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★は一般的評価、☆は個人的すぎるプラス評価
  ★★★★★:最高、何度でも見返す価値のある傑作
  ★★★★★:面白い、申し分ないクオリティで魅力を存分に発揮している秀作
  ★★★★:いい感じ、キャスト・脚本・演出・作画のどれかに光るものがある良作
  ★★★:普通、見所があまりない凡作(視聴継続可能な限界)
  ★★:厳しい、正直言って駄作(一般的には)
  ★:これをアニメと呼べるのか


BLACK CAT   ★★★☆   #23    ★★★
  原作付きアニメを構成するに当たって、短い時間に多くの要素を面白く解りやすく伝えられるようにする、というのは重要なポイントだと思います。大胆に原作を再構成したとはいえ、序盤は本当に綺麗にまとめられていました。演出も少し解りにくいきらいはありましたが、有り余る意欲に大きな可能性を感じました。だからこそ、2クールという短い時間に原作の全ての要素を無理矢理詰め込んでしまい、サブキャラの描写はおろかメインキャラの描写すら疎かになってしまったのは本当に残念でした。ぶっ壊れクリード@三木眞一郎を堪能するために視聴したというのに、それすらもあっという間に消化されてしまって残念至極です。


ポケットモンスターAG   3/30    ★★★★☆
  前回バトルタイクーンのリラ@木村亜希子に完敗を喫したサトシ。「オレがポケモンの力を引き出せなかったからだ!」とリベンジを誓うのは良いんですが、そのための策が“ポケモンともっと友達になる”ってどうなんでしょうか(笑)。ポケモンとの絆(愛情)で負けたのは初めてなので、サトシにとっては相当ショックだった…ということにしておきます。そんな特訓という名のお遊びにリラも参加してくれたんですけど、サトシと仲良く湖で遊ぶシーンなんかはちょっとドキドキ…しませんでした。ポケモンにしては珍しく恋愛描写があったのになあ。やっぱりサトシじゃあ無理だよなあ。

  で、2度目のフロンティアバトル。前回出さずに終わってしまったリラの3匹目は…何とあのエーフィ。あの“でんじほう”を使っただけでも驚きなのに、命中率が低いという特徴まで加味するとは思いませんでしたよ。でんきタイプの技でピカチュウに真っ向勝負を挑む熱いシチュエーションに、サトシとピカチュウの信頼関係を起点にした逆転劇、そして“アイアンテール”からの“ボルテッカー”とラストもバッチリ決まってました。やっぱりバトルが熱いってのは素晴らしいことですよ。


キン肉マン2世UM   ★★★★★   #13    ★★★★★
  遂に炸裂したケビンマスク@置鮎龍太郎の必殺技OLAP、そして絶体絶命の万太郎@小野坂昌也。ロビン家ダイナスティの悲願が果たされるということは、つまり主人公の万太郎が負けるということ。正直結末を見るのが怖くて仕方なかったんですが、想像以上に素晴らしい最終回でした。

  何年も前に放送された第1期シリーズ、数年前に放送されたものの中途半端すぎる最終回(26話の13話目でぶつぎり)だった第2期シリーズ、そして数十年前に連載されていたキン肉マン、全てを知っていなければ楽しめない非常にハードルの高い番組ではありますが。それゆえに知っている人間にとっては堪らないネタやシチュエーションが数多く仕込まれていて、特に今シリーズ後半は毎週毎週面白くて面白くて。見続けてきた甲斐がありました。さすがにこれでもう…終わりかな?。


NARUTO   3/29    ★★★
  ネジ@遠近孝一を小隊長にして、星隠れの里を舞台にしての新展開。物理的な攻防を可能にする特殊なチャクラを操る、星隠れの里の忍術がとっても豪快で面白かったです。まさかチャクラで羽根を生やして空を飛ぶだなんて、やりたい放題にも程がありますね(笑)。身体中の点欠からチャクラを放つネジのお株を奪いすぎているのはいかがなものかと(笑)。どうせ今回もネジくんは活躍できないんでしょうねえ…使いにくいもんなあ。


