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★は一般的評価、☆は個人的すぎるプラス評価
  ★★★★★:最高、何度でも見返す価値のある傑作
  ★★★★★:面白い、申し分ないクオリティで魅力を存分に発揮している秀作
  ★★★★:いい感じ、キャスト・脚本・演出・作画のどれかに光るものがある良作
  ★★★:普通、見所があまりない凡作(視聴継続可能な限界)
  ★★:厳しい、正直言って駄作(一般的には)


  4月10日  日曜日  
  “おねがいマイメロディ”もう面白すぎ。#1も#1で別の意味で面白かったんですけど、#2も相当ぶっ壊れてました(笑)。しばらくすると上から圧力がかかるか、もしくは自身の誤りに気付いてしまうので、クレイジー話が見られるのは今だけですよ!こんなにスパークしてるのは多分僕だけでしょうけど、面白いんだから仕方ありません。腹抱えて笑ってしまいましたよ(笑)。てな訳で、マイメロディ感想を載せておきます。よろしければ見てやってください。


  日曜番組感想 4/10  
まほらば   #14    ★★★★☆
  夏休みの課題に追われる白鳥くん。“オリジナルの絵本作成”という課題をクリアする為に、白鳥くんは鳴滝荘の面々からインスピレーションを得るのだった!と盛り上げるような話ではありません(笑)。絵本作りとはいえ白鳥くんの妄想なわけですから、それ自体はどうでもいいんですけど。ポイントは、白鳥くんが将来の仕事であろう絵本作りに勤しむ所と、それを大家さん@新井里美が支える所に、そこにあるわけですよ。

  あああ。菜園の芽に話しかける大家さん@新井里美が。課題に追われる白鳥くんに晩御飯を作ってあげて、少しでも力になろうとする大家さんが。白鳥くんに梨をむいてあげる大家さんが。自分への御褒美梅干しを見つめてウットリする大家さんが。白鳥くんの絵本の内容に、目を輝かせて聞き入る大家さんが。素敵というか何というか。2人で仲良くやってください、としか言いようがありませんよ。もう。


おねがいマイメロディ   #2    ★★★★☆
  黒いマイメロディ@竹内順子、「魔法で夢をかなえてやる」と主人公憧れの先輩@置鮎龍太郎に接近。「金?女の子?地位、名声?」といったお決まりの(普通は言及しません)誘惑にピクリともせず、「この世界こそ魔法みたいなものさ」という素敵なお言葉を披露…って何だコイツ(笑)。憧れの先輩が悪人で黒幕ってのも斬新な設定というか何というか、改心して主人公の恋が叶う展開になるわきゃないでしょうに、どうするつもりなんでしょう。

  #1では何となしに主人公達とマイメロディの出会いを描いてしまったので(笑)、#2では設定解説を。何で人間界に来たのか、何をするべきなのかをマイメロ自身の口から語ってるんですが…結果的に黒メロ(正式名称はクロミ)の人間界逃亡を補助したとはいえ、王様の前で正座させられるマイメロにもう目が釘付けです。マイメロが正座してるよ!膝立ちで王様に釈明してるよ!。さらにマイメロを裁く王様@木内秀信もぶっ壊れてて、「行け、美少女ウサギ戦士マイメロ!地球防衛ウサギマイメロ!」「…王様は最近、人間界のテレビに毒されておいででした」、マイメロの冷静で的確なツッコミが冴え渡ってるよ!。凄い凄い、#1で感じたクレイジーなギャグセンスがここでも炸裂してます。何だこの番組(誉め言葉)。

  で、#2ともなると一応通常話なんですが。「テストでいい点取りたい!」という少年の願望を、クロミが悪魔魔法で叶える→パソコン男になりました、って何だそりゃ(笑)。逐一PC用語をぶち込むのはまだ許せるとしても、パソコンの被り物をしてるようにしか見えない風貌で、クラスの皆から指摘される…って間違ってませんか?。さらに。事態を収拾すべく颯爽と現れたマイメロがとった解決策ってのが、魔法でアクセサリーのネズミに生命を与え、パソコン男の股間を噛んで動きを止める、って(笑)。しかもクラスの男子が興味本位で電源ボタン押して再起動させちゃって、マイメロの努力すらアッサリ否定しちゃうし。「いやあスッキリスッキリ、お前らも再起動してみろよ」「ボタンがねえよ」、一般人にツッコませるのも間違ってますし、そもそもツッコむポイントが完全に間違ってます。もう駄目(笑)、このギャグセンスには勝てません。完敗です。

  ちなみに、動物型の物質に生命を与える、ってのがマイメロの魔法らしいんですが。パソコン男の電源コードを噛み切るネズミ、って魔法の必然性皆無なところがもう最高。こんな遠回しな魔法の使い方を毎回するとなると、脚本家の腕次第でとんでもない番組になってしまいますよ?。山田隆司ですらこんな電波脚本になってしまうんですから、これからどうなるのかもう楽しみで楽しみで(笑)。願わくば下手に綺麗にまとめるようなことはせず、このまま奇天烈番組として突っ走って下さい。


金色のガッシュベル!       ★★★★☆
  テッド@竹内順子vsアース@梅津秀行、新展開も早々に新キャラ同士のバトル開始。騎士道精神に溢れるアースもいい感じですが…言動は粗暴ながらも友達を想う心は人一倍のテッドが、竹内順子が熱くていい感じです。それに加えて、バトル自体も非常に熱く作画テンションも高くていい感じです。オリジナル編で貯めておいたのか、とちょっとした嫌味を言ってみる。いや至極真っ当に面白いので、ファウード編のこれからが楽しみになってきましたよ。


ふたりはプリキュア Max Heart   #10    ★★★
  ケーキ工場へ社会科見学、まあ細かいことは割愛します(笑)。ただ…なぎさ&ほのかに加えて、ひかりまで現場に集合しないとダメなんですね。やっぱり。2人一緒でないと話が成り立たなかった前作ですら、話にかなりの制限があったというのに。さらにもう1人別ラインから集合しないといけないなんて。脚本家も大変ですね。あと、クイーンのハーティエル×12について「探さなくても向こうから来るし」みたいな事を以前書きました。まさか今回もその通り向こうからやってくるなんて(笑)、いいんでしょうか。


仮面ライダー響鬼   #11    ★★★★☆
  前回までのあらすじとして、明日夢くんの近況報告を冒頭にお届けしているこの番組。ぶっちゃけた話単なる後悔日記帳なので、正直あらすじと表現するには支障があります。「万引きを目撃してしまい、からまれてしまって…まだ気持ちに整理がついてません」って、視聴者に何を伝えたいんですか(笑)。そんなヘッポコ少年明日夢くんにも、想ってくれる少女がいるので。いつの日かこの後悔日記帳が幸せ一杯のノロケ話に…なられても困りますね。やっぱり前回までのあらすじですよ、それがダメなら盛り上がったバトルシーンでも見せればいいのに。

  そんなヘッポコ少年を尻目に、今日も緊急出動するヒビキさん。新開発のディスクアニマルを実戦投入し先手を打とうとしたところで、敵である魔化魍にも上に立つ謎の存在が登場。これまで少しずつ敵側の変化を匂わせてきましたが、ここで一気にパワーアップさせるとは。しかもそう思わせた所でいきなり終わるとは。ああ次回が待ち遠しいなんて、こんなに待ち遠しいなんて!。壁に飲み込まれて落っこちて明日夢くんに関しては、どうでもいいんで好きにしてください(笑)。


魔法戦隊マジレンジャー   #9    ★★★★★
  悪の魔法使いウルザードに力を奪われてしまい、マジキングへの合体を封じられたマジレンジャー達。スポンサー的にはどうなのよと思ったらさにあらず、それ以外の要素をしっかりと描写して中盤から後半に備える手法…なのかどうかはよく解りません。マジレッドとウルザードの愛馬の触れ合いとか、地道に描いているヒマがあるんでしょうか?。いい大人視聴者にとっては結構見応えがあるので、構わないっちゃあ構わないんですけども。と思っていたら、ウルザードの愛馬と友情合体だなんて!まさかそんな展開だなんて!。着ぐるみロボの剣を、本物の炎に包むセンスといい…やってくれるじゃないですか。アイデアに溢れてますなこの番組。


