2003年10月新番組・終了番組 感想・評価

  自分の好きな番組の感想を記録しておこうという試みです。
  感想の内容については何ら保証しないので悪しからず。


2003年 10月 新番組&従来番組

  番組名&公式サイト 評価(★×5) 

 終了

 ミルモでポン!
 機動戦士ガンダムSEED
 住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー
 

 ★★★★
 ★★★★
 ★★★★☆
 継続  カレイドスター
 無限戦記ポトリス
 
 ★★★★★
 ★★★☆
 新番組  美少女戦士セーラームーン
 ロックマンエグゼ AXess
 超星神グランセイザー

 鋼の錬金術師
 ボボボーボ・ボーボボ
 
 ★★★
 ★★★
 ★★★

 ★★★★★
 ★★★☆

 継続

 クラッシュギアNitro
 爆竜戦隊アバレンジャー
 仮面ライダーファイズ
 明日のナージャ
 金色のガッシュベル!
 デ・ジ・キャラットにょ
  

 ★★★★★
 ★★★★
 ★★★★
 ★★★★★
 ★★★★
 ★★★

 終了

 LAST EXILE
 

 ★★★★★
 新番組  GUN GRAVE
 
 ★★★

 継続

 十二国記[再]
 

 ★★★★★
 新番組  PAPUWA
 F−ZEROファルコン伝説
 わがまま☆フェアリーミルモでポン!ごおるでん
 PEACE MAKER 鐵
 
 ★★★☆
 ★★★
 ★★★☆
 ★★★★★

 終了

 ボンバーマンジェッターズ
 カスミン
 宇宙のステルヴィア
 ガドガード
 TEXHNOLYZE
 

 ★★★★★
 ★★★★★
 ★★★★
 ★★★★
 ★★★★
 継続  出撃!マシンロボレスキュー!
 NARUTO
 
 ★★★★★
 ★★★★
 新番組  Avenger
 R.O.D -THE TV-
 GUNSLINGER GIRL
 
 ★★★☆
 ★★★★★
 ★★★★

 終了

 D・N・ANGEL
 

 ★★★★
 継続  ポケットモンスターアドバンスジェネレーション
 
 ★★★
 新規  最遊記RELOAD
 無人惑星サヴァイヴ
 魁!クロマティ高校
 
 ★★★
 ★★★★
 ★★★★★
 爆笑オンエアバトル
 
 

 


2003年10月 新番組評価

オススメ!

鋼の錬金術師

魁!クロマティ高校

R.O.D THE TV

 

視聴継続する価値アリ

無人惑星サヴァイヴ

PEACE MAKER 鐵

キャプテンハーロック

GUNSLINGER GIRL

 

個人的に応援

PAPUWA

Avenger

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ごおるでん

ボボボーボ・ボーボボ

 

余裕があれば

ロックマンエグゼAXess

超星神グランセイザー

F−ZEROファルコン伝説

 

残念ながら視聴対象外

GUNGRAVE

最遊記RELOAD

美少女戦士セーラームーン

 


新番組感想・評価

 GUNGRAVE    ★★★ 

 #1    ★★★

  ガンぶっ放しゲームを原作とするアニメ。何でもかんでも撃ちまくって破壊する、ってのは一人称のゲームでこそ成り立つわけで、過激なドンパチが見られず少々残念。とはいえ作画はかなりのレベルですし、敵キャラも濃いいメンツが用意されているので、バトルが盛り上がれば面白くなるのでは。

 #2    ★★★

  #1で強いことしか判らなかった主人公、の昔話。銃を撃ちまくり異形の怪物を粉砕していた主人公も、単なる無口で情に厚い街のチンピラ。当然話も地味になるわけで、今回だけでは何とも言えません。それなりに味のあるキャラが出て来たので、過去と現在をしっかり描けば面白くなる…かも。作画クオリティは高水準ですし。

 #3    ★★★★

  銃を撃つ銃を撃つ、血が出る血が出る、キャラが死ぬキャラが死ぬ。前回登場したキャラがアッと言う間に死にまくったんですが、それでも主人公は地味なままという。関智一もテンションを抑えるのに苦労してるでしょう。作画クオリティは高いんですけど、暗くて微妙に見難いのは少々御勘弁。見事な悪役っぷりの大友龍三郎だけでは厳しいかな、と思ったんですが…ここから#1にどう繋がるのかは気になるところ。

 PAPUWA    ★★★☆ 

 #1    ★★★

  初っ端からマッチョなムサい野郎どもと網タイツを履いた生物(ナマモノ)満載、南国ではなくパプワ島に引きずり込まれるOP。近年稀に見る見苦しい番組(誉め言葉)ですが、いかんせん前作を知らない人には厳しいのでは無いかと。とりあえずエプロン姿の高橋広樹がお好みなら。あと、チャッピー役にわざわざ山口勝平を使わなくても(笑)

 #2    ★★☆☆

  鼻血とナマモノが蠢く本作、視聴時に疲れていればいるほど楽しめるような気がします。今回は鼻血を吹き飛びまわる珍なる物体と、脱力フェイスの毒キノコ子安武人に脳がやられました。これはこれでアリなんですけど、今後を全く保証できないのが問題です。

 #3    ★★☆☆

  方言を初めとする郷土色を強く打ち出し、奇妙な生物に親しみ深い名前をつけ、リアルなワードによるボケと過激なツッコミで流血を旨とする。といった柴田亜美独特のギャグですが、僕は前作読者なのでしっかり理解できてしまうんですね。基本的には流血(鼻血含む)と声優の妙技を楽しむ番組だと思います。今回は会話のやり取りがスムーズかつ破壊的で面白かったです。でも流血しすぎな気も。

