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★は一般的評価、☆は個人的すぎるプラス評価
  ★★★★★:最高、何度でも見返す価値のある傑作
  ★★★★★:面白い、申し分ないクオリティで魅力を存分に発揮している秀作
  ★★★★:いい感じ、キャスト・脚本・演出・作画のどれかに光るものがある良作
  ★★★:普通、見所があまりない凡作(視聴継続可能な限界)
  ★★:厳しい、正直言って駄作(一般的には)



舞-HiME   #19    ★★★★★
  ついに明かされた楯くんの過去。剣道部の猛者でありながら怪我から全てを失ってしまい、荒れていた彼を必死に支えてきたのは詩帆だったと。楯くんは自分なりの結論を導いたようですが…“僕なんかがそこまでして生きてる必要あるのかな”とか“お姉ちゃんの優しさが重いんだ”と、弱々しく愚痴る舞衣弟にはさすがに共感できません。同居している忍者ガールが彼を好いている理由にも全く根拠がないので、どうしたらいいのかなあと。

  これまで知らなかった楯くんと舞衣弟の内面を知り、少なからずショックを受ける舞衣…って。これがHiME同士の戦いに赴く理由付けになる?もう一歩。どうしようもない苛立ちと過酷な現実から命に当り散らし、舞衣弟に存在理由を否定され、さらに楯くんと詩帆のキスを見せつけられてしまい、どんどん舞衣を追い込んでいく展開に。1つ1つの要素がしっかり描かれているので、理解はできるんですが…正直言って今の展開は厳しいです。そもそもHiMEとして賭けている大切な人が明確でない以上、現時点では誰もがリスクとリターンを計りかねていると思うのですが。そこを明らかにしないのが本作のキモなので、仕方ないといえば仕方ありません。でも…誰の為に戦えば良いのか判らない舞衣が自暴自棄になってひたすら戦う?それも違う気が。


ポケットモンスターAG   2/10    ★★★★☆
  キナギタウンのポケモンコンテストを控えながら、いきなりのアクシデントで辿り着いたのはドンド島。今更ドンファン話をやる理由はよく解りませんが、ドンド島はおりしも恋の季節。最近やけに恋愛テイストが強い(この番組にしては)とはいえ…恋の季節と言っておきながら、実際は繁殖期を迎えたドンファンがただひたすら転がり続ける、という色気もクソもないお話でしたとさ(笑)。何ですかこれは、恋愛禁止に対するあてつけですか?。僕としては普段冷遇されているハルカさんのメイン話なので問題ありませんけども。

  今や藤岡弘がすっかり後継者となった探検隊シリーズですが、1人でもハルカ探検隊とはこれいかに(笑)。しかもやけにテンションが高い割には、マサト以外ツッコまないという無視っぷりもまた何というか。いい感じです。このようにハルカとマサトは姉弟だけあって絆も深く、普段馬鹿やってるとはいえ要所要所でお姉さんとしての責任感を見せるから堪りません。マサトを心配するがあまり、キナギタウン行きの最終便を、つまりはグランドフェスティバルへの挑戦権を諦める辺りは見事なお姉さんぶりとしか。長くやってるシリーズだからこそ、マサトのことを想いながらハルカが流す涙に重さがあるわけですよ。そりゃあ長期スパンで冒険してますから、このままホウエン地方編をもう1年って訳にはいきませんよ(笑)。

  ちなみに。ドンファンといえばじめんタイプ、でんきタイプの技を完全に無効化するピカチュウの天敵です。そんなドンファンに10まんボルトを打ち込むのは馬鹿サトシ、ピカチュウを愛しているなら天敵への対策ぐらいしておけっての(笑)一応オオスバメもジュプトルもヘイガニもいるんだし…。何度言っても無意味だってのは解ってるんですが、言わずにはいられません。


陰陽大戦記   #19    ★★★★
  リッくんの元に届いた手紙、その差出人は“暑苦しい闘陣士”ことテルさん。テルさんは北国温泉郷の温泉宿で(盗み食いした分を)働いているので、必然的にリッくんが行く温泉の旅になるわけです、って何だそりゃ(笑)。さらにリッくんが旅をするなら…ボート部の面々が付いてくるんですね、嗚呼何て便利な設定。ただボート部の面々は付いてきてるだけで、モモちゃん的にさしたる進展が無かったのは非常に残念。せっかくナズナとソーマくんが自宅待機なのに。

  闘陣士の本来の仕事だった妖怪退治や、地龍天龍の歴史や位置付けが語られましたが。もうリッくんの入浴シーンにメロメロですよ、顧問の堕落教師が振りまく無駄な色気なんかより、温泉の湯船でタオルをいじくり回すリッくんの方が何倍も魅力的ですよ!。ちなみに、湯船にタオルをつけるのはマナー違反です。気をつけましょう(笑)。


BECK   #19    ★★★★
  突然現われたヘリコプターに拉致されてしまった竜介くん。竜介くんが以前ルシールというギターを盗んだことに由来するので、拉致に関しては何とも言えませんが。そこで竜介くんが出会った男とのブルースを巡る会話、そしてその男と関係のある大物プロデューサーの思惑…等など、ひたすら繰り広げられる英語のやり取り、そして一介のアニメとは思えない展開にちょっとドキドキ。

  ダイブリに認められたコユキくん、の活躍も収録したダイブリのロードムービーがついに一般公開。「一緒に見にいこうよ」とコユキに声をかけておいて、待ち合わせ場所に他の男と一緒に現われる真帆の神経は今1つ理解できませんが、少なくとも真帆がコユキを認めているのだけは事実なので。BECKいやさコユキがメジャーになる前に、たとえ真帆がアイドルとしてメジャーになったとしても…そこだけは事実なので…頑張れコユキくん。真帆との関係は別にしても、この映画はBECKに光明をもたらしそうなので…少なくともそっちだけは頑張れコユキくん(笑)。


NARUTO   2/9    ★★★★
  頼みの必殺技“牙狼牙”も効かず、相手と肉体を融合する特殊能力を持つ右近に追い詰められ、キバ絶体絶命の大ピンチ。前回はここで流す走馬灯として過去の映像をそのまま使っていたんですが(笑)、今回は愛犬であり相棒の赤丸との出会いそして修行の日々をしっかり描いてくれました。出てくるのが母親、姉だけと何故父親の影がないのかは解りませんが…やっぱりこうでないと納得できませんよね。

  で、他の面々は何をしているのかというと。ナルトは君麻呂の血継限界の凄さを引きたてる、つまりは御約束のやられ役っぷりを遺憾なく発揮しているわけです(笑)。シカマルは3匹の口寄せを自在に操る多由也の攻撃に防戦一方、とキバと同様に劣勢を強いられていると。さてこの絶体絶命な状況をどう打破するのか、巻き返しの盛り上がりに期待大。


