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★は一般的評価、☆は個人的すぎるプラス評価


わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう かーにばる   12/30    ★★★★
  妖精界の王様が遂行せねばならない儀式、王様行列。王様になる気もいい子にする気も全く無いミルモに自覚を促す為、前回に引き続いての無理矢理王様修行。最初は王様ならではの特権に喜んでいたものの、伝統や格式に耐えられず途中で脱走してしまうミルモ。それでも、自分のわがままで迷惑をかけてしまった下々の妖精達に、自分なりの方法でしっかりフォローする綺麗なまとめ方に感心。ただし。お話は巧くまとまっていたものの…全体的にクオリティがいま1つ。淡々と進まれると厳しいものがあります。またたびにゃんにゃんの歌&ダンスとか、忘れた頃に見せてもらえる南さんの妖精姿とか、長く見てる人間には嬉しいサービスなんですが…。

  後編。西遊記をモチーフにしたスペシャルならではのお遊び回。南さんが三蔵、ミルモが悟空、ムルモが沙悟浄はいいとして…リルムが猪八戒とは(笑)。仲間に馬鹿にされる南さん三蔵一行に対し、徹底的に仲間をこき使う日高さん三蔵一行、と三蔵一行を2組出す思い切りのよさが素敵です。ワルモ団による金角銀角銅角鉄角アルミ角と、もはや元ネタがよく判らないパロディとかもいいセンス。まあ、何よりもディフォルメ南さんが1番素敵なんですけど。

  天竺で待っている結城くんに対し、途中で三蔵一行を騙して食らおうと…みせかけてパンダだった(何だそりゃ)松竹くん。普段日の目を見ない松竹&平井コンビ、目立てるのはこういったお遊び回だけ。つまりは恋のライバルどころか「ちょっと面白い人」扱いで、可哀想なことこの上ありませんが(笑)。こういう番組では笑いを取った者勝ち、ここぞとばかりに張り切る平井@伊藤健太郎が色々面白かったです。


BECK   #13    ★★★★★
  いずみ先輩とのデート?を真帆に目撃され、気まずいコユキくん。そんなコユキを尻目に岩田光央は相変わらず煩悩全開でスパーク、文化祭のバンドにコユキを誘っておいて臆面もなく「ボーカルだ!」と言い放ち、スタジオ練習で生演奏を従えて妖怪人間ベムを歌うとは。さすが岩田光央、「オレってスゲェ!」と言わせたらこの人の右に出る人はいません(笑)。さすが変人の達人、この溢れる過信は何なんでしょうか。

  悪いヤツらの煽動で文化祭のステージを荒らされても。どんな逆境にもどんな誹謗中傷にも、ダイブリから認められたコユキくんは動じないのです。「こんな小汚い体育館でコユキの歌が聴けるのは最初で最後だぜ」と盛りたてておいて、「6本の弦で表現される人間性」がギターの魅力なんだ、とカッコイイことを言っておいて…コユキに妖怪人間ベムを歌わせるとは。自信と実力そして人間性はカッコを超越するんだと、真面目に歌うコユキくんもコユキくんですが歌わせる方もどうかと(笑)。不良に関するアレコレも解決し、ますます磐石になるコユキくんの身辺。残された問題は色恋沙汰くらいですか。


双恋(終)   ★★★☆☆    ★★★☆☆
  主人公が苦悩の表情を浮かべ、双子塚の前でうなだれる姿から始まる最終回。「別に良い所なんか無い普通の俺が、あの4人に好かれることなんか有り得ないのに」と、主人公ですら一連のモテっぷりを双子塚の崇りにしてしまい、番組コンセプトを完全否定する凄い展開に。さらに居候している家の奥さんが「双子塚のせいにするな」と傷口に塩を塗り込み、さらに“誰も傷つけたくないなんて、裏返せば自分が傷つきたくないだけ”とウジウジしている主人公を一刀両断。凄い凄い、神聖にして侵すべからずとされている主人公つまりは視聴者を、萌えジャンルにおける絶対不可侵の領域を、ここまで見事に斬り捨てるなんて!ブラボー!。

  さすがに主人公を斬り捨てるだけでは単なる嫌がらせのままなので(笑)、桜月姉妹の転校を止める為に主人公が立ち上がってくれました。主人公が桜月姉妹の想いに真剣に向き合う…というよりは、主人公が剣持さんに転校反対を訴えるだけ。“自分は劇的に変われない、だからどんな罰でも受けます”という主人公の懺悔は、後ろ向きとはいえ冷静に考えれば他に手段はありません。それでいて剣持さんを説得したのは一条姉妹だった、という厳し過ぎる結末がまた見事。そして一条姉妹と桜月姉妹が恋愛を飛び越えた友情を獲得し、恋愛云々は高校に行ってから…と一連の問題は女の子の方からアッサリと解決。

  で、解決した後はゆるーいパーティーでまったり最終回(笑)。「前回まで繰り広げられていた修羅場にしては物足りない」とかいうな!。この手の番組では主人公を否定することは何とか出来ても、最後に誰か一人を選択することは絶対に出来ないんだ!と弁護してみる。実際これはハッピーエンドでもなんでもありません。結果的に主人公である望くんは誰とも“夢のラブコメ体験”をしてませんし、高校に進学して双子塚の呪いから女の子達が開放された時には、望くんのことなんてアッサリと忘れ去られちゃうこと間違いなし。そして…あの友達に出来た彼女を羨ましく眺めてるんだろうなーと。それが望くんに課される罰でしょう、間違いありません。

  てなわけで総評。ここまで同性同士を明確に意識させ、本音をぶつけ合わせる番組ってのは画期的だったと思います。これは“双子が貴方に恋をした”という奇天烈な設定だから出来た芸当だと思います。さらにその奇天烈な設定を一条姉妹はおろか主人公にまで否定させる、という不可侵領域への斬り込みも見事でした。女の子に言わせた感のあるセリフに嫌なものを感じてしまう僕としては、「全員と別れて双樹とつきあえ!」とか痛快なセリフ満載で非常に面白かったです。さすがは金春智子脚本、明日のナージャでも白フラと黒フラを選ばせただけあります。信じて見続けてよかった、嗚呼本当によかった。

  何故か主人公が双子にモテまくる序盤で上手く(かどうかは微妙)視聴者をとり込んで、中盤で優秀なライバルを登場させて視聴者の劣等感を煽り、真剣な女の子達を描ききって作品世界自体を否定し視聴者の愚かさを糾弾した終盤。原作ファンにもゲームファンにも萌えアニメファンにも、全てに悪意をぶちまけた奇跡の番組です。おそらくこの番組に喝采を贈っている僕のような人間も、色んな意味で終わってるとは思いますが。面白かったです。


