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★は一般的評価、☆は個人的すぎるプラス評価


光希桃 Anime Station様の第6回感想率調査(2004.10月分)の結果について、分析&面白かったコメント
 現行番組感想率・面白かったコメント
 新番組継続率・面白かったコメント
 終了番組評価・面白かったコメント


  11月16日  火曜日  
  
光希桃 Anime Station様の第6回感想率調査(2004.10月分)の結果が公開されています。今更ここで大仰に言う事もありませんが、これだけ作品が乱立するアニメ業界において、主義趣向立場が全く異なるアニメ感想サイトの皆様による評価、という点でもこの調査は有意義なものだと思います。
  視聴率や関連商品・DVDの売上、という数字でしか評価されないアニメ作品。現実的に考えて妥当な基準とはいえ、この数字で良い作品が評価されるとは限らないのが悲しい所。数字を稼ぐ為にアニメ自体の質が低下してしまう、という現象が少なからず存在するのもまた事実で。せめていい加減な当サイトの上でだけでも、「面白い」「楽しい」といった言葉で評価しようじゃないかと。
  そんな建前の元、調査結果を自分なりに分析してみようというのが、この当サイトの恒例企画。色んな人達の色んな考え方に触れられる、ということで僕の中ではナウオンセール(大好評発売中ともいう)。同じ作品に対して絶賛する人もいれば非難を浴びせる人もいる、全く無視する人もいる。僕自身も受け付けない作品は多々ありますが、それでも「楽しいんだ!」という人達の言葉は何故か楽しめてしまうのです。
  何が言いたいかというと。アニメ感想ページは多々あれど、「作品そのものは大嫌い、もしくは見ていないけれど、その感想文は何故か楽しめてしまう」というのが僕の尊敬する有り方です。作品の本質を客観的に捉えた上で、なお自分なりの楽しみ方を貫く。そんな素敵な“作品の楽しみ方”を少しでも感じ取って頂ければ幸いです。

▼過去の感想率調査についてのコメント
 ・第4回感想率調査(2004.4月分)についてのコメントはこちら
 ・第3回感想率調査(2003.10月分)についてのコメントはこちら

▼当サイトの感想・評価
 ・2004年10月 アニメ終了番組感想・評価
 ・2004年10月 アニメ現行番組感想・評価
 ・2004年10月 アニメ新番組感想・評価

◆第6回感想率調査(2004.10月分)について◆
 ・これはあくまで僕の主観に基づいた分析です。
 ・番組名(数字)は、ランキングにおけるその番組の順位。


1. 感想率ランキング (再放送や放送時期違いを除いて約100作品)
1.1. 評価が高かった番組
  "舞-HiME(1)"、"スクールランブル(2)"、共にクオリティも高くキャラも立っていて見応え十分だとは思いますが。まさかここまで強いとは。前者は萌え+アクション+学園、後者は学園+萌え+ラブコメ、好まれる要素を矛盾なく混ぜ合わせた受けの広さが高評価の理由でしょうか。
  好対照なのは"月詠(4)"。OPに含まれる要素を見ても明らかなように、徹底的に一点突破を突き詰めた破壊力の賜物かと。"げんしけん(6)"や"双恋(12)"は、ネタとしての扱いやすさだと思います。ただ後者に関しては、制作側の期待とは逆ベクトルな気がしますけど(笑)。
  新番組以外では"ケロロ軍曹(8)"、"蒼穹のファフナー(10)"の強さは健在。ある程度の期間経た今でも話題性があり、見続けるに値する安定感を兼ね備えているという。まさに地力の証明です。"ふたりはプリキュア(13)"は…終了番組評価がどうなるのか気になる所。すみません、自分にとっては受けれがたい結果です。

1.2. 評価が低かった番組
  もはや闇のシフトエレメントに埋もれきった(誉め言葉)"レジェンズ(30)"、登場キャラがことごとく神経に障る(誉め言葉)"Get Ride! アムドライバー(32)"はまあ順当として。正統派少年向けロボットアニメ、"SDガンダムフォース(43)"の低さはショックでした。序盤のヌルさやCGへの抵抗がその原因なんでしょうけど、"機動戦士ガンダムSEED DESTINY(3)"とのこの格差は何なんでしょうか?。しかもガンダムSDって略せるのは…嫌がらせですかッ!?。
  もっとショックだったのは"モンキーターンV(49)"、レースシーンの迫力や奥の深いストーリーは秀逸だと思うんですが。やっぱり萌えが足りないんでしょうか?。波多野は猛烈に天然ですし、洞口くんだってあんなに可愛いのに…(間違った表現)。
  さらに下の方へ。電波を受信できるかどうかで賛否両論、連載開始時にはジャンプ編集部内でも賛否両論だった"ボボボーボ・ボーボボ(61)"、継続されただけでも奇跡なので、この結果は当然といえば当然です。"かいけつゾロリ(69)"の低さも、アニメ感想サイト皆様の精神年齢を考えれば仕方ないのかも。むしろ両方受信できる僕の脳味噌を、一度CTスキャンにかけるべきだと思います。
  問題な新番組達。序盤の出来が惜しかった"ビューティフルジョー(53)"は、今後の巻き返しに期待しますが…"アークエとガッチンポー!(82)"はある意味見事。あれをいきなり見て「面白い!」と思う方がどうかしてます。脳味噌をCTスキャンに…ということで、実は面白いと思ったんですよね、僕は。DANDOH!に続いて主演の小林ゆうさん、貴方は間違っていません。頑張って下さい!。

1.3. 面白かったコメント:現行番組 (サイト名敬称略)
◆SDガンダムフォース◆
  ・大化けしたアニメ。王道的展開を突き進んでいる (WAVEのブルーコスモス万歳!!)
◆わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう◆
  ・楓の、ずっと変わらないノリが大好きです。 (ゆかねカムパニー)
  ・高値安定。子供も向けアニメとしても上質。 (CAXの日記)

以上、「面白い」という言葉をストレートに表現しているコメントでした。これが作品と視聴者そして世間との、最も好ましい関係だと言えます。

◆Get Ride! アムドライバー◆
  ・今年最高のアニメにてもっとも化けたアニメ (何も学べない青空教室)
  ・作品全体がプラスの方向に暴走している (WAVEのブルーコスモス万歳!!)
◆レジェンズ―甦る竜王伝説―◆
  ・予想も出来ないパターンでのギャグ展開に吃驚!玩具的(売り上げ的)にはデジモンを超えることはないと思いますが、アニメ作品的には超える可能性を秘めていると思います。 (CAXの日記)
  ・モンスターアニメの常識をいい意味で破壊している (WAVEのブルーコスモス万歳!!)
  ・今観てて一番ハラハラさせる作品 (トボフアンカル・ミニ・メディア)

「暴走」「吃驚」「破壊」そして「ハラハラ」…表面的には問題ありでも、作品の主張が正しい場合のコメントだと思います。視聴者が作品をしっかり受けとめれば十分楽しめる、またそこに説明可能な理由がある、アニメ好きにはたまらない作品じゃないでしょうか。

◆マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア◆
  ・冷やかしのつもりがここまできてしまいました。。。ここまできたら最後までつきあいます。 (日記状無意識)
  ・最近るちあのことが凄く好きだと気付いた(笑) (鳴茂部屋 UNLIMITED)
  ・だんだん歌を待ちこがれてる自分を発見してショ〜ック(笑) (立喰いレビュー(ネギ抜きで))
◆ボボボーボ・ボーボボ◆
  ・大好きだ! (R'sM)

「世間的には駄目かもしれないけど、自分は楽しんでるから問題無し!」という、ここまで来ると逆に清々しいコメントです(笑)。理屈じゃない要素に脳味噌が揺さぶられている為、自己否定もしくはストレートに思いのたけをぶつける傾向が見られます。古今東西アニメの楽しみ方は沢山ありますが…これだけは言葉で説明不可能な楽しみ方で、楽しんでいる人達の言葉を聞いて番組を見てもおそらく共感不可能。それだけに、ある意味1番羨ましい楽しみ方です。ボーボボ、大好きだ!。

  気に入ったコメントを分類してみたら、というより作品の評価別に分類してみたら、思った以上に顕著な結果が出ました(笑)。同じようなコメントでも分類が異なっているのはその為です、あくまで僕の主観ですので御了承下さい。
  今回は新番組・終了番組を除いた現行番組だけ扱いましたが、新番組・終了番組どちらのコメントも目を通してあります。特に最後まで視聴しなければ書けない終了番組については、冷静な考察+愛溢れるコメントで非常に面白いのでご期待下さい。ちなみに今回のような分類は…数が多いので、皆様それぞれにお任せします。



2. 新番組継続率 (全43作品)
2.1. 評価が高かった番組
  "舞-HiME(1)"、"げんしけん(3)"、"機動戦士ガンダムSEED DESTINY(6)"、"月詠(8)"に関しては感想率とほぼ同様。"魔法少女リリカルなのは(10)"等、萌え系の番組の強さは相変わらずですが。"φなる・あぷろーち(12)"と"W〜ウィッシュ〜(17)"、同じ枠で放送しているのに差が生まれているのは興味深い所です。
  "ロックマンエグゼStream(18)"は見ない人の割合も多いんですが、シリーズ3作目とあって視聴=継続が確立されての好位置。シリーズ物の強さが表れた格好です。制作側の意気込みは感じられるものの、万人受けするとは言いがたい"BECK(19)"、"ファンタジックチルドレン(22)"はまあ順当といえば順当。視聴者を限定するような内容だけに、その分奥深い面白さを期待せずにはいられません。