スターシップ・オペレーターズ   #6    ★★★
  アマテラスを受け入れてくれた国で突然起こったクーデター。そうなった経緯が「我が国でスターシップ・チャンネルの人気が」…って、そんなに求心力のない政府ならさっさと政権を譲って下さい(笑)。スパイの彼女(レンナ)に付いている娘(アキホ)が戦闘に対し非常に臆病なのに、シノン達が何のためらいもなく工作活動に励むのはちょいと違和感。さらにスパイの彼女が死んでしまいました、って言われてもどうしたらいいのかよく解りません。

  とにかく頼り無さげに描かれ続けているアマテラス艦長ですが。「僕にだってプライドがある」「それを解っている貴方は立派だと思うわ」というように、考えは少々足りないものの(笑)艦長としてはまずまずの資質じゃないかなーと。衝突しがちな意見をまとめて和を成せる、ってのは何にも変えがたい素晴らしい才能です。でも…ブレインである彼女のいきなりの涙とキッスはさすがに急ぎ過ぎ(笑)。まだ#6なんですから、関係を匂わせるだけにしてもっと視聴者を焦らさないと。もしくは極限状態における人間の性衝動をリアルに描写している…というのはさすがにかばい過ぎ。


MONSTER   #41    ★★★★★
  グリマー@田中秀幸、テンマとは全く別の方向からヨハンのルーツである511キンダーハイムの謎に迫る。アプローチする相手は511キンダーハイムの元院長、心理学者で精神科医であり“科学的な人格矯正”つまり洗脳を専門とするペドロフ@大塚周夫。ペドロフが過去に行なっていた非人道的な研究が今もなお行なわれている…という事実にも、無表情な子供達が集められたアパートの絵にも驚きました。いる筈のない場所に、いる筈のない人数の子供を配置するだけで…ここまで異様な雰囲気を演出できるとは。恐ろしいですな。

  論理立てて相手の言葉の裏を取り、真実を究明する為なら少々の危険はいとわない、人道主義者でありながら一癖も二癖もあるグリマーさんのキャラクター描写も中々のものでしたが…ペドロフさんのそれはさらに秀逸でした。非人道的な実験を行なっていた過去、そしてヨハンによる事件を経て欲望や破壊衝動の恐ろしさを知り、それに対抗する為に必要なのは愛情だ、という当たり前といえば当たり前の結論にようやく辿り付いた…そんな研究者の悲哀。それでいて“教育とは正しい洗脳であるべき”という自らの信念を貫く研究者の誇り。この非常に複雑な感情を、強烈なデザインと大塚周夫の存在感で見事に描ききりました。素晴らしい。


わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう   2/8    ★★★★★
  半年に1回くらい出てくる日高さんの弟、世の中の不思議を追い求める彼が主催しているFDC(Fushigi Daisuki Club)。成り行きで南さんも所属しているこのFDCに、科学で不思議を解明するKTC(Kagaku Tokusou Club)というライバルが出現するお話。FDCって、そんな所を広げられても困ります(笑)。「科学で解決!」と決めゼリフ決めポーズまで用意されてる万全ぶりですが、妖精が引き起こした様々な出来事を科学で説明してくれるので…便利といえば便利かも。まあ妖精は普通の人には見えないので、ごまかす必要は無いんですけど。

  KTCそして日高さんの策謀によって、FDCは解散に追い込まれてしまうんですが…いい加減馬鹿な事から足を洗って欲しいという、日高さんの思いやりだったりするんですね。そんな2人の仲を取り持つのが日高さんの妖精ヤシチ、トイレ流しの刑にも怯まず頑張る姿は胸を打ちます。基本的に日高さんメインの話は名作が多く、今回も気が付けばいい話としてまとまってました。この辺が一人っ子の南さんとは違う、日高さんならではの強みですね。ちなみに、FDCvsKTCはメンバーに女の子がいるっていうだけでFDCの圧勝だと思います(笑)。


焼きたて!ジャぱん   #17    ★★★★★
  パンタジア新人戦準々決勝、東vsコアラ(模湖山)による動物パン対決。本来焦げ目がついて茶色くなる筈のパンが、東の場合だけ何故緑色のままなのか…は馬鹿アフロが説明してくれたので割愛。龍パンだからと“燃えよドラゴン”by黒柳@子安武人のハジケっぷりはいつもながら御見事。さらにさらに、亀パンだからと“ガメラ(角川映画の許可済)”のごとくクレイジーな表情で手足を折りたたんで宙を回転する、その美しい?姿に感動しました(笑)。迫力がありながら絶妙に間抜けな絵と、奇天烈かつパワフルなテンションで演じきった子安くんに拍手。

  前半は全力で馬鹿番組を作っておきながら。後半は水乃とコアラ(模湖山)、2人の関係を描いた感動番組になっているからこのスタッフは侮れません。前の店をクビになり段ボールにくるまっていた模湖山に、「捨てられたの?…ウチに来る?」と声をかける水乃は何か間違ってる気がするんですが(笑)。もう何もかも問題無し、なんせコアラだし。


BLEACH   #18    ★★★★
  「ルキアがいなくても、俺達の世界は正しく回転してるんだ」と、やけにポエミィな語り口を披露する黒崎一護。ウジウジした気持ちを井上織姫に正してもらい、ソウルソサエティに乗り込むだけの力を付ける為、浦原@三木眞一郎の夏合宿へレッツラゴー。これからこのインチキくさい店主の御指導を賜れるんだと思うと、非常に嬉しい限りです(笑)。こういう役をやらせたらミッキー(三木眞一郎の愛称、当サイト奨励)の右に出る人はいませんね。素敵。


ファンタジックチルドレン   #18    ★★★★★
  ティナの暴走を止める為に奮闘し、左手を失ったにも関わらず…ティナにその声は届かず、無力感にさいなまれるセス。愛するティナを守る為にただひたすら駆ける。自分達が侵した過ちを認めながら、自分達に出来ることを精一杯行なうアギ達科学者。愛娘を失ったその時から、完全に生気の抜け落ちたギリシア王。何ともはや、こうして見ているとティナって罪作りな娘さんですね(笑)。いや、ティナが悪いっていう訳じゃなくて。

  何故そして何時ティナの魂が地球に送らてしまったのか、何故ベフォーレの子供達までティナを追わねばならなかったのか、2億光年離れた地球での再開を誓ったソランとティナの記憶が何故欠落してしまったのか、そして今後の展開を握るギリシアの内乱の行方…等など。これまでの疑問への解答としても面白いんですが…ティナを巡る様々な出来事が、そして各人の感情描写が非常に丁寧なので、ギリシア編だけでも十分面白いです。特にティナの魂が転生する直前、外界から隔離されたカプセルの中から描かれたソランとセスの争いなんかもう、絶妙な情報の欠落ぶりです。

