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★は一般的評価、☆は個人的すぎるプラス評価



ファンタジックチルドレン   #12    ★★★★★
  電撃老人キルヒナー、科学を超越する力で博士達を圧倒。「貴方達はシの世界から戻ってきた英雄なのよ」「お前の物質世界での命はもう終わってるんだ」というキルヒナーへの言葉。オエセルの放出によって魂は不安定な状態になり、宇宙の崩壊に繋がる…という謎の忠告。宇宙の崩壊を許さない閻魔という黒い物体。1つ1つ冷静に聞いてみると何だか解らないんですが(笑)、閻魔の結界に包まれ消失したキルヒナーを見て納得させられた気になるから不思議です。それくらい一連の作画というか演出というか…圧倒的でした。

  単にキルヒナーが暴走した結果の消失、ではここまでの絵は作れません。同じ妹愛者としてキルヒナーの想いに同調したベフォーレの彼(アギ)が、激情に駆られながら彼を懸命に救い出そうとする姿、これがあっての緊迫感だったと思います。この為にアギの妹の証言を執拗に執拗に取っていたのか!と今更ながら感心、単なる妹好きじゃなかったんですね(当たり前だ)。これだけも許容量としては一杯一杯なんですが、ベフォーレの子供達とヘルガの邂逅等など、ここにきて息付くヒマも与えない展開にドキドキです。でも、2億光年離れた星が故郷って…さすがに限界です(笑)。

  "光希桃anime station"さんの感想率調査時に、"Precious Prize Platz -Annex-"さんが「OPを見て宗教アニメかと誤認したが…」という感想を書いていましたが。いつの間にか大宇宙の法則を記述する科学と、生と死そして輪廻転生を絡めた素晴らしい宗教アニメになっているじゃないですか!。


Get Ride! アムドライバー   #38    ★★★★★
  ジャスティスアーミーに包囲された街ムーロン。アムドライバー達の元指導者ウィルコットを逃がす為、シムカ直々に派遣された指揮官が猛烈にイヤなヤツで。こなくそと思っていたら、いきなり血気盛んなジイちゃん登場。そんなお人を伝説の勇者とか言われても困るんですが、珍しく責任感&実行力を兼ね備えた大人が見られて嬉しかったです。

  扱っているテーマが微妙なだけに、正しい事を真正面から主張する人が少ないんで…たまには自己主張の強い御老人もいいかなと。そんな御老人の言動に刺激され、やる気になったウィルコットもそれなりにかっこよかったです。結果的にジャスティスアーミーをおびき寄せて、ムーロンの街ごと一網打尽というガンダム種もビックリの展開でしたが。残虐シーン無し&ウィルコットによる責任感、という描写ひとつで随分印象が変わるものだなと。大した主張も無く戦争に振り回されるガンダムより、アムドラの方が幾らかマシじゃないか…ってのも凄いことなんですけど(笑)。

  しっかし。あろうことかその御老人までバグシーンを「バグっち」って言うなんて!ジョイのお馬鹿な口癖だとばかり思ってたのに!こうなると、これがどれくらいメジャーな呼び名なのか気になる所です(笑)。でもラグナくん、あんた「ジイさんジイさん」言い過ぎです。もう少し年長者を敬って下さい。


  日曜番組感想 12/19  
レジェンズ   #37    ★★★★★
  ようやく明かされた本作の裏側。ランシーン様によるレジェンズウォー計画、そしてランシーンに対抗すべくCEOがとった計画。「娘ハルカを守る為なら、何をしてもいい…」とシュウの父親に協力を願うCEO。勿論シュウの父親は拒否するんですが…これを子供達がどう見ているのか僕にはさっぱり解りません(笑)。さすがは父親描写に定評のある大地監督。

  レジェンズを永久に封印するソウルドールを手にした子供達が、レジェンズを封印しDWCの社員に渡す姿…に言い知れぬ嫌悪感を感じるのは僕だけですか?。CEOの「アイスクリームを食べている時、人は怒ったり泣いたりしない」「それ以来、妻手作りのカニサンドを食べていない…」、といった話ぶりにイライラを感じるのは僕だけですか?。おそらく狙ってやってるんでしょうけど、これを受けとめ切れるか否かは激しく個人の資質によると思います。

  レジェンズ達を操るジャバウォックの黒水晶。人間の邪気を結晶化したがゆえに、自然をも汚してしまうまさに自業自得の結晶。CEOはレジェンズウォーを回避する為に、ジャバウォックの力を借りるそうですが…レジェンズの知識はあるくせに、ジャバウォックを操れると思っている所がCEOの問題でして。失敗するとわかってる計画を、自信満満で遂行するなと。こうやってCEOに不満を集積して、最後に打倒CEOでスッキリ!…っていう相手じゃないような。どうするんでしょうか。


金色のガッシュベル!       ★★★★☆
  ようやくシェリー&ブラゴ復帰。ゾフィスくんの威厳はとっくに失われてしまったので(笑)、あとはシェリー&ブラゴが戦う理由を清麿達に説得するだけになりました。最終的にシェリー&ブラゴが単独で戦うとしても、清麿達がそれを納得しているかどうかで全然違いますね。今更ながらオリジナルの必要性を納得しました。

  にしても。いくら鍛えたからとはいっても、シェリーは強すぎると思います。ラブラブ光線を発射するだけのリィエンはおろか、単体でゾフィスくんにすら勝てるんではなかろうかと(笑)。そういう意味ではフォルゴレも不死身の身体の持ち主なので、清麿君も頑張って下さい。


ふたりはプリキュア   #43    ★★★★
  クリスマスに生徒会主催のパーティー、テンションを高めて男女を炊き付けるのはいつの時代も変わらぬやり口。ほのかによるなぎさ炊き付けも相変わらずで、前回から全く懲りてないのは御愛嬌。藤村先輩@岸尾大輔があまりにも自然体すぎて、恋愛模様が展開しそうにないのは…いいんでしょうか?。このまま番組が続く限り、藤村先輩の本音が明かされる事は無さそう。

  敵が現われるのは恒例、変身するのも恒例。藤村先輩と握手する時はしていた手袋を、変身する為に(ほのかと手を繋ぐ為に)わざわざ脱ぐこだわりは凄いなと思いました(笑)。わざわざ手袋を外して藤村先輩と握手するのは不自然ですし、素手で手をつなぐバンクシーンとの関係で挟んだけなんでしょうけど…結果的になぎさとほのかの絆を強さを演出する事になるとは。意図せず働いてしまった設定恐るべし、という所でしょうか(笑)。


仮面ライダーブレイド   #45    ★★★★★
  「全てはあの日から始まった…」小杉十郎太のナレーションで過去の映像を振り返ってみると、それなりに雰囲気は出てますが…それにしても#1の橘さんどうなのよと(笑)。今でこそ悟り切った風な言動をしていますが、1クールごとの総集編を作ってみればいかに橘さんがアレなのかよく判ると思います。僕を含め橘さんファンの為にも是非。

  という馬鹿話はさておいて。5枚目のエースまさかの誕生、そしてライダー達のカード全てを奪い去る能力には驚きましたが、他の人造アンデッドと見た目がさほど変わらないのは…気のせいです多分。個人的にはもう少しスマートなスタイルにして、エースっぽくした方が良いと思うんですが。にしてもカードが無くなった途端にジョーカーに戻る…のは百歩譲るとしても、早速封印しようか迷い出す橘さんはどうかと(笑)。その橘さんの忠告を全く聞かずにキングフォームになる剣崎もどうかと(笑)。あっさりやられてしまった(っぽい)5枚目のエースも…どうかと(笑)。