2.2. 評価が低かった番組
  作品内容以前に、ホビーアニメという点で視聴層が限定されているのが"陰陽大戦記(24)"や"遊☆戯☆王・デュエルモンスターズ GX(33)"。目標が明確で王道的展開を突き進みやすいホビー物は、理屈云々をふっとばして大化けする可能性があるので今後に期待。
  他にも"ブラックジャック(25)"や"焼きたて!!ジャぱん(26)"、"BLEACH(27)"など、原作物は総じて視聴なしor見切りが高い傾向にあります。製作側が想定している視聴者層が調査対象と異なるので、一概にアニメそのものが悪いとは言い切れませんが。
  さて"双恋(29)"。かなり切符のいい番組作りに賛否が分かれた模様です。これは後でもフォローしますが…萌え番組が百花繚乱する現在において、何かしらのインパクトを求めた結果ではないかと。100人が50点をつけるより、50人が100点をつけるような番組の方が視聴者の記憶に残るので、執事とヤギとファンクラブには是非頑張って頂きたい所。
  同じカプコンのゲーム原作だというのに、"ロックマンエグゼStream(18)"と"ビューティフルジョー(38)"の差は一体何なんでしょうか(笑)。存在意義が危うくなっているとはいえ、さすがはメイルちゃん効果。あとは感想率でも触れた"アークエとガッチンポー!(41)"、28サイトもチェックしたという事実に驚きを隠せません。しかも8サイトも視聴を継続しているという。この凄くなさが逆に凄いですね(笑)。

2.3. 面白かったコメント:新番組
◆月詠―Moon Phase―◆
  ・世界人類がネコミミになりますように。 
(MB)
  ・葉月たん中心 OPに洗脳されたw (萌え店長のダメ人間成長記)
  ・凶暴な斎藤千和目当て (燃えろ!!Amazon)
  ・やっぱり千和さん声は良い。 (Jun-Square)
  ・ときめきトゥナイトのオマージュ的作品。見所は多々、お兄さん向け (徹底放置)

アニメにおいてキャラの魅力は最優先となる要素です。ひとえにキャラを好きになると言っても、キャラ主導で声優を好きになる場合と、声優主導でキャラを好きになる場合がある、というのが僕の個人的な見解です。そんな訳で。新番組に対するコメントの中で言及されているキャラを演じている声優名、もしくは言及されている声優名を拾ってみました。
■女性声優■
 斎藤千和 (月詠:葉月)
 小清水亜美 (スクールランブル:塚本天満)
 能登麻美子 (スクールランブル:塚本八雲)
 沢城みゆき (ローゼンメイデン:真紅)
 ゆかな (陰陽大戦記:上善寺モモ)
■男性声優■
 子安武人 (焼きたて!!ジャぱん:黒柳亮)
 稲田徹 (ジパング:角松洋介)

前回の調査では"ニニンがシノブ伝"の若本大先生が大活躍していたんですが(笑)、さすがに男性陣の名前は少ないようです。作品の出来とキャラ&声優の人気は必ずしも相関があるとは言えませんが、名前を挙げられているキャラ&声優は少なくとも「人気がある」といってもいいのでは。ちなみに、自分の中での今期新番組一押しは竹若拓磨 (陰陽大戦記:大神マサオミ)です。もうあのエロさがたまりません。あとはユルさがいい方向に出そうな関智一 (ビュティフルジョー:ジョー)、開けなくていい新境地を切り開いた森川智之 (BLEACH:黒崎一心)。

◆魔法少女リリカルなのは◆
  ・オタ向け魔法少女。キャストからは想像しにくい声優さんの演技が予想外に普通の魔法少女アニメ色を強くしてしまった模様。水橋かおりと水樹奈々でこんなの期待するか? (光希桃AnimeStation)
◆流星戦隊ムスメット◆
  ・意図的にダメアニメを作ってるのか、本当にダメアニメなのか見極めたいので 人の褌(仮)
◆φなる・あぷろーち◆
  ・特筆する点はないはずなのに、見てるとやたら楽しくなる。動じないヒロインの性格とデフォルメキャラを使うタイミングが冴えているからなのかな?各サイトでφを大文字小文字どちらにしてるか統計取ってみませんか? (人生しょせんはったり)
  ・典型的な萌え系ゲームを原作にしたアニメ作品なんだけど、テンポが良くて面白い! (CAXの日記)
  ・暴走ヒロイン。キャラが動けばシナリオが後から付いてくる。ギャルアニの見本みたいな作品。 (徹底放置)
◆双恋◆
  ・物語の何とも言えない緩さがたまりません。 (視の世界)
  ・お気に入り=出来がよい、ではないのだよ (ふあふあファクトリー)
  ・見ないと死ぬ。 (タマヒメβ版)
  ・ヤバイ、楽しくなってきた(苦笑) (アーステイル-呼出し中)
  ・面白くなる事を神に祈りながら視聴 (適当でいこう。)
  ・確信犯だとしたら俺の完敗です。 (MB)
  ・果てしない悪意の塊。 (takecのぼんやり)

萌えアニメといっても楽しみ方は様々ですが、"φなる・あぷろーち"に寄せられる好意的なコメントに対して、"双恋"に寄せられるコメントといったらもう。最高です。他にも「駄目は駄目でも確信犯か否か」という、アニメ感想サイトらしい評価基準も興味深いのでは。何も知らない人からすればどちらも駄目番組なんですけど、そこに厳然たる差があるのもまた事実。アムドライバーで言えばラグナとか、何故か愛着が湧いてくるのと関係があるのかも。って判りにくい例ですが。

◆BECK◆
  ・題材に対する真剣な取り組みっぷりが素晴らしい (R'sM)
  ・小林治監督の思い入れたっぷりの、思春期もやもやアニメ。作画の味わいも要注目 立喰いレビュー(ネギ抜きで)
  ・見ていて切なくなるような青春群像劇を、リアルな演出で克明に描き出した傑作。 (帝国大劇場別館)
◆ファンタジックチルドレン◆
  ・傑作か駄作のどちらか (Rabaのホームページ)
  ・OP見て宗教アニメかと誤認したけど、後にいくにつれておもしろくなってきてる。 (Precious Prize Platz -Annex-)
  ・話はまだまだ謎の連続だけど、観てて引き込まれる。名作劇場亡き今、その衣鉢を継いで欲しい (立喰いレビュー(ネギ抜きで))

宗教アニメというと、映画もシリーズ化していて毎回大好評の"黄金の法"でしょうか(笑)。何作目だったかは忘れましたが、指導者役に子安武人を起用していたのが印象的でした。オファーを出したのがスポンサー側か製作会社か、気になる所ではあります。どうでもいい話題ですね。

◆陰陽大戦記◆
  ・ダークホースその1。特にバトルの演出が冴えていて見応えあり。OPで「愛」を出すキャラが男だったので泣きそうになった。 (人生しょせんはったり)
  ・あらゆる意味でツボ.幅広い層の視聴者を惑わす魔性の作品 (R'sM)
  ・エロオミさんの底知れぬ黒さとリクくんハーレムの行く末を固唾を呑んで見守りたく。モモちゃんウォッチングも外せない。 (帝国大劇場別館)
  ・モモちゃん…。幼馴染み評論家として、こういう作品に出会えて、とても嬉しいです。 (ゆかねカムパニー)
◆焼きたて!!ジャぱん◆
  ・パンが食べたくなります。ローソン売りのジャぱん再現率はビミョー。前枠の週ポケの提供が第一パンだったのに、ヤマザキに変わってるのもみどころ(ぉ (光希桃AnimeStation)
◆BLEACH◆
  ・才能を持つ主人公が巻き込まれて力を託されるのはリリカルなのはと同じ。男というだけでこうも印象が変わるのか。 (人生しょせんはったり)
◆リングにかけろ◆
  ・是非切った人が後悔するようなバカアニメになってほしい。 (たなか6/17)
  ・車田の魂をまったく損なわぬアニメ化は意外な収穫。全12話と話数が短すぎる為、続編も切に希望。特に影道編。 (帝国大劇場別)
  ・既に人知を越えている。男坂。 (lolipuni)

絶賛の嵐です。まさかテレ朝深夜が見事な車田馬鹿アニメを作るとは。つくづくチェックしなかったのが悔やまれます。

◆アークエとガッチンポー!◆
  ・うんこは大事です (ふくまめ)
  ・面白いけど語れと言われても困る(笑)。 (鳴茂部屋 UNLIMITED)
  ・今期最高のバカ作(褒め言葉)だと思うのですが、心のポケットが足りなそうなので。 (ブリッジ歩行はもうできない。)
  ・完全にいっちゃってる。 (お気楽極楽ミラクル)

今期新番組における最優秀コメントは、(ふくまめ)さんの「うんこは大事です」に決定です!。この奇天烈番組の本質を、ここまで端的に言い切るとは!素晴らしい!。



3. 終了番組評価 (全34作品)
3.1. 評価が高かった番組
  "エルフェンリート(1)"は視聴者を限定してしまう放送形態を逆手に取り、それでも見る人達の高評価(28人中11人が殿堂入り)を獲得してめでたくトップに。視聴者が少ない代わりに自由に描ける作品、視聴者が多い代わりに厳しい規制をかせられる作品、アニメといっても色々ありますが。ホビーアニメでは自由にやらせ過ぎると販促にならないし、規制をかけ過ぎると酷い出来になるし(全てがそうというわけではありません)…この辺のバランスを上手く保つのもまたプロの仕事。
  バランスといえば、"鋼の錬金術師(3)"は素晴らしい原作+規制の緩さがプラスの方向に点じ、多数の視聴者から高評価を受けての実質最高評価。1年という長いシリーズ物で、ここまで見事な帰結をみせた作品は近年でも中々無いんじゃないかと。ただTBSの規制があまりに緩いのは少々気になります(笑)。"無人惑星サヴァイヴ(7)"は全く媒体が異なるんですが、地味な題材に真摯に取り組んだ姿勢は素晴らしいと思います。
  真下テイストの本質を余す所なく見せきった"MADLAX(13)"、半端な他者評価など全く気にならない面白さは既に神の領域です。"忘却の旋律(5)"も最後までテンションを保ち続けた結果の高評価かと。それよりも何よりも、"F-ZERO ファルコン伝説(6)"の高評価は正直ショックでした。僕が見た限りではギトギトのキャラデザイン、グダグダな序盤だったんですけど…。この2作品に関しては、他サイト様のコメントが非常に参考になりますので。是非是非御覧になって下さいませ。