  そしてようやく話は地球へ。自分の過去が明らかになり、ただただ泣き続けるヘルガ。あまりにも弱々しい姿ではあるんですが、この壮大かつ複雑な感情に支配されてしまったヘルガを救う言葉なんてある筈もなく。目の前で泣いているヘルガを助けられないトーマの心中も、察してあまりあるんですが…彼にはまだこれからがあるので。今度こそティナを、ヘルガを救ってあげて欲しいなと。そう思っていたら、ヘルガの髪の色が眼の色がギリシア仕様になってビックリ。ヘルガの悲壮な決意を表現する、見事な演出でした。


Get Ride! アムドライバー   #44    ★★★★★
  ムード満点のディナーに招待されておきながら、ジノベゼを反故にするキャシー。ウィルコットはまだしも、シムカやジノベゼといった指導者のヘッポコぶり…というよりはキャシーの悪女ぶりを誉めるべきですか(笑)。シムカは黄金のアムジャケットに身を包みながらも結局ヘッポコのままでしたが、ジノベゼはどうなんでしょうか?…と思ったら、いきなりジノベゼが暗殺されちゃったよ!しかもシムカ軍とジノベゼ軍の和解まで済ませちゃうなんて!キャシー、あんた最高だよ!。

  で、今回はシーンとセラがネコを大切にするお話。究極の力であるゼアムの取得を間近にして、目の前の小さな命を見逃せないセラの優しさと甘さ、そしてそれに付き合ってしまうシーンの優男っぷり描かれましたが…いきなりカップル成立ですか(笑)。ジェナス&ラグナやダーク&タフトなど、どうにも男同士のカップルが成立し過ぎる本作なので、もう少し早くやっておくべき話だったと思います。実際ロシェット@福山潤のぶち切れた演技に全部持っていかれた感が強いんですけど(笑)。


  日曜番組感想 2/6  
まほらば   #5    ★★★★★
  黒崎沙夜子&朝美、貧乏と必死に戦う健気な母子家庭の物語。戦っているのは娘の朝美ちゃんだけなんですけど(笑)、ネガティブな親があってこそ娘に責任感が生まれポジティブに育った訳で。何だかんだいって互いに支えあっている、と肯定的に捉えてもいいんじゃないでしょうか。父親が誰なのか何処に行ったのか、そもそも生きてるのかどうか…もしかしたら超ポジティブ人間だった父親が不慮の事故で他界、とか?。こういう前向きな妄想が出来るのも朝美ちゃんがポジティブなお陰です、感謝感謝。

  うず高く積まれたダンボールの山やスーパーのタイムサービス、オレンジジュースを薄める等など。とにかく昨今の日本から消えた(ことになっている)貧乏描写が堪りません。そもそも薄めて飲むカルピスならまだしも、オレンジジュースってさすがに無理がありませんか(笑)。これじゃまるでSMAPの中居くんの水かけ御飯ですよ、って誰が解るんだそんなネタ。気になる方は"中居正広のブラックバラエティ"の"過去の学習テーマ(第弐拾八回 黒バラ特別編!「中井家の食卓」完全再現!!)"でどうぞ。

  内職から逃げ出す、無理やりやらせても邪魔になるだけ、その割に人の食事やジュースにまで手を出す、駄目人間の中の駄目人間こと黒崎母。徹底的に駄目駄目な描写を続けておいて、最初は全く作れなかった造花が最後に作れるようになる、という成長を描写するのも忘れないのはさすがというか。しかも内職の手助けになるレベルではない、というのもさすがというか(笑)。キャラの特徴を逸脱させることなく成長させる、細やかな気遣いあってのものだねです。


レジェンズ   #43    ★★★★★
  長い長い停滞期間を経て、ようやく復活してくれました主人公シュウ、そして合体して最後のチャンスに挑むシロンとランシーン。彼らに求められるのは勿論、これまでひたすら貯めこんできたストレスを吹き飛ばすこと。自作の応援歌を口ずさみながらローラースルーゴーゴーを駆って、黒水晶レジェンズで溢れるDWC本社(敵本拠地)をただひたすらに突っ走るシュウ。考えるよりも本能で行動、そしてお約束の涙と鼻水もパックして(笑)、まさに“もー、どうにも止まらない!”通りでした。細かいことを気にしたらキリがないんですけど、そういうセコイ想いを完全にふっ飛ばしてくれる辺りはさすがです。勢い重視テンション重視。

  CEO@江原正士の全く根拠の無い自信には、前々からイヤな物を感じていたんですけど…妻を助ける気すら無いことが判明。想像通り闇のレジェンズに取り込まれてましたが、それならそれでもう少しそれっぽい描写をしておかないと。生理的嫌悪感満点のハゲに、これまで番組の主導権を握らせていたと思うと…大地監督の太っ腹加減はさすがです。そんな駄目駄目なCEOとは違って、部長達の等身大の活躍っぷりといったら見事ですよ。DWC内部のレジェンズ達を開放。ちゃんと総務さんも登場させる用意周到ぶりでしたが、まさかのソウルドール探索隊4/4ぶりの再登場には驚きました。しっかりハルカとの因縁も描写する余裕も見せて、これぞ用意周到と言わずして何と言うのかと。しかしまあ、どうでもいい脇役達がしっかり再登場して、ちゃんと役目が与えられているって、よっぽど脳内に世界がしっかり構築されているんでしょうね。


金色のガッシュベル!       ★★★☆
  石版魔物編が終結し、次なる展開の前にアニメオリジナルストーリーでの時間稼ぎ。実在の遺跡を持ち出してくるのは、原作がしっかり舞台を言明することにならってるんでしょうけど…ガッシュの夢を聞いて、ネットで手掛かりを検索して、新幹線に乗る…ってちょっと強引じゃないかと(笑)。さらに。何だか判らない生物の複合体っぽい魔物と、バグパイプ常備のパートナーという絵的には強烈なキャラを出しておいて、即消し去るとは。そんな所まで雷句先生にならわなくていいと思います。ブラゴとの対決を打ち出す為だとしても。


ふたりはプリキュア Max Heart   #1    ★★★
  まさかの続編&映画化。ホビー番組の続投はコンセプトが正しいことを示しているので、基本的には同じスタイルでも大丈夫。そんな訳でなぎさ&ほのかも今年で中学3年生、今頃中学2年生からスタートした責任を糾弾されている人がいるかもしれませんが…映画の興行収入、そして本作の出来次第では高校生編や光の園編があるかもしれません。みんな応援よろしくね!って何だそのコメント。

  前作は1年通して殆ど成長が見られなかった(僕の主観を多いに含む)ので、今年は何を主題にするのか楽しみにしてたんですが…予兆もなくザケンナーが登場し、いきなりメポミポ復活→変身の唐突さには驚きました(笑)。パワーアップしてる云々は多分ウソでしょうけど(笑)、とりあえず変身シーンとマーブルスクリューが前よりカッコよくなっているので、毎週見る動機付けになってます。なぎさとほのかの関係は既に不動のものになっているので、ドラマ的な見所はそう多くないはず。なので、今年はとにかく格闘シーンを頑張ってもらいたいものです。