SDガンダムフォース   ★★★★★    ★★★★★
  ついにジェネラルジオングを、ダークアクシズを撃破。前回の劇的な一撃でバトル面に関しては決着しているので、今回は作品が掲げてきたテーマつまりドラマ面における最終回。1年間やってきただけあって、フォローしなければならない世界そしてキャラクターも相当数。アークの統一に道が開き、ラクロアの復興が始まり、全てに決着をつけた所でようやく家族が待つネオトピアへ帰還。石化から復活した父親の前で初めて見せたリリ姫の涙はグッと来るものがありましたが、シュウトへの想いに関しては…キャプテンには勝てませんので諦めて下さい(笑)。

  アークそしてラクロアと場面が変わるごとに仲間達と別れていく、というのが非常に印象的でした。全員仲良くエンディングを迎えるわけではなく、それぞれが自分の立場において責任を果たす為にそれぞれの道を歩む、ってのがこの番組らしいなと。テーマは友情で仲間は何よりも大切なんですけど、仲間に甘えちゃ駄目なんだと。友情を培ったので離れていても気持ちは繋がっている、それが仲間なんだと。アークで爆熱丸と別れ、ラクロアでゼロと別れ、そしてネオトピアでキャプテンともサヨナラ。悲しいことなんて何ひとつ無いのに、ハッピーエンドなのに、寂しさ切なさが滲み出てくる素晴らしい最終回でした。

  勿論みんなと永遠にサヨナラするわけではなく、最後にはガンダムフォース再集合&新たな旅立ちへ、とフォローもバッチリしてました。続編も作れるような終わり方でしたが、結果はどうあれ一度でも完全な別れを経験しておくというのは大切だと思います。さらに番組終盤では必然性が無くなってしまった(笑)ザコザコアワーで、登場キャラを全員集合させるスタッフの粋な計らいにも感心させられました。ただ、ラスボスであるジェネラルジオングの横に、観覧車を背負ったネオトピア市長象を並べるのは…どうなんでしょう(笑)。

  総括。仲間を信じることの大切さと、自分を信じて頑張らなきゃいけない時もある、という優しさと厳しさ兼ね備えたテーマを、甘えることなく1年間通して見事に描ききった素晴らしい番組でした。フルCGの利点を最大に活かした滑らかなモーション、そして魔法等に代表される美しいエフェクト。特に前半クライマックスのネオトピアネットワークの表現や、空中戦の立体感なんかは3DCGならではの見事な映像で。ここまでのクオリティで戦闘シーンを描いた番組は過去に前例が無く、おそらく今後も早々見られるものではないと思います。映像的にも物語的にも突出したクオリティの番組を、1年間楽しませてもらったことには本当に感謝します。ありがとうございました。

  さて。曲がりなりにもガンダムの名を冠しているので、玩具面について語らないわけにはいきません。思った以上に…というよりガンダムの割には玩具がヒットしなかった、というのは少なからず事実だと思います。具体的な売上を知っているわけではないんですが、中盤から後半にかけて明らかに玩具展開が少なくなっていましたし。序盤のヌルい展開からラクロアそしてアークへの本格的なバトル物へのも移行も、少なからずこの事実が影響しているのかもしれません。それでも。SDじゃなきゃ描けない物語そしてテーマがあることは、この番組を見た人なら誰しも納得してくれる筈。この番組の素晴らしさを最後にもう一度、SDガンダムフォース最高!と称えたいと思います。


お伽草子   12/28    ★★★★★
  東京駅でひずみを探す光一行。綱が役に立って、光がそれに感謝して…貞光や金太郎そして占部、と配置されたキャラクターがようやく機能してくれました。東京駅を疾走する一行、公安相手に戦う綱と貞光などなど、不足していたアクション分もたっぷりで見応え十分。それでもやはり最後は光と万斎楽だそうで、綱はやっぱり役立たずなんですか…(笑)。

  盛り上がるのが遅過ぎたきらいもありますが、現代の東京を舞台にするに当たって、可能な限りリアルな描写を心掛けた結果…でしょう。風景や背景の精密な描写に始まり、土地の歴史や鉄道路線までこだわる細やかな仕事ぶりは評価に値します。例えば新宿の地下水道とか、今回の東京駅の死体安置所とか…何処までが本当か判らない、ってのは中々凄い事だと思います。


焼きたて!ジャぱん special   #11+#12    ★★★★★
  パンタジア新人戦、本選トーナメント開始…の前に。本選に残った人達の凄さを引き立てる為、駄目な人を審査員こと黒柳@子安武人にぶっ叩いてもらおうという企画発動。その為に呼ばれたのが海野カツヲ@田中真弓、方言丸出しで涙と鼻水を撒き散らしながらぶっ叩かれる姿はさすがベテラン。パンの神様@滝口順平も、この為だけにわざわざ呼んだんでしょうか?うーん、やりたい放題ですな(笑)。

  バターロールを作る為にはバターが大切、というパン知識…とかは別にいいです。とにかく黒柳@子安くんによる罵倒激昂絶賛感動、喜怒哀楽の全てを叩き込んでくる番組作りに感服しました。これはもう見てもらわないと何とも言えません、「(バターではなく)マーガリンだバーカ!」辺りのストレートな物言い何かは特にグレイト。当初予想した通り、変態子安ファンには堪らない番組になってますね。ここまでやられると見ないわけにはいかないんじゃよー!ファミリー向けの皮を被った馬鹿番組万歳!。

  間抜けなリアクションどころか、有名人をこきおろすというアニメ化不可能なネタをぶちまけている原作漫画。さすがにそのままアニメ化できないものの、有名人を持ち込む卑劣な戦法はしっかり踏襲しているアニメスタッフ。林家ペー&パーだけじゃ飽き足らず、水野晴郎まで投入するのは…何の効果があるのかよく解りません(笑)。でもEDでの「声の出演 水野春郎:長崎高士」って、考え様によっては凄い記述ですよね。どうやってキャスティングしたのか気になります。

  子安くん祭りだけかと思ったら。月乃と水乃の作画にも結構力が入っていて、絵的にも面白かったです。腹違いの姉妹によるパンタジア後継者争いは後々も重要なので、こういう時にしっかり説明してもらえると今後に期待が高まります。東&河内による優勝宣言も心地良く、正攻法としても十分通じる出来かなと。でも水乃@池田千草のキャスティングには驚きました。この人まだまだ拙さは隠せないんですけど、クセの強さは群を抜いてるので…できれば上手くキワモノ声優に育って欲しいなと。


BLEACH   #13    ★★★★★
  チャドに引き続いて、今度は井上織姫が覚醒するお話。霊的能力の高い魂を食らうのが目的のくせに、人間を操って織姫を襲わせる…という回りくどい手段をとる、とにかく底意地の悪いホロウが大活躍。しかもヒステリックな女性型ホロウだけにいやらしさ全開、でも本誌よりマイルドになっていたので良かった良かった。女の子達も可愛いし、それで文句はありません。アッと言う間に弱音を吐きかけてる石田君とか、その辺はツッコミ無用です(笑)。