まじめにふまじめ かいけつゾロリ   #9    ★★★★
  ニャニャンコ温泉ライオン旅館、目玉は黄金のライオンからこんこんと湧き出る温泉。ゾロリ先生が泊まるとあれば、当然ながら狙いは温泉ではなく黄金のライオンなんですね。ってな訳で、黄金のライオン争奪戦(勿論窃盗罪です)が繰り広げられるんですが…旅館の少年従業員の名前がコニャン@小林優子ってどうなんでしょう、しかもその姉がニャン姉ちゃん@豊口めぐみって(笑)。ちゃんと髪型も再現されてますし。そもそも障子が締まる、というアイキャッチからして某少年探偵番組そのもの。ここまで解りやすいパロディはこの番組では始めてかも。野茂やイチロー、松井によく似たキャラクターが以前野球やってましたけどね(笑)。

  でも。コニャンもニャン姉ちゃんも、OP登場キャラなので本シリーズでは重要っぽいのに…見た目が非常に地味で地味で。ニャン姉ちゃんに至ってはわざわざメガネをかけているのに、それが全く魅力になっていない有様でして。しかも豊口めぐみですよ、って何だその言い草は(笑)。とりあえず今後に期待。今後と言っても、いきなりゾロリコゴローと化したゾロリ先生が、古畑任三郎の真似?で次回に続くとかやられても。豊口どころか次回の内容自体が心配なんですが…。



  4月9日  土曜日  
  引き続き新番組レビューをば。今回はそんなに気力も無いので、というか僕の中で番組がそんなに入れ替わってないので、新番組と言ってもこんなもんです。しかもここからさらにカットするので、4月とはいえそんなに番組数は増えてません。実際減ってないんですけど(笑)。


ギャラリーフェイク   #14    ★★★★
  「ボンジュール、ムッシュ」「ボンジュール、マドモワゼル」そう、ここはパリ。日本語で話をしているのに、ポイントポイントだけフランス語ってどうなのよ(笑)。時の流れが止まったパサージュという場所で、クラウンという人形を介して交わされる、20年越しの男女の物語。物静かで寂しげで、よかったんじゃないでしょうか。大元の話がしっかりしていて、出演者もベテランが多く味わい深い演技が楽しめるので、少々絵的に貧弱でも楽しいですね。


モリゾーとキッコロ   4/9    ★★★☆
  「おじいちゃんおはなしして!」とおねだりするキッコロに対し、「むかーしむかし…ZZZ」といきなり睡眠をぶっこくモリゾーおじいちゃん。むかしばなしを聞けなかったキッコロが森に入っていったら、突然霧が森を埋め尽くし、古代の生物達の影が通り過ぎていく…という何だか解らない展開に。これは妄想オチ?幻覚オチ?とにかくいい度胸してるなと(笑)。恐竜は解りやすいので問題ないんですが、シーラカンスや三葉虫を最初に出しても古代生物って解らんでしょうに。


MAJOR   #20    ★★★★
  小学生にして完全なフォークボールを投げる戸塚西の宇佐美。“プロ野球選手にしたい”という監督兼父親の強烈なプッシュを額面通りに受けての技なので、戸塚西はそんな宇佐美の完全なワンマンチームなので、素直に評価できるわけがありません。そもそもフォークボールは肩やヒジにかかる負担が大きい(メジャーリーガーは投げない)ので、小学生に教えるのは指導者失格です。さらに息子の指導だけにかまけて、チームメイトを完全にないがしろにするのは監督失格です。まあ反面教師としては抜群なんですけど(笑)。

  そんな戸塚西と三船リトルが試合をするわけですが。小森のケガでエースの吾郎くんがキャッチャーに回ってしまい、ピッチャー経験の少ない沢村が登板することになり、アッと言う間に火だるまで5点差に。勝ち目を失いかねない状況でも、「お前が必要なんだ!」と沢村を勇気付ける吾郎くんには感動しました。相手の監督よりよっぽど人間が出来てる小学生ってどうなのよ(笑)。


ボボボーボ・ボーボボ   4/9    ★★★★☆(小野坂アンタ天才だよ)
  OPそのまま。OVER、ハレクラニ、ギガ、OPで幅を利かせている面々を撃破したのに。新しい敵が登場して新展開になったのに。スポンサーもしくは局側はギガを倒して終わらせるつもりだった所で、おそらく誰かが血迷ったんでしょう(笑)。でもここから続けるってことは、また半年以上やるんですか?。ボーボボ達のバレーボール特訓(その場限り)を無駄に強烈なクオリティで描くような、そんなバカ番組をまだ続けるんですか?。まあ最近は視聴側のテンションを無理に上げずとも普通に面白いので、順当と言えば順当かも。多分。でも前後半2話形式って、何の意味があるんですか?。豪華2本立てだ、って情報量は減少してるってば。

  傍若無人なボーボボ@子安武人、思わず殴りたくなるような首領パッチ@小野坂昌也。僕としてはこの2人が本気の珍芝居を繰り広げているだけで楽しいのです。たとえば、敵の猛攻により火の海になって大ピンチ!。そこでボーボボが謎の機械に変身(適当な機械に顔をつけただけ)し、挿入口に「セットアーップ!」と無理矢理首領パッチを詰め込んだら…何と首領パッチが雲に!オレンジ色の雲に!。「これで安心!」とボーボボが言うので、オレンジ色の雨でも降らせるのかなと思ったら。「ざーざー」とのお言葉と共に、小さな火消し首領パッチが一杯降ってきて。新手の地獄絵図が描かれましたとさ(笑)。絵的な魅力に加え、何つっても珍芝居がお見事なんですけど、こればっかりは文字でどう書いても伝わりませんね。てなわけで見てください、面白いので。多分。


ふしぎ星の☆ふたご姫   #2    ★★★★☆
  変身アイテムを、変身シーンをどうやって違和感なく魅力的に宣伝するか。販促物、とくに本筋にアイテムを必要としない少女向けアニメにおける究極の問題ですが…“手に入れた力を使いたくてしょうがない”という理由でいきなり変身するとは。設定を語るとは。お見事というしかありません、そりゃあ本人達が楽しそうなんだから仕方ありませんよ(笑)。しかも“頻繁に変身できない”という決まりに対して、#1で見せたイヤイヤダンスまで披露するなんて。もう駄目、脳味噌のよく解らない場所が反応してしまいます。

  一通り設定を語ったので、#2では早速メラメラの国へお出掛けプリンセス。いきなり国を救う…訳ではなく、「まずはメラメラの国の王様に挨拶を」という儀礼もすっ飛ばして、メラメラの国名物メラメラチャーハンが食べたい!という欲望ド直球の展開に。ただひたすら食欲に忠実に突っ走るファインと、それなりに自制できるレイン、#1のオバケ(昔の偉い人)に対する反応とは真逆でいい感じです。にしてもとにかく賑やかで楽しい番組ですね、魔法に相当するプロミネンスの力を使う時も「やっちゃう?」「やっちゃう!」と、ノリと元気で突っ走る辺りなんかはもう清清しさすら感じますよ。


ビューティフルジョー   #27    ★★★★
  前回悪の組織ジャドーを倒し、万事解決したところで…何故かシルヴィアに託されたVウォッチ。当然ながら戦う敵がいる筈もなく、単なるコスプレヒーローマニアのバカップルの馬鹿遊びを見せられる番組に(笑)。そんなシルヴィアの軽々しい変身ヒロインっぷりとは対極なのが、視聴者である少年達の代表であるブルージュニア。Vウォッチの受け取りを「まだ資格がないから」と拒否、大人より大人っぽい少年ってどうなのよ。どうなのよシルヴィアさん。さすがにバカップル番組のまま半年続くわけではなく、新しい敵ゲドーが襲来してくれたので一安心。ところであの三幹部は…?。

  ブルー@銀河万丈の知り合い、新キャラジェット@小杉十郎太。やけに馴れ馴れしいので誰なのかと思ったら、何とジョーの父親だそうで(笑)。どっちも馬鹿オヤジといえば馬鹿オヤジなんですが、どちらも映画をそしてヒーローを愛する気持ちに溢れたナイスガイです。ジョーがヒーローとして見事に活躍できているのも、この父親達あってこそということですか。ホント好感度の高い人間を描くのが上手い番組です。