 #4    ★★★☆☆

  嗚呼。今回も。脳味噌の何処かに毒素が注入されたか、もしくは伝染病に感染したとしか思えません。無駄にキレまくる作画のせいもありますが、どうにも面白いと感じる自分がいます。そこまで否定するほど酷い番組でも無いんですが、こればっかりは評価云々のレベルの話ではないので。冷静に考えれば今回登場したシンタローとハーレムだって、事情を知らない人にはさっぱり判らないでしょうし。

 F−ZERO ファルコン伝説    ★★★ 

 #1    ★★★

  任天堂ブランドとはいえ、舶来風味が強く今ひとつメジャーになれないF−ZERO。アニメ化と聞いてどうなるのか気になってたんですが…予想以上に濃い顔、奇天烈な格好の未来人溢れる番組でした。F−ZEROの凄さや未来世界の説明などはしっかりしてましたし、3DCGのレースシーンはなかなかの疾走感でしたし。次回のキャプテンファルコン次第でもう少し面白くなるかも。

 #2    ★★

  キャラの体付きやクルマの挙動など…色々と絵的な粗さが目に付いてしまい、今ひとつ乗れませんでした。エロスを求める訳ではないんですが、女性キャラを出すならもう少し可愛さなり色気なりあった方がいいのでは。何より最大の問題は、キャプテン・ファルコンの凄さが殆ど伝わってこなかったことで。賞金稼ぎであり最速レーサーなんですから。キャラのみてくれには慣れますし、レースシーンには可能性があるんですけど…厳しいかも。

 #3    ★★★★

  チラホラ出る危うい作画は相変わらずなんですが。後半のレース・バトルは熱くて面白かったような。各キャラの個性がもっと際立つようになって、毎回レースにちょっとしたアイデアが盛りこまれれば…楽しめるかも。おそらく今後も「かも」という末尾はキープされたままでしょうけど。

 #4    ★★

  やりたい事は判らないでもない…んですが。それ以前にやるべき事が沢山あるような気がします。F−ZERO教室も#4にしてF−ZERO教室じゃなくなってますし。

 わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ごおるでん    ★★★☆ 

 #1    ★★★

  新規視聴者のために総集編。アクミはいいとしてダァク様をまだ出すのか、と少々驚きました。わざわざ悪を設定しなくても、微笑ましい恋愛と妖精を絡めたほのぼの話で十分いけると思うんですけど。あとはゴールデンタイムに昇格したんですから、せめて1年目くらいの作画クオリティをお願いします。今となっては懐かしい#1ですが、南さんの可愛さはもう凶悪すぎ。

 #2    ★★★

  寝る子に勝てないワルモ団。「悪事は我等の趣味だ!」と所詮趣味程度の投げやりな悪っぷり、そして今やすっかりギャグ要員の伊藤健太郎の熱演。僕としてはワルモ団が出るだけで面白いです、むしろダアク様よりよっぽど。#1が総集編で#2はベーシックな話、エンジンがかかってくるまでまだ掛かりそうですが…まさかヤマネがレギュラーとは。よっぽど視聴者もしくはスタッフにウケがよかったのか。

 #3    ★★★★★

  ヤマネをパートナーに引っさげ、ついに桃ちゃんレギュラー昇格。どちらも1回のみの登場で破壊力満点だったんですが、この取り合わせがまさか実現するとは。作画クオリティも高く久し振りにミルモのパワー炸裂、というか今回の為に温存していたのでは無いかと(笑)久々にワルモ団の魔法シーンも見られて御満悦。
  松竹君の存在意義は正直「保志はやっぱりヘッポコじゃないと」と思い直すだけだったので、この辺に一山あると色々遊びがいがありそうです。しかしミモモはもう帰って来ないんでしょうか。裏妖精通販の半端な怪しさが好きだったんですが。

 #4    ★★★★

  のっけから飛ばしまくってる日高さん、忍者の歌×4、ごおるでんもそろそろ軌道に乗ってきましたか。かっこよく爽やかでドジな音楽の先生登場、今ひとつ扱いにくかった江口さんを中和しつつ御茶の間的にも的確な新キャラ補強。ダアク様復活の為のターゲットは南さんなので、前シリーズよりも恋愛要素が少し強まったりして。なわけないか。

 キャプテンハーロック    ★★★★ 

 #1    ★★★★

  作画・キャストと豪華で文句は無いんですけど、松本零次テイストにあまり思い入れがないので。船長とクルーの間にはDNAに換算して何%の違いがあるんでしょうか、とかどうでもいいことばかり。若本規夫と佐久間レイが出てる、ってのは非常に惜しいんですが。

 #2    ★★★★

  科学と人間の行く末、自由に生きる男の意気様。テーマも渋けりゃ主人公もまた渋い。派手さを抑え重厚な雰囲気を醸し出す事を徹底し、作画もそれに負けぬ重厚さを誇ってます。御見事。ラストでハーロックが口上を述べるシーンは中々のかっこよさで。相変わらず他と違う独特の味わいをもつ日本テレビ深夜枠、やはりチェックすべきか…

 #3    ★★★★

  牢名主ってテレビで久々に聞きました、どうでもいいことですけど。微妙に展開が遅いような気がしますが、アルカディア号も発進した事ですし…よしとします。スケールのデカさは設定次第で何とでもなりますが、それに負けない迫力を誇るというのは並大抵の事ではない訳で。恐怖を感じさせるドロドロのガイコツはもはや見事としか。あ、あとやっぱり若本規夫の声が生きるのは濃い作画ですね。