ファンタジックチルドレン   #13    ★★★★★
  ベフォーレの子供達の故郷、ヘルガが目指していた何処か、それは2億光年離れた惑星ギリシアだったのです。めでたしめでたし…ってわけにいくか!。ヘルガがギリシア王の娘つまり王女だとか、ベフォーレの子供達がギリシアの科学者だとか、人工転生装置だとかいきなり言われても。せっかくヘルガを救い出して好感度をアップしたのに、訳のわからん話をするなと怒り心頭なのは主人公?トーマ。開始時からは想像だにしえなかった展開にビックリしてますが、正直風呂敷が大きすぎてトーマはまだしもチットの存在意義が…(笑)。

  ゾーンはあの世。オエセルは魂。これによって死後の世界と輪廻転生を科学的に説明することが出来ました。そこでベフォーレの子供達はヘルガの中のティナの記憶を、前世を辿って呼び起こそうとするものの、その際に宇宙の摂理を正す閻魔の妨害があるだろう…って。煙に巻かれまくるこの感じはまさに宗教アニメです(笑)。“ヘルガをゾーンに連れていくってことは、つまりヘルガを殺すってことじゃないか”という直感的な意見が、主人公?トーマから挙がって納得したのは勿論視聴者。そういう解り易い表現が大切だと思います。


Get Ride! アムドライバー   #39    ★★★★★
  ウィルコット&じいさんの大活躍で一躍オヤジ万歳アニメと化した前回#38(12/20)を受け、僕の中で局地的に期待が高まっていたこの番組。今回は、大義の為なら少々の人命をも犠牲にするニルギースくんに対し、元ヒーローの正義感からシーンが噛み付くお話。この番組における“正義”ほど危ういものはなく、シーンはシーンで敵に盗聴される致命的なミスを犯しているので、どちらが悪いと一概に言えないのは…難しい問題です。

  かと思ったら。ニルギースくん&シーンの割をシャシャが食ってしまったからさあ大変。これまでも騙されたりピンチになったりはお約束でしたが、シャシャのアムジャケットが次々と破壊されていく…って!そこまでするなんてmycoに何か恨みでもあるんですか?。そんなシャシャを間において、ニルギースくんとシーンの絆を描く薔薇野郎ブラボーな展開(笑)。ラストはシーンの歌をBGMに、バイザー無しでの必殺技ボーダタック(懐かしい!)で締めるという、何とも見事なまとめかた。あれ?何ですかこの凄さは?。

  前回見事な男気をみせて殉死したウィルコット。その後継者ともいうべきシムカ@堀内賢雄は相変わらずのへっぽこぽこ、自分の身の安全を見苦しく訴えるだけならまだしも…マスコミのお姉ちゃんを人質にとるまさかの卑劣ぶり(笑)。ここまで三下だと逆に愛着が沸いてしまいます、ええアムドラ御得意の汚いやり口ですよ。ホントに汚いな!。


  日曜番組感想 12/26  
レジェンズ   #38    ★★★★
  黒水晶レジェンズが出てきてからずっと思ってたんですけど、シロンさんって弱すぎやしませんか。あんたコマンド化しても負けっぱなし、そのせいで自分のサーガの家族にまで迷惑かけてますし。犬は3日飼えば恩を忘れないというので、チンピラはチンピラなりに世話になった家に恩を返さないと(笑)。いやはや、いつからかすっかりチンピラ扱いですね、井上和彦ファンの皆様申し訳ありません。って、シュウのお母さんが黒水晶に!完全に取り込まれてしまいましたよ!こりゃ益々責任重大ですよ!。

  素朴な疑問。ハルカ父がレジェンズを根絶やしにしようと思ったのと、ジャバウォックのソウルドールにハルカ母が取り込まれたのはどっちが先?。勿論レジェンズを根絶やしにする為に、ジャバウォックの復活を目論んでるんでしょうけど…この根拠のない自信というか過信というか狂信っぷりを見ていると、ハルカ父はとっくにジャバウォックに取り込まれてるんじゃなかろうかと。そうじゃなかったら頭おかしいとしか言いようがありません、この辺の論理の支離滅裂具合はハルカとそっくり(笑)。ハルカがハルカ父をどうやって諭すかが、ここしばらくのテーマになりそうですな。


金色のガッシュベル!       ★★★★★
  1,000年前の魔物達を使役して、“何やらセコい事をあれこれやりまくってくれた”ゾフィスをついに撃破。まあゾフィス君の三下へっぽこロード(まさにロード)は、随分前から始まってるんですけど(笑)。王を巡る戦いに負けを認めた後でも、底意地悪くシェリーに仕返しを目論み、しかもこの仕返しがシェリーを苦しめる為だけのもの、ってんだから貴方。へっぽこぶりにも程がありますよ。しかもセコさ全開の理由が「ブラゴくんが怖かったから」って貴方。へっぽこぶりにも程がありますよ。そりゃ魔界の王様になれるわけがありません(笑)。

  石版魔物編完結。ラスボスがへっぽこという意外なオチが待っていたものの(笑)、シェリーとココの感動的なラストが示しているように、順当な仕上がりだったと思います。強烈な魔物は若本規夫と千葉繁に任せる、という荒技が可能なことも証明しましたし…しばらくは息抜きの駄目駄目話で骨を休めましょう。ちなみに駄目駄目話は駄目駄目話でも、雷句先生の電波が出まくっている素晴らしい話ばかりなので、スタッフに休んでいるヒマはありませんよ!。


ふたりはプリキュア   #44    ★★★☆☆(駄目な方に面白くて…)
  新しいよく判らない敵との戦いで散々話数を費やしておいて、ここでキリヤくん問題を再燃させるのは…正直微妙。頭の悪いなぎさよりもほのかを炊き付けた方が、クライマックスとしては盛り上がるんでしょうけど(笑)。

  キリヤくん&新しい敵達とは全く関係なく、合唱コンクールに挑むクラスの絆を描く日常編。コンクールで勝つ為にはもっとインパクトのある曲を!で、嫌な予感はしてたんですけど…やっぱりED曲をもってきますか(笑)。普通に考えればあざといCM、けれど販促として扱うには遅過ぎる。全くもって狙ってない所に、スタッフの間違った本気感が溢れていて…どうしたらいいのやら。合唱で歌う曲なのかどうか、という会議をもう少しすべきではなかったかなーと(笑)。「この曲には何かが足りない…!」、そりゃ男性パートの掛け声じゃないんですか?。

  もう駄目、何もかもことごとく裏の裏を直撃してしまいました。まずED曲の合唱が面白すぎます。真面目にやっている筈のバトルも面白すぎます。その合唱をバトルのBGMとして流すのも、合唱に客席がノリノリなのも、スタンディングオベーションも…何故かはよくわかりませんが面白すぎです。もはや自分のセンスが理解不能。まさに混沌。


仮面ライダーブレイド   #46    ★★★★★
  満を持して登場したものの、登場した回にアッという間にやられてしまったケルベロスこと5枚目のA。製作者である天王寺はそれに全く動じず、「アンデッドをいつまでも封印できないから」と剣崎&橘を退職処分にする、という見当違いな反撃に。いやいや、今更“ライダーは職業”をつついても何も出てきませんって(笑)。しかもその退職処分がこの後の話に殆ど効果を及ぼさないから…ギャグ以外の何物でもないんですよね。