ロックマンエグゼStream   4/9    ★★★★
  ネットナビとは全く違う3DCGキャラクター、その名もルートさん@生天目仁美。以前も何だか解らない3DCGキャラ(確かアイドル)をメインにすえて、非常に対応に困る話を作ってましたが…まさかまたやってくれるとは(笑)。ただこのルートさん、自動車のオートパイロットとして開発され試験では一度も事故を起こさなかったものの、残念ながら実用化されなかった悲しい存在でして。それでも自動車博物館のナビゲーターとして、立派に与えられた職務を果たしていると。いやもう涙を誘うエピソードじゃないですか。

  結局、50台車を盗まねばならない泥棒(元ネタとしては猛烈に微妙)が起こした事件によって、ルートさんは消滅してしまうんですが。バックアップを取ってあるから復元できます、ただしバックアップなので当然ながら事件の記憶はありません、という…涙を誘うエピソードになってました。そうか、“ネットナビとは違う存在”を表現する為に3DCGを使ったのか!って、何がスタッフをそこまで駆り立ててるんですか?。


トランスフォーマーGF   #14    ★★★☆
  プラネットフォースを探すという使命を受けながら、惑星スピーディアでひたすらレースをしまくっていたエクシリオン&ファストエイド。勿論当初の目的があってのレースなんですが、規律違反は規律違反なので謹慎処分…って何ですかその地味な展開は(笑)。惑星スピーディアのニトロコンボイは宇宙の平和よりもレース第一で、レースに勝たねばプラネットフォースが手に入らない。そこで、以前ドリフトまでみせたレースをもう一度やるそうな。ご苦労様と言うしかありません(笑)。


ピーチガール   #14    ★★★★−☆
  (柏木さえの謀略によって)トウジ@木内秀信と別れ、カイリ@鈴村健一と付き合いはじめたまでは…よしとしましょう。そこにカイリの元彼女モリカが現れて、色々誤解したももちゃん(主人公)はカイリに「この万年発情男!」と叫ぶんですが、自分のことを棚に上げるのはどうなんでしょう。まあ痴話喧嘩以下のゴタゴタはどうでもいいですね(笑)。で、次に吹き荒れる恋の嵐(よく言ったもんだ)はというと、何とカイリ兄@速水奨と来たもんだ!。木内や鈴村はまだしも、さすがに速水奨はやりすぎですよ(笑)。

  そのカイリ兄(速水奨!)ってのが…人の彼女を奪うことに全精力を傾ける最低なヤツなんですね。で、ももちゃん(主人公)がカッコいいカイリ兄に騙されてしまって、カイリと険悪な雰囲気になってしまうと。「死んだ恋人に似てるんだ…」という言葉ひとつで簡単に抱きしめられて、ホテルの部屋にのこのこ付いていって。そりゃあカイリならずとも険悪にもなりますってば。“カッコよくて外面の良い異性を全面的に信じて疑わない”、これは“柏木さえの口車に騙されていたトウジ(もしくはクラスの男子)”そのものじゃないですか。

  凄い凄い、主人公の好感度が完全に地に落ちてますよ。トウジと別れて悲しみにくれている、そんな自分を励ましてくれたカイリと付き合うのはまだしも。カイリに寂しさを埋めてもらったらもう浮気?、というのは言い過ぎなんでしょうか。実際の視聴ターゲットである所の少女達は、こんな主人公に好感を抱けるんでしょうか?。やっぱりカッコよければいいや的な?それじゃあ中身のない萌えアニメと変わりませんって。どうなんだろ。


スピードグラファー   ★★★★☆   #1    ★★★★★(よく解らないので)
  こりゃ凄い。何のためらいもなく血を噴き出して首が吹っ飛ぶ、臆面もなく下半身について言及する、こいつは中々の勇気と言えるかはまだ疑問。この手のエロス&バイオレンスな番組は最初のインパクトは強いものの、話をちゃんと描かないと単なる残虐マニアのレッテルを貼られてしまうので…今後どうなるかはさっぱりです。そもそも何を描きたいのかがまだ見えてないので、期待のしようもないんですけど。基本的には大都会の闇に巣食う組織を追う、カメラマンのハードボイルドな話?それとも…?。独特の怪しい雰囲気が気になるので、もうちょっと追ってみます。

  メインかゲストかは解りませんが、白金@子安武人が面白かったです。全身に七色の光線を浴びながら大観衆の前で踊るナルシストであり、「もっと柔かく!」と入門希望の少女の腕を折ってしまう狂人、黒タイツに身を包み真夜中のビルの屋上でうっとりする謎の殺し屋。久々に変態&狂人の子安くんが見られたのは嬉しかったです。最近すっかり芸達者な方向に面白キャラを炸裂させてますが、元々子安くんの天職は変態&狂人なのです。あとは怪しい組織の指導者、というより怪しい宗教の教祖こと水天宮@森川智之も面白かったです。変人ばっかりか!。


フタコイ オルタナティブ   ★★★★−☆   #1    ★★★★★−☆
  人間が遺伝子を継承して生まれ子孫に遺伝子を残す生物である以上、その行動が遺伝子に基づいているのは紛れもない事実です。人間に自由意志が存在するかという議論はキリがないので割愛しますが、幼い頃に生き別れた一卵性双生児が服や食事の趣味はおろか、職業や配偶者まで似通っていたという面白い話があるんですね。つまりどういうことかというと、こと意思疎通という分野において双子ほど適した存在はいないと。ゆえに戦闘においては…って何だそりゃ。僕が頼まれてもいないのに番組内容をフォローし始めたら、内容が気に食わないということなんですね(笑)。いっそのこと双葉恋太郎@関智一も双子だったら面白かったのに。

  双恋ではなくフタコイ。おおよそこの手の番組には有り得ないような要素をふんだんに盛り込み、破綻せずに…かどうかは疑問ですが(笑)、エンターティンメントとして成立させているのは凄いなと。それもこれも超絶作画と演出の賜物、これを最後まで貫けるならアリかも(適当)。白鐘姉妹メインだったり、双子が可愛かったり、世界観以外にも双恋とは大違い。でも双子の萌え的魅力を引き出すことを最優先しているフタコイの方が、悪意に満ち満ちていた(笑)双恋よりよっぽど真っ当な萌えアニメだと思います。間違いなく。変化球とはいえ望む物を的確に見せてますし。

  すっかりテンション芸が板についた感のある白鐘沙羅@水橋かおりはいいとして(笑)、他のキャストの面々は双恋とフタコイが好きなのか、是非聞いてみたいところです。人気が出る方?そりゃそうですね、と勝手に納得。てなわけで僕が見なくても皆様が逐一チェックしてくれるので、僕はこの辺でサヨナラします。最後になりましたが、恒例になった感のあるufotableの手作りED、今回も人形がいい味出してます。


ポケットモンスターAGスペシャル#3   4/7    ★★★★★
  グランドフェスティバル一次予選を辛くも突破したハルカさん、決勝トーナメント1回戦はあのハーリーさん。ハルカのアゲハント&フシギダネvsハーリーのノクタス&ジュペッタでバトルが繰り広げられるんですが、アゲハントに対してノクタスをそのまま使うのはどうなんでしょうか。だってアゲハント(むしタイプ)の“ぎんいろのかぜ(むしタイプ)”を、ノクタス(くさ+あくタイプ)が食らうと…ポケモンと技の属性一致で1.5倍、くさタイプは2倍あくタイプも2倍で、ダメージ6倍ですよ?。細かいツッコミはいらんっての。

  公式大会では優勝できない、というポケモンの厳しい規則にしたがって。今回のラストバトルはハルカのエネコ&ワカシャモvsシュウのロゼリア&フライゴン。そうかここでフライゴンか、「ずっと探し続けていた」アメモースじゃなくて(笑)。結果として負けたとはいえ全身全霊を尽くしたハルカさん、炎をまとっての“スカイアッパー”など見所も多く、非常に清清しいコンテストバトルに満足満足。ただ、フライゴンが相手なんだから“ふぶき”を使うべきじゃないんですか(笑)。いつの話かは忘れました(多分過去の感想にあるはず)が、随分前からフライゴンが相手として暗示されていて、その為にエネコに“ふぶき”を覚えさせた筈…なのに。もしかして次のコンテスト、もしくはハルカと別れる時までキープ?。