 #4    ★★★★

  渋い。キャプテンとしての責任を負うハーロック、見た目はアレでもそれぞれの役割をもったクルー達、その確固たる信頼関係。黙したまま目で合図するハーロックの表情。実に渋い。そう言えば最近、ここまで直球で男の渋さを描いた番組って無かったような…さすがは日テレ深夜枠大人向けアニメ、って所でしょうか。豪華声優陣って言葉が素直に当てはまる番組ってのも久し振り。

 PEACE MAKER 鐵    ★★★★★ 

 #1    ★★★★★

  これは当たりかも。初っ端から池田屋で各キャラの今後を暗示するという、既知の題材だからこそ可能な手法で見事に引き付けられました。人気どころの沖田・土方がすべからく長髪なのはアレですが、思った以上に厳しく新撰組の姿を描いていくようで。ラストの殺陣は深夜ならではの激しさで、鬼の済む地獄を垣間見た主人公が今後どうなるのか興味津々です。
  しかし今や斎賀みつきは大人気。緒方恵美とまではいかなくても、かなりの女性支持を得てますね。あ、あと終了直後に「フィクションです」と出るのはどうかと思います(笑)

 #2    ★★★★

  土方×沖田のあまりのラブラブっぷりには少々参りましたが、主人公の決意がしっかりしてるのでまあ良しとします。「俺を鬼にして下さい」との意気そして眼差しやよし。全体的な雰囲気は軽めでも、どことなく漂う血と殺気の臭いが何とも言えません。逆にいえば緊張感が薄れてしまった時が怖いんですけど。完成度は高いので今後に期待。

 #3    ★★★★★

  中性的な魅力溢れるキャラ、そして女装。不足に感じさせまいとする努力は買いますが、やはり少女が出て来てくれないと華が足りませぬ。本来は女性の介在する余地がない内容ですが。今回は中盤からラストにかけて…「名前を呼んだから殺した」のくだりは、ある種の恐怖を抱くのに十分な出来で。僕もまだ覚悟が足りなかったみたいです、小林由美子の絶叫を聞きながらそう感じました。

 #4    ★★★

  屯所で豚を飼う新撰組。当然非常食。イタコな電波さん斎藤一登場、従来のキャラをベースに独自色を打ち出そうとする感じが良く判ります。にしてもあのおじゃる丸は誰なんですかー!妖術とか使える番組なんですかー!作画が落ちると途端に安っぽくなってしまうのは寂しい所ですが、見せ場の殺陣さえしっかり描いてくれれば良しとします。

 Avenger    ★★★ 

 #1    ★★★

  “.hack//SIGN”同様の深夜鬱アニメ。愛玩用アンドロイドというアイテム1つで、荒廃した世界と屈折した主人公が表現されてます。第1話からして主人公の感情が全く掴めない(何故捨てたのか、何故また拾ったのか)上に、今後の展開が殆ど読めないという…何とも判断に困る作品です。.hackは後半かなり楽しめたので、僕は一応期待しつつ次回を待ちます。

 #2    ★★★

  荒廃した赤い大地に夜の帳が下りた時。女戦士は一言も発せず目と目で幼女人形と互いの想いを確かめ合い、そして互いの温もりを感じながら眠りにつくのであった。こう表現するとかなりヤバイ番組ですが、あながち外してもいないような。とにかく幼女人形を愛でるこの屈折してささくれ立った雰囲気が何とも言えない…かもしれませんが、いまだ大筋が見えないのは少々問題では無いかと。

 #3    ★★★☆

  動いてるんだか良く判らない作画に、強いんだか良く判らない主人公。とはいえ元々闘いが主軸では無い(と思う)ので、問題ないかと。思わせぶりなセリフと過去のトラウマを絡める、雰囲気重視な造りは相変わらずですが…この独特のアクに満ちた世界感が何とも言えません。OP・EDなんかは特に個性的で、次回予告→EDの流れなんか秀逸だと思うんですが。

 #4    ★★★☆

  火星で子供が生まれなくなってもう10年、って前にも言ってましたっけ?確かに子供がいなかったような。そこで子供でも機械でもないドールが必要で、さらに主人公との微妙な関係が成り立つ訳ですか。納得。極力無駄な台詞・動きを省き、表情だけで全てを語ろうとする手法…は最早魅力と成りつつありますが(笑)、今回はアクションもストーリーも動いていてビックリ。それでもまだ展開は遅い方なんですけど、2人のラブシーンにはじっくり時間を割いてます。さすが。

 R.O.D THE TV    ★★★★★ 

 #1    ★★★★★

  「本」という対象へのこだわり、負担が大きい“紙”を使った見事なアクション、(陳腐な表現ですが)生きたキャラクターの魂のこもった台詞、そして二転三転する見事なストーリー展開。女性独占市場なのは少々寂しいんですが…深夜アニメなのでそれは問題ではなく。小説・漫画・OVAと既に世界観は構築されているので、もはや多くを語る必要も語る資格もないと思います。あ、あと斎藤千和は存在感があっていい感じです。

 #2    ★★★★★

  日本での新生活のスタート…という感じで話自体はまったりしてるんですが。全般的なクオリティの高さに加え、三姉妹がそれぞれ個性が強いので、普通に見てるだけでも十分楽しいです。とはいえ今回は、ねねねねえ様@雪野五月にMVPを差し上げるべきでは無いかと。随分苦労なさってますし。でもってアニタ@斎藤千和はいい感じ、もっともっと悪態を!