  その他の変更点。今年の目標は光の園の女王様の欠片×12を集める、は基本的にどうでもよいのでパス。欠片がそれぞれ可愛い?キャラクターになっているのは、順当といえば順当。それよりも重要なのは新キャラ九条ひかり@田中理恵、お約束通りの金髪?で攻めてくる所は手堅いです。まあ黒と白に加えるなら、金以外にはありませんが。ちなみに本作OPは名OPだった前作を引き継いでいて、この番組の魅力をしっかりつぎ込んでいましたが…EDはちょっと微妙。もう少し冒険すべきだと思います(笑)。


仮面ライダー響鬼   #2    ★★★★☆(細川茂樹にメロメロ?)
  仮面ライダーが火を吹いた!背中の傷も一瞬で治った!そもそもスーツに身を包んでいるので傷を負うことが少ない特撮物では、ヒーローが変身後に傷を負うのは珍しい描写なので…見た貴方はラッキーです。多分。で、本筋の仮面ライダー響鬼について。豪快なデザインは毎年のこと、半年もすれば慣れるので問題無し。炎に包まれて「変身!」と明言しないままの変身はそれなりにカッコイイんですが、敵の背中に飛び乗ってバチで太鼓を叩くがごとく敵を打つ、って…凄いなこりゃ(笑)。今回は敵がCGで巨大だったので絵になりましたが、今後普通の大きさの相手にどう立ち回るのか、そしてそれが絵になるのかは…今後のお楽しみですね。見事な引き…ですか?

  で、コンセプトとしては…普段飄々としていて一見頼りなさげな主人公のお兄さん、その本当の姿は怪物と戦う正義の味方。その本当の姿に憧れる少年の目線から、仮面ライダーの強さ苦しさカッコよさを描いてみよう、ということでしょうか?。そう言えば平成ライダーには少年が殆ど出て来なかったので、そういう意味では本来の視聴者の目線に立ち返ろうという試みはよろしいと思います。でも…抱き合ったまま斜面を転がっていく映像を見せられると、妙な方面への解釈をしてしまうんですが(笑)。


特捜戦隊デカレンジャー(終)   ★★★★★   #50    ★★★★★
  デカベースを占拠したエージェントアブレラにより、宇宙警察への通信はおろか変身すら出来なくなってしまったデカレンジャー達。最大のピンチではあるものの、最後だからこそ役者さん達の見せ場を…というスタッフの粋な計らいにが実にいい感じです。ドギーとスワンさんが残してくれた逆転への秘策を、ジャスミンがサイコメトリーで感じ取り、仙ちゃんのシンキングポーズによる閃きで連携を取り、梅子のバスタイム&早変わりで敵をやり過ごし、宝児の正確な射撃で活路を見出し、伴番に全てを託す…という、全員の力を結集しての見事な逆転劇。マーフィーと鉄幹への気遣いも忘れない、まさに完璧な配慮ぶりには感動しました。

  そしてエージェントアブレラからデカベースの支配を取り戻し、満を持しての変身そして6人揃っての口上にもう鳥肌立ちっぱなし。デカレンジャー達がこれまでの鬱屈を全て吹き飛ばすかのごとく立ち回り、「生きる為に1番大切なものは、勇気と愛と正義を信じる心なんだ!」という熱いメッセージもしっかりこめて。これですよこれ!正しいことを真正面から敢然と主張するこの姿こそ、勧善懲悪の子供向け特撮にしか描けない魂ですよ!。色々としがらみも多く子供扱いされてしまうジャンルではあるんですが、何よりも熱くて爽快で何よりも大切なメッセージを一年かけて描ける、考えようによっちゃあこれだけいいジャンルも無いかも。とにかく、一年間素晴らしいものを見せてもらいました。スタッフに大感謝。


かいけつゾロリ(終)   ★★★★★    ★★★★★
  「もう5日も何も食ってないだよ」と言いながら、いきなり地面を掘り返し木の皮に食らいつく素敵な導入部。そうやって飢餓感を描写しておいて、空からショートケーキをエサにした釣り針が降りてくるんですからもう堪りませんよ(笑)。さすがに怪しいすぎる釣り針に対し、イタズラで負けるか!と釣り針の糸を木に巻き付けてやったら…木ごと空に舞いあがって気分は“天空の城ラピュタ”。それは違うんじゃないの?というツッコミは却下です。

  イタズラの犯人は、以前ブルル公爵が考案した全自動ハウスだったのです。人工知能を搭載し家主の言うことを何でも叶えてくれる画期的なハウスなのです。その全自動ハウスに住む権利をもらったゾロリ先生が、以前ゾロリ城にして住んでいたんですが…色々あってそのゾロリ城が空中をさ迷っていた、という壮大かつ奇想天外な展開に。「家主がいないと何をしていいか判らない」と主張するゾロリ城によって空中に監禁されてしまい、何とかして脱出するぞ!というさらに何だか判らない展開に。このゾロリ城@天田益男が威厳がありながら家主様大好き大好き、という実に不思議なキャラクターでして(笑)、ええ凄いもんですよ。

  最終的には「壁紙の模様替えをするから見ないでね」とゾロリ城から注意をそらしておいて、壁紙で紙飛行機を作っての脱出劇に。当然ながらオナラジェットも奮発するものの(笑)、迫りくるゾロリ城からは逃げ切れず…と諦めかけた瞬間に現われたのは謎の赤い飛行機。以前雪山で遭難して絶体絶命のピンチに陥った時にも現われ、ゾロリ達を助けてくれた謎の赤い飛行機。おそらくは飛行機に乗ったまま行方不明になったゾロリの父親だと思うんですが…この辺は細かく言及しない方がいいでしょう。

  どうやら次回から新番組“まじめにふまじめ かいけつゾロリ”が始まるようなので、かいけつゾロリに関して簡単に総評をば。原作者の奇天烈な子供脳を、軽快な作画と軽妙な演技と濃ゆい背景で見事に再現した、と言うことが全てだと思います。僕は原作読者ではないので(笑)再現度合いに関してはよく解りませんが、少なくとも他番組と一線を画した雰囲気に溢れている素敵な子供番組でした。原作のストックは多分にあるので、僕としては可能な限り続けてほしいものです。


まじかるカナン   #5    ★★★
  今日はバイトが休んでいるのでお店に人手が足りない、そこでタダ飯ぐらいのナツキをこき使おうというお話。“人間形態になるには相当のエネルギーが必要”という設定を豪快にぶっ飛ばしてはいるものの(笑)、中途半端な魔法少女物を見せられるよりはよっぽどマシかなと。背景となるファミレスや小道具である料理に関しては、ある程度目をつぶるとして。

  本筋は…お店にやってきた男の人@田中秀幸が、主人公ちはや@広橋涼に何故か優しくしてくれました、というお話。ナツキが語った過去の話や、母親との関係を見るに浅からぬ因縁があるのは明らかなんですが、それを踏まえて田中秀幸の演技を堪能すると…いい物を見せてもらった感が漂うから不思議です(笑)。やっぱり田中秀幸って偉大です、伊達に王様のブランチやってません。