  後夜祭を尻目に訓練を続けるシュウに、コンテストへの強い熱意を感じとったハルカさん。“何となくオシャレだから(うろ覚え)”という理由で始めたコンテストに、“トップコーディネーターになる”という目標が定まりました。これも気の長いシリーズ構成としか言いようがないんですが(笑)、明確な目標に向かって決意を固める姿は素直にいいもんです。これが普通の番組なら、これからもっとコンテスト話が熱くなるのに…。ハルカさんが目標に向かっていけるかどうかは、ゲームの方向性次第なんですよね。こういった製作背景にも関わらず、今回のスペシャルを上手くまとめたスタッフに拍手拍手。面白かったです。

  グランドフェスティバルなので、サトシには何の見せ場もないと思ってたんですが。トップコーディネーターのロバート@小西克幸と絡んだばかりか、ユキワラシがロバートのアドバイスを受けて…何とオニゴーリに進化しました!。そんなバーカーなー!ゲットしたのがつい最近な上に、オニゴーリは見た目が絶望的に怖いのでありえないと思ってたのに!。それならジュプトルもジュカインに、ヘイガニもシザリガーに進化させちゃえ!。前者はともかく後者はさすがに無理。


ポケットモンスターAGスペシャル#2   4/7    ★★★★★
  予選を勝ち抜き、グランドフェスティバル本選へ進んだハルカさん。ハーリーさんの口車にまんまと引っかかり、本選一次審査でエネコの“ねこのて(ランダムで技発動)”一本で押し通そうとする…って、いい加減に運頼みから卒業して下さい(笑)。ランダムで連発される大技をひとつの演技にまとめるのも、センスといえばセンスなんですけど。いつの間にかゴンベが覚えていた“ソーラービーム(覚えるの?)”に戸惑ったり、フシギダネの“はなびらのまい”の追加効果でエネコが混乱してしまったり、“ねこのて”のリスクがようやく描写されました。ホントに気の長いシリーズ構成ですね(笑)。

  ハーリーさんの計略で大ピンチに陥るも、ハルカさんはギリギリで一次審査を突破。早速ハーリーさんを問い詰めるんですが、悪いのはどう考えてもハルカさんなんですよね(笑)。「アナタは自分のポケモンじゃなくて、アタシを信じたのよ!」というハーリーさんの言葉や、「君は何にも解っていない!」というシュウの叱責も当然です。自分のポケモンの魅力をいかに引き出すかが重要であり、それは日々続けた練習や重ねた信頼が生むものなんだと。人に何か言われて、その場で変更されるような軽いもんじゃないんだと。そうかそうか、グランドフェスティバルで描きたかったのはこれですか。納得納得。

  メインテーマを描く回だからか、作画&演出もハイレベル。エネコの“ねこのて”の大技連発に続き、ハーリーさんのジュペッタによる“おにび”+“かみなり”、シュウのアメモースの“あわ”+“ぎんいろのかぜ”等など。美しい技の連発はまさにコンテストの面目躍如、非常に見応えがありました。あと、グランドフェスティバルの本選審査員、大会特別顧問のジョーイさん×3もちょっと面白かったです。同時に3人は…初めてじゃないかな?。


ポケットモンスターAGスペシャル#1   4/7    ★★★★
  ポケモンコンテスト グランドフェスティバル、ついに開催。コンテスト自体に説得力があるかどうかは別として、サトシ抜きでスペシャルが成立するという事実に感慨もひとしお。ジム戦→リーグ(サトシは絶対に優勝できない)という流れが延々と続く、大いなるマンネリ番組の打開策としてはそれなりに効果があったのかも。ジムリーダーが出場権審査役に過ぎず、通常回に登場した何だか解らない面々が再登場する、もしくは全く登場しないホウエンリーグに比べれば。各地のコンテストで競い合い、再会を誓ったライバル達が再登場するグランドフェスティバルの方が、ドラマの描きがいがあるってもんですよ。

  で、今回のコンテストで再登場するライバルはというと。ハルカとはライバルかつ微妙な関係のシュウ@斎賀みつき、オカマ言葉でセコい心理作戦裏工作に腐心するハーリーさん。ハーリーさんのセコい仕掛けにまんまと騙されるハルカを、シュウが面倒見てくれるナイスな展開に(笑)。ポケモンしか愛せないサトシなんかほっといて、この2人で話作っちゃえばいいのに。まあいいや。ちなみに、予選参加者247名の中から本選に出場できるのは64名なんですが、247名って中途半端過ぎません?256名でいいじゃないですか。


ポケットモンスターAG   おどるポケモンひみつ基地    ★★★★
  映画恒例、ポケモンメインの短編娯楽作。ポケモンだけが登場するのにバトル要素は殆どなく、ストーリー性も殆どなく(笑)、カテゴリで言えば動物アニメに近い…のかな。発動すると踊らずにはいられない杖のお陰で、色んな状態から脈絡なくポケモンが踊る踊る。それに何か意味があるのかと言われれば全くないんですが(笑)、様々なテンポと曲調に動きがピッタリ合っている、ってのは中々凄いことじゃないかと。さすがは劇場版。あ、あとナレーション@山田花子について。話題性があった公開当時ならまだしも、特に説明もなくいきなり耳にすると対応に困ります。


陰陽大戦記   #27    ★★★★★
  リッくん出生の秘密、天流と地流の因縁、マサオミさんの目論見。様々な事実が明かされ新たな展開が提示され、後半戦に突入した本番組。前半はひたすらナチュラルな魅力を振りまいていたリッくんが、天流宗家としての自覚に目覚めただけではなく、冷静に現状を踏まえてソーマくんを諭すなんて。この成長っぷりが番組の成熟度を物語ってますよ、ええ。ナチュラルさがそのまま、ってのが凄いんですけど(笑)。「このまま地流の思い通りにさせていたら、あと何回新学期を迎えられるのかな」って真面目な顔で言われてもなあ。

  今回は後半戦第一回ということで、リッくんとコゲンタ&ソーマとフサノシンの戦いを見せつつ、マサオミさんが過去の戦いを振り返る総集編。だとばかり思ってたんですが、いきなりモモちゃんとリナちゃんが闘神士になってしまって…もう何が何だか(笑)。2人の立ち居振る舞いがとにかくエロくて、モモちゃんの式神こと豊穣のネネ(実在するの?)はもっとエロくて、第一回というにはあまりにもなぶちかましっぷりに腰を抜かしました。リッくんとコゲンタの扱いが、リアクションがもう滅茶苦茶です(笑)。これはやっぱり、後半戦で2人の出番が減ることを暗示してるんでしょうか。


NARUTO   4/6    ★★★★★
  新OP。相変わらずの熱苦しいナイスな曲選にまずは拍手、やっぱりこの手のアニメはOPでテンション高めてナンボですよ。今回は過激に動きまくるというよりも、ナルトやサクラの表情を描写することに精力を注いだ感があります。特にラストでサクラが見せる、決意を秘めた凛とした表情。これがもう絶品、素晴らしいです。少年漫画における形骸的なヒロインから、立派に物語の中心を担うヒロインになりましたね。あとは前OPが見せたように、物語の進行に合わせてOP映像が変わっていくかどうかですね。製作スタッフに無理強いは出来ませんが、何つっても僕ら視聴者はワガママですから(笑)。

  話はナルトvsサスケから、サスケ@杉山紀彰の少年時代の回想シーンへ。杉山紀彰の少年声は中々セクシーなので(何言ってんだ)、それだけでもかなり破壊力が高いんですが。兄に憧れる少年時代のサスケくんが、頬を赤らめる仕草もう可愛すぎて…どうにかなりそうです。って何言ってんだ。ということで、クオリティが高くて満足でございます。


アイシールド21   ★★★★   #1    ★★★★(まだ不安は拭えず)
  日本ではマイナースポーツであるアメフト。面白いけれど難解極まりないこのスポーツを解りやすく解説しながらストーリーを組み立て、ルールが解らなくても楽しめるように魅力溢れるキャラクターを多数用意し、それを漫画でしかできない表現を突き詰めた素晴らしい作画で描く、スポ根とは一味違った素晴らしい漫画がアニメ化された訳です。作画面での制約が厳しい現状では、どう足掻いてもまともにアニメ化できる筈がない、さらにメインキャラのヒル魔@田村亮というキャスティング。そりゃあ不安以外に何を抱けっていうんですか(笑)。アメフトの試合をしなかったので何ともいえませんが、不安を拭えるほどの映像を#1で見せてくれなかったのは少々残念。やっぱり不安です。