3.2. 評価が低かった番組
  "ボボボーボ・ボーボボ[放映終了地域](30)"は一部地域で放送が終了し、その時点での評価なんですが…これがもう低い低い、ボーボボを受け入れられない地域性とでも言うんでしょうか(笑)。だから放映が終了したんですね、賢明な判断だと思います(笑)。
  "GIRLSブラボー first season(24)"、"月は東に日は西に(26)"、"Wind―a breath of heart―(26)"といった萌えメインの短期シリーズ作品は、視聴数が多く開始時の感想率も高いんですが…全体的に評価がパッとしない傾向にあります。他作品と差別化しにくく、キャラクター人気も細分化されている昨今において、この系統の作品が高評価を得るのは難しいと思います。"ニニンがシノブ伝(4)"や"ギャラクシーエンジェルX(8)"のように、「萌え+α」か「α+萌え」が望ましいんですが…それができれば苦労しませんね。
  では…最下層へ。"RAGNAROK THE ANIMATION(29)"、"最遊記RELOAD GUNLOCK(30)"、"DANDOH!!(32)"や"爆裂天使(33)"は…特にノーコメントで。最下位の"アクアキッズ(34)"は視聴継続者が12人という少なさで、最後まで見た人の評価も芳しくなかった…という。異様なキャラデザインで物議を醸した作品だけに、何か少しでも光る物があれば良かったんですけど…。

3.3. 面白かったコメント:終了番組
◆エルフェンリート◆
  ・消滅へ向かい収束する切ない物語。AT-X の視聴年齢制限のおかげで最初から最後まで鮮烈な「想い」が強く描き出されていた、丁寧な描写や核のあるストーリー展開など、文句のつけようがない。見れ! 
(杉の木工房)
  ・地上波の規制では放映できないエログロ描写。でもラストはマジ感動できます。AT‐Xなので見た人少なそうですが・・・ (至好回路)

◆F-ZERO ファルコン伝説◆
  ・面白かったなぁ。これだけしっかり遊ぶ回はしっかり遊んで、熱い回は熱く一年間通してくれたのは本当によかった。全てが憎めないいいキャラ揃い。バート先生っ (たなか6/17)
  ・グダグダの序盤、おバカな中盤、シリアス且つ燃える終盤。切らなくて本当に良かったと思える作品です。終盤、急にシリアスな展開を持ってきてもストーリーが破綻しないのは、それまでのキャラクター形成が丁寧で、それでいて成功していからでしょう。特に、ジャック、ゾーダ、ブラックシャドーのキャラは見事。次回予告やバート先生のF-ZERO教室のおふざけも良く機能し、視聴者をひきつけていたと思います。まあ、レース自体はそれほど面白くなったですが(笑) (takecのぼんやり)
  ・細かい部分にツッコミ始めるとキリが無いが、その熱さと勢いで全てを振り切り、視聴者を無理矢理感動させてしまった怒濤の作品。こういうのを見ると、アニメの面白さは美麗な作画でも緻密な設定でも(無論、これらも十分重要な要素ではあるが)無いのだということが良くわかる。『理屈抜きで面白い』という言葉のよく似合う作品だったと思う。 (帝国大劇場別館)

前述した高いハードルを飛び越え、最後まで視聴した人達の賞賛の声です。半端な賢さの作品が増え、最近失われつつある「熱さと勢い」が、まさかこの作品で体現されていたとは。見切ってしまったことが悔やまれます。しっかし、森川智之と田中秀幸メインでまさかここまで熱い作品になるとは…。

◆愛してるぜベイベ★★◆
  ・ゆずゆちゃんの脇と股間と足の裏の匂いを嗅ぎたい、このアニメほど匂いの出るTVの発売が待たれるアニメは他にはない★★ (タマヒメβ版)

素晴らしい表現力です。自分の趣向とアニメの魅力をここまで見事に表現できるとは。

◆遊☆戯☆王・デュエルモンスターズ◆
  ・ホビーアニメの真髄はハッタリであるという意味で、これ程ホビーアニメとして完成されていた作品も無い。大仰な舞台設定、めくるめくオーバーアクション、クルクル回る口車。どれを取っても見る者を作品世界に埋没させ『うぉー、これスゲェ! オレもやりてぇ!』と思わせるに十分なものだった。なおかつストーリー性も高く、デュエルと登場人物の持つ背景に明確な関連性が見出せ、デュエルそのものがストーリーを構成する重要なパーツとなっていたことも評価に値する。原作とほとんど違和感が無かったオリジナルエピソードの数々も含め、面白い原作をより面白くするアニメ化という意味でも間違いなくトップクラスの作品であったと言えるだろう。 (帝国大劇場別館)

◆MADLAX◆
  ・マッシ−モは神であり、今作において遂に来世までついていく決意を固めた所存。『究極の純愛は自己愛』という、信者ですらネタとしてしか口に出さなかったテーマに真っ正面から取り組み見事に描ききってしまった手腕には、ただただ賞賛の言葉しかない。苦手な戦闘シーンを逆手に取り『ヤンマーニバトル』として視聴者を引っ張るネタに昇華、更に最終話の怒濤の展開への伏線として再利用までしてしまう、老獪なる演出手法も神懸かっている。相変わらず信者以外には受け入れ難い内容だが、押井作品と同様、真下作品もまた信者だけが喝采する作品で良いのではないかと思う。そして信者としては、前作までの欠点を確実にクリアしつつ期待どおりに信者を満足させてくれる真下純愛劇の素晴らしさに心酔するばかりである。 (帝国大劇場別館)
  ・演出要素と脚本要素の丁々発止のガチンコバトルで見ていてハラハラさせられてしまった。終盤展開では脚本要素が一時優勢となったけれども、さすがは御大、最終話で見事な超離れ業の大逆転でスーパー演出要素の圧勝に終わった。あの最終話は自分の中では既に伝説レベルだったりする。ある意味いちばんドキドキさせられた作品と言えるかも。 (杉の木工房)
  ・真下監督にいつか殺し屋も銃も出て来ない女子校モノに挑戦して欲しいです(笑)。 (HEAVENLY BLUE)
  ・雰囲気や題材、キャラクターは好きでしたが、脚本的には不満だらけでした。もっと痛快娯楽作に徹してもよかったんじゃないかなー。 (日記状無意識)
  ・意味がさっぱり分かりませんでした (Melog)

見事なまでにバラバラな評価とコメントですが、真下監督作品は真下信者に最大限の幸福を与える番組です。信者以外が何を言おうと何の問題もありません、痛快娯楽作だなんてとんでもない(笑)。MADLAXは一般視聴者向けにエロス+アクションを盛り込んでいましたが、もし「殺し屋も銃も出てこない女子校モノ」をやるならば、MADLAXよりもっと抽象的で観念的な番組になると思います。個人的には是非見てみたいものですが(笑)。

◆マリア様がみてる〜春〜◆
  ・1ヶ月志摩子さんの話が続いたときはうれしすぎて卒倒するところだった。白き清浄なる志摩子さんのために! (蒼い風の眠る場所-はてなダイアリー出張版-)
  ・単なるイロモノだと思っていたのに、今ではすっかり志摩子さんの虜。いちいち大きな騒ぎになったりする甘くて上品な世界は男には真似できないと神無月の巫女を見て思う。 (人生しょせんはったり)

◆最遊記RELOAD GUNLOCK◆
  ・だって信者だもん。作画も演出も明らかに平均点以下が多かったので、原作信者のダブルスタンダードが存在することをお断りしておきます。比較対照は他作品ではなく、前作アニメ「幻想魔伝最遊記」。前作があからさまに女性視聴者に媚びる内容だったのに対して、今作ではそのターゲットを逆手にとって、おちょくるようなメタな内容があったことを評価したい。RELOADのうら最では、今千秋がそのギャグ演出力を存分に発揮していましたし、深夜に移ってからのGUNLOCKは何でもアリの自由さで、キャラクターの性格すら改変したハジケ具合に大変満足いたしました。 (After Dark, My Sweet.)

ちなみに僕は原作未読の男性ですが、「幻想魔伝最遊記」の方が面白かったと思います。というか「最遊記RELOAD」はギャグ要素が辛くて数話で断念しました。原作既読者が何を望んでいるか、しっかり見据えた上での続編製作と言えるのかも。

◆爆裂天使◆
  ・何も言う事はない。私の中で1番 (布達の橋)

素晴らしい。「一般的には…」「人と比べて…」が正しいと評価基準に対し、ここまで自分の想いをストレートに述べた感想が他にあるでしょうか。説明するまでもない、説明しても判らない、説明しようがない、それぞれ意味はかなり違っていますが…評価を他者に伝えないだけで、自分の中で定まっていることには違いありません。究極的にいえば、このように自己評価のみを断言できる作品に出会えるというのは、幸せなことではないでしょうか。

4. まとめ
  34番組終了して、43番組始まって。どうりでチェックが辛い訳ですね、ってまた増えてるんですか!。放送局・時間帯・視聴者層、常に拡大し続けるこの状況をアニメバブルと評されて久しいんですが。いびつな拡大方式、短くなる放送サイクル、そして必ずしも高まっているとはいえない作品の質。バブルというよりデフレと表現した方がいいのかもしれません。
  順位や全体的な動向に注目していた以前までの分析から、今回は「感想サイト様の番組の楽しみ方を楽しむ」方向にシフトしました。今回の方が自分の好きなアニメ・嫌いなアニメを取り上げやすく、少数派の評価やコメントを取り上げられるという点では意義があったと思います。元々僕自身の趣向が偏りまくっているので、そりゃあもう楽しまなくちゃやってられません(笑)。「ボーボボはともかくガッチンポーは…」とまで言われても、僕にとっては面白いんですからどうしようもありません。