  でもこのオッサン(天王寺)は黒幕っぽい雰囲気がある上に、色んな意味で面白いのでアリかもしれません。「バトルファイトが終わった後、神様が現われて…」とカードを見ながら嬉しそうに独り言を呟く辺りはもう。最高です。しかもケルベロスと融合して「アンデッドと融合したんだよ!」と嬉しそうに叫ぶ辺りはもう。最高です。世界平和を実現させる為に現在の人類を全て滅ぼす、という壮大な計画が変態の戯言に聞こえるのは少々問題かもしれませんが(笑)、それでも狂気が存分に出ているのでよろしいかと。さすがは年の功。

  そんなケルベロス天王寺も、登場した回にアッという間にやられてしまうんですから。驚きを通り越して、もはやこの潔さに感心するしかありません(笑)。結局ジョーカーを守るか封印するか、に収束してしまいましたか。あと、どうでもいいことを最後に。「トライアルやティターンを造り…」と苦しそうに言う橘さんがちょっと面白かったです(笑)。番組序盤に比べれば随分滑らかに喋るようになりましたが、やっぱりまだまだということですね。


特捜戦隊デカレンジャー   #45    ★★★★★
  年末特別警戒中に届いた謎の郵便物。執念怨念のこめられた人形の宛先が誰なのか、これまでの活躍を振り返る総集編。とにかく派手派手に突っ走りまくるレッド、怒らせると実は1番怖いグリーン、ハードボイルド故に恨みをかう可能性の高いブルー等など、ちゃんとツボを抑えた造りに感心感心。凶悪犯が更正してテレビ番組の裏方さんになり、ディレクターからダメ出しを食らっていたり、過去の着ぐるみを無駄に使い回すサービス精神には参りました(笑)。

  ひと通り男性陣の可能性を考えた後は、女性陣へのプレゼントの可能性を検討する面々。子供と動物にモテモテのピンク、オヤジ殺しのイエロー、と今にして思えば全包囲をフォローする見事な配置。最後にはデカブライトがスワンさんに女装して…ともう意味不明の展開に。犯人(というより単なる求愛)アモーレ@松野太紀のダメっぷりはアレでしたが、まさかコイツが以前ブライトが女装した回に出ていただなんて!そんなの誰も覚えてないっての(笑)。

とにかくお遊び満載で面白かったです、かなり卑怯なやり口でしたが(笑)。にしても…ロボを全く出さず、変身したのもデカブライトだけ、というのはどうなのよ年末商戦。そりゃ確かに回想シーンで出てましたけど、どうなのよ年末商戦。


かいけつゾロリ       ★★★★★
  まず最初に…“けっせん!ゆめのおうじさま”というサブタイトルからしてもう意味が解りません(笑)。ゾロリ一行がたまたま通りがかったお城で催されていたのは豪勢なパーティー、しかも王様王女様が集まるパーティー。当然ながらエルゼ&アーサーもしっかり出席していて、エルゼ@折笠富美子に振り回されつつゾロリに敵意を燃やすアーサー@保志も健在でした。やっぱり保志はこういう役こそ天職、情けなさとひたむきさが視聴者の胸をうつ…はず。

  ゾロリのライバルことガオン@江原正士は、実はこの立派な城の王子様だったのです。そんでもってお城に集められた王子様の中で、最も優秀な王子様つまり“ゆめのおうじさま”を決定しようという催し物が開かれ、そこでゾロリvsガオンvsアーサー(おまけ)の戦いが繰り広げられると。これでようやくサブタイトルの意味が解りました、やっぱり日本語が間違ってましたけど(笑)。とまあ色々怪しい要素がてんこもりなんですが、中身はガオンと美しい母親との絆を描くいい話でした。家柄が家柄なので、ガオンがゾロリ先生より気品に溢れているのは当然ですね。納得。

  豪勢なお城なので、この番組お得意のよく判らない背景&小道具も満載です。温泉があるから…がまず西洋風のお城で有り得ないとは思うんですが(笑)、さらに王族みんなにジャージを着せて縁日屋台パーティーが開催されるからもう細かいことはどうでもいいです。「王族の皆様を招待するのも大変ね」って、これは女王様の趣味なんですか?そこでまでしてナマハゲにこだわる理由が、僕にはよく解りません。

  そして王子様大会。まず卓球、次に卓球で射的、そして卓球でスプーン競争障害つき…まではよしとしても。オナラ卓球(飛ばすだけ)はどうかと(笑)。とにかくゾロリ&ガオン&アーサー&イシシ&ノシシが頑張っていたので、絵的には非常に面白かったです。そして今回からED変更。明るくソフトな歌に懐かしいキャラ総出演。ガオンとかアーサー&エルゼはまだしも、宇宙人の王妃とかサッカー少年達とかは再登場…するんですか?。ミャン王女はゲームの中に帰っちゃいましたけども。


ななみちゃん   12/25    ★★★★☆
  しあわせ荘には誰も住んでいない謎の空部屋があるのです。あるのです、は構いませんが。徹底的に音と動きを排して空部屋へななみちゃんを導き、そこにある旧型テレビを覗き込むと…いきなりテレビの砂嵐から影が出てきて引きずり込まれる、って。軽いトラウマを植え付けるのに十分な怖さです。わずか5分の番組だというのに、どうしてこう技巧に長けているんでしょうか。


MAJOR   #7    ★★★★☆
  おとさんが他界してから3年。本田吾郎4年生9歳、リトルリーグに入団可能な年齢になりました。それに従って「恥ずかしいだろ」と吾郎に煙たがられる桃子先生@野田順子(吾郎の養母)、わずか3年ながら若かりし頃は遥か彼方へ。「仕草や目元が段々貴方に似ていく…」というセリフがもう切な過ぎ、炸裂する野田順子の薄幸パワーにもう涙が止まりません(笑)。

  第一の犠牲者となった佐藤寿也くんに続き、吾郎君に人生を変えられてしまう可哀想な人達(笑)ことメインキャラ登場。いじめられっ子の小森大介@釘宮理恵、アルフォンス以来すっかり定着した少年役でNHKに登場。そしてイジメを見て見ぬふりできない正義感の塊、清水薫@笹本優子(かなり強烈)。で今回はというと。短いスカートで吾郎に罵詈雑言をぶつけまくる清水さんが、野球に対して真剣な吾郎君の魅力に参ってしまうお話。キャッチボールする為に体操服に着替える辺りは、さすがに芸が細かいなと。

  いじめられる小森を助けようとする清水に対し、イジメをその場限りの正義感で助けても何の意味も無い、という達観ぶりを披露する吾郎君。さすがは9歳にして人生経験豊富、ここから吾郎君のマイウェイが始まったんだなーと思うと、非常に感慨深いものがありますね(笑)。やっと三船リトルに入れたと思ったら、早速存亡の危機という逆境ぶりもさすがは本田茂治の息子。