  ヒル魔。悪魔的風貌に加え、ことあるごとに銃(多分モデルガン)をぶっ放し、相手の弱みを握って脅迫までする極悪人。でありながら知略に長けた主人公側チームのQB(司令塔)という超重要人物で、アメフトだけは正々堂々と取り組むスポーツマン。何だかんだいって兄貴的存在で清清しささえ感じさせる、魅力的でありながら非常に複雑なキャラクターなんですね。番組の成否を握るキャラクターをロンドンブーツの彼に任せなければならない、というのが不安なんですが…僕には代替案が浮かびませんし、思ったより酷くなかったので今後に期待。一応主人公(笑)はアイシールド21ことセナ@入野自由です、ホントに地味ながらいい仕事してますよこの人は。


甲虫王者ムシキング   ★★★★☆   #1    ★★★★☆
  集める、競う、そしてお金を入れたらピコピコと、全国の子供達の心を鷲掴みにして放さない、業務用昆虫カードバトルゲームこと“ムシキング”待望?のアニメ化。何を何処からどう考えても子供向けアニメになる筈、しなければならない筈なんですけど、しっとりとしたOPに始まり亡き父の思い出に浸り唐突な旅立ちと、ドラマ性が非常に強いのは…気のせいですか?。とはいえムシキングは既に普及しきっているので、それなりにスポンサーの機嫌さえ伺っておけば、やりたい放題のとんでもない番組になるかもしれません(笑)。

  ちなみに僕は昆虫好きです。子供向けの皮を被って突っ走る番組も好きです。なので実は僕好みの番組っぽいんですけど…この番組を楽しめるか否かのポイントは、ディフォルメしていないCG昆虫に愛着を感じられるかどうかでしょう。#1の時点ではムシ同士のバトルも迫力満点だったので、多分何とでもなると思うんですけど。そう考えてみると、“みつばちマーヤ”や“みなしごハッチ”といった古き良き昆虫アニメは、愛着をもてるように上手くディフォルメしていたなーと。新世紀の昆虫アニメとしてもこの番組にかかる期待は大きい…かどうかは謎。でも世界中のカブトムシが一堂に会する森って、子供達はおろか一部の大人にとっても憧れの地ですよねえ。食物連鎖や自然淘汰を完全に無視してますけど(笑)。


MONSTER   #49    ★★★★★
  「グリマーさんの無実を証明するんだ」と、殺人事件の鍵を握るブロンドの女を追いかける子供達。ブロンドの女@能登麻美子の醸し出す底知れぬ恐ろしさが、一つ一つの言葉が心の奥に染み込んで来る感覚が、もう怖くて怖くて。ありそうでなかった能登の使い方に感心しましたが、やりすぎると宗教めいたレベルまで行ってしまうので…程ほどでお願いします(笑)。一方、感情を知らない事に苦悩しながらも、子供の為に涙を流すグリマーさん@田中秀幸の表現も見事なもんで。毎週こんな話を高クオリティで見せられたら、こっちの頭がどうかしてしまうんじゃないかと。心配になりますよ。


わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう(終)   ★★★   4/4    ★★★☆
  メインテーマのクリスタル話が前回で終わってしまい、わんだほう最終回のサブタイトルは何と“くもっちょよ永遠に”。正直言ってクリスタル話はどうでもよかったので(笑)、ごく普通の話で次シリーズへ繋げてくれて良かったです。ただ妖精の面々まで集める用意周到ぶりだと、スタッフ側がクリスタル話にダメ出しをしてるような気が…してしまいます。いいんでしょうか?って勝手に妄想を膨らませるなっての。でも、インチョ@岩田光央まで出すのはさすがにやり過ぎです(笑)。


焼きたて!ジャぱん   #25    ★★★★☆
  河内、漢の猛特訓。髪型をアフロにするだけで猛特訓になるのなら苦労はしないんですが(笑)、何つっても店長こと馬鹿アフロの存在感は抜群なので。河内には是非頑張ってほしいものです、パンの解説やリアクションを。“アフロの中心で愛を叫ぶ”という今更なパロディを、“あ、風呂”というド直球なダジャレを、まさか全国放送でぶちまけるとは。河内(パン職人)が何故アフロになったのかを、パンとは特に関係ないエピソードを延々と垂れ流すとは。相変わらず侮れない番組です(笑)。

  それにしてもシスター真子@根谷美智子は見事。神に仕える身でありながら高圧的かつ屈折しまくった大人の女性、ことあるごとにタバコをスバスパやる仕草を見せ、河内をブタ野郎→クソ野郎呼ばわりする、って(笑)。どういうキャラクター造詣なんですか。


BLEACH   #26    ★★★★★(一角のバカっぷりが好きなんですよ)
  斑目一角@檜山修之。ハゲはポリシーなのでともかくとして、檜山だけにお調子バカなのはともかくとして(笑)、戦闘バカだと一護くんと波長が合うので楽しいですね。死神の武器が刀であるが故に、必然的にチャンバラアニメにならざるを得ないんですが…思った以上にちゃんとチャンバラしてますね。テレ東ではタブーな筈の流血ですらも、赤いし量もしっかり出てるし。こっから先もこのまま行くんでしょうか。だとしたら凄いかも。

  OP変更。とにかくバトルにつぐバトル、そして溢れんばかりに登場しまくるキャラクター。スタイリッシュだった前OPよりもジャンプアニメっぽいOP、いやもうホントに良く動きますわ、お見事お見事。と思っていたら、EDはなんと六番隊のみ…ってことはまさか一話一隊?マジですか?何でそんなに製作体制に余裕があるんですか(笑)。


エレメンタルジェレイド   ★★★   #1    ★★★★
  空賊、何処かにあるという黄金の都、については別に問題はありません。ありませんが…タイトルロゴに女の子のシルエットをつけるのはいかがなものかと(笑)。非現実的な設定、少年少女からの視点、しっかり用意されたヒロイン(勿論秘密持ち)、どちらかといえば非常にゲームっぽい題材なので、中身がしっかりしてないと途端に安っぽさが露呈してしまうので要注意。「この子をモノみたいに扱うな!」とか、空賊風情(あえて言う)に盗んだ女の子の人権をいきなり主張されても。女の子が主人公の想いを感じ取るのも早計ですし、特殊能力が発動し主人公の剣になる、ってモノ扱いではないのかなーと。思ってみたり。するんですよ。ごめんなさい。

  この手の番組の感情を前面に出す主人公を、石田彰が演じるというのはちょっと面白いかも。不思議少女系のヒロイン@高橋美佳子を好きになれるかどうかが、この番組を好きになれるかどうかだと思うんですけど…まだ何とも。高橋美佳子にヒロインとしての魅力があるとは思えません、と先に言っておきます。だってハイアット美佳子…(以下略)。


創聖のアクエリオン   ★★★★   #1    ★★★★★
  変形と合体は男のロマン…とはいえ、「貴方と合体するために私は生まれた」ってそりゃ露骨過ぎませんか?。というコンセプトへの疑問と専門用語が頻発する点を除けば、#1としては順当な出来でした。主人公の強さ&性格&身の上を説明し、仲間となるであろうシルヴィア@かかずゆみと一旦対立させておいて、本来の敵である堕天使側の脅威を紹介し、敵を撃退するこちら側の武器を披露すると。これでも番組の内容を十分に説明しているんですが、最後に主人公の才能までお披露目するとは。見事な構成でした。あとは「#1だから」で済まされるキャラ描写や本筋について、早目に軌道に乗せられるかどうか、でしょうか。

  すっかり定着した感があるCGによるロボット表現。アクエリオンのデザインがカッコいいのもあるんですけど、動きがいい感じで見ていて面白かったです。手裏剣、漢字四文字の格闘技、必殺技は弓矢…と少々格闘ゲームっぽい感は否めませんが(笑)、絵的に説得力があればそれでOK。小難しい理屈や間接的なエロ描写をするなとはいいませんが(笑)、とりあえずアクエリオンをしっかり活躍させて欲しいです。久々に悩みや迷いとは無関係そうなキャラを主人公に据えてるんですし。河森監督には期待してます、“地球少女アルジュナ”のような…は誉めてるのかどうか解らないので省略。