 #3    ★★★★★

  作品世界への没入度を高めてくれる奥深く丁寧な風景、そしてその世界で好き勝手に動き回る魅力的なキャラクター。TV版が初めての接触となる僕ですら、読子に対するねねねの想いがしっかり理解できるという。小説・漫画やOVAを見ている人とはまた違う見方が出来るのも、これはこれでまた一興かと。まったり展開でしっかり世界感が説明されて、話もそろそろ動き始めたみたいです。楽しみ楽しみ。

 #4    ★★★★★

  小学生だったんですか…そりゃあ中1の方が色々都合いいんでしょうけど(深い意味はありません)。淡々と他愛もない学園ものを描いておきながら、後半は突然の戦闘という緩急自在な組み立て。他愛もないとはいえ同級生すらそれぞれ“違い”を持っている芸の細かさで、これだけでも十分な水準なのがまた恐ろしい。突然襲われるという緊迫感の中、これぞアニメの真骨頂というべき見事なアクションをみせるアニタ。いやはや本当にモノが違う番組です。
  最後に「いっぱい思い出を作りなさい」という一言で、やがて来る別れを匂わせる手口には完全にやられました。これじゃあ何見ても切なくなるではありませんか。

 GUNSLINGER GIRL    ★★★★ 

 #1    ★★★★

  少女に儚さと強さを求める、のは理想としてアリだとは思います。僕にもそのきらいはありますし、下手に媚びを売るよりはよっぽどマシですし。だとしても。兵器と少女っていう組み合わせは…判らないでもないですが、よく判りません。ファンの人には大変申し訳ありませんが。Avengerとはまた違った少女への愛情表現の形、なんでしょうか。
  幾ら壊れかけていたからとはいえ、自分が望むままに少女を再構成する…という設定はかなりハードで。ともすれば非常に危うい内容になりかねません。誰もが自らの立場を完全に肯定していない、という風に気が使われているのがまだ救いですが。だからこそ鬱々とした雰囲気になるわけで。少女より銃に愛情を注げるなら。あと三橋加奈子・仙台エリ・小清水亜美のどれか1人にでもアンテナが反応するなら。

 #2    ★★★★

  これだけ救いの無い話にするのなら、出来れば徹底的に。天体観測のようにロマンチックな触れ合いを見せられると、下手に幼女に愛を注がれると…「この設定下で幼女を愛でたいだけか」と感じてしまうので。ごめんなさい。白い息に澄みきった星空、オリオンとアルテミス等など雰囲気の出し方は素晴らしく、作品世界への没入度はかなり高いんですが。あ、あと小清水さんは何だか落ち付いたいい声出してます。

 #3    ★★★★★−☆

  どういう感想を書くべきなのか…思案に暮れてます。純朴な少年と不器用な少女のかすかな心の交流も、少女がその手を血に染める理由には勝てないと。顔色ひとつ変えず乾いた銃声を響かせながら暗殺を行なう、そんなリコが戸惑いの末に発した「ごめんね」という言葉。本来ならもっと切なくもっと悲しくなる筈なんですけど、何よりも自分がいる環境への幸福が第一に語られてしまう。これぞ条件付けの賜物なんでしょうか。
  ひとつひとつの言葉や動きに気を使っているのは良く判りますし、作品としてアニメとしての出来はアリだと思うんですけど。本来ターゲットとされている人達は、この作品をどう楽しんでるんでしょうか。気になります。あ、あと三橋加奈子は思ったより普通でした。

 #4    ★★★★

  ジョゼに心酔するヘンリエッタよりも、道具として自分の居場所を正当化するリコよりも、痛みを訴えながらも精一杯無理をするトリエラに僅かな救いを感じました。トリエラとヒルシャーくらいが丁度いい距離感だと思うんですが…どうも嘘っぽいジョゼさんが好きになれません。そうこう言いながらも娘…を気にする長島雄一や、結局ぬいぐるみを一体余らせてしまう不器用なトリエラ等、お話自体は実に綺麗にまとまっていて面白かったです。あ、あと仙台エリの声には何か度量の広さを感じました。メダロットの頃から感じてた通りの。

 最遊記RELOAD    ★★★ 

 #1    ★★★

  戦闘以上に時間を裂く虚勢の張り合い、時に見られる尖りまくった演出(画面半分影とか)、何も終わってない最終回、と前作は僕の面白レーダーに直撃しましたが。これまた見事なRELOADっぷりで、渡辺美佐のやさぐれ度合いもそのままキープでひと安心。あとは何処まで尖った演出が見られるかを楽しみにします。前回よりバイオレンス度合いが強まってますが、ラストの“うら最”は同人ネタっぽくて微妙。ちなみに僕のイチオシは三蔵法師様、あの弱さと口の悪さが何とも言えません。

 #2    ★★☆

  アムロにシャア、マリオにクッパ…主役を引き立たせるには魅力あるライバルの存在が必要不可欠。ということで三蔵一行のライバルは紅孩児一行なんですが、威厳の無さ・存在感の薄さは相変わらず。前作からの問題だった「主人公以外の敵キャラに魅力が無い」、ってのは解決されていない模様です。まあ三蔵一行4人で全て事足りるのかもしれませんが。
  さらに第2話にして作画に“濃さ”が感じられず少々残念。でも!今回はへっぽこ三蔵様が見られたのでそれなりに満足。

 #3    ★★★

  …何かが違う。違う気が。気がする。初っ端から荒い息の三蔵様など僕的な見所は多かったにも関わらず、ギャグを散りばめたスタイルに違和感を感じまくってます。前作はもっとシリアスで、戦いに対してある種の敬意があったような。女性を対象としていても、男のロマンがどことなく溢れていたような。今回は三蔵一行のクローンを撃破する話なんですが、前作の衣装を着たクローンの末路に前作を否定されたような、そんな印象を受けたのは僕だけですか?