  世間的に評価される作品、感想サイトで評価される作品、限られた視聴者層(例えば子供)に評価される作品。作品によって評価される視聴者層は様々ですが、僕達はスポンサーではないので(笑)、評価において大切なのは規模ではなく質だと思います。どういった視聴者層にどれだけの支持を受けているのか、それを明らかにする事ができれば…「私の中で1番」という作品に出会える確率が高まるのではないでしょうか。それが本当に良いことかは判りませんが(笑)。
  今期に限ったことでは無いんですが、やはり視聴者層を広く取れる番組が有利に思えます。勿論要素を詰め込みすぎて駄目になる事もありますが、少なくとも何処かで引っ掛らないと視聴者をひきつけられないわけで。今期の傾向からいえば、やはり万人が受容体を持つ「萌え」の効果は絶大です。さらに「アクション」「メカ」「爆発」といったアニメ的な魅力を示す要素が続き、少なくとも感想サイトにおいては「馬鹿」「熱血」のこうかはいまひとつのようだ(ポケモン風に言えば)。
  今後の展開について。これだけ無数の作品が溢れかえる状況において、サンライズが萌え+学園+アクションの舞-HiMEを製作したように、軸がなければ大ヒットは見込めなくなるのかもしれません。そして萌えなどの軸をもって高い完成度でまとめられた大作と、大作と競合せず限られた視聴者層にアピールする小さな佳作が点在する、といった所でしょうか。個人的には長期シリーズの熱血馬鹿番組(クラッシュギアNitroとか)で、しかも完全オリジナル(販促ではない)を切望してやみません。せめて萌えは主要素ではなく、副要素であって欲しいと。

  さて。結局発表が遅れた上に、3回に分けた更新も遅れてしまいましたが。このように週100本を超えるアニメ作品を、広い視野で眺めることができるのも、全て光希桃 Anime Station様のお陰です。ありがとうございました。それでなくても「アニメを多量見しつつ楽しむ」というスタンスを続け、さらに人が取り組まない問題に立ち向かう、その姿勢と超人的な作業量にはただただ感服するばかりです。僕みたいないい加減な人間が言うのもなんですが、出来る限り無理をなさらないように。調査は年2回でも年1回でも構いませんし、また自発的にやりたくなるまで休んでも、誰も文句はいいませんから…。



  11月15日  月曜日  
  ジャンプ51号感想、掲示板の方にアップしてます。あんまり更新を義務付けてしまうと、色々面倒くさいので、その時のテンションで適当にやっつけてます。何か思う所があれば、気兼ねなく書き込んでやって下さいませ。非常に混沌としていて、一見近付き難い掲示板なんですけど(笑)。

  最近のポケモンエメラルド。ボーマンダを育て上げてバトルタワーに挑戦、相手としてイルミーゼ(蛍を模したむしポケモンの♀)が登場。こちらはドラゴン+ひこうタイプの強ポケモン、相手は所詮能力の低いむしタイプのポケモン…と判断、以降の戦いを念頭において“りゅうのまい”で能力値を高めていると。何とイルミーゼの“れいとうパンチ”1発で瀕死寸前+こおり状態(行動不可)。そして敗北。圧倒的な力を誇るボーマンダのおそらく唯一の弱点、こおりタイプ(ドラゴン、ひこう共に弱点でダメージ4倍)の技を食らうとは。しばし愕然。
  まさか、まさか“れいとうビーム”使えないイルミーゼが“れいとうパンチ”を使えるなんて!。ボーマンダ対策の嫌がらせかッ!。という訳で、圧倒的な能力差でも戦略次第で勝てる、という素晴らしい実例でした。あとはラグラージ使っててノコッチに食らった“れいとうビーム”でこおり状態になって、10ターン回復せず負ける…というショックもありましたが。これ以上書くとまた何だか判らないページになるので省略。


モンキーターンV   11/20    ★★★★★
  三国での一般戦優勝戦、青島vs古池vs洞口。オーシャンカップでの洞口の暴言&青島の宣言を踏まえての、ある意味因縁の対決。岸本君を説明役に用意し準備万端(笑)。当感想では毎回波多野と洞口の差に言及してますが、レースに対する熱くなり方も両者はまるで正反対。熱くなればなるほど自分の限界を超えて力を発揮する波多野に対し、熱くなればなるほど冷酷に時に手段を選ばず勝利を追及する洞口。
  結果としては、ここ一番の場面で青島さんの弱気がスキを生んでしまい、洞口の前に敗れてしまうんですが。相手は自分が最も忌み嫌ったレーススタイルの洞口で、さらにその洞口が発する殺気じみた気迫に恐怖を感じての敗北。自分の努力や信念まで打ち砕かれ、さらに「君にSGに来て欲しくない、むしろ選手でいて欲しくない」と廃業勧告まで受ける始末。「今でも君が好きだ」と洞口自身は青島さんの事を思って思っての発言なんですけど、完全に空回りしている所はさすがだなと。
  シャワーシーンや下着姿など、当番組の紅一点として視聴者サービスにも努める青島さん。サービス自体は構いませんが、絶望に打ちひしがれている姿を見せる際にすべきことかというと…かなり疑問。

ななみちゃん   #6    ★★★
  父@子安武人に母@日高のり子、というMAJORを意識しているとしか思えないキャスティングに一部で話題沸騰の本作。大きな木の上に様々な家と特徴溢れる住人という設定や、NHKらしいまったりかつ地味なホームコメディ?に、NHK教育マニアとしては猛烈に心がうずきます(笑)。
  天真爛漫というかやりたい放題のななみちゃん。BSデジタル放送のマスコットキャラ(うろ覚え)のアニメ化なのに、テレビ欄にも載っていないという冷遇っぷりに猛烈に心がうずきます(笑)。感想を1話1話書くほど内容が濃いわけではないので、これに関しては適当に。

MAJOR   #2    ★★★★☆
  吾郎と寿也、運命の出会い。とかく夫婦にたとえられる事の多いバッテリーですが…常にひたむきで寿也の常識を破壊し続ける破壊力、そして時にはちょっと強引な言動、そんな吾郎君に寿也はメロメロなのです。今も、これからもずっと。これぞまさに運命の出会い。
  怪我で戦力外通告を受けたおとさん。投手から打者への転向に野球人生を賭け、チームのエースであり高校からの友人茂野との対決に挑む。野球としては地味極まりないシチュエーションなんですが、アニメでプロ野球が描かれていることに感動しました。公園で子供がキャッチボールをする、という絵にも感動しました。スポーツアニメが絶滅したに等しい昨今において、こういう絵が見られるだけで僕にはもうたまりません。
  ふと思った事。「くまいもとこが成長すると山口勝平になる」のは有名ですが(誰に?)、山口勝平になるとしたら中学生?高校生でしょうか?。そもそもこの番組が何処まで放送するのかも判らないので、何とも言えないんですけど。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY   11/20 #6    ★★★★★
  ガンダム×3強奪、ユニウス7の破壊、事実関係の把握は難しいものの上手くできていると思います。が、たかが狂信的テロリストに地球を滅亡させる可能性を残しておくってのは…。立場を放棄して2人だけでよろしくやっていたキラ&ラクスも…。同じように放蕩していたアスランに対し、イザークが怒るのも当然かと。彼の場合はカガリが政治に関わっているので、キラよりよっぽどマシなんですけど。
  イザーク&ディアッカvsガンダム×3、さらにガンダム×3を圧倒するイザーク、ディアッカ、アスランの実力。この辺の戦闘における実力差がハッキリ見える、ってのは戦闘演出として正しいと思います。さすがに死ぬまではいかないものの、メインキャラのMSも容赦無く傷つける、この辺のリアルさも個人的には好評価。
  心がビョーキな桑島キャラはさておいて、坂本真綾キャラは賢いんだとばかり思ってたんですが…どうもそうでもない様子。MSを駆っての女の戦い、見苦しくならない事を切に望みます(笑)。

ボボボーボ・ボーボボ   11/20    ★★★★☆
  マルガリータ四天王最強の男ハレクラニ。この番組において最強とかは最早どうでもよくて。どういうボケができるのか、それだけです(断言)。その点においてはハレクラニ@三木眞一郎の演技は非常に楽しみです、既に無駄なフェロモンをムンムン漂わせて準備は万全。
  さて、ハレクラニが待つ世界最大の遊園地ハレルヤランドへ。電車で優雅な旅をする一行。ビュティさんが妙に乗り気なので、「ツッコミが足りない」と思うのは気のせいです。あと、チケットが1枚足りないから天の助を電車にヒモで繋いで…というのは。電車に負荷が掛かっているので、運賃を請求されても仕方ないと思います。というどうでもいいツッコミ。
  ちなみに今週は電車の上で刺客と戦う、というお話。途中から刺客との戦闘すらどうでもよくなってしまい、刺客と一緒にハレルヤランドの中の宇宙人達を電車で追い回すという。これはこれで凄いかもしれません(笑)。

ケロロ軍曹   11/20    ★★★★
  前編。日向家温泉旅行への同行権を賭けて、桃華@池澤春菜vs小雪@広橋涼。夏美さんが小雪を誘うのは友達として当然ですが、冬樹君が桃華を誘うのはまずありえないと思って然るべきではないかと。ないかと。どんな鈍感なんですかと。ですかと。この「温泉旅行を逃したら、恋はオシマイよ」という桃華の言葉まで聞いておいて。お前は結城君(ミルモ)かっ!。
  後編。石田彰さんによるポエムの朗読でした。以上。

ビューティフルジョー   #8    ★★★★☆
  高原、美しい山と湖。嬉々とした顔で走ってくる主人公ジョー、「チーズバーガープリィーズ!」とやまびこで大喜び。そんな少年の心を持った大人に迫る、これまでの敵とは一味違う幹部ファイヤーレオ。人質となったジョーの恋人シルヴィアに迫る、別の幹部こと電刃魔人アラストル。
  「終始脇道にそれ、とんでもない寄り道をしまくる」「お前のことを放っておいて、遊んでいるような男だぞ?」と、ジョーの素性調査結果をシルヴィアに報告する電刃魔人。「自分勝手でわがままで」「ヒーローとは最も縁遠い」と、手加減せず素性をペラペラ喋りまくるシルヴィアもシルヴィア。「…それでも、何故だか憎めないのよね」とさりげなくフォローを入れてましたが(笑)。アラストルの真意は判りませんが、ヒーローとは縁遠いジョーがどう成長するのか…楽しみになってきました。
  とはいえ。チーズフォンデュ食べたり、敵が出ても名乗り&ポージングに夢中のジョー。ファイヤーレオ(敵幹部)を火だるまネコと呼ぶセンスは買いますが、ファイヤーレオに水をぶっかけて…という対処法はどうかと(笑)。この独特のユル〜い感じが、この番組の味なんですけど。いつか電刃魔人にアースをつけて…とかやりかねないから恐ろしい。

