱部の調整やりました。 Me-410のキャノピーはわりとしっかりフレームのモールドが入っているので、 塗り分けは難しくないのですが、Do-335はフレームのモールドがぼやけていて厄介です。
着脱部はあまり力を入れなくても抜き差しできる(しかもガタつかない)程度になるよう、 スパーをちょっとづつヤスリで削りながらの微調整です。
me-410
me-410

(2008/06/29)
足回りの組み立て開始。
Me-410はほぼキット通りに組み立てましたが、 Do-335はそのままでは厳しい出来なのでちょこっと追加工作です。 前脚は取り付け部が心許ないので真鍮線を埋め込むことにしました。 主脚は引き込み操作用のステーを自作、実際には複雑な構造ですが、 簡略再現です。
そのほかにはプロペラ軸受け部分の組み立て。 Do-335用の自作軸受けはプロペラが抜け落ちないようにストッパをつけることにします。 串形配置なので、止めておかないと必ずどちらか一方が落っこちてしまいます。(^^)
me-410

(2008/07/12-13)
Me-410に施したモットリング塗装がどうも気に入らなくてやり直し。
Mr.カラーの上から水性ホビーカラーでモットリングしたので、 やり直しはそれほど大変ではありません。 直したのは胴体側面のみ、前よりあっさりめにしてみました。
他には、脚周りの部品を整形。 Me-410では主脚カバーの取り付け角度を調整。 尾輪カバーにもヒンジらしきものを追加しておきました。
Do-335ではパーツはあるのに脚出し状態では取り付けを省略されている 脚柱付け根の小さいカバーを無理やり取り付け。 そのためメインのカバーの取り付け位置を脚柱から少し離してつけるように修正。
前脚も固定、接合部には溶きパテ盛って強度の足しにします。
脚が付いてやっと着陸できるようになりました。
me-410
me-410

(2008/07/20-21)
連休を利用して一気に完成をめざします。
すでに機体はほぼ完成なので、細かい部分を複数並行作業となります。
その前に、Do-335の胴体を乗せる台座を作りました。 プラ材(主にランナ)で現物合わせのでっち上げですが、結構さまになってます。 前脚取り付け後の置き方に困っていたのもこれで解決。 細部の作業のときにも便利です。もっと早く作っておけばよかった。(^^)
Do-335のレーダーアンテナはキットのパーツをほぼそのまま使用。 細く削ろうとして折ってしまっては元も子もないですから。 (うっかりパーティングライン消し忘れてたりするんだが...) 取り付け位置とダイポールの向きだけ直しました。
Me-410の補助翼マスバランスはパーツ化されてないので自作。 錘の部分はプラ材を涙滴状断面に削りだしたあとスライスして作りました。 ちょっとオーバサイズ気味ですが、真下から見ない限り問題ありません(^ ^;
マーキングはキットのデカールをそのまま使用。 ただし、コードレターを組み替えて架空マーキングにしています。 次いで、いいかげんに塗装したパイロットを押し込んでキャノピーを接着、 案の定よく見えません。 最後にプロペラを取り付けて完成です。v(^_^)v
といいたいところですが、キャノピーフレームの塗りが甘いようです。 逆光でみるとフレームが透けて塗装ムラがばっちり見えます。 ライトグレイの塗装なので一応用心して下にRLM02塗ったんだけど効き目なし。
キャノピーと胴体のつなぎ目ももう少しきれいにしたいなぁ。
そのうちなおそ。
me-410
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