  カテゴリーエースにとりこまれていた分、アンデッドの気持ちが判ると言い出すムッキー。だからこそ人間と共存しようと言い出すムッキー。その意見の是非はさておいて、だからこそのアンデッド再召還カードですか!。中々考えられたカード配置に感心感心。


特捜戦隊デカレンジャー   #44    ★★★★★
  デカマスターのディーソードベガによく似た剣を使うアリエナイザー。その強さを引き立てる為とはいえ、OP前にあっさりと破れてしまうデカブルー。何故デカブルーばかり酷い目にあいますか?デカブルー主役回ならまだしも(まだしも?)、今回の最初の餌食はデカブレイクでもいいじゃないですか(笑)。

  銀河にあまねく腕利きに一方的に決闘を挑み、999人を殺害してきたアリエナイザーその名はビスケス。銀河一刀流免許皆伝デカマスターの弟分であり、師範の息子でありながら流派を継げなかった事をデカマスターの所為にして逆恨みする愚か者。今回はとにかく殺陣殺陣殺陣の連続で、見ていて実に気持ちが良かったです。地球署のメンツをかけ全員勢揃いでの口上、そしてド迫力のバトルでのクライマックスにもうテンション上がりまくり。特にデカマスターvsビスケスの一騎打ちなんかはもう、デカマスター@稲田徹の魅力爆発で!。カッコよすぎですよ!。


かいけつゾロリ       ★★★★★
  今日はクリスマスイブ。早くに両親を亡くしてしまったゾロリ先生が、ライトアップされたクリスマスツリーを見て涙ぐむ…いつになくしっとりした導入部。「今年こそサンタクロースからプレゼントを貰ってやる!」と意気込むも、“イタズラ好きはいい子とはいえない”“いい子とは子供であり大人ではない”ことに気付いてもうガックリ。それでもサンタクロースの存在を微塵も疑わない、ってのはこの番組らしい優しい世界観。変に気取って冷や水ぶっ掛けるよりよっぽどいいと思います。

  子供の頑張りをサンタクロースが逐一チェックし、子供の頑張りと希望プレゼントを記したノートをある機械に入れると、いい子判定を行なわれ合格すればプレゼントが出てくる。さらに世界中をフォローする為にサンタクロースは支部に分かれている、プレゼントを守る為サンタ専用の警察サンタポリスがあるのでセキュリティは万全…等など、しっかりと理屈をクリアしたお得意の世界構築です(笑)。いい大人が考える事じゃないんですけど、こういう馬鹿馬鹿しい話を真面目に作れる姿勢は大好きです。

  ノートを奪って自分達の名前でひたすら善行を書き連たものの、プレゼントが貰えない事に腹を立てたゾロリ先生。決して貰いたくないプレゼントをいい子上位3位に送り付けようと画策。そんな訳で繰り広げられるサンタポリスとの大捕物、サンタポリス×6が空中から捕獲用ネットを広げて落下してくる、っていう絵をどう評価すべきか正直迷います(笑)。さて。サンタポリスから逃げおおせたゾロリ一行、ズタボロで家に帰りつくと何と靴下にプレゼントが!。ということで見事なオチへと繋がります、興味のある方はオチを推理してみて下さい。にしても見事なまでの起承転結。



  12月18日  土曜日  
  「アークエとガッチンポー!」が猛烈に面白いです。巡回している感想サイトではほぼ完全にスルーされているんですが、久々に正しい論理で電波をぶちまける素敵な馬鹿番組に出会えて幸せです。「双恋」も別の意味で面白いです。12/8分までしか見てないんですが、恋愛ゲーム原作なのに主人公を劣等感にまみれさせるという、その大英断に拍手喝采です。双恋については「これはもはや修行だ」という評価を下した憶えがありますが、まさにその通り。最高です。

  でも1番面白いのは「SDガンダムフォース」、掛け値なし正真正銘の少年向けアニメに毎週毎週感動させられまくりです。フルCGによる画期的な映像演出や流麗なアクションにも眼が釘付け、何らかの形でこの魂を受け継ぐ番組が生まれないものかと。真剣に願っている次第であります。いやほんとに“魂”という言葉がピッタリくるクオリティですってば。序盤のヌルい展開がまるで嘘のよう。

  こうやって自分の好きな番組を分析していくと、自分という人間の程度がよく判ります。ギャグは小学生低学年レベル、恋愛は中学生レベルってことですね。どんとこい。こちとら“伊集院光 深夜の馬鹿力”を9年ずっと聴いてるんですから。気になった方は2004年12月13日放送、番組データベース製作スペシャルの結果を御覧あれ。

  ちょっと時間が取れたので、たまった番組を一気に消化してみました。もちろんまだまだ追い付かないんですけど、とりあえずアップしておきます。これはもはや嫌がらせレベル。


モンキーターンV(終)   ★★★★★    ★★★★★
  賞金王決定戦優勝戦。出走メンバーは波多野、洞口、榎木そして蒲生。この最高の環境で波多野vs洞口を繰り広げるにはまだ因縁が足りないので(笑)、榎木vs波多野そして榎木vs洞口といった形は正しいと思います。レース前の牽制から待合室の緊張感で始まり、地鳴りのような歓声が響くレース場が選手達を迎え、スタートそして優勝戦開始。1つ1つの手順を綿密に丁寧に踏襲していくのは、最後にして最高の勝負にするため。見ているこちらの緊張感も少しずつそして大きく高まっていきます、これぞまさにクライマックス!。

  まずは榎木vs蒲生、技術で勝る榎木の勝利。続くは榎木vs洞口、技術と復讐心(若さ)で立ち向かってくる洞口に対し、それを上回る技術と冷静かつ大胆な読みを発揮する榎木。まさに艇王の名に相応しいレース運びにもうメロメロです(笑)。「何かを掴むまでは諦めるわけにはいかない!」と洞口くんも奮起、ただただ悔しがって毒を吐いていたこれまでとは明らかに違い、彼も成長するんだなと。今なら櫛田さんの気持ちが解るでしょうと。そして最後に合いまみえるは榎木vs波多野、無理無理と言われながらも「ここでやらずにいつやるんだ!」と覚悟を決めてのVモンキー。そしてVモンキーが炸裂し、水面に煌くのはV字の光跡。ここまで一度もやらなかった“水面を光らせる”という演出を、この最終最後の舞台で投入してくるとは!。痺れましたよ!。

  それでも優勝したのは榎木さん。その榎木さんの目に写るは波多野と洞口、2人の若武者。賞金王優勝という形だけの頂点に立つよりも、競艇選手として果てしない頂点を目指すという終わり方。絶望的な怪我を負い「競艇なんかやるんじゃなかった!」という恨みの文句で始まり、競艇の正負両面を踏まえた上での「澄、俺…競艇やっててよかったよ!」という終わり方。原作と違うとはいえ、シビアで無ければならないスポーツ物の終わり方としては、いいラストだったと思います。っていうかこの先はやらない方がいいと思います(笑)、面白いっちゃあ面白いんですけど。

  モンキーターンの好評を受けて作られた続編、モンキーターンV。言い換えれば制作側も半信半疑だった、って事なんですけど…視聴率も高く何よりも番組そのものの出来が高く、想像以上に健闘したアニメ化だったと思います。序盤もたついたモンキーターンも中盤からはドラマ面からレースが盛り上がりをみせ、モンキーターンVに至ってはドラマ面+CG面の進歩から、名レースが幾度となく繰り広げられるようになりました。何でもないレースでも見せ方ひとつで全然違うんだな、と感動したのを憶えています。