ボボボーボ・ボーボボ   12/25    休み


ケロロ軍曹   12/25    ★★★★
  ケロロ小隊によるクリスマス作戦計画。子供達の夢を守りたいドロロ、サンタにいい子ぶりを見せたいタママ、恋人達のイベントという表現に屈服してしまったギロロ。クルルですら日向家のクリスマスパーティーに参加すると言い出してしまい、残されたのは物欲にまみれた軍曹1匹。まさかクリスマスまで小五郎@桧山が出てくるとは思いませんでしたが、そつなく季節物のイベントをこなす所はさすがだなと。しかし日向母、自宅でのパーティーにヘソだしサンタルックってどうなのよ(笑)。誰に向けてのアピールなんですか?。

  後編。クリスマスの次は大掃除でケロロ大活躍。掃除を効率よく進める裏技を散りばめつつ、捨てる勇気まで諭すまさに完璧な指導ぶり。ベイベーばあちゃんか!というツッコミは誰にも判らないので、カスミンか!というツッコミに留めておきます(笑)。年越しソバを食べて家族勢揃いでの待ったりした大晦日、の割にテレビは紅白ではなく格闘技か…と思ったら角田登場で納得。細かい所までつっこむ僕も僕ですが、ちゃんと答えを用意しているのは職人芸の面目躍如かと。


ビューティフルジョー   #13    ★★★★
  今週の元ネタは逃亡者、ダムっぽい所から飛び降りているので間違いありません(笑)。ジャドーの秘密を抱え追われる逃亡者、ジョーが根拠の無い自信で守ろうとするも…いい所を見せられずにドタバタするお話。ジョーよりブルーJr.が活躍し、ジョーより逃亡者を追うジャドー。ジョーの前からアッという間に去る武装ヘリ、さすがにジョーも怒るかと思ったら「町まで乗せてってくれよう!」と怒ったもののそっちの方向かと。このユルさがもう堪りません(笑)。

  シルヴィアの父親が映画監督だったのはいいとして。逃亡者が助監督でしかもシルヴィアの父親と知り合いだった!という驚愕の事実が発覚。そしていきなり映画製作への想いを語り出す訳の判らない展開になって、もうどうしたらいいのか(笑)。逃亡者は外の世界から来た人間で、ムービーランドの秘密そしてジャドーの真の目的を知っていたと。まさかこの番組にストーリーらしいストーリーが、謎があったなんて。侮ってました(笑)。

  ムービーランドと現実世界、そして逃亡者が製作していた映画。3つの世界を跨いで話が進むので少々判りにくいものの、中々上手く混ざっていたなと。ジョーとブルーの信頼関係や協力攻撃などもしっかり見せてますし、子供向けの皮を被ってはいるものの相変わらず巧みな造りです。


ロックマンエグゼStream   12/25    ★★★★
  すっかり出番が少なくなってしまったメイルちゃんに次ぐ女性キャラとして、僕の中でかなり期待が高まっていたジャスミン@千葉紗子ついに登場。正確にはジャスミンと、そのネットナビであるメディ@かかずゆみが重要でして。“××マン”という名前から始まったロックマンシリーズの伝統から、女性ネットナビが極端に少ないこの番組のネット世界。そんなむさ苦しいネット世界を潤してくれるのではないか、という期待が高まっている訳です。長い説明終わり。

  世界一の薬剤師の孫であるジャスミンが、修行として日本で漢方薬の材料を探すお話。アステロイドを出さずバトルでもソウルユニゾンを連発し、熱斗とジャスミンの出会いと友情を描いている…のはいいんですが。どうでもよさげな苦言を呈します。こういう新女性キャラ登場話こそ、メイルちゃんを出してやきもちを焼かせるべきではないかと!。OPで熱斗に抱き付くようになって早2年、こういう時にアピールさずにいつするんだと!。思った通りアッサリ国に帰っちゃいましたし…むう。

  しかし…中国人少女にはジャスミンという名前をつけろ、というおふれでもあるんでしょうか(笑)。おそらく“アークエとガッチンポー!”のジャスミンが先に色んな物をぶっ飛ばしてしまった為、この番組のスタッフが頭を抱えていることは想像にかたくありません。やはり名前は大切です、声優のキャスティングくらい。


アークエとガッチンポー!(終)   ★★★☆☆    ★★★★☆
  クリスマスの夜。サンタクロースがやってきてプレゼントをくれました、そしたら突然プレゼントを奪って去っていきました、とさ。だったら最初から枕元にやってこなけりゃいいんじゃないのか、というツッコミは不可。「世界中で起きているのよ!」「プレゼントを貰えない子供がグレて、世界中がギャングで一杯になってしまうのよ!」というハッタリを根拠もなくぶちかまし、笑顔でトイレに流されていく、そんなジャスミンの潔さというか清々しさというか、ああ何か色んな意味で悟ってるなあと(笑)。

  で、ジャスミンがサンタクロースを改心させる為にとった秘策とは。「貴方はサンタクロース、私のヒーロー♪何にもくれなきゃ、赤い服着た変なオーヤージー♪」と切々と歌で訴えることだったのです(笑)。さらにここから先は混沌一直線、何故か世界中のサンタが台湾に集まっているのは許容するとしても。サンタ組合の会長@神谷明による「プレゼントをネットオークションにかけて儲けた金で、日本に行って温泉芸者三昧だッ!」という号令に従い、世界中のサンタが公園で一斉にパソコンを広げてオークションに興じる絵を見せられると…もうどうしたらいいのか。頭おかしいんじゃないですか(誉め言葉)?。

  とまあ馬鹿馬鹿しい絵が繰り広げられる中で、タケシとジャスミンはサンタに捕まってたりするんですね、大ピンチ(多分)。そこでアークエは家族に助けを求める…までは解るんですが、赤青桃黄緑+紫(犬)のサンタレンジャーに変身(コスプレですよ)、悪のサンタ達と壮大な戦いを繰り広げるのであった!…って。季節ネタに戦隊物をぶちこんでくるとはさすがは浦沢義雄(笑)、普通別個で1話にするというのに。いやさ恐れ入りました。

  そんなこんなでサンタ騒動は解決。サンタの代わりに奪還したプレゼントを全世界の子供達に贈ろう、ってのは間違ってませんが…トイレにバンバン投げ込むのはどうなのかなと(笑)。感謝した子供達から沢山の手紙が届きサンタ達が改心する、ってのは間違ってませんが…トイレから手紙が吹き出してくるのはどうなのかなと(笑)。そしてトイレから吹き出した沢山の手紙が空を覆い尽くし、気付けばホワイトクリスマス。何て綺麗なオチが通じると思ったら大間違いだッ!。