アークエとガッチンポー!   #8    ★★★★☆
  「実は僕、空を飛べるんでございます」と言いながら、少年が空を飛ぶシーンから始まる番組。結局それはオネショに繋ぐ為の夢だったんですけど、それを普通にやりかねない番組なので開始数分は気が抜けません(笑)。さらに全世界の子供がオネショをすれば、世界はオネショで大洪水…ということで迫る地球崩壊の危機。てなわけで、少年の悩みを解決する為にはまずカウンセリング(占いともいう)。「オネショしない為にはどうしたらいいですか?」「オシッコをしなければいいんですよ」、と悩みをズバリ解決する見事なアドバイス。
  賢明な皆様にはお分かりでしょうが、占い師(カウンセラー)が地球の崩壊を狙う破壊工作員なのです。オシッコをしなければオネショもしない、というのは勿論大間違い。催眠術でオシッコを放出できない身体にされてしまい、貯め込んだオシッコは睡眠時にのみ放出されてしまうのです。通常のオネショなら布団が吸収してくれますが(笑)、こうなってしまうともう地球崩壊は防げなくなってしまうのです!…理屈はあってます、多分。
  オシッコ云々よりも今回はジャスミン的な見所満載。催眠術で使命を忘れおしとやかになってしまったジャスミン、催眠術から開放され占い師に飛びげりをかますジャスミン…考えてみれば彼女が能動的に敵を攻撃するのは始めてだと思います(笑)。能動的に動いた分、冒頭の少年をビルの上から突き落としてしまうんですが、少年が貯め込んだオシッコで空を飛べたから良いじゃないかと。いいわけが無いと思うんですが(笑)。空を舞う少年のオシッコから生まれる美しいレインボー、これがロマンチックな終わり方…かどうかは激しく疑問。そのセンスは買います(笑)。
  後編。U.N.C.O崩壊の危機を報せる通信、が腹痛の波をモールス信号に利用する通信方式でまずビックリ。結局はジャスミンとプリクラ(プリプリクラゲの愛称、当サイトで今時奨励中)のケンカだった、というのはまあどうでもいいんですけど(笑)。色々あってプリクラが破壊工作員になってしまいましたとさ、と#8にして番組マスコットを敵に仕立て上げる卑劣なやり口。さらに色々あって一緒になって破壊活動を始める主人公タケシとアークエ。「世界を崩壊させるのも大変だね」「1人では出来ないことも皆でやればどうにかなるよね」、って爽やかに言われても。
  ジャスミンとプリクラは、ジャスミンが素直(という程素直ではありませんでしたが)に謝って和解。この微妙に素直じゃない謝り方がたまりません。で、残るは正義の味方でありながら破壊活動に勤しんだ馬鹿2人。子供向け番組としては理由がどうあれ、悪い事は悪いと断罪せねばならぬのです。普段いい加減な方法で悪を退治しているこの番組、こういったどうでもいい場合にはプリクラから強烈な電撃を発して、相手を黒焦げにしてしまうのです(笑)。まさに天誅。いくら楽しいからって、住宅地の道路に大きな落とし穴を掘るのは止めましょう。という教訓。

とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ   11/19    ★★★★
  “研究”という大義名分で、ハム太郎世界のタブーを次々と乗り越えていくマッドサイエンティストことラズリー。動物がハム語を話せるようになるクッキーを開発、どんちゃんと会話までする始末。もう手がつけられません。いつか人間と話せるようになる…のまでは絶対しないと思いますけど。とにかくヤツはタブーを乗り越える脅威なのです。なのです。
  さてそこでハム太郎、ロベルトの飼い犬サンバ(微妙)に直撃。「ロコちゃんとロベルトがいつもケンカしてるんだ、ロベルトはロコちゃんのことが嫌いなのかな?」、「決まってるじゃない、ロベルトは…」で寸止め。ロコちゃんとロベルトでいいじゃないですか、あの中途半端な坊ちゃんなんかよりよっぽどマシですよ!。

トランスフォーマー スーパーリンク   11/19    ★★★☆
  馬鹿ばかりのデストロンの皆さん、というかスノーストームとアイアンドレッド。馬鹿どころか嫌らしいシックスショットまでいる始末、ナイトスクリームさんの忠誠心が悲しいくらいに輝いてみえます。スーパーエネルゴンを浴びたせいか、最近はガルバトロン様のテンションもおかしくなってるような気がするんですが(笑)。
  先週に引き続き「凄いぞ自分!」コールを響かせるチームロードバスター。メガザラックと戦うロードバスターの姿を見ていると、成長とは何かってのが実に良く判ります。成長しましたなぁ。

舞-HiME   #8    ★★★★★
  風華学園創立祭。地元企業のスポンサードを受けた壮大な催し物…ならまだしも、学園に納入する製品の取引まで行なっているとは。そこで若カップルのほほえましいラブラブぶりをみせつけておいて、HiMEである事実を一般人(つまりは役立たずの男達)の前で明かすとは。HiMEが操る生命体が、一見しても敵と見分けが付かないのも…やはり“大切なものを護る”ことの重さをしらしめるためなんでしょうか。
  そんな風に思っていたらラストでびっくり。メカっぽいと思っていたキャラが本当にメカで、若カップル女性の生命体(一般的な呼称知らず)がアッサリやられてしまった…だけでも驚いたんですが。若カップル男性の方が消えてしまいましたとさ、って。自分から望んでHiMEになった訳でも無いのに、自分の為に戦う訳でも無いのに、失う代償が自分の命でも無いなんて!。これまでのアクション萌えアニメから、一気に嫌がらせアニメになる可能性大。さてどうするのやら。
  しかし…ここまで男性が役立たずな番組も珍しいですね。女性だけしか出てこない番組は多数ありますが、護ってもらっている女性にその命まで護ってもらっているとは。背中に重い宿命を背負うのは男子の本懐、という先時代的な価値観を持つ僕としては…これが逆なら燃えるんですが。

ポケットモンスターAG   11/18    ★★★★☆
  シダケ、カイナ、ハジツゲ、ミナモ。1度行った町に戻れるゲームとは違い、アニメではコンテストの開催場所すらオリジナル。というかコンテストそのものがゲームとは全く違っている(アニメにしようが無い)ので、仕方ないといえば仕方ないんですが。でもバトルオフ(相手をノックアウトする)での勝利は納得できません(笑)、戦って勝てればいいなんてサトシでも勝てますよ!。
  バトルメインのコンテストなのは、おネエ言葉のライバルことハーリーさんとの戦いが今回のメインだからなのです。あの手この手での嫌らしい妨害工作、ジム戦ではまだしもコンテストなら確かに有り得る戦法です。おそらくサトシには通じませんけど(笑)。ハーリーさんの使用ポケモンはノクタス、当番組で愛嬌をふりまいているコジロウのサボネアの進化系。怖さを全面に押し出しつつ、愛嬌を残したデザインが個人的に好み。コンテストだからこそみちづれを使って…って無理ですね、アニメ化しようがありません。FLじゃないと覚えませんし。
  今回は絵的にも結構派手で面白かったです。さらに。ハーリーさんの妨害工作によって、幼少時代の恥ずかしい思い出を観客の前で暴露されてしまい、赤面&激昂するハルカが特に面白かったです。せっかくのハルカの見せ場だというのに、わざわざ恥を晒してしまうとは。どうもこの番組は女性キャラを女性として丁重に扱おう、という気が全く感じられません(笑)。激昂するハルカの方が、見ていて面白いんですけど。

陰陽大戦記   #8    ★★★★☆
  百虎のランゲツ。強さはまだしも、作画クオリティが主人公と違いすぎるのは問題だと思います。肉と魚と野菜の丸ごと炒め、を自炊している場合ではありませんよ主人公。野菜ヤンキーが作ってくれた夕飯を、和やかに食べている場合じゃありませんよ主人公。そもそも、エプロン姿のヤンキーが見事な夕食を用意してくれる…って。何なんですかこの番組は(笑)。
  そんなことより今回は、何故か主人公に居候として養われている割に生意気な、子供ことソーマくんのお話。ではなく。リッくん自らが天龍の闘神士と名乗ってソーマを助け、ソーマくんから全面的な信頼を勝ち取るお話。いくら大卒でも子供は子供、護ってくれるリッくんにメロメロなのですよ。
  どうでもいいことを1つ。式神ってのはケモノだとばかり思ってたんですが。どうも式神の中には、被り物をしている人間らしきヤツが多いような。式神というより変態コスプレマニアかと。どうでもいいことですね。

BECK   #7    ★★★★
  コユキくんBECKのライブ初体験。ギターも直してもらって、晴れて竜介君に会える…のかと思ったら。ここでもまだ二の足を踏ませるとは!。竜介君との繋がりを完全に断ち切って、自分の意志でひたすらギターに打ち込ませるとは!。この青臭い情熱。たまりません。

双恋   #7    ★★★☆
  桜月姉妹の別荘で双子×3=6と夏のバカンス。小川で魚釣り、自分達でバーベキュー、広い別荘でかくれんぼと、ゆる〜いお遊びが展開されてます(笑)。しかも別荘でのかくれんぼにかこつけて、いきなり主人公に告白する桜月姉妹。双子両方と同時に付き合うというのが、この番組のコンセプトですが…「2人一緒でもいいですか?」って、男の子に聞くことじゃありません(笑)。
  桜月姉妹の告白に対し、主人公が強い態度で承諾or拒否できなかったのは何故か。一条姉妹の間に前回生じた微妙な傷を、主人公が心の何処かでひきずっているからだ、と自分の中で納得してみる。出ました、数ある自己正当化の中でもかなり厄介な“自己説得型”です。
  しかし男友達(名前覚えてません)の立場って厳しいですね。男性は主人公と自分だけなのに、全女性のベクトルは主人公に向きっぱなしという。ギャルゲーそのものはすべからくそうなんですけど、男友達は対象となる女性に対し達観しているのが普通で。アニメ化する際にはよりそういった傾向を健著にして、主人公の異常なモテっぷりを少しでも緩和するものだと思うんですが…。