  そして特筆すべきはやはり波多野と洞口の夏冬馬鹿コンビ(笑)、そして艇王として最終回まで威厳を見せつづけた榎木さんでしょう。波多野の熱血馬鹿っぷりを見事に演じた、洞口の冷血馬鹿っぷりを絶妙に演じた、そして榎木さんを美しく演じた小西克幸、この3人には1年楽しませてもらいました。感謝感謝。


ななみちゃん   12/18    ★★★★★
  そんな子安武人が父親役、先に死んでしまった日高のり子が母親役として出演しているのがこの番組(詳しくはMAJOR参照)。これじゃまるでMAJORにおける死後極楽の世界じゃないですか、NHKもあざとい演出をするもんだ!と声を荒げてみる。意味合いが変わるどころか、番組に怪しい深みが増していくので…別に悪いことではありません。

  今回登場するしあわせ荘の住人は、ギターを持った売れそうもないフォークソンガー、そして隣に住む女子大生。フォークソンガーの彼の歌はかなりアレなんですが…あまりそういった素振りを見せないものの、フォークソンガーの彼のCDを持っている女子大生がポイント高し。ななみ&みっちゃんとフォークソンガー&女子大生の2元を用いて、音楽は人の心を楽しくするんだよというお話も上手くまとまってました。5分とは思えない深さを感じさせるいい番組です。


MAJOR   #6    ★★★★★
  150km/hを超えるギブソンの直球を頭部に受け、倒れてしまった吾郎のおとさんこと本田茂治@子安武人。ただしギブソンの直球はあくまで失投であり、死因はボールの衝撃でけではなく自分のバットから受けた衝撃であり、ギブソンに罪を着せようという訳ではありません。前回日本野球のセコさに嫌気が差し「アメリカへの切符を手配してくれ」とワガママを炸裂させていたギブソンも、日本で初めて出会った真のライバルの死に責任を感じている訳で。だからこそのやりきれなさなんですけども。ちなみに、死球が原因で死んでしまった選手は…日本野球ではいなかったと思います、確かメジャーリーグではいたとかいないとか。

  予兆を殆ど見せず全く苦しまず死んでしまったおとさんの死を、視聴者も簡単に受け入れることが出来ない。そんなおとさんの死を、受け入れがたい非常な現実を、吾郎が悲しむ姿を通じてのみ描写していく…最初は淡々とそして少しずつ高ぶっていく吾郎の感情が、あまりにも哀れでこちらも引き込まれ迂闊にも泣いてしまいました。桃子先生も桃子先生で、「紹介したい人がいるの」と両親に電話をしている側で結婚相手の死をテレビで知るなんて。もう悲しすぎてどうしたらいいのか。


機動戦士ガンダムSEED DESTINY   12/18 #10    未見


ボボボーボ・ボーボボ   12/18    休み


ケロロ軍曹   12/18    ★★★★★
  ギロロにメカ夏美でドッキリ敢行大作戦。ドッキリにも程があるというか、自分の部屋にスクール水着姿の女の子が寝ている…って!スクール水着の上にエプロン姿で朝御飯って!スクール水着の上にバスタオル1枚で銃撃戦って!。しかも最終的にドッキリテレビで採用されたのが夏美vs夏美って、あれだけ痴態を振りまいておいてギロロの映像は使われないんですか(笑)。おいしい話ですな。

  後編。スーパー化した夏美の暴走を、男としてギロロが責任もって止めるお話。何もかも超越した夏美さんの冷酷な眼差しに、脳味噌をやられてしまった御方も多いのでは無いでしょうか(笑)。しかもパスワードによる解除という名目で強制的にギロロを追い込んで、夏美さんへの告白をさせるとはまさにブラボーな展開。本来だったら夏美さんから猛烈に感謝されてもおかしくないのに、自分がしたことを何ひとつ告げないギロロの心意気。幸せにはなれないけど、これぞ男の鏡ですよ。もう涙が止まりません。

  っていうか前編・後編共にクオリティの高さが異常です。特に後半のアクションシーンの出来は強烈。カトキハジメを絵コンテに迎えるために敷いた体制でしょうけど、いいんですよそんなに気を使わないで。どうせバルシリーズよりライデンの方が好きなんだからあの人は…と、何の関係もない上に判りにくいオチで締めます。以上。


ビューティフルジョー   #12    ★★★★★
  浮かれ遊ぶジョーの知らない所で繰り広げられる、シルヴィアvsスプロケットによる女の戦い。根拠も無くジョーの助けを信じるシルヴィアのバカップルぶりに、スプロケットが冷や水をぶっ掛ける…というのがいつもの形ですが。今回はそこから話が発展、偽シルヴィアをジョーの前に出してVウォッチを盗ませようという企画です。敵の思惑通り、偽シルヴィアに対し見事なまでにバカップルぶりを披露するジョー。ブルージュニアがいなかったら…背筋が薄ら寒くなります(笑)。それはそれで面白そうなんですけど。

  ちなみに。シルヴィアの姿のまま疾走するこの偽シルヴィア、時折見せる冷たい言動が堪りません。元々シルヴィアはメガネにロングヘアというルックスなので、下手に媚びるよりは冷たくしてくれた方がいい感じでは無いかと。思うのです。というかこの偽シルヴィア、カメレオンじみた正体はかなりアレでしたが…チャイナ娘、ジェダイマスター(うろ覚え)、ロボコップと変幻自在のスタイルがネタに溢れて見応えあり。シルヴィア自身のテンションも高く、最近頑張っている作画も合間って今回はかなりの秀作でした。


ロックマンエグゼStream   12/18    ★★★★
  ディンゴ@山口真弓とトマホークマン。ギャラクシーエンジェルのフォルテ役では人気とはかけ離れていたものの、ギャグに貢献して経験を積み。ハガレンのエンヴィー役で悪意ある少年役でブレーク。という、あまりに個人的で裏付けなしの山口真弓の略歴でした。こういう女性女性していない少年役をこなせる、ってのはかなりの強みだと思います。枯れ声万歳!。

  それはそうと、わざわざ主人公をジャワイ(ジャワ+ハワイ、つまり南の島)まで旅立たせないと、元W3の面々が出せないってのは。あれだけ濃いいキャラ達がいるのに全く使わないなんて、一体誰の差し金なんでしょうか(笑)。ちなみに僕はエレキ伯爵の猛烈にインチキで軽妙なトークが大好きです。新たな敵の面々(例えばナルシーヒデ@神谷浩史)は、彼らを超えることが出来るんでしょうか?。

  え?本編ですか?ジャワイ島をカレーで埋め尽くす、っていう壮大で無意味な計画は馬鹿馬鹿しくていいと思います。思いますが、あまりに無駄なのでちょいと微妙。画面に溢れるカレーを見ていると、ある意味アークエとガッチンポー!以上にとんでもないなーとか。そんな感じ。バトルのクオリティは高かったので、十分と言えば十分。


アークエとガッチンポー!   #12    ★★★★☆
  ケーキにお茶を注ぎ、茶碗をバリバリ食らう無敵老婆アーマ。教会の神父@緒方賢一に恋をして駆け落ちを一方的に画策。言語の違いを乗り越えて、というか言語の違いから恋の炎は一方的に燃えあがり、地球破壊工作員なんかよりよっぽど厄介な無敵老婆の出来あがり。最後の最後まで日本語(台湾語と考えて下さい)と英語をかき混ぜて互いの意志疎通をしないまま、恋が始まり恋が燃えあがり恋に敗れる、という一連のストーリーを描ききったのは…ある意味見事。