アイシールド21   #51    ★★★☆
  賊学カメレオンズ方面の話。いわゆる不良の葉柱ルイ@遊佐浩二が、最後の大会に臨むために色々辛抱するわけですが。これまで散々あくどい事をやってきただけに、スポーツマンとして信念を貫くのも相当大変だと。思えば葉柱くんの負け犬ロードは、アメフトを始める前に既に始まっていたんですねえと。半端に毒針スコーピオンズとか絡めるのはどうかと思いますが、葉柱くんの信念がしっかり貫かれていてよろしかったです。でも、“手が長い”という葉柱くんの特徴を漫画的表現で誤魔化すのはどうなんでしょうか(笑)。


甲虫王者ムシキング   ★★★★☆−☆   #52    ★★★★★
  パム@宍戸留美の不注意によって動き出してしまった船。先週思わせぶりに歌まで披露したというのに、やっぱり不注意だったんですか…うーん。まあそれはいいとして、死んだ命が新しい命として森に帰るシーンは神秘的で良い絵でした。結果として何がどうなったのかはよく解らないんですけど(笑)、まあ何となくめでたしめでたし…なのかな?。自然の厳しさや美しさを描きたいのならそこで終わらせればいいのに、アダーを無理矢理マッチョ怪物化してセラン@皆口裕子でカタをつけるだなんて。最終回になっても相変わらずの混沌ぶりはさすがこの番組ですね。

  社会風刺をふんだんに織り込んだ前半は、子供のトラウマを育むに十分な出来だったと思います。自分達の利益を守るために虫を焼き討ちする村の話、生命の危機を「めんどくさいから」で片付けてバタバタ死んでいくニートの森の話、死んでしまった息子を生きていると思い込んで話しかけ続ける老人の話、年端も行かない少女を生贄に出して平然としている村の話、自分の欲望を紛らわす為だけに虫達を集めて無理矢理飼育するマニアの話。どれも人間の負の面を包み隠さず描写し、解決策を示すことなく突き放したまま終わるという、あり得ないシビアさに毎週鳥肌が立ったのも今では懐かしい思い出です。

  ただ、後半から番組の様相が少し変化してしまったのは少々残念でした。もしかしたら「視聴している子供の眼がどんどん濁っていく」という当初を目にした上層部から、「親子で楽しめる番組に出来ないか?」と指示が下ったのかもしれません。結局、屈折した友人関係や親子関係の描写にスライドしてしまったので、投書は逆効果だったんじゃないかなーと思います。昔は優しかったけど今は権力に取り付かれてしまった夫(デューク)、“夫を元に戻したい”という口実で子を捨てて夫の元に走った母(チョーク)、父と母に捨てられ日の当たる場所(ポポ)を羨んで生きる息子(ソーマ)。どこにどう感情移入しろというんでしょうか(笑)。

  とはいえ、人間の正と負の両面…特に負の面(笑)を重点的に1年間描いてきただけあって、クライマックスではポポやソーマの精神的成長が如実に現れていて、非常に感慨深いものがありました。最後にパサー@長島雄一の素晴らしい演技に乾杯、あんたやっぱり最高だよ!。


闘牌伝説アカギ   ★★★★★   #26    ★★★★★
  赤木@萩原聖人という悪魔。自分の命をさらして鷲巣@津嘉山正種を勝負の場に引きずり込み、ありえない状況での勝負に完勝し、十分な金を得て命を何とか確保した…と思うわけですよ。負けた鷲巣だけではなく赤木の仲間も視聴者ですらも。ここまでまとまる形で話を持ち込んでおいて、常人の認識を根底からひっくり返すのですよ。この期に及んで「鷲巣の本質を引き出し、本当の勝負をしたい」という理由だけで、あそこまでやるかと。ああ凄いわ、こりゃ確かに死にたがりの狂人ですわ。どうかしてますよ。