ギャラリーフェイク   #5    ★★★★
  盗まれた国宝である菩薩像を入手し、その経路を明かさぬまま警察の聴取を乗り切った藤田@森川智之。今回は「国の許可なくして国宝を売り買いしてはならない」という、日本の国宝に関する法律を巡るお話。そして藤田と対決するのはサラに「キモい」というお墨付きを頂いた、国宝Gメンこと知念護人@長島雄一。気に入ったお宝を国宝に指定して愛でるのが大好き、という変態さと変質さでは藤田に匹敵する悪党でございます。

  そんな「権力をかさにきたドブネズミ」に対し、完全に非合法な手段によるフェイクを使い、黄金の仏像を国宝に指定させず見事守りきり、知念に勝利する藤田。まあ非合法とはいえ、藤田は色男で知念はドブネズミなので何の問題もありません(笑)。ちなみに藤田vs知念とは別個に、黄金の仏像を所有するお寺の住職とその息子の関係云々も描かれてましたが…こちらは完全に描写不足なので割愛します。


モリゾーとキッコロ   2/5    ★★★★
  海が見たいとか何とか言い出して、川を下っていくキッコロ。当然ながらまともに見られる訳もなく川に落水、待ち構えるは大きな滝。そこでモリゾーが助けに来てキッコロも何とか一命をとりとめて、その時丁度空にかかった虹を登ってみたら…眼下に広がるのは海でしたとさ。つまりは綺麗なオチでしたとさ、めでたしめでたし。


MAJOR   #12    ★★★★☆
  ギブソンから吾郎への招待状。それは何とギブソンが出場するメジャーのオールスターゲームのチケットでした。メジャーのオールスターゲームに出場すること、そしてメジャーのオールスターゲームを開催すること、これは日本のそれとは比べ物にならないぐらい名誉なことなのです。何といっても毎年1試合しか開催されませんし、開催するホーム球場としても何十年かに一度だけの機会なんですから。当然といえば当然。

  往復の航空チケット(ファーストクラス)に加え、一流ホテルまで用意しておく見事なギブソンの歓迎っぷり。そこで問題となるのは、定員2名なので誰と一緒に行くかなんですね。とかく夫婦にたとえられるバッテリーですから、小森と新婚旅行にレッツゴーと思ったら…何と清水さん@笹本優子だなんて!。小学校4年生の男女が2人っきりでアメリカ旅行だなんて!という、思いがけず訪れた展開にボルテージは高まるものの、ズボン着用&汚い言葉遣いで微笑ましい旅行になりました(笑)。

  という煩悩はさておいて、重要なのは世界最高峰の野球であるメジャーのオールスターゲームです。正直もっともっと大げさな演出でハッタリを効かせまくってもいいような気がしますが、あんまりぶっ飛んだ演出はこの番組の目指す所ではないので、それはまあよしとします。さて、1クールかけてようやく準備が整いました。これでやっと少年vs少年による清く正しい少年野球編の始まり始まり。


ボボボーボ・ボーボボ   2/5    ★★★★☆
  魚雷大先生を召喚、ひと遊びした後でギガ@関智一の待つサイバー都市へ突入。え、魚雷先生連れていかないんですか?。休む間もなく電脳六闘騎士の1人パナ@土田大と対決。鳳凰転舞、白虎転舞、昇竜転舞といかつい名前の技を連発してはいるものの、つまりは単なるブレイクダンスでの体当たり。それでも相手が疾走してくれればボーボボ達も必然的に疾走してくれるので(笑)、根拠もなく相手より早く疾走する首領パッチや天の助がいい感じに映えてます。しかもちゃんと無表情なのがポイント高し。

  一応サイバー都市のコンセプトは“真拳使いを狩る”なので、パナもその為の必殺技サイコボールを使えたりするんですね。勿論そんないい加減な技を食らうのは天の助だけ(笑)、我等が首領パッチが必殺技バカボールで応戦してくれました!。こっちの方がいい加減じゃないの?とか、標的が“みんな大好き”田楽マンなのは何故?とかツッコミは無用です。バカボールの名の通り、田楽マンがクラスでテストの成績1位になったんですから。もう意味が判りません。でも今回は首領パッチや田楽マンのボケが冴えていて、天の助やビュティさんのツッコミも冴えていて、ボーボボらしい面白さに溢れてました。


ケロロ軍曹   2/5    ★★★★
  夏は水泳、秋は運動会、そして冬はウインタースポーツっていうか冬季オリンピック。ケロン人と地球人の友好という名目で、クルルによる情報収集という名目で、季節物のネタを一発こしらえようというお話。冬だから選ばれた冬樹vsケロロが展開されるんですが…「負けた方はアフロに!」「ただのアフロじゃ軍曹やりなれてるから五段アフロで!」という条件はどうなんでしょうか。三段だろうが五段だろうが、芸人としてはドンとこい!だと思うんですけど。やっぱり五段は頭が重いから嫌だとか?。

  後編。前編ラストでびしょ濡れで現れ、エロス全開だった日向秋についてのネタばらし。と前編での色々なアクシデントに関するネタばらし。クルル製作の巨大ロボットに乗っていたというのも驚きならば、前編のスポーツ話はメインキャラ面々を外に追い出すためだったというのも驚きです。別に隠すことでもないような気がするんですが(笑)、前編の謎を後編で明かすという構成は画期的。後編で前編の絵を使い回せる、というオマケもついて製作的にも画期的。


ビューティフルジョー   #18    ★★★★☆
  今回の舞台は未来の街。ハンバーガーを用意してくれるマシンに大喜びのジョーの前に現れたのは、何とビューティフルジョー。元々ジョー自身にヒーローっぽさが殆ど無いのでニセモノ話はまず不可能、どうするのかと思ったら…ビューティフルジョーが走って行ったあとに炎が残っていてすぐに納得。こういったパロディは他の番組でもありますが、元ネタが映画ってのはこの番組特有です。自動で洗濯してくれるマシンに服を全部洗われてしまい、全裸でカメラに向かって足を組んで胸と股間を隠し「こういうポスターの映画があったような気がしてさ」とのたまうジョー。こっちの方の元ネタまで完全に解っている人って、何人くらいいるんでしょうか?。

  もう一人のジョーはVウォッチの暴走によってタイムスリップしていた、というオチではあるんですが。原始時代で原始人と出会ってマンモスに追われ、戦国時代では野武士に出会って敵対武士達に追われ、未来の街に戻ってきたら富士山が目の前に。ってここは日本なのかよ!という、本筋とは何の関係もない小ネタに心が揺り動かされます(笑)。ハルク・ダビッドソンがライトセーバーっぽい斧を振り回して、電池切れに苦しむとか本筋でも色々小ネタを投入してますが…どうでもいい方向が面白いのは良かったり悪かったり。