 #4    ★★★

  #4にして主人公そっちのけで妖怪視点のやるせないお話。それ自体は悪くないんですが、もっと主人公達の強さを際立たせておくのが先決ではないかと。原作読者以外は最早ターゲットではない、という割り切っているのかもしれませんが。それでも偉そうに虚勢を張りながら、一番貧弱君な三蔵様が毎週クローズアップされるので、個人的には楽しめてます。
  しかし大塚芳忠の意図だけは読めませんでした、特に悪いこともしてないのに怪しいのはさすがですけど。バンキシャ!でナレーターとかやってる場合なんでしょうか。

 無人惑星サヴァイヴ    ★★★★ 

 #1    ★★★★☆

  思った以上に地味な滑り出し…という程地味では無かったんですが。このゆったりとした展開、まるで朝の連続小説のようなヒロインの前向きっぷり、さすがNHK教育アニメという感じ。少々説教臭くなるのは仕方ないものの、SF要素もしっかりしてそうですし、じっくり付き合えばそれだけの面白味があるのではないかと。今後の方向性がまだ掴めていないので大きな事は言えませんが。
  ただ。媚びる…とはいかないまでも、もう少し何らかのアピールが欲しい所。この地味さが好きでもあるんですが。あとは少年役の真殿光昭、可憐さが足りない眼鏡っ子などキャスティングが微妙。でも主人公ルナ役の岩居さんはいい感じ。視聴者に媚びない微妙な年頃の少女を見事に演じてます。

 #2    ★★★★☆

  しばらく学園生活…かと思ったらアッと言う間の遭難、あくまでルナは転校生という位置付けで行くみたいです。キャラクターは相変わらず地味で萌え・燃えともにさほどでも無いんですが、元々そういう番組でもありませんし。それぞれの性格と行動が丁寧に描写されているので、今後起こるであろうドラマに期待が集まります。シャトルのデザインはどうかと思いますが、モノレール?が宇宙に出た瞬間の美しさといったらもう。

 #3    ★★★★

  「不可能です」「不可能です」と役立たずなM−17に比べ、何と大気圏突入をこなしてしまうルナ。驚きを通り越して尊敬の念すら感じますよ、いやホントに。太陽そして風に全員が逐一感動している所なんかは、「地球は既に青い星ではない」世代の悲哀を感じずにはいられません。二酸化炭素5倍という微妙な設定にリアリティがあるかどうかはともかく、この遭難が番組内でどれくらいのウェイトを占めるのかは気になる所。EDのような姿も見てみたいんですが。

 #4    ★★★★★

  思った以上にピンチの連続で、もう見てるこっちがハラハラしました。海ヘビ?の鬼気迫る緊迫感も見事だったんですが、7人+1がそれぞれの性格に従ってそれぞれ動く所が何より好きです。元々登場キャラが少ないんですが、個々の掘り下げで十分カバーできると思います。あとペットボトルや座席といった小道具に気をつかう姿勢なんかは、さすがサバイバル番組(笑)しかしまあハワードのヘタレっぷり、ルナさんの行動派っぷりは相変わらず。

 魁!クロマティ高校    ★★★★★ 

 #1    ★★★★★

  ちなみに原作はたまに読む程度。桜井弘明信者として楽しみにしてたんですが、思った以上に面白かったです。元々アニメらしい動きがあまり無いので、笑えるのはやはり原作とアニメスタッフのセンスの賜物でしょうか。桜井要素を抜きにしても、若本規夫が出てるだけでもう完敗なんですけど、主人公の桜井孝宏がかなりいい感じです。金色のガッシュベル!でもシリアス・ギャグ共に活躍してますが、どシリアスなツッコミと感情を抑えたセリフはかなりのもの。
  PAPUWA、最遊記とは全く違ったベクトルの男村(おとこむら)。ギャグは男の専売特許だと思うので頑張って下さい、付いて行きます。

 #2    ★★★★★

  若本規夫ってだけで卑怯なまでに面白いのに、テンポよくツッコミを入れながらより様々な若本ヴォイスを堪能させてくれるとは。これはもう白旗を揚げる以外に無いのでは。それはおいといて、真に評価すべきはギャグが成り立っている所であり、その土台である不良描写の堅牢さですね。アニメにしては「動いていない」本作ですが、絵や声から汲み取れる雰囲気に関しては下手に動かすよりよっぽど難しいのでは。

 #3    ★★★★★

  どうも雰囲気に弱い僕なんですが、強面が揃って鼻歌を歌いあってるだけでもうKOで。全員が並んで鼻歌を歌う、っていう空間に放りこまれると完全に脳がやられてしまいます(笑)それ以上言葉で語る必要無し!

 #4    ★★★★

  葉書職人という言葉がどれくらいの視聴者に響くのかは判りませんが、地味な会話の繰り返しで笑わせるのはさすが。メカ沢のインパクトもなく、鼻歌の珍なる雰囲気でもなく、こういう話でそれなりに面白ければ今後も十分期待できます。あのアフロヘアでヘッドフォンは無理だろうな…と思っていたら、まさかの旧型ラジカセに拍手喝采。

 美少女戦士セーラームーン  ★★★ 

 #1  ★★★(勇気を称えて★★)

 実写化という話を聞いた時から拭えなかった不安は杞憂に過ぎず、しっかり実写セーラムーンしてました。今後どうなるかは主役の女の子がキャラ立ち出来るかどうかだと思います、良くも悪くもアニメ版三石琴乃のイメージが強すぎるので。#2で早くも水野亜美@セーラーマーキュリー登場なので、興味のある方はどうぞ。敵も着ぐるみで出てきます。
  CG・ぬいぐるみのルナ、黒髪が変身後は色付き、アクションには向かないミニスカート、等などアニメ・漫画と実写の間には相当深い溝があるんだな、と。タキシード仮面の怪しさと言ったらもう。ただの変態に見えてしまうから実写は不思議。

 #2  ★★★☆

 あんなにおどおどしながら落下していった水野亜美さんが、いきなり気合を入れて変身するシーンにはもう大笑い。月野さんはいい感じに弾けた感がありますが、水野さんは変身前後でキャラ変わりすぎです。次回は巫女さん登場、果たしてハイヒールでアクションするのか?乞う御期待!