  出動のサインは腹痛。トイレでひと仕事終えた後、水を流すとトイレに飲み込まれて出発、それが当番組の出撃シーン。トイレは下水道で繋がってるので移動に関して文句は無いんですけど、腹痛はジャスミンのコントローラーで自在に起こせるみたいです。これでようやく納得がいきました(笑)。あとは…エージェントジャスミン用UNCOモービル、ピンク色のオープンスポーツカー。プリクラに自転車漕がせて動く、のは動力として納得出来るんですが…ガッチンポーで空を飛ぶのはいかがなものか(笑)。

  後編。導入部。腹痛→アークエに何かあったんじゃ?→出動、と主人公の自覚が出て来たタケシに感慨もひとしお。辿り着いた台湾の街にいたのは、超巨大な緑色のウンコ型生命体ボットンギトラス@千葉繁。1時間以内に倒さないとデパートのタイムサービスが終わってしまう!いつになくやる気満々のジャスミン、UNCO最高評議会の了承を得て最新型の兵器を発動。対象を小さくする光線銃を千葉繁に照射したら…逆に巨大化してさらに大ピンチ。そこでアークエ閃いた、これで巨大化すればいいじゃないか!で被害者は当然ながらタケシなんですね、はい。友達なのに何の断わりも無く。いや、友達だからか。納得完了。しかし「幸運を祈る!」って便利な言葉ですね(笑)。

  そんな訳で巨大な緑色のウンコvs巨大小学生。巨大化しただけなので当然素手で戦えるはずも無く、アッという間に劣勢に。これではデパートのタイムサービスに間に合わない!ついに覚悟を決めたジャスミン。ジャスミンに向けて巨大化光線銃を構えるアークエ、というフリを見せておいて…「行くのは貴方よアークエ!」と来たもんだ。この辺の、何処までも自分の手を汚さないジャスミンの腹黒さが大好きです。ただし、巨大化しただけなので当然素手で戦えるはずも無く、アッという間に劣勢に。でも大丈夫。2人いるからそう、巨大ガッチンポーができるんですね(笑)。それだけかよ!それだけです。当然。

  これではデパートのタイムサービスに間に合わない!と、ついに覚悟を決めたジャスミン。UNCOの最終兵器こと超巨大便器を召喚、千葉繁を飲み込んでアッという間の解決。ただし、安易に相手を消し去った訳ではありません。アンダーウォーターワールドへ迎えて面倒を見てあげるという、ハートフルで円満な和解が成立…するんだったら最初からやれっての(笑)。あの倒せ倒せ的なテンションは何ですか、その場のノリですか、それともデパートのタイムサービスの前の景気付けですか。この辺の、自分の最優先事項以外に興味を全く示さない、ジャスミンの潔さが大好きです。

  さらに待ち構える衝撃の結末。何とこれだけ好き放題やっておいて、巨大化してしまったタケシとアークエを元に戻す方法が無い、方法が無いんで実は夢オチだったんです!って。いきなり空を飛ぶ巨大なブタが巨大なウンコをして終わり、というオチを平然とやるくせに、普通のオチの話をわざわざ夢オチにする必要があるのかぁぁッ!。しかもこれが監督自らの脚本・演出だから始末に終えません。どうせいというんじゃ!いや、もっとやって下さい(笑)。


とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ   12/17    未見


トランスフォーマー スーパーリンク   12/17    未見


舞-HiME   #12    ★★★★★
  シスターもHiMEだった!ビックリ!能登麻巳子もHiMEだった!オドロキ!…は構わないんですが。HiMEになる条件とか、明確な目的をもう少し示してもらわないと。こちらとしても着地点を定め切れません。と思ったら、いきなりの主人公3人vsメカ娘で事態は急展開。ここまで見事な激突っぷりを見せてしまうと、もはやヌルい学園物には戻れないと思うんですけど…今後はどうするんでしょうか?。

  毎週言ってることを今週も。「どうせアンタには何も出来ないんだから」とか女の子に言われて、黙ってるつもりか関智一!っていうかテレビの前の僕らが馬鹿にされてるんじゃなかろうか!という被害妄想を巡らせてみたり。それはそれとして。感情ド直球に突っ走る命、あっさりやられて人質にされる玖珂なつき、メインキャラはいい感じに役割分担が成されてます。まさかの敵親玉アリッサ@宮村優子も、M属性の方には堪らない見事なロリキャラです。が!そんなことよりエロ校医@三木眞一郎にメロメロですわワタクシ。抱きしめて下さい抱きしめて下さい。


ポケットモンスターAG   12/16    ★★★★☆
  あくタイプで物理攻撃力に優れ、その形状からして人気も高いアブソルのメイン話。実の所ストーリーには殆ど関わってないんですけど、アドバンスジェネレーションの初期OPに出ていた事からも判る通り、大変絵になるポケモンです。エスパータイプに無類の強さを誇る…というには素早さと特殊防御力に難があり、剣の舞で物理攻撃力を高める…には打たれ弱く。個人的にはちょっと微妙だったりします。

  で本編。“わざわいポケモン”という不吉な名前がついているけれど、僕らはアブソルが大好きなんだと。災害が起きる時に現われるのは、僕らに災いの予兆を教えてくれるからなんだと。当のアブソルを全く媚びさせることなく、人間とアブソルの絆を高い作画クオリティで描いたいい話でした。でも兄貴がもっていたヘラクロスはアブソル対策としては中々のポケモン、それなりに考えられているんだなと感心。。


陰陽大戦記   #12    ★★★★★
  ソーマが京都まで足を伸ばしたのは、マサオミとの決着をつけるためだった。これだけのラブコールを受けておきながら、ソーマにリッくんをオススメするマサオミさん。飄々と振る舞いエロさを漂わせながら謎も抱え込む、この人の底の深さは相当なもんです(笑)。マサオミさんといいナズナといい、どうしてこう…色んな人のツボをつくようなキャラ造形ができるんでしょうか。これぞまさにキッズホビーアニメにおける職人芸。

  マサオミさんの紹介により、リク&コゲンタvsソーマ&ランゲツ2度目の対決。作画が好調なので迫力があるのは勿論のこと、軽快かつ絶妙なテンポと一気にパワーアップした印の切り合いに目が釘付けです。それでも圧倒的なランゲツの力の前に、一発逆転の望みをかけての百鬼滅衰撃発動。この必殺技発動の絵はもう文句無しの迫力。外したら負け、という捨て身の技をもってすら倒せないランゲツの強さも凄かったんですが、そこからもう一手“大降神”が待っているとは!。凄い凄い。

  マサオミさんが出会った謎の闘神士、天龍のヤクモ。懐かしの陰陽闘神機前Ver.を持ち出してきたのには驚きましたが、青龍を呼び出してきたのにもまた驚き。どんどんバトルをスケールアップさせつつ、謎を打ち出し物語の核心に迫っていく展開…まさに秀逸の一言に尽きます。いつの間にかホビーアニメの鏡みたいな番組になってますね、いや実に素晴らしい。


BECK   #11    ★★★★
  気がつけば真帆と遊園地でデートしているコユキくん。「何でも言うこと聞いてあげるよ」という真帆の申し出に対し、「一緒にプロを目指して欲しい」というストイックな返答。毎週書いてる気がしますが…コユキくん、エロも邪念も振り切ったいい表情をするようになりました。

  米大物ロックグループ“ダイイングブリード”、来日公演の日程発表。開始当初から南くんが言っていた「ダイブリのアイツと友達なんだ」が、ここまで本当だとは思いませんでしたが(笑)。そのダイブリを客席においてライブ敢行、までは判るとしても。まさか直々に評価されるなんてー!凄いじゃないですかー!でも、真帆に対して赤らめなくなった頬をエディに対して赤らめるのは…ちょっとコユキくん。ちょっとちょっと(笑)。