ロックマンエグゼStream   2/5    ★★★☆
  ライカ@結城比呂がクロスフュージョンできるようになったので、ちょいとライカと因縁のあるイリヤ@子安武人を持ち出してみようかな、というお話。そういう意味では安易な話なんですが、因縁として使わたフェンシングに痺れました(笑)。連発される専門用語と勝ち負け不明さはさすが(日本では)レアスポーツ、部活動をするだけで即関東大会にいけるのは伊達じゃありません。イリヤが日本の武器を集めまくる根拠や、ナビであるヤマトマンとの確執なんかは中途半端なんですけど…とりあえずフェンシングでお腹一杯。


トランスフォーマーGF   #5    ★★★
  番組のメインであるプラネットフォースの探索話。今1つプラネットフォース、チップスクエア、フォースチップと設定が飲み込めていないのは僕の責任なんですが…少々判りにくいかと。トランスフォーマーは地球人に存在を知られてはいけない、地球人に迷惑をかけてはいけないので、必然的に真夜中の隠密行動になりがちだったり。メキシコの博物館にコッソリ侵入して探索するのも微妙な感じ。ただ伏線の張り方から考えると、隠密云々に関しては番組中盤から後半にかけて改善されるかもしれません。

  今回のもう1つのテーマがガードシェルとトビーとの友情話。とにかく人員が多くて判別しにくいサイバトロンの面々ですが、こういう地味なエピソードを1つ1つ重ねていくのが何より重要。強烈なクセをつけまくったスーパーリンクとは対極ですが、どっちが良いかに関しては何とも言えません。確かに前者の方が深みのあるドラマを描けるものの、そんな余裕があるのかという問題があるので…。


ピーチガール   #5    ★★★★★
  #1にして実った主人公の片想いが#4にして破局。全て柏木さえ@那須めぐみの思惑通りに話が進み、今回も“中学時代水泳部だったから”と水泳大会ほぼ全ての種目に出場させられることになってしまいましたとさ。さえの言葉を額面通りに受け取るのはまだ理解できるんですが、主人公の足を引っ掛けるに始まって…制服を流し台に突っ込んで蛇口を開きっぱなしにする、水泳大会当日主人公の水着に切れ込みを入れておく、ってイジメ以外の何物でもないんですけど(笑)。正直言って怖いです。

  片想いと破局の相手であるトウジ@木内秀信。主人公がトウジを好きになったきっかけが回想シーンで語られ、そのシーンが未だに輝きを失っていないので、トウジと破局した訳ではないんですが…やっぱり問題はさえの存在でして(笑)。たまたま登場した中学時代の友達すらも主人公にウソをついていた事が判明したり、どうにも女同士の関係は複雑で大変。男に生まれてよかった…。

  と色々書いてはきましたが、女たらしではあるものの主人公に理解を示すカイリの思いやりや、水泳大会ならではの水着祭りは見ていて気分がよろしいです。まあ何の色気もない(というか必要がない)水着に引きがあるのかというと、全くないんですけど。というかそもそも視聴対象からして水着で引く必要が全くないんですけど。


アークエとガッチンポー!てんこもり   #5    ★★★☆☆
  世界中のUNCOエージェントによるピクニック開催。これまでUNCOのエージェントはタケシ@小林ゆう、アークエ@芝原チヤコ、ジャスミン@新井里美しか出てこなかった上に、活動の舞台は台湾のスプリングタウンのみ。世界崩壊を企む悪の組織パイプスの首領@喰始が台湾在住なので当然といえば当然なんですが、「今UNCOでは台湾がホットなスポットなのよ」というジャスミンの言葉を信じる事にします。今回一杯出てきた各国のUNCOエージェントも、どうせその場限りの使い捨てでしょうし(笑)。

  高原でピクニックを楽しむエージェント達、そして高原で気分転換するパイプス首領@喰始とその娘チェルシー6歳@インリン・オブ・ジョイトイ。“騒がしくてお弁当が食べられない”という理由で、そこにいた首領&チェルシーに向けて電撃をまとったプリプリクラゲを投げ付けるのは間違ってます(笑)。でも、プリプリクラゲの電撃を浴びたらチェルシーがセクシーダイナマイツに!なので、細かいことなんてもう気になりません。チェルシー大人ver.はかなり際どい格好なんですけど、元もとの絵柄のおかげで全くエロスを感じません。っていうかインリン経由で誰がこの番組を見るんだか(笑)。

  で。セクシーダイナマイツへと華麗なる変身を遂げたチェルシーが、セクシービームでタケシ&アークエはおろか台湾の街をメロメロにしてしまったからさあ大変。何が大変なのかは難しい所ですが(笑)、メロメロにされてしまった地球のハートブレイクはつまり地球の中心部であるマントルの…(以下略)。敢然と立ち向かう我等がジャスミンですら、「歳をとるだけが大人じゃないのよ」との言葉に大ショック、すっかり放心状態に。表情がいい感じに間抜けなんですが、見た目で判断することなかれ!心の中で必死に解決策を摸索しているのです。「このままでは地球は崩壊してしまう…ジャスミンしっかり、負けちゃ駄目!そういえばお家のガス、元栓閉めたっけ?テレビもつけっぱなしかも、留守電もセットしてないわ…!どうする、どうするジャスミン!答えはCMのあと!」って、何の解決策なのかはさっぱりです(笑)。

  とりあえずCM開け、ジャスミンの閃きとは…ワタシの魅力でアークエとタケシを元に戻す!」とまさかのセクシー対決へ。セクシーポーズで頬を赤らめながらウインクするジャスミン、という画期的なサービスが御披露されましたが…アークエ&タケシは見向きもせず。元々ジャスミンに求められているのはエージェントとしての任務遂行能力(暴走ともいう)であり、セクシー等ではないので当然といえば当然の結果です。僕的にも、アークエ&タケシに無視されたあとの「キィー!アッタマ来た!」という、セクシーさのカケラもない太い声の方が面白かったので(笑)。

  まさかのジャスミン敗北により、スプリングタウンを思うがままメロメロに陥れていくチェルシー。地球崩壊を防ぐ為、というより単にチェルシーにリベンジする為に、ジャスミンはアークエの祖母こと無敵老婆アーマ@に弟子入りするのであった!。「セクシーにはセクシーを」という根拠で御老人に助けを求めるのは間違ってますけど、竹やぶで厳しいセクシー修行が始まってしまったので文句は言えません。「クルリと回ってはい、アハーン」というセリフに全くセクシーさが無かったんですが、投げキッスを受けた岩が粉々に吹っ飛ぶ脅威的な破壊力。以下妄想なので読み飛ばし可能。内面から地球を崩壊させるチェルシーのセクシーを“柔セクシー”と呼ぶならば、アーマによるセクシーはまさに外面から地球を崩壊させる“剛セクシー”とでも呼ぶべきセクシー。これなら、これならばチェルシーと互角に戦える!以上、NARUTOチックな解説の捏造終了。