 #3  ★★★★

 腕を振ると鳴る効果音、妖魔の場違いっぷりは少々アレですが。それを除けば特に突っ込む所も無く。特撮に詳しい人の見解は判りませんが、順調な滑り出しではないかと。セーラーマーズは元々黒髪な上にキャラがはっきりしてるので、実写でも十分いけるような。ハイヒールでアクションは厳しいと思いますけど(笑)

 #4  ★★★☆

  大筋として普通に面白いんですが、“美少女”だけにどうしても微妙なアクションがどうにも気になります。歌いながら息を合わせて戦う、というアイデアもチープに見えてしまうのは残念というか。どことなく間抜けで突拍子もない絵と演技を楽しむ、という見方もありといえばありかも。

 ロックマンエグゼ AXess  ★★★ 

 #1  ★★★★

  ほとんど…というか全く変わってなかったので、安心したような残念なような。とりあえずバトルをしっかり、あとは綾小路やいと絡みで無茶苦茶やってくれれば。あと、相変わらずロールちゃんは妙なフェロモンに溢れてます(笑)。今回はネットナビとの融合が可能なようですが、微妙に領域が限定されているのがゲームらしいというか。あとはPETが赤外線になってる辺りに時代の進歩を感じました。

 #2  ★★★

  スタイルチェンジ不可、ネットシティ崩壊。前作の設定をほぼ完全にリセットするのはさすがゲームですが…細かいことは気にしない。毎回衛星軌道上からディメンショナル装置を投射する無茶っぷりも御愛嬌。プラストオンは2人の協力が不可欠でしたが、クロスフュージョンは熱斗だけでOK?とりあえずチサオより無駄にでかいデカオの登場を望みます。

 #3  ★★★

  毎度ながら子供に頼るのは御愛嬌。にしても熱斗とロックマンの掛け合いを始めとして、全体的に少々粗い気が。台詞回しが独特で面白い所もあったんですけど。でも新型PETがもう発売されるのにはビックリしました、ってどうでもいいことですけど。

 #4  ★★★★

  メイルちゃん&ロールちゃんの出番が多いだけで大概の事はOKです。特にロールちゃんは可愛さとエロスを絶妙に併せ持つキャラなので、ソウルユニゾンで出番が増えるのはむしろ歓迎かも。スタイルチェンジよりサブキャラが生きる…かどうかは今後次第ですが。ロックマン2で「ハゲ!」と呼んでいたフラッシュマンが、それなりに強いのには驚きました。メタルブレードで上に登っていくくせに。

 超星神グランセイザー    ★★★ 

 #1    ★★★

  いちゲームメーカーが事業拡張によって特撮を手掛けるまでになりました。視聴率・話題性は高く、出身のイケメン俳優がドンドン市民権を得る中で、戦隊物と仮面ライダーしか特撮が無い理由は「金がかかり過ぎる」から。必然的におもちゃを売らなくてはいけない、というプレッシャーがかかるんですが…第1話をみた感じでは何とも言えません。プロローグで一気に超古代文明の話をするよりは、主人公の魅力と変身するまでの紆余曲折をもっと描いた方がよかったのでは。
  ただ「戦隊物・仮面ライダーでやってないことをやってやろう」という雰囲気が伝わって来た…気がしたので、とりあえず設定を消化する1クールまでは見るつもりです。朝起きていれば。

 #2    ★★☆

  主人公がチンピラで、炎と風は内輪揉め…途端に正義が薄れまくってます。今後は異星人や怪人を出さずに、龍騎みたいなコンセプトで行くんでしょうか。相変わらずアクションシーンは微妙に凝ってるんで、それだけ楽しみに待てる可能性もアリ。最後にツッコミをひとつ、超古代文明の地球人は異星人に絶滅させられたのに、何故DNAが残っているんでしょうか(笑)

 #3    ★★☆

  主人公より3人目の決意がしっかりしてる、ってのはどうなんでしょう(笑)#1で変身しなきゃならないから、掘り下げが浅くなるのは仕方ないんですけど。同士討ちする理由も不明で、今後共通の侵略者とか出てくるの…かな?とはいえCGと模型による、ドルクルスとガルーダの空中戦はそれなりに見応えがありました。制作・役者が慣れてきたら面白くなる、かも。かも?

 #4    ★★★★

  セイザータウラスこと大地の戦士登場。怪力馬鹿の筋肉男にカブトライジャーの面影を見ました。今回は特にアクション重視で見応えがありましたが、巨大ロボを出す必然性があまりないような。それで子供&母親は掴めているんでしょうか…気になります。

 鋼の錬金術師    ★★★★★ 

 #1    ★★★★★

  原作未読。いきなりショッキングなシーンで驚きましたが、錬金術の講釈や「人体錬成」「等価交換の法則」など、曲がりなりにも“科学”と言われると脳にピリピリ来ていい感じ。それでいてバトルもドラマも思った以上にしっかりしていて、特にラストで罪深き鋼の身体をさらしながら見栄を切るシーンはカッコよさ満点。大筋がどうなるかは判りませんが、久々の正統派少年向けアニメとして楽しめそうです。
  相変わらず少し影のある少年を演じる朴路美は素晴らしい。にしてもアルが釘宮理恵だなんて!十二国記でも少年役をやってたのに!気付かなかったなんて!

 #2    ★★★★★

  魔法じゃなくて錬金術。火や雷を出す訳では無く、厳然たる制約が存在する錬金術。必然的にシナリオに負担が掛かるとは思いますが、今回のように1つ2つのトリックを利かせた対決は大好きです。主人公の心情や世界観など思ったより闇が深そうですが、安易な解決をされるよりよっぽど説得力が有ると思います。応援だッ!

