Modeling Log - Admiral Scheer
Update in Aug. 07, 2005

Admiral Scheer (ITALERI 1/720)

(2002/09/15)(2005/08/07改訂)
Admiral Scheer の建造開始。ずいぶん前に買って艦底板の接着だけやって ほったらかしたままだった。このキット(フジミのも同様だが)は就役後間もなくの 状態で、一番活躍した1940--1941年の通商破壊戦時の状態にするにはかなり改造が 必要となる。それがわかって作る気が無くなっていたのだが、この間出た モデルアートの増刊"ドイツ大海艦隊"の作例を参考にすれば、 艦橋の工作ができそうなので建造開始することにした。
キットはウォーターライン/フルハルどちらにも組めるようになっている。 すごいのはこの艦体パーツで、ウォーターラインモデルにするときに切り離し やすいようにウォーターラインをはさんで上下の艦体が少し間を開けて一体成形 されている(数カ所ブリッジしてつないでる)。
一応ウォーターラインモデルで作るのだけど、フルハルにもで来るように ちょっと手を加えるつもり。
今日のところは艦体内側に補強用のプラ材をいれ、舷側の装甲板を追加して終り。 ちなみにモデルアート増刊の作例では追加した装甲板の部分に舷窓開けているが 手許の写真では確認できないのと装甲にわざわざ窓穴あけるとも思えなかったので 割愛した(本当は面倒だから)。
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(2002/09/23)
艦橋と艦首の修正さえすれば後はストレートに組むだけという目論見だが、 艦首はともかく艦橋は結構面倒。上記のモデルアート増刊にある作例は1943年頃 らしいので別の資料("世界の艦船"増刊"第2次大戦のドイツ軍艦")にある改造直後の 写真とはちょっと違うみたい。
と言うわけでこれらの資料はあくまで参考程度にして、かなり想像が入った形状に なってきた。キットのパーツをできるだけ流用したいということもあるので...
アンカーチェーンは金属チェーンに交換するため削ってしまった。 どれか1艦ではじめると(よほどごついモールドされて無い限り)他のも合わせなきゃ ならなくなるので困る、雰囲気はばっちりなんだけどね。
ファンネルキャップはセメダインをしみ込ませた"強化紙"(?)を使用、便利なので 最近は多用しています。
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(2002/09/29)
艦橋の修正(てゆうかほぼ自作)は順調。
塗装は如何しようかまだまよっている。 とりあえず艦体と作りかけの艦橋をMrカラー#31で軽く下塗りして雰囲気を見る。 もう少し明るい色のほうが良いかな?
通商破壊戦仕様なので英国艦風迷彩にしようか(資料ほとんど無いけど)などと 考えたりもしている。ちなみに1940年12月の状態では後部甲板にクリスマスツリー があるので再現は難しいかも(^^)。
甲板はチーク材らしいので色を変えたほうがいいかもしれない。
ウォータライン/フルハルコンパチ化は上々の出来。 という訳で、今回の写真はフルハルでとってみました。
(2002/10/20)
ちょっと作業中断してたけどようやく艦橋が形になってきた。
艦体色は手持ちの中からいくつか試してMrカラー#73エアクラフトグレーにした (またヒコーキの色だよ...)。フルハルにしたときに艦底色とのコントラストが 綺麗だったのでこれで決定。
副砲はシールドの上面と側面にヒケがあるのでパテで修正、取りつけ穴が少し 小さくそのままでは入らないので拡張が必要。
主砲塔側面にも金型の段差が出てるので修正します。
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(2002/10/27)
主要部分は大体出来てきたので細部工作に入る。主砲砲身はまたしても上下可動に 挑戦、ちょっとがたつくけどまぁいいか...
"世界の艦船"増刊にある写真では主砲塔の上面がやや暗いグレーになっているので Mrカラー#31で塗装、ここだけだと変な感じだったので甲板上構造物の上面も同色で 塗装。
右の写真ではほとんど完成したように見えるが部品を乗っけただけ。後部艦橋部分を 甲板に接着するとその横の副砲はボートの架台に引っかかって取り付けできないのだ。 しかもボートの架台は副砲のシールドに干渉するので少し削らないといけない。
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予想外に組み立てやすいキット、細部の出来もよい。
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左から、キットのHe-60,シャルンホルストのAr-196,今回自作のAr-196
(2002/11/04)
ほとんど完成状態、各ブロックはまだ接着していない。機銃などの細かいパーツは 最後につけるつもり。
今回のメインは搭載機の作成。キットにはHe-60がついているが、通商破壊戦時は Ar-196になっている。余剰の機体は無いので自作することにした。胴体はアオシマ 旧キットの高雄についてた零式水偵、フロートは出処不明のジャンクパーツ、 主翼はプラ板で作成。胴体が3機分あるので3機作ってしまう。アオシマ旧キットは 胴体と主翼が別パーツになっているのでこういう作業はやりやすい。 アウトラインはAirfixの1/72モデルがあるのでここから寸法を割り出す、大体 1/10の大きさにすればいいので楽。このとき気付いたのはタミヤのシャルンホルスト についてるAr-196は胴体後部が1mmほど長い、(フロート部含む)全長と胴体長を 取り違えたのじゃないのかな? タミヤらしくないミスだなぁ。
これで保有する全ドイツ大型艦にAr-196を配備できるようになります(^^)v
(2002/11/17)
完成しました。
結局、英国艦風迷彩もクリスマスツリーも止めました。そのうち気が向いたら やるかも。今回はここまでにしときます。
艦首と艦橋の修正以外はストレートに組んだけどほとんど問題なく組みたてられる いいキットでした。イタレリはいいぞ!
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