  で、最終回です。赤木と鷲巣による本当の戦いは描かれることなく、この番組は最終回を迎えてしまいました。消化不良といえば消化不良なんですけど、これより先は狂人の領域なので…これはこれでアリだと思います。何よりも大切なのは“互いの命を賭けた勝負に望むか否か”なので、一番狂ってる部分を描いてくれただけで僕はもう満足です。あー面白かった。できれば残りを2クールかけて作ってください。お願いします。

  福本漫画をアニメにしたって面白くなる筈がない、という事前の想定を完全にかき消す素晴らしいアニメ版アカギでした。なるべく視聴者がついてこれるように常識的の範囲内で話を展開する番組が多い中で、“天才という名の狂人の言動をいかに表現するか”という難しいテーマに取り組み、それを見事にクリアしてしまうスタッフの手腕にはただただ頭が下がる思いです。アカギが何か口走るたびに脳味噌を電流が駆け巡る、こんな感覚を味わったのは久しぶりです。あと鷲巣@津嘉山正種の鬼気迫る演技も素晴らしかったです。


BLEACH   #73-74    ★★★
  水を操る子供バウントに揃いも揃って追い詰められる…って、皆そんなにヘッポコでいいのかなあ。ひたすら石田くん@杉山紀彰のあえぎ声を聞かされるのは悪くないんですけど、一護や阿散井くん@伊藤健太郎がガキンチョに苦しめられるってのは正直どうかと思います。その窮地を救ったのがガンジュ@高木渉ってのは、もっとどうかと思います(笑)。原作じゃもう2度と出てこないだろうに、アニメでは意外に人気があったんでしょうか?。謎。

  で。色々あって自ら捕まることを選んだ石田くんが、相馬@勝生真沙子というバウントと同棲生活を始めました(笑)。何やら小難しい話のようで、実は大したことのない話を繰り広げるわけですが…やっぱり中途半端かなあ。生きる意味が解らないとか、バウントの愛は永遠だとか、女性視点で言われてもどうしたらいいのやら。この手の話題は野郎共が命を削りあう中でこそ輝くものであって、夕暮れの部屋で男女が話すものではないと思います。っつーかすっかり同棲になってるんですけども。何なんですか?。


アニマル横町   #25    ★★★☆
  何と舞台は幼稚園。自宅以外の背景が見られるなんて!、あみちゃん@江里夏とくーちゃん@福原香織以外の人間が見られるなんて!、とかなりの勢いで熱くなってみました。幼稚園やらあこ先生25才@伊藤静が中々に画期的でしたが、これを毎回やれる予算があればなあ(妄想です、特に根拠はありません)。さすがは4月改変期、ってな感じで後半はまさかのお別れ話でした。「心配して損したぜ」的な展開になるわけですが、実はくーちゃんと別クラスになってしまうという地味な変化があってビックリ。ってか課題の出来で特進クラスを選出するってどうなのよ(笑)。


カペタ   #26    ★★★★☆
  レース開始まで残り僅かという状態で、セッティングすら定まっていない…そんな絶望的な状況で、目だけはギラギラしてるんですから堪らんのですよ。今回はそれに加えて作画が熱くて濃くて、肉と骨のきしむ音が響いて、ああ素敵すぎますわ。


練馬大根ブラザーズ   ★★★☆☆   #13    ★★★☆☆
  「民営化します!」だそうです、「区民の皆さんは民営化の波に飲まれて下さい」だそうです、あー馬鹿馬鹿しい馬鹿馬鹿しい。空を飛ぶ国会議事堂が練馬上空にやってきて、ライオンvsパンダ&消費者金融のダンサーズが大規模な激突を繰り広げ、戦闘機によるミサイルが大根畑を襲い…ああもう書いててアホらしくなってきました。コメディというよりはもはやシュールレアリズム(意味は各自適当に解釈下さい)の領域ですが、仲間と歌があればそれでいいのです。おお何だかそれっぽくまとまったぞ。