 #3    ★★★★★

  人体錬成のリスクも限界をも把握した上で。兄は弟を、弟は兄を想い、「やらなきゃならないことがある」とあえて汚れた道へ。それでも嫌悪感を感じないのは丁寧な描写の賜物で。特にラスト、湖畔で肉体の鍛錬をしながら互いの想いを確かめ合うシーンは、演技・作画もあいまって見事の一言。少々暗い番組ですが、それを含めても十分見る価値がある番組だと思います。

 #4    ★★★★

  チビと鎧オタク。コミカルなようで実は誰も救われていない寂しい話。人体錬成なのか魂の定着なのか…という辺りは錬金術を題材とする当番組ならではのサスペンスで、独特の味わいがありました。ちなみに水を氷にするのは別に錬金術でなくとも可能です。という小学生レベルのクイズで締めるのはどうかと。何でしょう、アルが素敵すぎます。釘宮理恵効果なんでしょうか。

 ボボボーボ・ボーボボ    ★★★☆ 

 #1    ★★★☆

  週刊少年ジャンプを熱心に呼んでる身として、前々から当作品の情報を扱ってましたが…そもそも「駄作か凡作かどちらか」と割り切ってました。どう考えても無理だろうと。てなわけで思ったよりちゃんとしてたんですが、逆にハジケ足りないのもまた事実。何よりも原作で好きだった“オヤジを残して故郷を旅立つ”シーンが別のシーンにすりかわってるなんて!“ハンバーガー食べたいなー”もカットっぽいし!どういうことだぁぁっ!というほど熱くもないんですが。でもゲームボーイブタがしっかり使われていたのには好感触。もっともっとゲームボーイブタを!出してくれい!
  子安君は本家ケンシロウなので何とも言えませんが、野中藍は思ったよりいいかもしれません。園部啓一は相変わらず味のあるボケっぷりなので、あとは良くも悪くも一番人気の首領パッチ…こと小野坂昌也次第でしょう。

 #2    ★★★★☆

  ああ。やっぱり。駄目だ。はっきり言って駄目番組…なんですが、何故か僕の脳にはヒットしてしまうという。カプサイシンとかホントどうでもいいんですけど、プルコギプルコギはやっぱり耐えられませんでした。合体にコンパと、ゲームボーイブタが活躍している間は原作がしっかりしてるので、アニメがそれなりに面白いのも納得…していいものかどうか。幸いスタッフもブタの価値を把握しているようで、ボーボボ劇場で毎回見られそうなのは何よりも嬉しいです。
  アニメ感想は数あれど、こんなコメントしてるのは僕くらいでしょうね。ホント我ながら駄目駄目ですね。次回は個人的にイチオシ?のボーボボハンバーガーを引っ張るビュティが見られそうですよ!期待せずに待て!もしくは戯言だと思って無視せよ!

 #3    ★★★☆☆

  冒頭のハンバーガーだけで僕の脳内劇場はもう十分なんですが。まさかラストでもハンバーガーだなんて!ブラボー!いつもおかしいボーボボを「今日のボーボボ何かおかしいよ」と心配した上で、アフロの中のバンド解散を見て「そっか、だから今日のボーボボ荒れてたんだ」って。ビュティまでぶっ壊れちゃうと、ツッコミ不在でもう駄目駄目(笑)
  全般的にテンポが悪く作画ものっぺり(原作の影響が大きい)してて、真っ当に評価すると★×3なんですが…正座している3人に説教するパンツアヒル、この絵を見るだけで他の全てがもうどうでもいいやと。そんな僕の病気から余計に☆2つ。

 #4    ★★★☆☆

  先週あれだけ適当にやっておいて、今週はいきなり卒業式。思い付いた事をそのまま表現する、これぞ若さのみが成し得る勢いでは無いかと。ポトポト落ちるクマとか、首領パッチ愛する所のヤッくんに微妙に影がかかっている辺りは、アニメならではのナイスセンス。とまあ色々アニメを誉めてみましたが…正直今週は「プルコギ、プルコギ、プルコギ…」だけで他はどうでもいいです。もしくは、正直今週は「N―――?」が素敵なKING鼻毛さんだけでも充分です。しかし紫はないでしょう、漫画より数倍気持ち悪いなんて驚き。てなわけで☆×2。
  細かい所では、首領パッチの教室に飛びこんで来るクマ。最初の一匹は突然ガラスをぶち割って投げ込まれて、その胸に「Kill You!」って書かれてた筈なんですが…アニメでは不適切な表現なんでしょうか?先週のアヒル帽子もアヒルパンツだったんですけど。


終了番組感想・評価 (番組全体評価・最終回評価)

 LAST EXILE ★★★★★    #26 ★★★★★ 

 ボンバーマンジェッターズ ★★★★★    #52 ★★★★★ 

  ついに終わってしまいました。間を生かした見事なギャグ、少年向け番組としての熱さ、そして感動と近年稀にみる奇跡的なバランスを保ち続けた番組で。僕の視線はムジョーのメガネ&股間、バーのママに釘付けでした…というのは冗談。マイティ・シロボン・ゼロの複雑な関係をここまで描写できるものなんだな、というのが素直な感想です。
  もしかしたら。子供が理解するには深過ぎたかもしれません。が、間違い無く子供の心には何かが残っているはずですし、それゆえに5年後10年後に再び見た時にもっと大きな感動が得られると思います。それこそマイティの想いを知ったシロボンのように。何か偉そうな事を述べてますが、それだけいい番組だったということで御許しを。