双恋   #11    ★★★★☆
  望くんに対し確変モード入りっぱなしの桜月姉妹、初詣にかこつけてのデートを画策。対する望くんはというと、クリスマスのゴタゴタ(前回#10感想参照)を引きずったまま…かと思ったら、晴着姿の桜月姉妹を見て「あんまり可愛いから…」とデレデレ。てなわけでつかみはオッケー(笑)、そこで畳み掛けるように「同じ高校じゃなきゃダメなの」と桜月姉妹の猛烈なアプローチ。デレデレモードに入りかけるものの、気がつけば境内に一条姉妹の姿を探している主人公。桜月姉妹にしてみれば、これだけアプローチしても余所見されるってのは屈辱以外の何物でもありません。これだけアプローチしてるのに。ねぇ。

  そこで一条薫子、前回の彼こと優也と登場。望くん&桜月姉妹に気付き、少しも迷わずに声をかける辺りはさすが堀江由衣。デリカシーのかけらも感じさせない大物ぶりです(笑)。受験を理由に告白の返答を渋っておきながら、抜け抜けと一緒に初詣に来る辺りはさすが堀江由衣。この限りない自信は見事の一言。そんなラスボス級大物に対し、「俺自信あるんだ」と1歩も引かない優也くん。主人公にとってはかなりのハードルだった権田一味すらも、真っ向から勝負を挑んで合気道で勝利する完璧超人ぶり。

  主人公が劣等感祭開催中、さらに優也に完璧超人ぶりを見せつけられてしまうと…視聴者はどうしたらいいのかと。そこで視聴者を救ってくれるのが権田くん、優也に軽くひねられショックを受けつつも、「(一条姉妹と自分が)お似合いだとは思ってないけど、彼女たちの笑顔を見る為なら何度でも戦う」と男気爆発。本来大多数の視聴者がいるべきポジションに自らを置くことで、主人公&視聴者を諭してくれるなんて。何と見事なキャラ配置でしょうか、と絶賛してみるのも一興。開始当初は単なる嫌がらせだと思っていたのに、何なんでしょうかこの清々しさは。っていうか、かっこよ過ぎですよ?真面目な話。

  完璧超人優也、それに及ばずとも男として正しい道を行く権田。それを見て主人公ますます自己嫌悪炸裂。こともあろうに桜月姉妹の名前を間違えるなんて!しかもギャグで流されず、桜月姉妹からやんわりと指摘されるなんて!。最悪じゃないですか!。で、桜月姉妹はショックで体調を崩し、ウザキャラその2桜月姉妹の執事から、「はっきりとお心を決め下さい」と。権田も執事も、想う相手のことを第一に考えている、ってのは凄いなあと。「他の誰かを好きかもしれないけれど、それでも望くんを好きな気持ちに変わりはない」、病気には変わりないとは言え、桜月姉妹も人を想う気持ちに少しばかりの成長が見られるなと。

  で、誰が1番駄目かというと…やっぱり主人公なんですね、これが。学校を休み続ける桜月姉妹を気遣って家の前まで行くものの、「お決め下さい」に対する答えが出せずチャイムを鳴らせぬまま退散。半端に優しさを見せようとして、自分がいかに優柔不断かを痛切に思い知らされるという。周りの人々が好感度を高めているだけに、最悪というしかありません。いいなあこのダメっぷり。視聴者を底無しの劣等感の海に引きずり込む、果てしない悪意の塊。最高です。


NARUTO   12/15    ★★★★★
  チョウジvs次郎坊 Round2。秘薬カレー丸で一気攻勢をかけるチョウジに対し、大蛇丸の呪印による状態2変化で次郎坊逆転。いきなり10倍とか打ち出してくるジャンプ漫画的展開が肌に合うなら、テンションがどんどん高まることは必然です。さらにチョウジの回想シーンを挟み死まで連想させる、まさにジャンプ漫画的展開中のジャンプ漫画的展開。インフレ万歳インフレ万歳!。

  身体の組織をチャクラに変換する最後の秘薬を使い、自らの体型まで犠牲にするまさにチョウジ捨て身の戦い。脂肪分が削げ落ちた身体、そしてその身を燃やし蝶の羽のごとく広がるチャクラ、そしてチョウジの想いを乗せての渾身の一撃。ジャンプ漫画的展開をほぼ完璧に演出しきったと言っても過言ではなかろうかと。にしてもここまでやられるとぐうの音も出ませんな。生きてるか死んでるかは別にして。


SDガンダムフォース   12/15    ★★★★★
  ジェネラルジオング覚醒。ネオトピア、ラクロア、アークと次元を越え全ての世界からエネルギーを吸収していくという、壮大さにも程があるまさに究極のラスボス。それに対するはスーパーキャプテン、爆心丸そしてウイングゼロに騎馬王丸達を加えたアークオールスターズ。1人1人1体1体に役目を与え、全員の力を結集して戦うこの番組のスタイルに相応しく、シュウトの奮闘や虎舞羅丸の再起がしっかり描かれているのは好印象。特にリリ姫が頑張ってフェンを召喚する辺りなんか、絶妙の配役というか設定というか。素晴らしいと思います。

  ジェネラルに飲み込まれ、絶望の未来を垣間見せられるシュウト。全てのモビルシチズンがジェネラルに寝返り、人間と戦争を繰り広げている…という残酷な事実を突き付けられてもなお、キャプテンをモビルシチズンを信じ続けるのはさすが主人公。ただ、未来のシュウトがシュウトパパに似ていたのは構わないんですけど…漢字がプリントされたTシャツを着ていたのはちょっとショックでした(笑)。

  さても圧倒的なジェネラルジオング。爆心の鎧の炎は奪われ、ゼロの剣も消え去り、キャプテンの力も及ばず。シュウトもジェネラルに囚われたまま。この絶望的な状況をどうやって打開するのか、そして3バカに活躍の場はあるのか、次回「大決戦!ジェネラルvsみんな」に俄然期待が集まります!。



  12月14日  火曜日  
  大失敗。“伊集院光 深夜の馬鹿力 12/13放送分”を録音し損ねました。とはいってもミスしたのは最初の15分で、1曲目終わりの所から録音を始めたんですが…オープニングトークを聞き損ねたのはかなりのショックでした。伊集院関連の更新が停まってはや1年以上ですが、いつか更新できるよう全ての素材を保存してあったのに。非常に残念。
  まあ、タイマー録音できる状態で録音ミスする精神が理解できないんですけど。自分のことなのに。“日曜日の秘密基地”も録音しているので、これまでは月曜夜にタイマーをセットしなおしていたんです、って誰に言い訳してるんでしょうか。


お伽草子   12/14    ★★★★
  綱、池袋で行方不明に。光、綱を探す為に万斎楽を頼りにする。昔は守る立場だったのに、今ではすっかり御荷物&蚊帳の外扱い。さらに、万斎楽の強さに光が頬を赤らめたりしちゃうからもう大変。綱がとっても可哀想。綱のことはさておいて(笑)、ようやく過去との繋がり出て来たようで…今後に期待が高まります。


MONSTER   #35    ★★★★★
  ルンゲ警部、テンマの心を理解する為に日本人の心を学ぶ。ハシを持ち部屋の中で靴を脱ぎ「どうも」とお辞儀をし、「家族関係が希薄」というテンマに習って孫と娘の待ち合わせを無視して捜査に没頭。繰り返される日本人商社マンの儀礼と、顔色1つ変えずそれに付き合うルンゲ警部が何とも面白いというか。で、この商社マンが例の絵本を買ってきたからもうビックリ(笑)。これからどうするんでしょうか。