  4月4日  月曜日  
  このままでは新番組もたまっていく一方なので、とりあえず新番組だけ見てアップしてみました。#1を見た時点での期待度と、#1自体の評価です。ひとつは希望通りの#1で大満足なんですが、ひとつまさかの出来で色々大変なことになってます(笑)。


うえきの法則   ★★★☆   #1    ★★★★
  凄い凄い、重要な設定をあっという間に語りきりましたよ(笑)。“百人の神候補が中学生に特殊能力を与えて互いに競わせる”、“特殊能力を一般人相手に使うと、中学生の才能が1つ減る”、“才能がなくなると中学生が消滅してしまう”、そりゃあもう難解どころか意味不明な設定ですし、ヌルい序盤が話がスパークするまでしばらくかかるとはいえ…ここまで一気に済ませるとは思いませんでした。主人公の植木耕介@パクロミの掘り下げが足りない!と思われた方も多いでしょうが、原作からして植木は掴み所がないので、こんなもんでしょう。とりあえず森あい@川上ともこが猛烈に可愛くなっているので、アニメ的な見所は十分かと。OPの妙な雰囲気は少々不安ですが(笑)。


  日曜番組感想 4/3  
まほらば   #13    ★★★★★
  たまたま倉庫で工具箱を探していたら、曽祖父の日記が発見されて。鳴滝荘一行はマジカントへ旅立つのであった!って誰が解るんだそんなネタ。という訳で日記に挟まれていた古い紙切れから、宝探しが始まったりするんですが…単なる鳴滝荘のいいとこ探しで日が暮れて。それでも、たとえ見つかったのが宝物じゃなくっても、素敵なタカラモノが見つかったからいいじゃないのよと。何にもないのではなく、今十分あるじゃないのよと。正論ではあるものの、中々納得できないようなメッセージを上手く盛り込んでますね。素晴らしい。

  つまりは鳴滝荘は素敵な場所だと。しかも曽祖父の代から脈々と受け継がれている歴史があって、今も昔もその魅力は変わっていないのよと。お役所からの立ち退き催促に負けなかった、ぐらいは想像してたんですが…まさか終戦直後の話を持ち出してくるとは思いませんでした。別に悪い意味ではなくて、ちゃんと過去から現在という時間の流れをリアルに認識してるんだなあと。先人に対する感謝の念を忘れない、ってのも中々出来ませんし、早々描けるもんでもありません。いやはやホントいい番組ですね。


メルヘヴン   ★★☆   #1    ★★★
  くまいもとこはMAJORの本田吾郎だけにしておくべきだと思います、コナンと犬夜叉で連続出演していた山口勝平よりはマシですが(笑)。ってな感じで特に語ることもなく。日曜日は大変なので断念。


おねがいマイメロディ   ★★★☆   #1    ★★★☆☆
  マイメロディといったら、名前に所有格がついてる(誰か和訳して下さい)上に、頭巾被ったウサギ風のサンリオキャラクター。穿った見方をするような取っ掛かりもなく、可愛さ一転突破で作られた番組かと思ったら…何だこりゃ(笑)。ファンシーな世界で遊ぶマイメロディ達のシーンで始まったと思ったら、いきなりマイメロが衛兵達に囲まれて「人間界に追放だ!」って。しかも厳しい現実に泣くでもなく、気丈に元気よく振舞うのでもなく、ただただ淡々と行動するマイメロディ…って。折角アニメ化してるんですから、置物みたいな扱いはさすがにどうかと思います。

  基本的には、ドジだけど元気一杯の主人公歌@片岡あづさの元に、不思議な力を持ったマイメロディがやってくる…んですけど。#1なのに一番大切な主人公とマイメロディの出会いはドタバタの中で済ませちゃうし、マイメロディも主人公を全然助けない(根本的な解決になってない)し、うやむやのウチに主人公の家で飼育することになっちゃうし。極めつけは人間界に来た動機、つまりは設定を主人公がいない所で他の人間達に語りだすマイメロディです。もうちょっと番組の進行を考えてくれよ!。何もかも完璧に噛み合ってないのに、結果オーライでぶち抜いた奇跡の#1に乾杯(笑)。もう面白くて面白くて。文章が繋がってませんけど、前述した要素全てがギャグとして脳味噌に流れ込んできました。これを狙って作ってるんだったら間違いなく天才ですが、番組ターゲット的にもありえないしギャグとして捉えているのも多分僕だけでしょう。もしいるのなら、同志激しく希望。

  話におけるこのちぐはぐさは、製作側がマイメロディの扱い方を迷ってるからだと思うんですけど、そういう状況で作品の世界観そしてマイメロディのキャラ設定を定めてしまうともう大変。マイメロディ役の佐久間レイ様(当サイトでは“様”付け奨励)は憑依タイプの声優なので、製作側の迷いすらも完璧に表現してしまうんですよ(笑)。っていうか、まさか佐久間レイ様だなんて!この手のマスコット的キャラクターはもうやらないと思ってたのに!サンリオキャラっていう抜け道があったなんて!。こういう形で☆×2が出るとは思いませんでした、ビックリです。


金色のガッシュベル!       ★★★★☆
  さてさてついに始まりましたファウード編。バーコードヘアーカツラを被って段ボールハウスで遊ぶガッシュと、新キャラことテッド@竹内順子の、馬鹿馬鹿しい意地の張り合いが猛烈なハイテンションで延々と流されて、何が新シリーズだよと(笑)。そう思われた方も多いでしょうが、あっという間に仲良くなれるのは2人が馬鹿だからなんですね。いいなあこの解りやすい関係、しかも友情の芽生えまでちゃんと描いてますし。いい出来じゃないですか。

  で、後半は別の新キャラことアース@梅津秀行がいきなり登場し、今後の鍵となる謎を一気に熾烈なバトルが展開されると。月夜にきらめくアースの剣といった、この番組にしては珍しく綺麗な表現もしっかり決まっていて。あれ、こんなに凝った演出をする番組だったっけか?。でも面白いので問題ありません、むしろ工夫してもらうのは大歓迎。ファウード編に関しては原作の動向もまだ不確定なんですが、幾つかぶっちぎってるエピソードがあるので(笑)。そこはしっかり描いて欲しいなと。


ふたりはプリキュア Max Heart   #9    ★★★★
  クイーンのかけら、12個のハーティエル。集めなきゃいけないとか誰かが言ってましたけど、今んとこ探さなくても向こうから勝手にやって来てるので…放っておいてもいいんじゃないでしょうか(笑)。どうせ美墨さんも雪城さんも、ミップルやメップルですらも、クイーンの復活なんてどうでもいいと思ってますからね。っていきなり番組の目的を全否定するな(笑)、しかもさしたる根拠もなく。今回は部活でのちょっとした問題と、ほのかの誕生日を上手く絡めたいい話でした。いい話なのに内容に触れないってどういうことよ(笑)。

  既に日常パートと戦闘パートの連携は求めていないんですが、戦闘パートを戦闘パートだけで面白くするには、敵が魅力的であることが不可欠です。そんな訳で、サーキュラス@上別府仁資、ウラガノス@高木渉に続いて現れた3人目はビブリス@小林愛。敵とはいえ新キャラなのに、何の特徴も描かないまま終わっていいんですか?。3人いてもキャラ立ってるのはウラガノスだけ、しかもそれは高木渉効果で別に番組の手柄ではありませんし。また半年で総入れ替えになったりしないかドキドキしてるのは…僕だけですか。


仮面ライダー響鬼   #10    ★★★★★
  日々鍛錬を欠かさず魔化魍と戦い続けるヒビキさんとは対照的に、日々ヘッポコ伝説を築き続ける明日夢君。本屋で万引きを…目撃しただけなのに、脇で突っ立ってただけなのに、逆恨みされて酷い目に会いましたとさ。悪いことを悪いと正せる勇気もなく、理不尽な暴力に立ち向かえる力もなく、傷心の少年はひたすら自転車を漕ぎまくるのですよ。土手でサッカーを見ながら悔し涙を流すのですよ。一応同級生の女の子からフォローが入っていましたが、何でこうツボを抑えたヘッポコぶりが描けるんでしょうか(笑)。もう堪りませんよ。