NARUTO   11/17    ★★★★★
  サスケくんは今週もボコボコ、呪印を出してもボコボコ。ここまで突き落とされる姿はもはや哀れ。哀れといえばサクラちゃん、最初の頃の軽い気持ちではなく、サスケの過去も想いも全て理解した上での告白も…サスケの決意には届かず。「復讐だって手伝うから」ってそう簡単にいえる言葉じゃありませんよ?。
  毎回毎回クオリティの高さを褒めちぎってますが、今回もクオリティの高さは相当なもの。サスケとサクラの別れを描く重要な回を、どんなに想っても決して届かないその切ない心情を、完璧に描ききったと言っても過言ではありません。特に物憂げなサクラちゃんの表情、そして中村千絵の演技が秀逸。素晴らしい。

SDガンダムフォース   11/17    ★★★★
  元気丸奪取の命に対する虎舞羅丸の度重なる失敗に業を煮やし、主君騎馬王丸ついに臣下の証を奪い去る。虎舞羅丸のこれまでの失態については異論を挟めませんが、いつの間にか猛烈な武者番組となった今となっては、今一度の機会を与えてあげて欲しいなと。そう虎舞羅丸に感情移入してしまうのは間違いでしょうか。
  それゆえ黒の鎧を着ての特攻が切なくてですね、しかも特殊能力が相手の技をコピーする、では。寂しいではないですか。つまりガンパンツァーこと教官(今更)の登場に合わせ、都合のよい敵を立てただけに見えてしまうのです。ザコブッシアワーでの拡大縮小はさすがCG、といったお遊びでしたが。とにかく。元気丸に恩を頂いた虎舞羅丸の奮起を待つ!。

お伽草子   11/16    ★★★★
  綱、いきなりのプロポーズ。しかも今後の仕事についてのダメ出しであっさり空振り。どうも現代編になってからというもの、ダメな所ばかりが強調される綱が可哀想です。光には見えていた白い狼も見えてないようですし、久し振りの戦闘シーンもコートの男に奪われてしまいましたし…完全に蚊帳の外?。
  本編はこれまで通り、渋谷の歴史と逸話を組み合わせた精度の高い話でした。お金に関する怪奇現象はいいんですが、事件自体が非常に微妙なので…もう少し発展性は無いものかと。ううむ。

MONSTER   #32    ★★★★★
  ロッテ@氷上恭子、この不細工でも綺麗でもない絶妙な外国人の造形はさすが浦沢直樹。で、こういうキャラクターを演じさせたら氷上恭子の右に出る女性はいないんですが(笑)、この見事なまでの幸の薄さは既に芸の域。そんなロッテの気持ちを全く察しないのがカール@関智一、この見事なまでの鈍感っぷりも既に芸の域(ビューティフルジョーとか)。
  そんな色恋沙汰(っていう程のものではありませんが)を尻目に、ヨハン狙撃に向けてひたすら牙を砥ぐテンマ。ヨハンが難敵だというのもありますが、必要だとはいえ「ヨハンを殺す」ことが元医者にできるとは思えません。これはテンマの優しさというよりは心の弱さですが、“殺人を肯定すべきではない”というメッセージもこめられたいい話でしたが…どうするんでしょうか。

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう   11/16    ★★★★★
  アフロ先生。超能力カップル サトル&ミチル。Pマン。恐怖のバケツ男。番組内番組の増加&続編製作はさすが長寿番組。ただ…いくら全部見たいからって、魔法で3つ(バケツ男のぞく)のビデオを1つにするっていう思考回路が理解出来ません(笑)。しかもそのビデオ内に吸い込まれてしまうという驚愕の展開。
  こういう豪快なおふざけ回は、ストーリーのまとめ方とキャラのはっちゃっけっぷりが重要で、つまりはスタッフの腕の見せ所。こんがらがったストーリーをうまく完結させる為、悪役を助けたりヒーローをぶん殴ったり、もうとにかくやりたい放題で。他番組の悪の怪人を「バカヤロー!」と愛の鉄拳で指導し、「ラグビーを…やらないか?」と問いかけるアフロ先生にもう大笑い。
  みんな揃ってラグビーに青春の汗を流す辺りは…もうどうしたらいいのか判りません(笑)。このままデタラメな方向に話が進むのかと思ったら、悪の怪人が逆転トライを決めて青春の大勝利。怪人がグレてしまうに至った回想シーンの挟み方も秀逸で、感動と笑いのツボをきっちり抑えた傑作でした。

焼きたて!ジャぱん   #6    ★★★☆
  向かいのライバル店サンピエールの店長、猛烈に気色悪いオネエマッチョこと模糊山@玄田哲章。こういう強烈なキャラクターは作画+声優の協力があってこそ、初めて活き活きした変態になるものです(笑)。そして仮面の男マイスター霧咲@速見奨、ビジュアル面でも十分なインパクトでしたが…まさか速水奨だとは。参りました(笑)。
  しかしまあ、松代、模糊山、黒柳、霧咲…アッという間に変態が集まるいい感じの番組になってきました。今後の爆発に期待です。

BLEACH   #7    ★★★☆
  一護vs一護(モッドソウル)、意外にアッサリ解決するの巻。武装した浦原商店の面々にも拍子抜け、というのは原作時からの不満。原作云々でいえばこの作品、1話1話単独で見ると少々散漫という印象。今回の後半パート、黒崎家の大切な日について…も盛り上がっているとは言い難いですし。ただ、それはこの番組が1話1話よりも全体の流れを重視しているからなので、一概に悪いとは言えませんが。
  ちなみに。幾らどうでもいい雑魚とはいえ、虚(ホロウ)に森川智之を使うのは間違っているような気が。いつものクールな役で、たまたまやるならまだしも。本作のようなオッサン声での出演となると…。

ファンタジックチルドレン   #7    ★★★★☆
  1901年の科学者ラドクリフ@松山鷹志、当時流行のX線でベフォーレの子供達の遺品を調査。遺品の内部に現われた謎の文字、写すたびに遷移する様子が中々興味深くて。適当でもいいとはいえ、これだけの量の文字を描くのはさぞかし大変だった事でしょう。最終的に解決するか納得するかは別にして、とにかく謎をどんどんぶつけて来るスタイルは嫌いじゃありません。
  「取り込まれる!」が何を意味するのかは良く判りませんが、包み込むように迫ってくる過去の記憶の怪しさが。この何だか判らない怪しさが、僕には心地良いのです。とりあえずハスモダイが戦線離脱しなくて良かった良かった…って、主人公は?。
  今回はもう松山鷹志カーニバル。最初はやけに若々しい声を出していて面白かったんですが、後半に行くに従って狂気に支配されテンションがどんどん高まり、最後の方はもうとんでもない事に(笑)。

Get Ride! アムドライバー   #33    ★★★★
  真実を知る為に、戦争を終わらせる為に、という大義名分を幾ら述べられても。目的を失ってしまったラグナくんには届く筈がありません。むしろジェナス君&ニルギースくんが抱く自信の根拠が全く見えないのがアレなんですけど。どっちかというと、下心が見え見えのシムカの方がまだまともじゃないかなと(笑)。胡散臭い役をやらせたら堀内賢雄は天下一品。いい仕事してます。
  ジャスティスアーミーに強奪される新型バイザー。曲がりなりにも“正義”を冠して人々を導こうとする立場なのに、やってることはまるで山賊っすよ(ジョイ風)?。街の人々を狙って人質に取る、ってのも…勝っても統治できないんじゃ無意味っすよー?。
  一番守らなきゃいけない物、それはピープルだ俺はアムドライバーだとジェナス。そしてシシーの幻?に説得され、新型バイザーと共にラグナ復帰。でも新型バイザー装着時の「ジュテ〜ム」って…さすがはラグナくん。またも裏切られる格好となったニルギースくんは…御愁傷様(笑)。


  日曜番組感想 11/14  
レジェンズ   #32    ★★★★★
  水のレジェンズ、ビッグフット。レジェンズクラブでの役職は保険委員で名前は…未だに不明だったりするのです。そこで久々登場、子供野球チーム“ブルックリン101小リキリキリッキーズ”。ビッグフットを仲間として受け入れるだけならありがちなんですが、「レジェンズだろ」と最近の色んな事件を知った上でなお、仲間として受け入れる子供達の度量の広さに感心。そこでようやくビッグフットの名前“ズオー”を明らかにする、という気長なシリーズ構成にも感心。
  夕陽に向かって走る…のはやりすぎな感もありますが(笑)。久々にキッズアニメっぽい、いい感じのユルさと正義感に溢れてました。停滞期が長かった分、レジェンズバトルに正面から立ち向かうメグの姿を見ると、実に幸せな気分になります。ただズオーを受け入れたのも応援していたのもリキリキリッキーズの面々なので、今回だけ見ると主人公シュウを「下手だけど野球が大好きな脇役」と勘違いしても仕方ないような(笑)。

金色のガッシュベル!       ★★★★★
  先週に引き続き、反則的な強さを誇るデモルト。対抗する方法は勇気と友情そして愛(MOTHERより抜粋)、これまで敵側だったパティ&ビヨンコが仲間として参戦し、パートナーと和解する…んですけど。ここでビヨンコのパートナーの何だか判らない回想を挟み込んでくる辺り、雷句先生の創造力に感服せざるを得ません(笑)。「頭の葉っぱをちぎってやったんじゃ」じゃないっての。
  とまあ馬鹿ポイントばかり指摘してますが、今回はこれまで貯め込んできた感動の大開放。とにかくパティが示した初めての正義、これに尽きます。単純な言葉では表現できないんですが、決意の強さと想いの力を余す所無く描ききった、というのが最も近いでしょうか。いい物を見せてもらいました。