  すでにヨハンの秘密探索から足を洗った感のあるテンマの意志を引き継ぎ、ヨハンの養父母を詰問し説得するライヒワイン先生。ヨハンに殺されると判っていてもなお、ヨハンから与えられる形だけの愛情に浸る養父母。底知れぬ恐怖が人間の心を飼いならしてしまった、と考えると納得できなくもありません。半端な悪役が多くなった昨今において、このスケールの大きさは群を抜いてます。


わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう   12/14    ★★★★☆
  怪盗パパンからリルムの花嫁ティアラを守れ!というお話。怪盗物の名に恥じぬトリックの応酬は中々の凝り方で、結城くんの知的な面が存分に発揮されたので良かった…と思ったら、何とクリスタル話でしたとさ(笑)。クリスタルを集めるのが本作わんだほうの目的なんですけど、たとえどんなにいい話でもクリスタルが出た途端に盛り下がるのは何故?。というこれまでの問題点を、“赤面しながらの「クリスタルみーっけ!」”で結城くんがカバーしてくれました。

  パパン@堀内賢雄、こういう軽くて掴み所の無いキャラクターはハマリ役。あと、南さんより日高さんの胸が大きいように見えたのは…僕の気のせいですか。気のせいじゃないんですけど、もしそうだったら相当やばい発言ですね、これは。


焼きたて!ジャぱん   #9    ★★★☆
  水泳を終えたあとの河内にEMS。寝ている間も電気的なショックを与えて筋肉を動かす機械、ってアブフレックスみたいなもんでしょうか。違います。多分。番組の浮沈を握っている…とは思えないものの、やっぱり必要な女性キャラクターこと月乃@大塚ちひろ。随分慣れてきたものの、やっぱりシリアスな芝居とかはまだまだかと。まあ月乃は置物なんで、大して困らないんですけど(笑)。でもスカートの裏地が見えるのは中々のインパクト。10点。


BLEACH   #11    ★★★★
  黒崎一護15歳、学力は学年男子23位。で、今回は学年1位の石田雨竜こと滅却師(クインシー)が登場する回。いきなり出てきて「僕は死神を憎む」とかいきなり言われても、一護はおろか視聴者としてもどうしたらいいか判りません。あまりにも唐突。個人的に石田雨竜@杉山紀章には期待してますんで、原作では微妙だったこの一連のエピソードを何とか…。


ファンタジックチルドレン   #11    ★★★★★
  ヘルガ、チットを連れてトーマの家を出る。トーマとその家族に別れの言葉も告げず。ヘルガがトーマの家族のことを思っているのは重々承知してるんですが、じゃあチットはいいのかなと(笑)。両親がいるいないの問題じゃないような。で、ようやくトーマ自らヘルガを追う展開になり、ベフォーレの子供達とも出会って…面白くなってきました。頑張れ男の子頑張れ主人公。しかしヘルガはモテモテですね、制作側のいれ込み方が伝わってくるようです(笑)。

  キルヒナーこと電撃老人(電撃大王みたいですね)vs博士。閉所恐怖症はいいんですけど…あんまりやりすぎると引くんで博士、できれば程ほどにお願いします。にしても電撃老人が出てきてから、科学っぽい専門用語が飛び交ういい感じの番組になりました。姿を消せるし壁は抜けるし電撃を放つし、まさにやりたい放題。その力を妹のためだけに使おうってんだから、制作側のいれ込み方が伝わってくるようです(笑)。


Get Ride! アムドライバー   #37    ★★★☆
  アムドライバーの親玉、ウィルコット議長直々の依頼。御内密とあれだけ念を押されているのに、あっさりキャシー達に尾行されているジェナスくん達。この辺は御約束なので文句を言わないように。キャシー達が失敗するのまで含めての御約束、それでこそのGet Ride!アムドライバーなんですから(笑)。

  ウィルコットがいきなりバグシーンの工場を見せてくれた時には、今更ながら過去の清算モードに入るのか…と思ったんですけど。「私を安全な場所に逃がしてくれ!」ってアンタ、ヘタレ指導者にも程がありますよ?。バグシーンばらまいた時も怪しい黒服の人達に騙されてるっぽかったし、ここまでへっぽこな人がどうして頂点に上り詰めたんでしょうか(笑)。今回に限ってはシムカがウィルコットの座を奪ったっぽいんですけど、シムカも所詮シムカなんで…どうなるかはさっぱり判りません。

  っていうか、番組のテーマに関わる重要な話なのに。主人公のジェナスよりもセラ&ラグナの方が目立ってるってどうなのよ、どうなのよ。ニルギースくんについても同様で、そういう意味ではジェナス&ニルギースはお似合いかも(笑)。最近影が薄いシャシャなんかよりもよっぽど。



  12月12日  日曜日  
  反物質。甘美な響き。反物質。我々が触れること叶わぬ物質。反物質。12月11日19:00NHK教育“サイエンスZERO”、テレビ欄に「宇宙の起源」「反物質の謎」と書かれて見ない訳にはいきません。製作者もかなり思い入れがあるらしく、予備知識がなければアッという間においていかれそうなテンションで。いつノーベル物理学賞に輝いてもおかしくない、その筋では超有名な日本人研究者の紹介もあり。久々にいい物を見せて頂きました。感謝感謝。
  さて以下は反物質云々を巡るどうでもいい話です、気に食わない人は無視して下さい。僕がただ書きたいだけなので。自己満足にも程がありますので。

  我々の身体はおろか広く宇宙を形成している粒子を物質とすると、反物質とは電荷とスピンが物質の反対となっている粒子です。「反物質なんか見たことない」、それはごもっとも。そもそも原子を構成する原子核の中の陽子・中性子を構成するクォークという素粒子レベルの話であり、実は反物質は物質と接触すると大爆発を起こし、物質と共に消滅してしまうのです。つまり今この瞬間世界の何処かに反物質があったとしたら、すぐにでも世界の何処かで大爆発(E=mc^2)が起こってしまう、大変危険な存在なのです。
  宇宙の開闢(こう書くと専門書っぽいぞ)時には、物質と反物質は等しく存在していたらしいのですが…何故か現在の宇宙は物質に満ち満ちています。厳密にいうと我々が観測できないだけで、微小時間に発生し消滅しているらしいのですが。うろ覚えの情報はさておいて、では何故物質だけが残ったのか?という問題が残ります。

  物質の最少構成単位(おそらく)の性質を、そして宇宙の真理を明らかにする為に、日々様々な研究・実験が行なわれています。特にこの素粒子レベルの研究となると、実験施設の規模が半端でなく。陽子・中性子を光速の99.99%まで加速させ、それをぶつけることで始めて素粒子レベルの現象が観測できるんだとか。もはや我々が想像する実験と言うものの規模を超えてます。
  何かの本で呼んだだけなので、確かではないのですが。宇宙の開闢時の現象を観測する為には、太陽系を完全に包むくらいの規模の加速器が必要なんだとか(笑)。巨大な実験施設に反対する市民団体辺りが、毎回費用を計算して批判の材料にしていると思うので…一体幾らかかるのか、誰か計算して下さい。おそらく技術が全く追い付いていないので、計算不可能もしくは天文学的数字(まさに)になると思います(笑)。いつかその現象を観測できる日が来るんでしょうか。未来は遠いのか近いのか。

  日本広しと言えども、“反物質”という単語をテレビ欄に載せられる放送局はアナタ、NHK教育しかありませんよ?。こういう一部のマニアしか見ないような番組を、夕方のゴールデンタイムに堂々と放送する所が大好きです。大好きです。