  一方。想定外の魔化魍オトロシが登場し、しかもそれが百年に一度レベルの極めて珍しいヤツで…と、一気に緊迫するヒビキさんサイド。シリアスさが増していく中、ついにヒビキとイブキ2人の仮面ライダー(2匹の鬼)が揃い踏み。ヒビキの運転するバイクにイブキが乗りオトロシを射撃、イブキがオトロシの足を止めヒビキが仕留める、などなどもう見ていて胸躍る展開に。巨大な亀+サイの魔化魍オトロシの甲羅を、バチ状の鈍器でドコドコぶん殴ってるだけなんですけど。カッコいいんですから。いい感じですよ。


魔法戦隊マジレンジャー   #8    ★★★★
  女優オーディションに取り組むマジピンク。集合時間に遅れそうなので魔法で送ってもらい、オーディションでは透明になったマジブルーに加勢を頼む、まことに駄目駄目な姿勢で合格する筈もなく…までは解るんですが。マジブルーが監督に見初められて、いつもは冷静沈着な彼女がさあ大変と。マジピンクはマジピンクでお姉ちゃんとして頑張っているんですけど、既に噛ませ犬と化してしまっているので今後が非常に不安です(笑)。

  敵を躍らせることで自由を奪う、イマイチ迫力に欠ける今回の冥獣。誰が考えたのかは解りませんが、バトルで踊らせるのは絵的にどうかと思います。顔が見えない変身後ならまだしも、間抜けなダンスを踊っているのに顔は苦痛の表情、という変身前の描写は役者的にはどうなのよ…とか思っていたら。ダンスにはダンスで!という対策が立てられ、ED曲にのせてまさかのダンシング。うわーお、やってくれたなこりゃ(笑)。女の子にも興味を持たせるような作りを心がけている当番組ですが、実際のところ男の子的にはどうなんでしょう。謎。


まじめにふまじめ かいけつゾロリ   #8    ★★★★☆
  ノシシが生きてた!魔法のホウキに乗って帰って来た!。そもそも谷底に落ちたぐらいで死んでたらキリがありませんし、死んでも地獄からよみがえるような番組なので、誰もノシシの心配なんてしてません(笑)。魔法のホウキ+山芋バカ食い起因のオナラ=空飛ぶノシシに関しては、当番組のお約束なので構わないんですけど…もうちょっとテンポアップできませんか。詰め込むとかじゃなくて、もう少しテンポを。まあいいや、ネリーちゃん@新井里美にまで「アナタのオナラってとっても凄いのね」と言わせたスタッフには感動しました。さすがは新井里美、オナラに縁がありますね。

  …いやそういうことじゃなくて。今回のテーマはネリーちゃんの成長なんですよそうなんですよ。“魔法の杖グルンロッドを手に入れて、勉強せずに魔法を自在に使いたい”という、まことに不遜な動機を引っさげて登場したあのネリーちゃん(ワガママ娘)が。別に魔法でなくても何かに秀でていれば、人を幸せにできる自分だけの力があればいいんだと、そう悟って再び勉強する決意を固めるわけですよ。“鼻に花を咲かせる”というネリーちゃん唯一の魔法も、しっかり役に立ってましたし。オナラと並列して語っても説得力は無いんですけど(笑)。



ギャラリーフェイク   #13    ★★★★★
  「暑い夏だった…」と、いきなり藤田@森川智之がしみじみと呟く雰囲気たっぷりの導入部分。藤田が学生時代に受けたアルバイト、それは刑務所の天井にフレスコ画を描く手伝いでした。礼儀正しい学生時代の藤田も新鮮でしたが、囚人でありながら藤田の心を掴むフレスコ画を描く下田@青野武、この人が醸し出す雰囲気がもう絶品でした。これぞベテランの味、という言葉で簡単に片付けてしまうのは申し訳ないんですが、やっぱり番組に一本筋が通ると違いますね。微妙な作画や演出も帳消しですよ、ええ。

  勿論これだけではあまりに引きが弱いので、ちゃんとサービスシーンも盛り込んであったりします。学生時代のうら若き藤田の入浴シーンだけでも十分なのに、さらに他の受刑者が藤田の尻を叩くシーンまで用意されているという!。特に後者なんか、その筋の方には…堪らないかも。


モリゾーとキッコロ   4/2    ★★★☆
  モリゾーおじいちゃん、南の島のお友達に葉っぱでお手紙。何故かみんなお手紙にご執心で、次々にモリゾーおじいちゃんに執筆をお願いする…などなど、よく出来た絵本的描写に関してはまあまあの出来というところ。それよりも、「ほっ!」と言うだけでその手に葉っぱが舞い降りてくる、そんなモリゾーおじいちゃんにメロメロでした。


MAJOR   #19    ★★★★☆(子供向けじゃないっての)
  三船リトル初勝利、三年ぶりの一回戦突破。今度は本田吾郎の母親こと星野桃子@野田順子の、婚約直前に本田茂治(吾郎の父)に先立たれてしまった彼女(籍を入れてないので星野姓)の、複雑な未婚の母(吾郎くんは茂治の前妻の子供)の、女の幸せについての話が始まってしまいました。血が繋がっていないとはいえ、女手ひとつで自分を育ててくれた母親が、茂野のおじさんにとられてしまうのではないか。吾郎くんはそんな複雑な感情に駆られてしまうのです。「貴方を学校に送りだした後、どうしようもなく寂しくなることがあるのよ…」って、何だこの少年野球アニメ(笑)。


ボボボーボ・ボーボボ   4/2    休み


ふしぎ星の☆ふたご姫   ★★★★★   #1    ★★★★★
  可愛いです。それだけならまだ冷静にもなれるんですが、主人公の双子ファイン@小島めぐみ&レイン@後藤邑子がとにかくイキイキしていて楽しそうで。究極的にはこの双子だけでも番組が成り立ちそう、というくらいキャラ立ちと2人を使ったリアクションの見せ方が素晴らしかったです。双子の違いを描写しながら設定を解説する手法なんかはまさに職人芸、#1で何をすべきかどう見せれば楽しいかを熟知してます。素晴らしい(2度目)。素晴らしいといえばOP&ED、とにかく楽しい(こればっか)出来でノリも完璧。これだけでも見る価値がありますよ!。個人的にはピンク色の雲の上を楽しそうに走る2人のカットが大好きです。

  「脳味噌くすぐっチャオ!」はシルバー王女@夢のクレヨン王国の名言ですが、普段使っていない脳味噌の部分をくすぐられるような感覚には完全に参りました(笑)。変に気取って賢ぶる番組では絶対に味わえない、これこそ子供番組ならではの感覚。考察に足るような何かが得られるかは保証できませんが、たまには自分の理解できない感覚にうずもれてみるのも一興ではないかと。ガッチンポーやらゾロリといった子供脳番組を楽しめる自分としては、下手に綺麗にまとめるより子供の脳味噌を全力でくすぐって欲しいです。受けるかどうかは解りませんが(笑)。ああ、お願いだから商品売れてくれないかなー。間違っても途中打ち切りなんてことにはなりませんよねバンダイさん、タカラ様(“様”付けらしい)と違って寛容ですし。

  大人(マニアとも言う)の鑑賞考察に耐えるかどうかは、メルヘンチックな世界観にどれだけ深みを与えられるかだと思います。少なくとも#1では様々な国のプリンセスと、女の子の憧れであるプリンスが登場していましたから…色んな国を回って事件を解決しながら、並行してプリンセス&プリンスとの触れ合いを描けるようなら期待のでは。優秀でありながらブラコンのアルテッサ@水橋かおりはさすが水橋かおり、すっかり正統派から遠のいてます(笑)。ネコミミ&八重歯を装備したメラメラの国のリオーネ@福圓美里に全部持っていかそうな感強し。もしプリンセスの誰かがカレイドスターのロゼッタみたいに主役を食う活躍をしたら、面白い番組になるんですけど…それはさすがに望みすぎ、かな。