  最初にOPを見た時には脳味噌が腐るかと思いましたが(笑)、下ネタがメインであるもののその実は非常に論理的で、久々に巧いぶっ壊れ番組だなというのが正直な感想です。何よりもこの掃き溜めみたいな環境で、誰よりもイキイキとしているジャスミン@新井里美に完全に参りました。スタッフの暴走をいい方向(一般的には間違った方向)に拡大していくテンションの上げっぷりはもう見事の一言、ジャスミンさえ動けばこの番組の成功は約束されたも同然です(断言)。それでは、“このまま金曜18時に殴り込みだー!”の合言葉、ガッチンポー!。


とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ   12/24    未見


トランスフォーマー スーパーリンク   12/24    未見


舞-HiME   #13    ★★★★★
  前回アリッサ&メカ娘と対決してしまい、アッという間に平穏な学園生活からお別れ…かと思ったら。地元で有名な祭りにかこつけて、色気づいた男女を炊き付けるスタッフの手腕にはただただ脱帽です。そこですかさず舞衣にアプローチをかけてくるのは関俊彦、さすがはフェロモン雰囲気全開声優(笑)。ここまであからさまにフェロモンを振りまいてアプローチされると、僕もどうにかなってしまいそうです。さすがにウソです。三木眞一郎といい関俊彦といい石田彰といい、男性声優のフェロモン全開っぷりはやはり女性人気を獲得する為…?。

  自分の無力さを呪う関智一、そんな彼を想うのは詩帆。浴衣で武装して「頑張れ詩帆!可愛いぞ!」という気合の入れ方、そしてひたすら関智一にアタックをかける姿は可愛かったです。それが報われないと判っているから余計に…なんですけど。平然と「何もかも受けとめるよ」と舞衣に言い放つ関俊彦に対し、舞衣が弱みを見せてしまうのは解ります。自分の無力さを呪うが故に、関俊彦と舞衣の仲に黙っていられない関智一の心境もよく解ります。ただ…現場を目撃していた関智一に、違うのよと弁解する舞衣の気持ちが今ひとつよく解りません。

  どういう事かというと。舞衣が関智一を好きだとか嫌いだとかではなく、舞衣が関俊彦を好きだとか嫌いだとかではなく、関俊彦の言葉に一時でも弱みを見せてしまった自分自身への弁解にしか思えなかったんですね。勿論敵が明確になって色々大変なのは判りますが、智一&俊彦の両方にいい顔をしたかっただけかと。あんまり書きすぎても仕方が無いのでこの辺で終了。とはいえ、一番可哀想なのが詩帆であることに異論は無いと思います。舞衣が詩帆に嫌われ、謎の艦隊が接近、どうでもよさそうなエロス&恋愛話はこの辺で終了?で鬱展開突入?。それでも予断を許さない所がこの番組の凄さなんですけど。

  どうやらHiMEは12人、どうせだったら超星神シリーズみたいに12星座と関連付けた方が商品展開もスムーズでは?。誰に言ってるんでしょうか(笑)。


ポケットモンスターAG   12/23    ★★★★
  サトシがついに上限である6匹目のポケモン、ユキワラシをゲットするお話。サトシが大好きで大好きでたまらないユキワラシが、愛情の裏返しとして繰り出す数々のイタズラ。サトシはそれを受けとめ、雪山に閉じ込められてもユキワラシを守り、かくして2人は互いの愛を確かめ合うのであった!。ピカチュウのことしか考えていない筈なのに、他のポケモンを抱き込むとは、さすがはポケモンしか愛せない男(笑)。

  ちなみに、何でユキワラシなのか僕には全く解りません。こおりタイプが欲しいのなら、タマザラシの方が可愛いし3段進化するし。ユキワラシの進化系オニゴーリは見た目からしてアレですし、基礎能力に大して特徴があるわけでもありませんし。こごえるかぜ、れいとうビーム、ふぶき、ぜったいれいど等の技を自力で覚えるので、珍しいといえば珍しいんですけど。こごえるかぜはエメラルドで教えてもらえるからなー。


陰陽大戦記   #13    ★★★★★
  京都にモモちゃん来襲。京都までわざわざモモちゃん来襲。幼女で巫女という強烈な要素をもつナズナに対し、「こんな小娘には負けない!」と対抗心炸裂。モモちゃんには申し訳無いんですが、リッくんはコゲンタのことしか考えてないんですよ(笑)。そのコゲンタに「(モモちゃんがいると)うるさいから」と言われてしまっては、もはや望みは限りなくゼロに近いというもの。リッくんを落とすならまずはコゲンタから、の格言に従うべきだと思います。

  久し振りにモモちゃん分を補充したあとは、コゲンタの傷を癒しつつ総集編でリッくんとコゲンタの愛の遍歴を振り返ろうと(笑)。というのは冗談ですが、1から振り返ってみるとよく判るのはリッくんの成長ぶり。リッくんの成長を支えて来たのは紛れもなくコゲンタですが、それが一方向ではなく互いに信頼を築き上げてるのがこの番組の凄い所。前半はコゲンタから、後半はリッくんから、相手の印象を1つ1つ語らせる構成も中々。毎回書いてる様な気もしますが、芸の細やかさには溜息ばかりです。

  京都への旅は何と休日を利用したものだった!今明かされる驚愕の事実(笑)。もう学校とか気にしなくてもいいと思うんですが、できるだけ子供達に近い環境で話を進めようという計らいでしょう。いつか学校までぶっちぎるようにならないかなー、と期待してしまうのは間違ってますか?。


BECK   #12    ★★★★☆
  目指すべき最大の目標であるダイブリのLIVE。その凄さをどう表現するか気になってたんですが、満員のライブなんだなーという画面作りや、神々しく光るダイブリのメンバー、視聴者から離れた存在として見せ付ける演出に納得。で、ダイブリ直々お呼び出しによりまさかのコユキオンステージ。音楽に関しては全く音痴(意味違う)な自分ですが、雰囲気という意味では中々のものだったと思います。番組から苦労が滲み出てきますが、スタッフは良く頑張ってますね。

  以前コユキから白旗を上げてしまったあの先輩、何と彼氏と別れてしまい…いつの間にか立場は逆転。水着でコユキ悩殺作戦を敢行し、「自分の気持ちに気付くのが遅かったみたい」ってアンタ、今更何を言ってるんですかと。逃した魚は大きかったんですよ、そりゃあ当時はうだつの上がらない童貞くんでしたが、今では立派な童貞くんなんですから!。コユキと真帆、2人の思い出だった夜のプール。そこに先輩とコユキがいるのを見てしまった真帆…まさかこのメンツで、真帆が泣くことになろうとは。正直いってビックリです。


双恋   #12    ★★★★★
  あまりに行き過ぎた望くんフィーバー(まさに熱病)に心配になり、桜月姉妹の転校を画策する執事剣持。そんなことは露知らず、学校を休み続ける桜月姉妹のことを心配する望くん。お気楽とはいえ「桜月さん達のことホントに心配なんだ」という友人の指摘に、少なからず罪悪感を感じたなら君はまだ大丈夫。多分。ローマの休日にヒントを得て、初めての本命チョコを望くんに渡そうじゃないかと桜月姉妹。剣持さんの気持ちを察してはいるものの、やっぱりヌルさは相変わらずです(笑)。