  そして始まるセクシー対決第2ラウンド、ジャスミン&アーマvsチェルシーによる世紀の対決。チェルシーのセクシービームを食らったアーマが、若返った…というよりチャイナドレスに身を包んで現われたのは…どうなんでしょうか(笑)。対象を虜にするチェルシーのセクシービームは男性にしか効かない?ってことは、スプリングタウンに立てられているビルは全て男性で、崩壊するとしたら地球も男性、とか細かいことはもうどうでもいいです。とにかくその場の勢いで脚本書いてやったぜ、というエネルギーがビシバシ伝わってきます(誉め言葉)。浦沢義雄万歳!。

  まあ…何というか。インリン・オブ・ジョイトイというゲストを迎えるので、いつもより大人しくやるかと思ったら…“セクシー”をキーワードに、いつもより無茶苦茶な話をぶちかましてくれました。ヒロイン(一応)のジャスミン@新井里美ぐらいはセクシーさを披露してくれるのかと思ったら…逆方向にキャラを立てるナイスアイデア(笑)。次回予告でもその傾向は顕著でして、「セクシージャスミンがまとめて面倒みてあげる〜の合言葉」とセクシーっぽく喋っているものの、反応しないアークエ&タケシに「どうしたのよ!何で黙ってんのよ!」と怒気全開でまくし立てる方が似合ってるんですね。若くしてこのオバさんっぷりは見事です。真面目に誉めてます。真拳です、いや真剣です。


舞-HiME   #18    ★★★★★
  HiME同士のバトルロイヤルの開始を告げるように、舞衣の前に姿を現した謎のHiME。白装束もしくは白い布に身を包んだ風貌、君麻呂ですか?というツッコミは多分誰にも解らないので流すとしても、どシリアスな展開の直後にいきなり入浴シーンをぶち込んでくる手腕はさすがです。恐れ入りました。とまあどうでもいいツッコミはさておいて。舞衣のチャイルドについて幾つか言及されていましたが、HiMEによって戦闘能力に格差がありすぎてバトルロイヤルもクソも無いと思うんですが。

  幾つかの作為と、不幸な偶然が重なって、ついにHiME同士の戦いが勃発。まさか奈緒の顔に傷をつけるとは思いませんでした、それはそれで凄いんですけど…いいのかどうかは良く解りません。これって良く考えてみれば仮面ライダー龍騎と同じ設定ですよね、龍騎が迷走に迷走を続け話に収拾をつけるだけで精一杯だったので…大丈夫かなーと。心配です。三木眞一郎のスケコマシっぷりと、間違っていると思いながらその状況に甘んじるシスターの関係とか実際どうなのかなーと。心配です。かなり。


ポケットモンスターAG   2/3    ★★★★★
  アメモースを操るポケモンコーディネーターことシュウ@斎賀みつき、ハルカのライバル。そんな彼からポケモンコンテストグランドフェスティバルは1ヵ月半後、という驚きの事実が明らかにされました(笑)。あのサトシですらホウエンリーグが3ヶ月後だから、と色々予定を立てているというのに。「相変わらずの行き当たりばったり」というシュウの指摘は間違ってませんよハルカさん、使い方が中途半端なのはスタッフのせいですが、せっかくの見せ場なので頑張って下さい。

  で、今回はハルカ&シュウのコンビでマボロシじまを探索するお話。マボロシじまというと、1/65535の確率で姿を現すとてつもなくレアな場所(ちなみに自分は未体験)。ポロックの材料として、バトルに使うアイテムとして貴重なチイラの実があるのも、野生のソーナノが出現するのもここだけ。といったウンチクはさておいて。忘れた頃にやってくるハルカ探検隊と、ハルカ&シュウのペアでの冒険と聞いて燃えないわけがありませんよ!。

  ハルカメインの話でシュウが出るだけあって、作画のテンションどころかハルカさんのテンションも激高。ハルカさんが喜怒哀楽を前面に出すと番組が色々と面白くなるんですが、ソーナノ達と一緒におしくらまんじゅう…って。ちょっとテンション挙げ過ぎです、さすがにシュウもついてこれません(笑)。ハルカとシュウの関係を強調してくれるのかと思ったら、ハルカがソーナノに御執心って女版サトシの本領発揮かよ!とツッコんだ方も少なくないと思われます。そこまでして色恋沙汰をシャットアウトしなくても…。


陰陽大戦記   #18    ★★★★★
  全国のエロ兄貴ファンの心をわしづかみにして離さない、牛丼大好きエロオミさん正確にはマサオミさん。今回はそんなエロオミさんと伏魔殿でデートするお話。毎回毎回相手をとっかえひっかえして伏魔殿に入られると、最早デートとしか捉えられなくなってしまう僕は病気ですか?病気です。そういう怪しい要素をたっぷりと含ませながら、一般向けホビー展開をしっかりやってのけるからこの番組は侮れません(笑)。

  という雑念は置いといて、今回はマサオミさんが牛丼特盛の無料券を賭けて地流の闘陣士ハヤテ@中井和哉と戦うお話。戦いに敗れ記憶を失ってしまったハヤテを抱きしめながら、ハヤテが手放し風に舞った牛丼特盛の無料券をその手に掴む、マサオミさんの勇姿にもうメロメロです。明らかに僕みたいな病気の人間を狙いまくってるんですけど(笑)、マサオミさんが戦う場合は常にレベルの高い攻防と、単なる勝ち負けだけではない何か(表現が難しい)を見せてくれるので、その実かなり面白かったりします。それもこれもマサオミさんが裏表のある深いキャラだからでしょう。

  「野菜はしっかりとれよ」とひたすら主人公の栄養を気遣う野菜ヤンキー。何故かボート部の活動にやる気全開、ボートヤンキーになったかと思ったら…実は野菜ボートヤンキーになってました(笑)。率先してボート部の面々を引っ張り、「ここにボートの極意がある!」とネギもって踊る準備運動を強制する始末。えっと…やる気を出すのは構いませんが、怪しいネギダンスを延々と流されても困るんですが(笑)。


BECK   #18    ★★★★
  ライブ会場にて、観客ではなく弦をぶっちぎるというズッコケを披露してくれたコユキくん。そのコユキくんがついに作曲にチャレンジ、ついに人にギターをレクチャー、作曲に関しては竜介くんに手直しされてはいるものの…凄い出世じゃないですか。そんなコユキくんに対し、“大きな芸能事務所の社長とお近付きになる”という荒技で一気に階段を駆け上がる真帆。この絶妙な距離の取りっぷりは何なんですか、嫌がらせですかそれともコユキへの対抗心ですか?。

  すっかりコユキと真帆のことに終始してしまいましたが、そろそろBECKの活動の方でも大きな動きがありそうですね。竜介くんに会うために釣り堀にヘリコプターで乗り付ける、っていう豪快なやり口はさすが音楽プロデューサー。ヘリって確かヘリポートにしか着地できなかったような気がするんですが、やっぱり縄梯子で降りてくるんでしょうか(笑)。