ビューティフルジョー   #26    ★★★★★
  前回ジョーと仲間達の絆を感動的に描き、このまま最終回に突入してもいいじゃないかと思ったばかりですが。今回もシックス魔人(ジョーのロボ)vsキング(こちらもロボ)のド派手な戦いに始まり、ビューティフルジョーvsキングの直接対決もそのままド迫力。凄いのは作画&演出だけではありません、何よりも素晴らしいのはストーリーなのですよ。ジョーがヒーローとしての魅力に溢れていて、人々がジョーを愛する気持ちにも説得力があって、それらが1つになって悪を打ち破る。ええこれこそヒーロー物の王道ですよ、まさかこの番組で見られるとは。頭にスライムを乗っけてた頃とは大違いですよ(笑)。

  で、せっかく感動的な話を見せておいたのに。ようやく助けられたシルヴィアが、「ワタシも変身したい!」というおねだりを始めるからこの番組は侮れません(笑)。そしてまさかのセクシーシルヴィア誕生、敵もいないのに誕生。そこからはジョー&シルヴィア、バカップルの変身ごっこが放送されるという珍奇な展開へ。大丈夫、こうやっていても僕らを感動させてくれるのがこの番組なんですから。多分、おそらく…。


ロックマンエグゼStream   4/2    ★★★★
  シャーロ(国名)のライカ@結城比呂が再登場、はどうでもいいんですが。気品を漂わせながら親しみすらも醸し出すクリームランドのプリンセス、プライド@川上とも子が出るっていうんですから。こりゃあ見ないわけにはいきませんよ!と意味もなく熱くなってみる。元々プリンセスプライドは熱斗(一応主人公)の友達(友達程度は秘密)なので、ライカとプライドをくっつけようとするのはどうかと。いや、ライカにプライドを意識させて、熱斗とプライドの絆の強さをライカに見せて、ライカの1人っぷりを強調したかったのか。納得。って可哀想なライカ。

  ちなみにプライドはOPにも出ているので、もしかしたら再登場さらに仲間に…とか淡い期待を抱いているんですが。魅力的なキャラが一杯いても出さないのがこの番組なので(笑)、多分無駄な期待でしょう。にしてもエアーマン@千葉進歩の馬鹿悪役っぷりは見事、三下のどうでもいい感じを出してます。「オー!」とか「ガー!」とか、ここまで馬鹿っぽく言える人は早々いるもんじゃありません(笑)。


トランスフォーマーGF   #13    ★★★★
  古代のスターシップに隠されているチップスクエア、それを巡るサイバトロンとデストロンの攻防。何だかスターシップの作画がえらく貧相でしたが、古代だからということで納得しました。それよりもギャラクシーコンボイvsマスターメガトロン、久々のガチンコ対決が熱くてよろしゅうございました。トランスフォーマーでは戦闘の決着がつけられないので、戦いそのものに魅力を欠いてしまうことが多々あるんですが、今回みたいに迫力あるバトルを見せてくれるなら問題ないと思います。中々難しいことなんですけども。


ピーチガール   #13    ★★★★★−☆
  「トウジのこと好きなままでいいから」というカイリ@鈴村健一と、前回色々あってキスまで到達してしまった主人公ももちゃん。カイリが本当に優しい男で、ももちゃん自身も辛い思いをしてきてはいるんですが、周りには“トウジから即カイリに乗り換えた”としか見えないわけですよ。必要以上に人の視線を気にするのもどうかとは思いますが、全く気にしないももちゃんは間違ってると思います。さらに。「カイリと別れてよ」と突っかかるカイリ親衛隊に対し、「何であんた達にそんなこと言われなきゃならないの?」「そんなだからカイリに選ばれないのよ」と全面対決をぶちかますももちゃん。うわー嫌な女。どっちもどっちじゃないのよ。

  で、カイリの手帳を覗き見したももちゃんは、カイリの元彼女モリカについて詮索し始めるのです。とにかくカイリを疑って疑って、キスしてもらってハイ満足。と思ったら本当に元彼女が現れて、柏木さえ@那須めぐみとは別口から女の戦いが勃発すると。「こんなに男前になるんなら、あの時ふるんじゃなかった」「カイリほど優しい人はいなかったわ」というクソ言葉(あえて言います)をカイリに投げ掛けながら、首にはカイリの兄からもらったネックレスが光ってると。あー凄い凄い、こりゃ確かに面白いわ。トゲっちい言い方になってますが、面白いのは事実です。ただ僕の常識では理解できないというだけです。



  4月1日  金曜日  
  ケロロ軍曹ファンは以下の文章を読まないように。

  ガッチンポー!のない金曜日がこんなに寂しいなんて。こんなに寂しいなんて。今日から始まった後継番組はケロロ軍曹。土曜日から平日のアニメゴールデンタイムに進出したという観点でも、ギャグ番組と言う観点でも同じなんですけど…僕の中では対極に位置する番組なんですよね。かたやサンライズ制作でパロディも萌えも声優の演技も、全てにおいて高いクオリティを誇り幅広い層に支持されているのに対し、かたやFlashアニメで下ネタ&理解不能な電波をぶちまけてたら、アニメ好きにすら見向きもされないという有様で。楽しんでるのは浦沢義雄ファンと新井里美ファン(しかも邪道)だけ、って(笑)。

  新シリーズ開始早々冷や水をぶっ掛けるのも何ですが、僕は今年のケロロはパスします。ほら、週に一度は休観日って言いますでしょ?というユルいダジャレは置いといて。何だろ、脚本や作画・演出は手堅いし総合的な技術力は確かに素晴らしいと思います。池澤春菜ファンですし広橋涼ファンですし斉藤千和は好きですし(微妙な言い回しに他意はありません、多分)、身勝手な小桜エツ子ほど面白いものはないと思うんですけど…ギャグとしてはどうにもパンチが弱いような。そんな気がしてどうにも乗り切れないんですね。広橋涼ぐらいぶっ壊してテンション芸やらせても面白いのに、って個人的な願望を押し付けないように。

  ちなみに。パロディを含みつつ一話完結、という番組としてビューティフルジョーってのが今放送されてるんですけど…この番組の冷遇っぷりもまた見事なもんでして(笑)。アニメの視聴が遅れていると感想サイトを巡回するのも一苦労なんですが、ビューティフルジョーに関しては困った覚えがありません(一話完結だから、というツッコミは不可)。ただこの番組はパロディというより名作映画からのオマージュ?で、それ自体にギャグとしての引きがある訳ではないんですね。登場キャラがどんどん馬鹿になっていく様を、安易な近道を使わずに地道に描いていく姿勢はもっと評価されるべきではないかなーと。でもこの番組の感想をそこかしこで見かけるようになったら…さすがに気持ち悪いか。

  で、何が言いたいかというと。パロディをギャグの主要素に据えるのはちょっと間違ってるんじゃないかなーと。僕が「○○かなーと」って言ってる時は、非難されるような内容をオブラートに包んで逃げているだけなんですけど(笑)。ホビー系&少年向けアニメはとにかくバトル、萌え系はとにかく女の子、全てとは言わないまでも現行アニメは殆どこの要素を含んでいて、そこさえ押さえればある程度の評価&対価が得られると。勿論アニメ業界をたったこれだけで表現しきれるとは思ってませんが、当たらずとも遠からずじゃないかと。

  ようやく結論にたどり着きました。つまりですね、バトルでも女の子でもアピールしない純粋かつ強烈なギャグ番組が生まれる可能性ってのは、他ジャンルのそれに比べて限りなく低いんじゃないかと。だから皆でガッチンポーを見て、パロディに頼らない一点突破ギャグを楽しもうじゃないですかと。ちなみにボーボボのバトル描写やガッチンポーのジャスミン@新井里美は、アピールという観点からすると燃えでも萌えでもありません、そもそもそれ目的に見てる人なんて誰もいませんし(笑)。ガッチンポーついでに今更気付いたんですけど、ケロロとガッチンポーを比較しても片方が誰にも解らないんじゃ無意味ですね。

  とりとめなく誰にも理解できない駄文を垂れ流すのは、僕の病気みたいなものなので…エイプリルフールだと思って勘弁して下さい。多分この内容に納得できないor理解できないアナタの方が、素直な目でアニメを楽しめてると思います(笑)。この内容を書いてる人間が楽しんでる番組ってのが、何つってもガッチンポー、ビューティフルジョー、ボーボボですから。そりゃ間違ってますよ。






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