  「今年は(チョコの)材料多めに買わなきゃね、いきなり小坂くん(優秀)にお願いされちゃったし、勿論望ちゃんにも…」と一条薫子。菫子の気持ちを知っていて、優也(優秀)の告白を受けておいて、よくもまあぬけぬけとそんなセリフを口に出来るなと。そんな薫子に対し、菫子から飛び出したいきなりの告白宣言to望ちゃん。「今の内に告白しないと、桜月姉妹にとられてしまう」「今のままじゃ、私はずっとただの幼なじみのままだ、って思うの」桜月姉妹の魅力を素直に認めた上で、満を持しての「ねえ薫子、応援してくれる…?」発言にもう拍手喝采ブラボー菫子!脳味噌がぬるま湯に浸かってる桜月姉妹より、自信に満ち溢れている一条薫子より、ずっと魅力的だというのに。そこまで自分を卑下する発言ブラボーですよ。

  で薫子。「言えないよ、本当は私も…」って、何を思いついたような事を(笑)。そりゃあ「何で応援するなんて言ったの?」と菫子から厳しい追及を受けるのは当然です。菫子の“薫子も望ちゃんを好きなんじゃないか”という妄想ぶりは少々異常ですが(笑)、それを黙っていられないのは…やはり菫子が抱える劣等感の賜物でしょうか。「同情したの?」「薫子ちゃん達、って言うでしょう?」「いつだって薫子が羨ましかった!」という菫子の言葉が、ひとつひとつ芯に響くのも当然かと。自分の中に貯めこんだ負の感情を直接相手にぶつける、女の子同士では滅多に出来ないガチンコバトル。そうか、双子ならこれが出来るんだ!ひとりで最もらしい理由を付けて納得してみる。いや確かにそうですってば。

  「何であたし達、望ちゃんのこと好きになっちゃったんだろう」ついに女の子側から、世界の根幹に関わる疑問が噴出。「いっそのこと、小鳥になって飛んでいけたらいいのに」という薫子に対し、「そんなの駄目」と諭す菫子。この後に及んでも薫子の気持ちを察して、後悔しないように元気付ける菫子。この辺りのフォローの仕方は素直に凄いと思います、小清水亜美と堀江由衣で見事に明暗が分かれた瞬間でもありますが(笑)。そうか、真に描きたかったのはこれなのか!主人公の気持ちは決められない、立派に描きすぎると視聴者が感情移入できない、でも一条姉妹の真剣な気持ちは描けるじゃないかと!そうか、これがハーレム萌えアニメを真面目な恋愛物に書き換える方法か!ブラボー!。

  桜月姉妹を傷つけておいて、一条姉妹のことを気にしている自分に苛立つ望ちゃん。さらに桜月姉妹の目の前で、一条姉妹から本命チョコを頂いてしまう望ちゃん。「自分達が望くんを好きならば、望くんが他の誰かを好きでも構わない」と言っていたものの、嫉妬に似た感情が芽生え狼狽する桜月姉妹。片方はこのまま去ろうと主張するも、それじゃ駄目と望ちゃんの真意を問いただそうとするもう片方。ここで2人の差が出るかー!と感心するも、失礼ながらどっちがどっちだかいまだに判りません。ごめんなさい。

  さて主人公こと望ちゃんはというと。一条薫子一条菫子桜月キラ桜月ユラ、女の子達から真剣な想いを突き付けられたまではよかったんですが…結果として自分の弱い心が明らかになってしまい、さらにさらに深い深い闇へと落ち込んでいきましたとさ。優也登場時から僕の中では望ちゃんを弁護してきたつもりですが…「双子が自分のことを好きになって、そんなことありえない筈なのに…」という自己言及には驚きました。さすが金春智子というか女性脚本家、駄目な男性描写に容赦がありません。モテる筈がない少年の心を弄んで深い闇に引きずり込む、これが双子塚の呪いかと(笑)。ゲームでは神様扱いなのに、何て可哀想な望ちゃん。だからアニメ化なんてやめておけ、って言ったんですよ(言ってません)。

  ちなみに。1番可哀想なのは優也…のような気がします。自分の夢を叶える為に努力を重ね、双子に惑わされることなく薫子にストレートに想いを伝えたのに。薫子に振り返られる事もなく、いつの間にか知らぬところで恋模様が展開されて。おそらく彼は失意の内に研究者か出家で一生結婚しないままじゃないかな、と。これが双子塚の呪いに絡もうとする男子の末路かと(笑)。って何だそりゃ。


NARUTO   12/22    ★★★★★
  1人1殺。次なる戦いはネジvs鬼道丸。柔拳&白眼でエリート街道を邁進していたのに、中忍試験でナルトに負けて以来パッとしない(誇張あり)ネジ。対するは腕6本だけでは飽き足らず、粘着性の糸を吐く蜘蛛忍者鬼道丸。4人でシカマル考案の奇襲をかけても全く動じない、まさに下忍にとっては現実離れした強さ。太い糸での網、特殊な糸を固めての槍、この辺の見せ方だけでも及第点を越えてるんですけども。見えないくらい細い糸の挙動まで丁寧に描くとは…相変わらず凄いなあ、とまたもスタッフ讃美。

  先ほどパッとしないネジ、と書きましたが。木の葉の忍びとしてサスケを助けるんだと曇りのない正論を展開し、自分を倒したナルトに対して「お前はオレよりいい目を持っている」と清々しさもここに極まれり。ナルトに負けて以来すっかり好人物でございます。そもそもネジは見た目のカッコよさに加え、己の身ひとつで舞うように戦うその姿に僕はメロメロなのです。ナルトに負けた中忍試験でも、主人公のナルトよりクオリティの高い作画&演出を大絶賛した憶えがあります(笑)。とにかく八卦六十四掌と絶対防御“回天”がカッコイイんですよー!。


SDガンダムフォース   12/22    ★★★★★
  シュウトはジェネラルジオングに囚われてしまい、対抗策はおろかシュウト奪還策も見つからず。SDGFそして全次元に渡る世界の大ピンチ。そんな絶体絶命の危機にアークに駆け付けたのはガンイーグルとガンダイバーズ、ネオトピアの仲間達。みんな見事に活躍してるんですが、生身で戦うハロ長官に全部持っていかれた感が強いです(笑)。っていうかこの長官、シュウトの父親とばかり思ってたんですが…ミサイルを頭突きで跳ね返し、ミサイルの上に乗り他のミサイルを蹴っ飛ばすわぶん殴るわ、もうやりたい放題。はっきり言って凄すぎです。