  日曜番組感想 12/12  
レジェンズ   #36    ★★★★★
  DWCのCEOは何とハルカの父親だった!しかも毛が無くなっていた!…理由はよく判りません。主張の真偽はさておいて、一応悪巧みをする敵としての存在なんですから、威厳を保っておくべきだと思います。だとするとこれはやはり、子供と一緒に視聴している父親世代への配慮…かもしれません(笑)。夕焼けニャンニャカの“金髪カツラをとらないで”とか、誰に向けてのアピールなんだと。あの5人の誰が誰なのかはスタッフのみぞ知る所…。

  さて本編、子供達が手にしているタリスポッドは実は本物であり、それを使ってレジェンズを封印→消滅しようじゃないかと。全ての電波をジャックしての配信を表現する為、フジテレビ(おそらく)の局内まで持ち出してくる辺りはさすが魔球番組。DWCのタリスポッドは本当にレジェンズを封印する力がある、ってのは中々画期的な設定だと思います。子供にこの事態が判っているかは別として、本物だってのは嬉しいじゃないかと。今になって考えてみると、DMCのタリスパッドって酷い商品だったんだなーと。もはや感慨深いものがあります。

  ハーピーのアンナ、メイズオクトパスのラッパーキング、ジャイアントクラブの…(名前無し)等など、前回の元DWCの営業兼元火のサーガのオジサンに引き続き、懐かしいキャラ続々再登場。そしてついに明かされたジャバウォックの存在、サーガの代わりに人間の負の感情を活力とするラスボス級、どころか間違い無くラスボスでしょう。さてさてハルカ父はジャバウォックをコントロールする事が出来るのか?出来る訳ありませんね、はい(笑)。


金色のガッシュベル!       ★★★★
  ココとシェリーの過去にまつわる因縁に決着をつけたので、あとはこのままゾフィスさんをやっつけて終わりかなと思ったら。シェリー&ブラゴがアッサリ谷底に落ちてしまい、清麿らが駆け付けるオリジナル展開に突入。非道の限りを尽くしたゾフィスに対し、何らかのフォローが必要だとは思ってましたけど…まさかここまで豪快に変更されるとは。驚きました。


ふたりはプリキュア   #42    ★★★★
  「おかしいよ、いつもなら…」とクラスメイトに話しかけるなぎさ。この後に及んでクラスメイトをいきなり出されても。しかもそのクラスメイトは藤村先輩に好意を抱いていたのだった!、とか言われても。どうしたらいいんでしょうか。ほのかは相変わらず無責任なフォローでなぎさを炊き付けてますし(笑)。

  でも。今回ほどメップルがいてくれてよかった、と思う話はありませんね。普段からメポメポ言ってて殴りたいことこの上ないんですが、逆に言えばつまりはストレスのはけ口であり、何でも話せるいい相棒じゃないかと(笑)。クラスメイトのアプローチにほいほい乗っかってしまう藤村先輩も藤村先輩ですが、それくらいのアプローチで落ち込むなぎさもなぎさ。で、今回の結論は「藤村先輩よりほのかの方が好き」でよろしいんでしょうか?。うーん。


仮面ライダーブレイド   #44    ★★★★
  「何故だ睦月!」「こうするしかないんです!」、剣崎&橘が操られているかもしれないからって、いきなり変身して襲いかかるのは間違ってますよムッキー(笑)。しかも前回全てを克服したくせに、あっさりギャレンごときに負けてますし。「俺達結構濃い付き合いして来たのに、冷たいじゃないか」とは剣崎の言ですが、アンタその言い方気持ち悪いですよ?。何処まで本気なんだかさっぱり判りません。

  ここまできておいて、メインキャラに偽者疑惑をたてる理由が良く判りません。しっかりキャラとストーリーを立てておけば、今更こんなくだらない揺さぶりで心を乱すことも無いと思うんですが…。成長が見られない上に、出来損ないのラブコメみたいな展開でいいんでしょうか。一応、全員からカードを受け取ってのフォーカード!までは良かったものの、いつものロイヤルストレートと大して変わらないような。気が。



特捜戦隊デカレンジャー   #43    ★★★★★
  巨大隕石を呼び寄せエネルギーを獲得して成長する巨大生命体フラウゴール、人類を絶滅させて地球をフラウゴールの巣窟にしようと企むエージェント・アブレラ。巨大隕石を破壊する為に、ギリギリまで接近しデカウイングキャノンの超至近距離射撃に挑むデカブルー。命がけの作戦に挑む相棒を見逃せず、潜り込んで付いてきたデカレッド。デカブルーとデカレッドの絆を描く、テンション+お涙頂戴のいい話。

  隕石の接近に従って通常の巨大ロボットサイズから、超巨大ロボットサイズに巨大化するフラウゴール。デカベースロボが超巨大サイズなので、一応何とかなるんですけど…サイズの異なるロボットを並べて見せるテクニックにもう僕のハートはメロメロです。デカレンジャーロボ、デカバイクロボ、そしてデカベースロボ。3体でも苦戦している所にデカレッド合流、テーマソングに載せて満を持しての全ロボ結集デカウイングキャノン発射!に燃えずにいられましょうか!。


かいけつゾロリ       ★★★★☆
  ワールドウィンタースポーツ大会、後編。金メダルを義務付けられてしまった南国出身のスキージャンプの選手、こと本職はバスケットボール選手に何とかして金メダルを…というお話。より高くより遠くへ飛ぶ為に、ゾロリ先生が編み出した秘策とは…この番組を見ている方ならお分かりでしょう。そう、オナラです(笑)。まさに完璧な理論。このあとジャンプ競技がオナラ大会と化していく事は想像にかたくありません。

  今回は。バスケットボール選手@三木眞一郎、彼の演技が素晴らしかったです。ヒイヒイ泣き叫びながらジャンプし、「ママー!」と絶叫しながらオナラで宙を飛ぶその声その姿。こういう役を平然とこなす所はさすが実力者。



モンキーターンV   12/11    ★★★★★
  つくづく運に見放された感のある波多野に対し、運気を掴んで絶好調の洞口。「賞金王決定戦を制するには、見えない運気を掴むことが大切」とは洞口父の言ですが、洞口は運を得たものの…自分では全く理解できない自分の行動つまりはプレッシャーに敗北。「見えない運」ってわざわざ言ってくれたのに、1号艇とか組み合わせとかモーターとか、表面的な運気に惑わされる洞口君が可愛くて可愛くて(笑)。何だかんだいってもやっぱり若いなあと。

  駄目な方の若さを炸裂させている洞口くんに対し、運に見放された波多野は全ての妥協をかなぐり捨てて1着か6着かの大博打に挑戦。結果的にこの博打が巧を奏するんですけど、結果を度外視して博打を打てるこれこそ若さなんですよと。またしても思いがけず正しい道を選んだ波多野に対し、メラメラとやつあたり逆恨みに似た闘志を燃やす洞口くん。何で彼はこう嫉妬が似合うんでしょうか(笑)。何だかんだいってもやっぱり若いなあと。


ななみちゃん   12/11    ★★★★☆
  「宇宙人は人間の姿をして、貴方のすぐ側にいるのです!そして宇宙人の放つ光を浴びた人間は、宇宙人になってしまうのです!」というテレビ番組を見てびびりまくるななみちゃん。間違ってませんか、その番組(笑)。そんな宇宙人に良く似た隣人、オクタタクオつまりはオタクさんのお話。そんな迷惑な隣人にも全く偏見をもたずに接する、みっちゃん@かかずゆみの心の広さには感動しました。が、最後の最後まで心を許さないななみちゃんはどうなのかなと。マスコットのクセに、って毎週言ってますね(笑)。