 カスミン ★★★★★    #78 ★★★★★ 

  毎度ながら鍵が絡むといい意味で意味不明、さらにクライマックスという事で全開のカスミンワールド。全体的にゆったりまろやかな味わいなのに、たまたま見た夢を隠し味に入れたような。そんな何処か不思議な感じが大好きです。最終回なので大事件や悲しい別れがあるのかと思ったんですが、逆に淡々とカスミ家の日常を描くエンディング。淡々としながらも何処か胸に迫るものがあるのは、「カスミンが霞家で普通に暮らす」という事を1年半かけて描いてきたからこそでしょう。いやホントにいい番組を見させて頂きました。

 宇宙のステルヴィア ★★★★    #26 ★★★★★ 

  才能では「宇宙に愛された」音山君にはかなわなくても、キャラそれぞれにしっかり役目を与えて活躍させて。小田原君のおかげで地球全体がひとつになっていく感じには、何というか壮大なドキドキがあって。主人公が情緒不安定だったり、「どのキャラが好き?」「音山君」と答えて3人中3人に否定されたり。色々ありましたが…ええ、いい最終回でした。
  戦場ではなく人類が進むべき新たな領域として、宇宙の魅力を描きつづけた本作。ブラックホールと聞くだけで幼児退行を起こす僕にとっては、CG表現されたコズミックフラクチャーやDLSが見れただけでも価値がありました。嗚呼、できれば音山君のように眼ではなくDLSで宇宙を感じてみたいものです。
  残念だったのは、ステルヴィア入学→努力→音山君→グレートミッション→不仲→情緒不安定→ジェネシスミッション、と駆け足過ぎて深みに欠けた所かと。もし52話あれば…もっともっと宇宙に近付けた様な、そんな気がします。

 ガドガード ★★★★    #19 ★★★★ 

  淡々と。ただ淡々と農場で働く姿を描き、そして終わる。この話はラストに向けて盛りあがる為の布石なわけで、おそらく#21辺りから迷いを乗り越えたハジキくんがカタナを…そして父親を…となる筈。無理矢理脳内補完を得意とする僕でもさすがにどうしようもありません。
  番組全体に流れる雰囲気とか、ハジキくんの微妙な立ち位置とか好きでしたし、興が乗った時の鉄鋼人のアクションには見応えがありました。だからこそ途中からのテンション低下が非常に残念で。悲しいことです。

 TEXHNOLYZE ★★★★    #19 ★★★★★ 

 D・N・ANGEL ★★★★    #26 ★★★★★ 

  シリーズ通してかなりのクオリティを保ち続けた本作でしたが、最終回も御多分に漏れず素晴らしい出来でした。アクションは激しく、ラストのキスシーンの気合の入り様といったらもう。御見事です。個人的に「幸せになりやがれ!」は名ゼリフではないかと。最初に“恋愛遺伝子”と聞いた時はアレでしたが、各キャラの心理描写は勿論の事、街並ひとつにも気が使われていて…いやはや実に綺麗な番組でした。

 無限戦記ポトリス ★★★    #26 ★★★★ 

  #26でいきなりラスボスとポトリスナイツが集結、前々からアニメ情報サイトでは後番組が明かされてましたし、やっぱり打ち切りか…と思ってたんですが。番組中盤でユウマに妙な形の銃が手渡されまして。これがまた多機能で、しかもポトリスナイツのパワーアップに関わっているという。つまりは新ホビー投入、番組は時間枠変更だそうです。ただ土曜はべらぼうに番組が増えるので、視聴を継続するかどうか微妙な所。他の番組次第か僕の駄目駄目センサー次第です。
  内容としてはポトリスナイツ勢揃い、しかも主人公パワーアップで中々の盛りあがり。とはいえポトリスらしく微妙にB〜C級の臭いが漂ってるのは避けられないんですけど(笑)

 わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ★★★★    #78 ★★★ 

  方やこちらは火曜日のゴールデンタイムに栄転、盛大にフィナーレを飾るのかと思ったら…最終回にしてはマイペース過ぎてどうにも。最終回ではないので通常営業なんでしょうけど、他の最終回と比べると…むぅ。結局ダアク様の御姿も拝見出来ぬまま。とりあえずは“ごおるでん”第1話でゴールデンタイムへの意気込みを計るしかないんでしょうか。

 機動戦士ガンダムSEED ★★★★    #52 ★★★★ 

  ついに完結。実際は何も完結してないんですけど、下手に大団円されるよりよかったかも。いかに最強のコーディネーターとはいえ、所詮キラは戦士に過ぎないと。でもこの後を上手く治める指導者がいるとは思えないし…連邦もザフトと大人は皆馬鹿ばかりでしたし。特にザラ議長の最後はあまりにも…せめてアスランにやってほしかった。風のウワサではDVDが売れているとか。10年後にSEEDを「ファースト」と呼ぶ世代が生まれるんでしょうか。

 住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー ★★★★    #12 ★★★★★ 

  これぞ変身ヒーロー物、という怒涛の盛りあがり。話は王道なんですが、あれだけ間抜けだったドッコイダーがカッコよく見えるのはもう見事の一言に尽きます。エーデルワイス目当てで見始めて、優しい雰囲気と暖かみのあるEDに心打たれ、脱力感あふれる浪川大輔の「〜でドッコイ!」というタイトルコールに右脳を侵され、気がつけば録画までする始末。ラストで再びコスモス荘に揃った全員に、短い夏の終わりをみた…気がしました。
  もう1クールあればもっと色々やれたのに…とも思いましたが、ハイテンションギャグは作画と鮮度が命、ありがたみが判るのは短い夏だからこそ。終わりよければ全てよし。


アニメ感想TOPへ戻る

TOPへ戻る