  台詞を曲に合わせて歌うだけじゃなくて、妙な踊りやらテンションやらでミュージカルっぽい雰囲気を醸し出せればなあと。そういう意味では#1の出来が全てだったのかもしれません。あとはマコ@松本彩乃のデタラメっぷりと、頑張りすぎて空回りしてしまうユキカ@井上麻里奈など、女性陣の健闘がナイスでした。萌えとはまるで別のぶっ飛ばしベクトルなんですけど。br>

うえきの法則   ★★★★★   #51    ★★★★★
  能力者を倒せば“才”が増え、能力者以外を攻撃すれば“才”が減り、“才”がゼロになれば自分が消滅してしまう。一番最後の制約条件は、何と一番最初の設定でした。その制約条件をアノン@福山潤に使わせて植木の行動を制限し、さらにその制限を逆手に取って逆転の一撃を生み出し、最後の大どんでん返しに繋げるラストはホントに見事だと思います。

  制約条件を解りやすく説明し、それを最大限に活かした攻防を生み出し、山場を一気に盛り上げて、視聴者にミスリードさせつつ正解を綺麗に提示する。基礎である起承転結が磐石であり、それを万全の作画と豪華なキャストが支え、1年間見事に走りきれたのではないでしょうか。毎週毎週パッとする閃きとスッとする爽快感を与えていただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。


  日曜番組感想 3/26  
おねがいマイメロディ   ★★★★☆   #51    ★★★★☆
  肉体を鍛え上げることで、タクトを振るだけで風圧を生み出せるようになった我等がマイメロディ@佐久間レイ。特訓の成果に自信を持ったのかいつになく世界を救う気満々、敵のバイオリンを直接攻撃する…ってまた物理攻撃かいな(笑)。とまあそれは冗談としても、これまで集めてきた音符によって生まれた歌が奇天烈ポエムで良いんでしょうか。同じ馬鹿ソングに対し夢防衛少女隊1人1人にリアクションの違いをつける、そんな芸の細かさは相変わらず見事でしたけど。相変わらず技術の使い道が間違ってるよなあ…。

  で、クライマックスについて。テレビの前のお友達をひきつける手法には驚かされました。これまで色んな挑戦(という名の悪ふざけ)をぶちかましてきた当番組ですが、最後の最後でとんでもない挑戦(つまりは悪ふざけ)をやってくれましたなあ。糸井重里もビックリですよ。最後は町中に温泉をばら撒いてみんなでひとっ風呂…って何ですかこの無茶なまとめかたは(笑)。これはやっぱり消化する予定だった要素の代わりなんでしょうか?。だとすると、継続が凶と出るか吉と出るか難しいところですな。ってかこんな電波番組をまた1年やるって正気ですか?。


金色のガッシュベル!(終)   ★★★☆   3/26    ★★★


ふたりはプリキュア SplashStar   #8    ★★★★★
  日向咲@樹元オリエと日向みのり@齋藤彩夏、いわゆる姉と妹のケンカ→仲直り話…とはいっても“いわゆる”で片付けられるような簡単な話ではありませんでした。美翔舞@榎本温子が妹であることも踏まえて、咲とだけではなく咲⇔舞そして舞⇔までバッチリ描いてました。しかもバトルの中で互いの本音を戦わせて仲直りからの大逆転と、バトルシーンまで物語の要素として見事に機能してました。素晴らしい!まさかプリキュアでここまで密度の濃い話が観られるなんて!、というくらいに素晴らしかったです。

モエルンバ   話の素晴らしさに加えて、みのりの表情や仕草や暴走っぷりや泣きっぷり、つまりは妹っぷりもとにかく素晴らしかったです。12人いた妹が1人として持っていなかった子供成分が、ここまで見事に表現できるものかと。いや、別に12人とは何の関係もないんですけど(笑)。さらにさらに、影を意識的に強調するだけではなく、夕方をオレンジ色に、夜を水色に染めるなど、逐一画面が綺麗で非情に眼福でございました。こんなレベルの話が2ヶ月に一度観られるなら、僕は1年頑張って付いていきますよ!