ふたりはプリキュア   #38    ★★★★
  結婚する先生にキルトを贈ろう。シャープかつクオリティの高い作画を見てるだけで幸せ。わざわざ変装して結婚式場に入り込み、業務をこなす角澤君@松本保典には大笑い。真面目にやってるじゃないですか(笑)。しかも「お前達には世界の運命がかかっている、こんな事をしている場合じゃないぞ」とご指導まで頂けるなんて。いい人じゃないですか(笑)。
  先生の結婚が唐突だとか、マーブルスクリューで勝っていいのかとか、色々ツッコミたい所はありますが。常にイベントをぶち壊す当番組にしては珍しく、先生の結婚式が円満に執り行われたので良しとします。

仮面ライダーブレイド   #39    ★★★★★
  「もう我慢しないんだからね」カリスに対する天音ちゃんのフィーバーっぷりに初めて気付き、距離を置かせようとする母親。あまりにも唐突で、「今更ですか!?」と叫ばずにはいられません。
  今週も広瀬父(トライアル)が狂気に満ち満ちていて面白かったです。既に人間ではなく、記憶を移植しただけの化物…なんですけど。プログラムされた使命感と、受け継いだ娘への愛嬢の狭間で揺れる、その複雑な想いが何といっていいか。コピーレンゲル?元々ムッキー(レンゲル)自身が大した事ないので、別にどうでもいいような。
  ブレイド、カリスと次々パワーアップするのはいいんですが、せめてもう少し必殺技に迫力を出せないものかと。ブレイドが普通に走って胴を切る、だけでは納得できません。一応敵の存在が明確になってきたので、燃える展開希望。

特捜戦隊デカレンジャー   #39    ★★★★★
  大ピンチ→夢か!→夢の中で大ピンチ→夢か→…の連続、梅子の孤独な戦い。こういう話はとかく意味不明になりがちですが、夢ならではのシチュエーションを沢山作れればそれで良いと思います。街中で僧侶×4と戦闘、一杯いる通行人は完全無視とか。梅子vsデカピンクとか。
  梅子が命がけで導いた手掛かりを元に、犯人に迫るジャスミン。迫るバスを正拳でふっとばし、爆炎と共に振り向くその姿。猛烈にかっこよかったです。梅子とジャスミンの友情を描く際の細やかな気遣い、これは番組開始当初からのこだわりだと思います。変身すると顔が隠れてしまうのでオシャレはできませんが、ある意味プリキュアが目指す物を違う形で描いていると言えないでしょうか?。

かいけつゾロリ       ★★★★★
  店頭の試遊台でひとり10分どころか、8時間ぶっ続けでゲームに興じるゾロリ先生。新作ゲームをクリアしてしまうそのクソ度胸には驚きましたが、テレビの中からお姫様が出て来た時には…もうどうしたらいいのか(笑)。「私が自由になれるのはゲームのクリア時だけ、最初から始めるとまた囚われの身なの」と、子供なら誰でも抱く素朴な疑問をそのまま話に出来るこのセンス。出版・放送といった形で話に出来る人って、最早こういう疑問を抱かないんですけど。凄いなあと。
  しかもこのお姫様@井端珠里、ゲームから出て来ただけあって天真爛漫で実に可愛らしいのです。ロングドレスからミニスカート、ロングヘアからショートカットへとスタイルチェンジも見事に決まってましたし。動物キャラ好きなら間違い無くノックアウトされます。ただし…ゲームの中から出て来た為に、「お金ならモンスターの5,6匹も倒せば手に入るわ、勇者様」と金銭感覚がずれている(そういう問題?)のが困り者。ゲームから出て来たお姫様を楽しませる為に、夜を徹して土木工事のバイトに精を出すゾロリ先生。皿洗いや交通整理等など、ここまで一生懸命働くゾロリ先生を見たのは初めてかもしれません。
  非現実的な設定で面白おかしい番組を作りつつ、押し付けがましくない現実的な教訓を与える。ここまでクオリティの高い純粋な子供向け番組(子供が見たがる番組)ってのは貴重ではないかと。ええ。


モンキーターンV   11/13    ★★★★★
  前回全日本選手権で波多野が見せた鋭角ターン“Vモンキー”、あまりの威力に競艇界も波多野自身も騒然。ひたすらVモンキーを練習し、続くSGチャレンジカップでも手探りとはいえVモンキーを炸裂させ優出。ただあまりに脅威的なターンとはいえ、弱点を明らかにし対策をたてるのもまたプロの世界。蒲生&榎木に弱点を明らかにされ、成すすべなく敗北してしまうVモンキー。
  洞口スペシャルペラの時もそうだったんですが、理屈と技術で新戦法を封殺する瞬間がもうかっこよすぎです。気合や根性も十分に含んでいる本作ですが、それだけで勝敗を片付けない辺りがスポーツ物として素晴らしいと思います。蒲生&榎木といったライバルの活躍も、嫌味な所は全くありません。
  一気に競艇界の中心に踊り出た波多野に対し、かたや若さゆえのフライング休みでSG出場停止中の洞口雄大。ひとり蚊帳の外+青島さんとの遭遇で、どんどん落下していく様が面白すぎです(笑)。

MAJOR   #1    ★★★★
  いやもう速い速い、話の論点を絞れぬまま設定を消化しただけ、という感が否めません。母親@日高のり子が既に死んでいて、保育園の先生@野田順子が母親代わり…という複雑な家庭事情、1軍半で戦力外間近の父親の葛藤、といった重要なポイントが少々判りにくかったような気が。
  サンデーで今もなお絶好調連載中の大人気野球漫画、満を持してのアニメ化が何とガンダムSEEDの裏番組。だからこそ細かい設定をちまちま見せるより、主人公である吾郎にのびのび爽やかに少年野球をやらせたい…という思いからの構成だと思います。この番組に求められるのは何より野球のクオリティなので、そこさえしっかりしてくれれば。ただ、違和感なくスポーツをやらせる以上に難しい事って、中々無いんですけど…。
  おとさん@子安武人。ボーボボや種DEATH、さらに続くななみちゃん(妻が日高さん)でも大活躍、演技の幅の広さにはただただ感服するしかありません。桃子先生@野田順子は思ったより可愛らしかったんですが、幸せの匂いを感じられないのは僕だけですか?。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY   #5    ★★★★
  ユニウス7を地球にぶつけてみよう。よくもまあここまで嫌らしい作戦を考え付くなと。で、主人公アスカくん。オーブ時代のトラウマをカガリにぶちまける、というのは心情的に理解出来ますが。その感情的な訴えに対しカガリが感情的になりすぎて、何も言えなくなるってのがどうかと。少なくとも偉い立場にいる人間で、確か父親はそれなりに威厳を見せていたと思うんですが…。
  ザラ議長とアズラエルの醜さと始末のつけ方に納得いかなかった前回に引き続き、今回も一部の権力者が戦争を扇動して…なんでしょうか。反論はするけど、指導する立場にはなりたくないってのはワガママだと思うのですよ。これでキラくんも表舞台から離れていたとしたら、今回の騒動が決着しても意味が無いような…気が。
  とまあ、色々言ってますけど本編は面白いです。イザークとディアッカも出ましたし、立場や考え方の違うキャラクターが出てきてもすんなり物語に入っていけるのは、長編シリーズ物の強みかと。話の深みが違います。
  悲惨な戦争シーンと無闇に繰り広げられる性的描写で話題のガンダムSEED、#5にして議長と艦長の性的関係描写が御披露目。誰に向けたサービスなのかは判りません。

ボボボーボ・ボーボボ   11/13    ★★★★☆
  最強の敵“魚雷ガール”に対しボーボボの奥の手、聖鼻毛領域(ボーボボ・ワールド)ついに発動。心を開放できない者は。まあとどのつまりはひたすらボケまくってツッコミまくっていつの間にか勝っている、という従来の戦法と全く同じなんですが(笑)。とにかくボケ&ツッコミのテンション&脈絡の無さがぶっちぎってて、スタッフ&役者の苦労がビンビン伝わってくる重要な回なのです。いきなり盆踊りなんか朝飯前、KING鼻毛様に会えるのも嬉しいね!。
  聖鼻毛領域で魚雷ガールにダメージを与え、鼻毛真拳究極奥義全宇宙鼻毛裁判(プラネット・ジャッジ)での成敗に至るんですが…こっちもこっちで、もう勢い以外の何物でも無いなと。大宇宙の裁きとか言われたら返す言葉は何もありませんが、過去に登場したキャラクター数100体をこれでもかと一画面に詰め込んだ執念には完敗です。原作がどうだったのかは憶えてませんが、ヒマだとしか言いようがありません。時間がある筈も無いのに(笑)。

ケロロ軍曹   11/13    ★★★★
  今回の作戦はアニメで地球侵略。とまあここまではいつも通りなんですが、今回はサンイラズ社(サンライズ)にまで赴いてアニメ作りを勉強する、というまるで漫画はじめて物語的展開に。パロディとして過度にふざける訳でもなく、最後に自作したアニメの出来も酷い物だったんですが…それでも自分達で作ったアニメに感動する、という締め方は爽やかで良かったです。
  でもギロロに作画を担当させるのは根本的に間違ってるような気が。ドロロなんかは上手くやれると思うんですけど。

ビューティフルジョー   #7    ★★★
  子供に高性能なおもちゃを売り付けて、心を支配し暴虐の限りを尽くそう、というジャドーの作戦。このおもちゃってのが大きなスライムで、頭に乗せると触手が伸びて色々便利…と。まあ見た目にも機能にもセンスを全く感じないのはアレですが(笑)、子供の負の感情を吸収したスライムが大きくなり、操られてしまった子供達が群れを成して襲ってくる辺りは中々の恐怖かと。
  とはいえ、子供向けヒーローアニメとしては至極順当な出来になってきました。主人公のジョーのいい加減さが、優しい頼れる兄貴として上手く機能しているような気がします。