NARUTO   2/2    ★★★★☆
  ナルトvs君麻呂、シカマルvs多由也、キバ&赤丸vs左近&右近の三元中継。ナルトvs君麻呂の手抜きっぷりと、シカマルvs多由也の適当っぷりを見る限り、キバ&赤丸vs左近&右近だけに集中した方がいいんじゃないかと思わずにはいられません。キバ&赤丸の必殺技“牙狼牙”に関しては、御得意の超絶クオリティ&センス溢れる画面構成で文句の付け所は無かったんですが。キバ&赤丸の思い出を、延々と過去映像のリピートで流された時には正直驚きました(笑)。ペース配分の妙、といえるかは難しい問題です。


スターシップ・オペレーターズ   #5    ★★★★
  アマテラスを受け入れてくれる政府の歓迎式典に参加させられるシノン達。「タレント扱い?」とあからさまに嫌そうな顔をするシノンに対し、「君達はスターシップチャンネルのタレントなのさ」と今一度主人公に自覚を問う艦長…はよしとしても、いきなり陳腐なCMまで見せなくても。番組の品位まで劣化してしまいますよ?。それに続いてシュウ国内でいきなりクーデター勃発、どうにも軽い雰囲気のまま非常事態に突入し、反乱軍から身を護るためという大義名分でチャイナコスプレ。ここまでやられると逆に清々しい、かどうかは疑問です(笑)。


MONSTER   #40    ★★★★★
  シューバルト編もめでたく?完結し、次の舞台はヨハンとニナの母親がいるとされるプラハ(チェコ)。主人公テンマは一連の事件の容疑者として追われている身なので、舞台が切り換わるごとに新キャラを登場させるのも恒例となりました(笑)。その新キャラとは…旧東ドイツでスパイとして世界を渡り歩き、今は人権問題を追うフリーランサーのジャーナリストことグリマー@田中秀幸。物腰が柔らかく人格者でありながら、どことなく影のある雰囲気を田中秀幸が見事に醸し出してます。

  っていうか田中秀幸メインでストーリーを進めるなんて、渋過ぎて涙が出てきますよ。最後の最後までグリマーさんとテンマだけで話が進む為、女性キャラの登場も皆無。名前もない少年達が画面の隅っこに出ていたので、アフレコ現場には辛うじて女性がいたようですが(笑)、ホントに何て素敵な番組なんでしょうか。とまあどうでもいいツッコミはおいといて。この番組では真相に近づこうとする人間はすべからく死んでいくので、願わくばグリマーさんが無事のままプラハ編が終わりますように…ますように。


わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう   2/1    ★★★
  冒頭、「最近御宅のお店、新作チョコを発売してませんよね?」と片っ端から電話をかけまくるミルモ。食欲(お菓子)にかけてはモラルも何もかもかなぐり捨て、本能のまま突っ走るのは最早恒例行事なんですが…“美味しい新作チョコを食べる代わりに魂頂きます”という契約書に軽々とサインするのはさすがにどうかと(笑)。という、いい加減な始まり方なので本編も推して知るべしというか…と思ったらやっぱりクリスタル話でした(笑)。シリーズの中で重要な回がダメダメってのもうどうかとは思いますが、この番組に関しては本筋はあってないような物なので、これでいいんです(断言)。

  何でいきなり魂云々の話になってしまったのかというと、「魂を集めないと妖精に戻れない」死神デッスー@山口勝平のせいなんですね。いい加減年齢も重ねているというのに、こういう番組で可愛い死神役を軽妙にこなす辺りがさすがというか。そんな役わざわざ山口勝平に頼まなくても良いと思うんですけど(笑)。ちなみに、妖精が死神になってしまう…のはBLEACHで、ムキムキマッチョな天使…は焼きたてジャぱんからのオマージュでしょうか?。真相は不明、というか言いがかりも程ほどに。


焼きたて!ジャぱん   #16    ★★★★
  うーん、ちょいと不発かも。元々、強敵登場→東の奇行→画期的なアイデアで強敵に勝利、というストーリーはほぼ毎回固定されているので、合間合間を上手く演出やテンションでフォローしていかないと…途端に面白味の無い番組になってしまうんですね。今回は前半のコアラvs劉の拳法対決でかなり妙なテンションになってましたが(笑)、後半はちょっと淡々としすぎたかなと。東が画期的なアイデアでパンを捻り出す、というシーンで盛り上げないで何処で盛り上げるんですか!。もっともっと緑色のパンを作ることの難しさを、あの馬鹿アフロに語らせないと!。


BLEACH   #17    ★★★★★
  ルキアと一護、今生の別れ。既に魂魄なので今生じゃないよ、というツッコミは却下。あれだけ能書きをたれておきながら、斬魄刀の名前も聞けない一護にボコボコにされる恋次くんの負け犬っぷりに感涙。さらに…力が湧き出た途端強気になりまくる一護くん、「負ける気がしねえ!」っていうセリフはさすがに言いすぎです。それもこれも朽木兄様の強さを引き立てる為なんでしょうけど、やりすぎると恋次も一護も単なるチンピラになってしまうので(笑)程ほどに。


ファンタジックチルドレン   #17    ★★★★★
  ティナであってティナでない、その身に爆発物を宿した姿は王女でありながらもはや兵器。当然ながらここまでやってしまった王様がまともに国を統治できる筈もなく、ヒースマの想像を超えるティナの暴走によって惨劇が引き起こされ…大変なことになっております。惨劇ってゲオルガ一派が引き起こすものとばかり思ってたんですが、まさかティナが主役だなんて!。冷たい眼差しが神々しくて素敵、とか言ってる場合じゃないんですよ。

  それよりも。セスが可哀想過ぎて言葉もありません。「一平卒(ソラン)に姫を奪われて…」と蔑まれながらもティナとソランの為を想って奮闘したのに、片腕を失ってまでティナを助けようとしたのに…何の役にも立たないなんて。しかもセスの声はティナに全く届かないのに、ソランの声は届くなんて。ティナの暴走を止めてしまうなんて。おそらくこれがセスの人生を大きく狂わせるんでしょうけど、さすがにここまでショックを受けてしまったらしょうがないような…それほどの哀れっぷりでした。合掌、って死んでませんけど。


Get Ride! アムドライバー   #43    ★★★★☆
  全てを超越する力、世界を支配する事ができる力“ゼアム”の欠片を集める主人公ジェナス達。とは独立に、ゼアムの真実を知るガンザルディ@小杉十郎太にアプローチするシムカ@堀内賢雄。てっきり単なるヘッポコ政治家だとばかり思ってたんですが(笑)、まさか独自にゼアムへと辿り付くとは。しかもあの性悪女キャシーと手を組んで、金ピカの特製アムジャケットに身を包んで前線に出てくるなんて!アンタ頭おかしいよ!さらにジェナスと全く同じ出撃シーンって、スタッフも悪い冗談が好きですね(笑)。





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