仮面ライダーカブト   #9    ★★★★★
  カブト敗北。第2のライダーことザビーに殺されてしまったと思いきや、病院で炊き出しを奮発して女医さんをメロメロにしてしまうカブト。ザビーに壊されてしまった筈のベルトも何故か修復されてましたが、これではカブトの凄さを描きたいのかザビーの駄目っぷりを描きたいのかよく解りません。むしろここまで来るとギャグと捉えるべきではないかと(笑)。でも、ヘッポコ御曹司が自力でワームを倒したシーンはちょっとカッコよかったです。何より変身装置自身が装着者の資格を判断する、という設定には驚かされました。面白い設定ではありますが…大丈夫かなあ。


轟々戦隊ボウケンジャー   #6    ★★★★
  古来より遺跡や財宝には欠かせない“呪い”。「呪いってのは本当にあるんだよ!」と出動に及び腰なボウケンブラックに、「なるほど、俺を超えるのを諦めたか」と挑発するボウケンレッド。今回はレッドとブラックだけではなく、ブルーとブラック、ピンクとイエローの友情も描写してあってよろしかったです。土製鎧武者とのバトルでは、相手のパワーと硬さを意識させる演出と、それを打ち破るブルーとブラックの連携攻撃がしっかりしていて見応えがありました。そんでもって新メカのゴーゴードリルとゴーゴーショベル、両方一気に合体させる豪儀っぷりも素敵でした。

  #1からずっと出ている大神官ガジャ、黒幕ながらも毎回毎回出張ってくる忙しい方でありますが、年季の入った声と表情と仕草が見事です。この執念というか迫力は中々出せるもんじゃありませんよねえ。


まじめにふまじめ かいけつゾロリ   #56    ★★★★
  「顔は見たことがないけれど王子様が好きなの」とシンデレラ@植田佳奈に言われ、激しく落ち込むゾロリ先生。しかしそこで閃いた!、顔を見たことがないなら王子@緒方恵美にすり替わってしまえばいいんだ!とな。実は王子も「愛を貫くために王子という立場を捨てたかった」とか言い出したので、何もかも上手くいったように思えるんですけど…根本的に間違ってるんですよね(笑)。そんなこんなでゾロリ先生も最後に2人の想いの強さを知り、絶妙な身の引きっぷりを見せてくれるわけです。作画は少々貧弱でしたが、たまにはこういう心温まる話も良いんではないでしょうか。



落語天女おゆい   ★★★   #12    ★★★☆
  これが言霊の力だ!とか言われても、何がポイントで敵に勝てたのかイマイチよく解りませんでした。人の生き死にを描くなとは言いませんが、せっかく落語を題材にしてるんですからもう少し人情味のあるテーマでまとめて欲しかったかなあ。まあいいや、最後に唯@後藤佐緒里の語りでまとめてくれたので…これで十分かなーと。できれば雅@小島幸子の一席も見てみたかったんですけど(笑)、それは僕の脳内で補完させていただきます。

  …多すぎたと思います。1クールで描くには人も舞台もエピソードも多すぎて、完全にオーバーフローしてました。唯@後藤沙緒里の底抜けに明るいキャラクターは結構好きでしたし、作画は最後まで崩れなかったので、萌え番組としてはアリかもしれませんが…結局単なる美少女戦隊物に留まってしまったかなあと。せめて2クールあればもっともっと面白い番組になったのになあ。