  ピンチを救うのは集結する仲間達。何よりも仲間を大切にする本番組、ガンダムサイ&ライミさんの復帰に際し、黒リリ姫こと青いバラまでフォローする完全無欠の気配り。これですよ、この気配りがあるからこそ直球で友情を描いてもバンバン心に響くんですよ。そして皆からシュウトへ向けての「頑張れ!」の声。これまでずっと皆を信じて「頑張れ!」を与え続けてくれたシュウトに対し、皆からそしてキャプテンからここで「頑張れ!」が寄せられると。そして。全ての事象に対して確率で答えるキャプテンが、これまでシュウトの応援で幾度となく逆境を跳ねかえしてきたキャプテンが、そんな自分を信じ続けてくれたシュウトの想いに報いる為に自分の力を信じぬいたその時…初めてソウルドライブに火が灯ると。その不死鳥のごとき美しい輝きに、キャプテンの想いの強さそして友情という絆の強さに、もう感動がとまりません。

  ジェネラルジオングの中でシュウトが見せつけられた、人とモビルシチズンが争いあう絶望の世界。ジェネラルの中まで届かない筈のキャプテンの声を、みんなの声を感じて勇気を取り戻し、ジェネラルの束縛を打ち破り「絶対負けない!」と立ちあがるシュウト。メインテーマが流れてきたその瞬間に涙が溢れてきました。これまで沢山アニメを見てきて、悲しい話切ない話で幾度となく泣いてきましたが…アニメで感動して泣いたのは初めてです。「溢れそうな涙は、流れるままに流れればいいさ」そうさ素直に認めればいいのさ、ガンダムフォース最高!と。

  そして。ソウルドライブの輝きに包まれたキャプテン・ゼロ・爆心丸が、ジェネラル内のシュウトと息を合わせての必殺の一撃、ガンダムフォース頑張れアタックでついにジェネラルを粉砕。“決戦!ジェネラルvsみんな”というサブタイトルも、ガンダムフォース頑張れアタックという名称も、ここまで積み重ねて来た友情の絆をド真ん中直球で表現した素晴らしいネーミングです。何もかも、そう何もかもがこの時の為に積み重ねられて来たんですよ。感動しないわけがありません!。


お伽草子   12/21    ★★★★☆(作画がもう少し…)
  光、おぼろげに浮かぶ前世の記憶に苦しめられ、1人で解決しようと当ても無く街をさ迷う。綱達にも万斎楽にも頼れない、のは確かにそうなんですけど…「私がいなくなれば」はちょいとやり過ぎかなと。光の力になる為にようやく綱達が動き出し、平安編の出来事が東京編で機能してきました。光の元に綱達が集結する、というラストは貯めた分さすがの重みです。1000年の時を経て、綱の想いが結実したら…いいなーと思う僕は浅はかですか?。


MONSTER   #36    ★★★★★
  拳銃によりヨハンが負った瀕死の重傷、その傷で死んでいた筈だったヨハンを蘇らせてしまったテンマ。結果はどうあれ医者として当然の行為をしただけのテンマが、ヨハンを殺すため銃を手に取るとは何たる皮肉。人として殺人を犯す恐怖よりも、ヨハンに対する恐怖に似た魅力に…テンマが負けないことを祈るだけです。そもそも殺して終わり、という問題でも無いような気がします。つまりは早く先の展開を教えろと、そういうことですね(笑)。

  シューバルト@羽佐間道夫とライヒワイン@永井一郎、真夜中の会談。真実を正義を真摯に訴えかけるライヒワインに対し、ヨハンの完全さに疑念を抱きつつもその魅力にとり憑かれたシューバルト。絶対的かつ究極の悪を巡って繰り広げられる静かな会話、緊張感というか雰囲気というか実に見事なもんでして。さらに2人のベテランの演技がこのシーンの素晴らしさに拍車をかけ…という辺りで限界です。どう表現したらいいのか僕には解りません。

  さて。ギーレンから一連の事件の真相を聞いておいて、「ヨハンはいますよ…テンマの頭の中に」と言い切るルンゲ警部どうなのよと。そりゃあテンマの中にかいぶつが潜んでいないとはいいませんが、ヨハンに対するシューバルトのごとく…というかそれ以上のテンマ大好き大好きもいい加減にしろと(笑)。ストーリーもクオリティもネタも、何もかも最高水準。完全にこの番組に引き込まれてしまっているので、「評価は不要」という開始時の考えはやはり正しかったんだなと。もう評価のしようがありません。


わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう   12/21    ★★★★☆
  未来の王として妖精界を背負わねばならぬのに、何よりもお菓子を優先する煩悩一直線のミルモ第一王子。号を煮やしたマルモ国王、王国直属の家庭教師を人間界へ投入。この家庭教師、王家の礼儀作法を教えるまでは判るんですが…何と魔法はおろか肉弾戦においてもミルモを圧倒する超人(超妖精)でした。で、家庭教師を妥当する為にミルモは暗黒アイテムに手を出すのだった…って、いいんですかそれで(笑)。

  「歴代の王は全てこの厳しい教育を受け、痛みを知ることで国民をいたわる様になるのです」といっても、マルモ国王がアレなのであまり説得力がありません。にも関わらず心を打たれてしまった妖精の仲間達が、目を輝かせてミルモに迫る辺りはもう異様としか(笑)。スタッフもキャストも慣れているので、一旦悪ノリが始まると一気に突っ走っていくのがこの番組のいい所。最後の最後まで“悪”の要素が抜けないまま戦いつづけるミルモも、何というか見事だと思います(笑)。邪念満載万歳!。


焼きたて!ジャぱん   #10    ★★★★
  太陽のガントレット取得を目指し、着々と筋肉をつけていく河内。東&河内への雪辱を期し、刀を振り回す諏訪原。「これほどの剣の腕前を持ちながら、何故パンの道に進む?」「剣は人を殺す道、パンは人を活かす道だからです」ってのは正論ですが、何故ゴハンじゃなくてパンなのかと(笑)。視聴者は皆そこが気になっていると思うんですが。そんな訳で主人公東和馬を倒す為、ライバル達が腕を磨くお話。東もそれに触発され、戦う意志を見せ始めたのはいい事だと思います。

  東の祖父馬太郎@長島雄一の弟、馬三郎@長島雄一。東のジャぱん44号を食し昇天。料理漫画&アニメにおけるリアクションは数あれど、美味さを表現する為に殺人まで行なうこのアニメ。これが序の口だから困るんですよね、全くどうしたもんか(笑)。


BLEACH   #12    ★★★★★
  死神が大嫌いな雨竜君。滅却師(クインシー)の力を誇示する為に虚(ホロウ)を集め、24時間以内に狩った数での勝負を敢行。あーやっぱり原作そのままアニメ化しましたか、これじゃ雨竜君の駄目な所ばっかり強調されてしまいますよ?。黒崎母のエピソードはあんなに変える気まんまんだったのに、何故こっちは適当なんでしょうか。それとも何らかのフォローがあるとか?。

  でも今週は作画レベルが高かったので面白かったです。しかも死神では無いチャド&夏鈴、織姫&たつきがメインで話が進むので、あの妙な特殊効果で作画が損することもありませんし。そういえば、あの特殊効果はソウルソサエティ編ではなくなるんでしょうか?。とか何とか言ってるうちにチャド覚醒、エピソードが秀逸な割に見た目があんまりカッコよくないのは御愛嬌。







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