アークエとガッチンポー!   #7    ★★☆☆
  “悪の組織の活動を止めるよりも、未然に悪事を防ごう”という前向きな会議inアンダーウォーターワールド。「美味しい物を食べていれば、人間は悪いことをしないと思うんだ」とアークエのナイスな提案。「美味しいものって何?」「ショーロンポーよ!」「私が子供の頃パパとママと深刻な言い争いになって、あたしグレてやる、悪い事をしてやるって決意したの」「悪い事って…?」「コーラの一気飲みよ」、つまりその後ショーロンポーで仲直りしたので、不良にショーロンポーを食べさせて地球を救おうと。
  「さて、悪い人をどう探せば良いんだろう?」「そりゃあもちろん…」「コーラの一気飲みをしている人だ!」という事で、道ゆく悪い人(コーラの一気飲みをしてる人)の口にショーロンポーを放り込む作戦活動開始。あまりに効果的すぎて、街の人々が無理矢理ショーロンポーを口にねじ込もうとする…とか色々ありましたが。コーラ云々に関するやりとりが面白すぎなので、以下は割愛。
  後編。人生論を語る犬(言葉を話す珍しい犬)に郵便局員がショックを受けてしまい業務拒否、ラブレターが届かなくなるので結婚数が激減、子供が生まれなくなって人口減少、つまりは地球が崩壊する…と。何と見事なロジック(笑)。郵便局員の家に女性が団体で押しかけて来て、「プリーズ男、郵便配達員」の大合唱とか色々ありましたが。こっちはキレが今1つなので割愛。
  先週は無敵老婆がガッチンポー(番組を締める合言葉)、今週は前編がショーロンポーで後編は犬がガッチンポー。既に番組の御約束すら豪快に踏み破ってます、ええ、いい感じに壊れてきました。

とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ   11/12    ★★★
  「ナースちゃんにお見合いの話があるんだ、上手くいけばそのまま結婚式を挙げても…」って。ええと、ハムスターの世界にも“結婚”という概念があるということは、ハムちゃんずの面々はまだ適齢期ではない?。つまりハムちゃんずが幼いのか、ナースちゃんが年増なのか、のどちらかなので一気に怪しい世界観に。
  御見合い云々だったらマイドくんの飼い主辺りを使った方が、人間パートとの関連も出来て面白くなると思うんですけど…人間では多分過去に何度もやったんでしょうね。

トランスフォーマー スーパーリンク   11/12    ★★★★★
  「(コンボイは)俺のもう1人の親父なんだ」。番組中盤から悟りを開きまくった感のあるキッカーですが、まさかここまでトランスフォーマー殺しになっていたとは。もはやコンボイ司令官までもキッカーにメロメロです(笑)。しかも、大ピンチのコンボイの所にオメガスプリームを助けにやっておいて、グランドコンボイスーパーモードの為のパーツを届けるなんて。気がききすぎて怖いくらい。
  しっかしもう熱くてたまりません。脚本・演出・作画・声優全員が沸騰しまくって全力でぶつかってくるので、。いやもうホントに熱い。

舞-HiME   #7    ★★★★
  以前から色気を振り撒いていた女学生(名前覚えられず)、そこに正反対の命を絡めるとは中々のアイデア。男をいいように扱ったり、舞衣の生き方に真っ向からケチをつけまくるなど、ここまで根性が捻じ曲がってると裏を読みたくなるのが人の常。全国のマゾヒストは今頃ヒィヒィ言ってるんでしょう。おそらく。
  とはいっても夜の歓楽街で男性を引っ掛ける命の姿には、舞衣ならずともショックを。受けます。命を叱るのが保護者たる舞衣の役目なんですが、頬を軽くはたくだけ、という所に舞衣の優しさがよく表れていたなと。
  瓦礫から姿を現した関俊彦はどうでも良かったんですが、パッとしない雑魚キャラ(太め)をやっていた関俊彦が少し面白かったです。

ポケットモンスターAG   11/11    ★★★☆
  単独プレイでは2体のうち1体しか手に入らない、恒例の化石ポケモン話(エメラルドでは両方入手可能)。何と孤島の研究者が化石の復元に成功した、という大企業も驚きの科学力。さすがは水島裕(何がだ)。アノプス→アーマルド、リリーラ→ユレイドルは貴重かつ中々の強さなので、ゲットできれば確かにロケット団も幹部昇進間違いなし。やっぱりロックブラストは外せません。
  いつの間にか技を習得している、でお馴染みの当番組には珍しく。冒頭でサトシ&ハルカがトレーニング。コンテストも近いようですし、今回の話はハルカの成長話も兼ねている模様…にしては特に苦労もせず、はなびらのまいを習得するハルカのフシギダネ。タマゴ技なのに!そんな簡単に覚えてもらっても困りますって!。

陰陽大戦記   #7    ★★★★☆
  ボート部初の野外活動。カップルだらけの湖で、何故かスワンボートに御執心の野菜ヤンキーくん。リッくんは印を探しに、地龍は鬼門を探しに。遭遇するのは当然としても、まさか弧月剣舞も西海道虎鉄も効かない相手だとは。新しい印を試すにはまさに格好の相手なんですけど(笑)。攻撃を耐え続けるコゲンタの姿には涙を禁じ得ませんが、ボートのコツを説く野菜ヤンキーくんの助力もあり、新必殺技が炸裂する瞬間の盛り上がりは中々のもの。これぞホビーアニメの定石。
  パッと見は危うい雰囲気に包まれているんですが、何だかんだいって地道に主人公が修行を重ねている、昨今珍しい努力型の番組です。コゲンタの名乗りポーズが地味に変わってたり、芸の細やかさも好印象。



  11月13日  土曜日  
  久し振りにイタズラ書きをアップしてみました。新番組から何か書こうかとも考えたんですけど、結局
“ポケットモンスターSPECIAL”から書いてみました。しかもポケモンつきで。男女いる主人公のうちの女の子主人公、大自然と共に育った超野生派&博多弁丸だしトレーナー、オダマキ サファイア。八重歯というより犬歯という呼称が相応しい、かなり豪快な女の子であります。後ろの赤いポケモンは、ルビー&サファイア&エメラルドで最初に貰える3匹のうちの一匹、アチャモの最終進化系バシャーモです。
  アニメの方のポケモンでも、女の子主人公のハルカがワカシャモ(アチャモ→ワカシャモ→バシャーモ)に進化しています。基本的にアニメでは「ポケモンは進化しない」傾向にありますが、ホウエン地方編ではサトシのキモリもジュプトルに進化しているので、おそらくどちらもジュカイン&バシャーモまで進化すると思われます。最終進化系2体でダブルバトルとかしてもらえると、ファンにとっては中々壮観なんですけど。おそらく望み薄。

バシャーモは手抜き感溢れる出来

  って。このページはポケモンページですか?。いえいえ、僕にはポケモンページを作れるほどの知識も技術もありませんって。とりあえず休んでいた間にしていた事を説明しておこうかな、と思いまして。アニメについては前回大体書いたので、残りはゲーム(というかポケモン)について。申し訳ありませんがもう少しだけ書かせて頂きます。御許しを。


 ゲーム 
ポケットモンスター エメラルド
  猛烈にハマりました。“ポケットモンスター ルビー&サファイア”の別バージョン(ストーリー、イベントなどは殆ど同じ)で、自分は既にサファイアにハマったにも関わらず。追加されたバトルフロンティアという新要素、これだけでも十分ボリュームでもう駄目街道まっしぐらです。
  ジャンルでいうとRPGに分類されるポケモンですが、全386種類のポケモンの能力や技そして相性など、人間対人間の対戦の為に徹底的にバランス調整されている、というコンセプトが他のRPGと決定的に異なる点です。他のRPGの場合、難易度の差はあれど戦闘は自分を強くする為に、ストーリーを進める為に、究極的にはそのゲームをクリアする為に存在している訳で。
  つまりポケモンにおけるゲームクリアとは、ポケモンバトルのシステムを学ぶ基礎編に過ぎないと。そこで出て来るのがエメラルドの新要素バトルフロンティア、ここは通信対戦と同様の条件(同レベル限定とか)で、徹底的に対戦のノウハウを詰め込んだ応用編なのです。これがやたらに難しくて、攻略本があっても自分で解決策を導かないといけないという。やり応えのある出来になってます。

  で、長々とポケモンを無理矢理に説明しましたが…何が言いたいかというと、ゲームってのは製作者に敷かれたレールの上をただ走るものでは無く、ユーザーが遊びの可能性を引き出していくものなんじゃないかと。そんな訳でいわゆる普通のRPGに対する興味が、最近全く無くなってしまいました。
  勿論RPGにも奥深いものは沢山ありますし、ストーリーに感動することも多々ありますが、ポケモンの対戦ゲームとしての奥深さに心底感銘を受けたというのが正直な所です。あくまで世の主流から外れた人間の戯言ですが、面白い“ゲーム”に飢えているのなら是非ポケモンを。絶対に損はしませんから。

■最近育てたミロカロス■
種族値... HP95  攻撃60  防御79  特攻100  特防125  素早さ81
個体値... 残念ながら低め(こだわるべきでした)
努力値配分... HP252  特攻128  特防130
性格... ずぶとい (攻撃↓  防御↑)
技... なみのり  れいとうビーム  あやしいひかり  じこさいせい

  対戦では無くバトルフロンティア攻略用に育成。バトルタワーもバトルチューブもこなせるように、コンセプトは特防重視で打たれ強く。あやしいひかり+じこさいせいで相手の動きを封じつつ粘り、なみのりで削っていく形。持久戦メインなら、れいとうビーム→どくどくでもアリなんですが、くさタイプ潰しとボーマンダ潰しということで。

  これでようやくポケモン云々を消化できました。もっと書きたいことが色々あるんですけど、さすがにそれはやりすぎなのでこの辺でお開き。既にやりすぎているというウワサ?、ってビックリマン2000かいな。ってそんなギャグ何人が判るんでしょうかガッチンポー!。





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