MAJOR   #5    ★★★★
  メジャー現役最高ピッチャー、ギブソン来日。今でこそ日本野球のレベルがある程度認知されましたが、ひと昔前なんかもう酷いもんで。日本野球をメジャーの2軍レベルと考えている外国人ばかりで、それでいて活躍できない(野球のスタイルが違うのです)もんだから暴れたり無断帰国したり…。にしてもこのギブソン、常時160km/h近くと実力は確かにメジャー級。ちょいとミットの音が乾き過ぎているのは気になりますが…素直に感動している吾郎は清々しいですね、はい。

  おとさんと一緒に仲良くゲームをする吾郎。和みながら父は息子に再婚の話を切り出す…というシーン。母子では結構あると思うんですけど、父子でこういう話をするのって最近のアニメにしては珍しいなーと。それだけ父親の存在意義が薄れてるんでしょうね、という真面目なコメントを裏付けなく言うのはやめましょう。打者転向が大成功、桃子先生との関係も順調、吾郎も再婚を了承してくれて、ギブソンからホームランの大金星。長い長い苦労がようやく幸せの実を結んだと思ったら…という引きで次回へ続く。


機動戦士ガンダムSEED DESTINY   12/11 #9    未見


ボボボーボ・ボーボボ   12/11    ★★★★★
  獄殺三兄弟。長男覇王に次男メガファンそして三男ビープ。第一試合ビープvsソフトン、偉大なるバビロン神の御心のままにソフトン勝利。巨大な神像が現われてしまったので、もうどうしようもないというか(笑)。その勢いのまま第二試合メガファンvsボーボボ、ナース姿の巨大な神像の上でミニサイズのナース姿の神像が踊り回ってしまったので、もうどうしようもないというか(笑)。何なんでしょうかこの訳の判らない表現力は。

  獄殺三兄弟の究極奥義レーザービーム。レーザービームのような返球、といった類の比喩では無くレーザービーム。レーザービーム。レーザービーム。その究極奥義に対し成す術も無いボーボボ達、「何か武器は無いか?」「スポンジタワシはある」「聞いた事がある、水を含んだスポンジタワシは鉄砲に勝る武器になると…」というわけで。水を含んでいないスポンジタワシをひたすら投げまくりましたとさ。とさ、って。この投げつけっぷりが物凄くて、陰影を際立たせた作画には畏怖すら覚えました。多分。


ケロロ軍曹   12/11    ★★★★☆
  ドロロの忍者教室。ケロロ忍者隊vsコゴロウ@桧山のバトルは、無駄に迫力があって面白かったです。623のラジオにハガキを出していた夏美さんも地味でよかったんですが(笑)、ミニスカートの忍者姿&水着とモア殿は今日も元気。でも。ドロロが出ているのに小雪さんが出ていないのは何故なんですかー!なんですかー!。書くことは女性キャラの事ばかりですか。

  ケロロの恐竜。サブタイトルからしてアレな感じがしますが(笑)、今時ジュラシックパークなセンスは好きです。ちなみに。恐竜を操っていたのは、やはりSDガンダムフォースのコントロールホーン…?。ザクレロゲートも出ていたので恐らく間違い無いかと。今回は前半・後半が上手くまとまってました。面白かったです。

  気がつけば夏美さんの普段着がミニスカートになってますが…番組開始当初はズボンだったような気が。今更言うことでも無いんですけど、わざわざズボンにしていた開始当初のあの決意は何処へ?。


ビューティフルジョー   #11    ★★★★☆
  カラフルタウンから色が消えてしまった!ってなわけで、背景どころか人物までモノクロな街での物語。“色を奪う”という悪行に意味があるのか…という話はさておいて、どうやったら物質から色を奪えるんでしょうか。謎。さて疑問をもう1つ、アニメーターはモノクロとカラフルどちらが楽か?これもどっちとも言えませんね。

  「でもさ、この悪行って白黒映画じゃ役に立たないよね」「そうなんだよ、それが泣き所でさ…」とちょいとぬる〜いギャグをかました所で、ブルージュニアを奪われ自身は川に落下つまり敗北。普段からいい加減なジョーが、色を失っても情熱を失わない人達の姿を見て、敗北を乗り越えて再起。いつにもましてシリアスな「アゴーゴーベイベー!」は中々の盛り上がりだったなと。


アークエとガッチンポー!   #11    ★★★☆☆
  「どうやったら女の子にモテるの?」という弟アーティーの質問に、考え込んだ結果鼻提灯で答えてしまった兄アークエ。兄としての責務を果たせ無かったことに悩んでいるのかと思ったら、タケシとジャスミンを呼んで美味しい台湾料理を食べよう…って。悩むのは形だけ、それもほんのちょっとですか(笑)。さらに他人の迷惑よりも自分の欲望を優先するジャスミンの扇動もあり、人生の深い闇に落ち込むアーティーとは全く独立に、主人公達が台湾料理を食べにいく話に。

  ではなく、偶然と誤解からアーティーが自分なりに明るい未来を妄想する話。オシッコとかオナラを駆使して最強の男、っていう想像はまだしも絵にするのはどうかなーと思わずにはいられません。下品です(笑)。何だかんだあって最終的には通りすがりの飼い犬のガールフレンドにモテたので、まあいいんじゃないでしょうか。おお、何て適当なコメントだ。

  後編。いきなり主人公タケシの逆立ちから開始。「何やってんの!?」「逆立ち」「…何の為に?」「ヒマだから」「だから日本人は判らない、って言われんの」というタケシとジャスミンのやり取り。勿論後の為の伏線とかでは全くありません、単に思い付きで導入部に一発かましてみたと。こういう何の意味も無いギャグを入れる度胸が大好きです。あくまで自然に応対するタケシもいいんですが、ジャスミンのテンションがいい感じです。ってジャスミンは何人なんでしょうか、という疑問を封じ込めてみる。

  後編(本編)。人間の魂を奪う為あの世からやってきた白と黒(名前が白と黒)が登場…って、そんな文化が台湾にあるんですか?初耳ですよ?。その白と黒を超能力or魔法少女(自称)シュウメイ@釘宮理恵が悪用し、台湾の森に住む大魔王の魂を奪いにいく話。大魔王云々に関するツッコミは#9の感想参照。僕が不勉強なせいだとは思うんですが、大魔王と白と黒を同列で語られると…もうどうしていいか判りません(笑)。勉強して何とかなる問題かどうかは後日協議します。

  で、手違いでジャスミンが魂を奪われてしまったからもう大変。大魔王曰く、「白と黒を巨大ジューサーに放り込んで、灰色にすれば元に戻る」らしいんですが。何だそりゃと。思い付きで台湾を貶めるのもいい加減にしろと(笑)。巨大ジューサーに入れられたい白と黒がいる訳も無く、当然ながら逃亡する白と黒。これを追いかけるシュウメイ&大魔王の凸凹コンビっぷりは中々微笑ましかったです、とりあえず釘宮理恵になじられたい方はどうぞ。どうぞ?。

  それよりも。ジャスミン(ヒロイン)が何とキョンシー化してしまい、狂気の形相&壮絶なうめき声(ヒロイン)でケーキを求めて台湾の街を大暴走。世界平和よりスーパーのバーゲン、辛いことは全てタケシに押し付ける等など、何度も「欲望に忠実」とジャスミン(ヒロイン)を誉めて来ましたが…まさかキョンシーになってしまうとは(笑)。何というかこの壊れっぷりは圧巻。ここまで明らかなヨゴレを買ってでるヒロインは貴重だと思います。番組を盛り上げる為なら惜しげもなくキャラをぶっ壊す、その姿勢が大好きです。





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