  とあるドラマが落語を取り扱って話題になりましたが、美少女落語家なんてものが成立するのはアニメ以外にはあり得ないと思うのです(落語に詳しい訳ではないので、本当にいたら申し訳ありません)。誰もが認める美少女であり、耳に心地よい声で流暢に喋り、仕草だけで情景を描写する演技力があって。見た目、声、話の内容、仕草という厳しい条件を、アニメでは各分野の専門家に分担することで実現できてしまうのですよ。まあ需要があるのかは解りませんが、落語をテーマとして扱う以上はもっとチャレンジ精神を見たかったなあ…と。


タクティカルロア   #12    ★★★
  「迷いを抱えた艦長などいい迷惑だ!」というオッサン@辻親八の言葉に、ようやく迷いを吹っ切った七波艦長@中原麻衣。本来なら主人公が何とかすべきだと思うんですけど、オッサン起点で話を進めて良いんでしょうか?。まあいいや。説明台詞が多くて付いていくのに精一杯でしたが、人為的にグランドロアを発生させる無茶な技術っぷりが面白かったです。それによってパスカルメイジはさらに危険な作戦へと赴くことになり、オッサンは口では文句を言いながらもそれに付き合ってくれると(笑)。って結局オッサンでオチをつけるのかよ!。


BLOOD+   #24    ★★★★★
  そもそもディーヴァ@矢島晶子が何なのかよく解らないんですけど、昔の小夜みたいなワガママ娘なので正直鬱陶しいです(言い過ぎです)。で、重要な存在であることは何となく解るんですけど、彼女は何でこんな所でお姫様ゴッコしてるんですか?。あんなに圧倒的な力があるのに。あんなにワガママなのに。回想シーンと同じにしたかったから?それともソロモン@辻谷耕史の差し金?(注:ソロモンではないものの、差し金です)。てなわけでディーバにもソロモンにも全く手が出せない小夜ですが、鍛えてないので仕方がありません。少年漫画じゃないのでそれも仕方がありません。

  リク@矢島晶子が大人の階段を上りました。何だか色々とショッキングな形になってしまいましたが、自分の過去と立場と使命と弱さ…何もかも叩きつけられてしまった小夜が、非常に複雑な心境で落ち込んでいく姿がよく描かれてました。あとは、半年経っても何もできずただうろたえるだけのカイ@吉野裕行が切ないですね。彼に未来はあるんでしょうか?。


韋駄天翔   #26    ★★★★☆
  コイツは凄い。風水と占いでセッティングを決めるオバサンMTBライダーことノストラダムスサヤカ@斉藤貴美子、とにかくコイツが猛烈にアピールしまくるもんだからもう鬱陶しくて鬱陶しくて。スタート直前まで水晶玉を手放さない心意気は見事ですが、その水晶玉にひっかかって転んでノックアウトされてしまうって。しかもハタチってどうなのよ。新たなイダテンバイクであるハンマーヘッドを駆るアーサー@岸祐二の凄さを隠蔽するためとはいえ、あまりに見事すぎてぐうの音も出ませんですよ。

  そんなアーサーもアーサーで、服の下に鎧を着込むのはどうかと思いますけどね!。「あんなに豪快なヒルクライムは見たことがない」とか評されてましたけど、そりゃ進路の岩石を破砕しながらのヒルクライムなんて見たことある方がどうかしてますよ(笑)。というツッコミはさておいて、このタイミングで新たな韋駄天バイクを出すってのはいい判断だと思います。既存のメンツだけではなく、未知数の強者がいるだけで今後の展開が楽しみになりますから。やっぱり強いヤツは1人でも多いほうが良いですね。

  で、そんな新たな韋駄天バイクの餌食になってしまうのが…我等がヘッポコお兄ちゃんこと鮫島大牙であります(笑)。悪の組織シャーク・トゥースの大幹部でありながら、試合に勝った時も相手への賞賛を忘れない好漢。どんな相手にも決して油断しないその素晴らしい姿勢がゆえに、負け役としてのヘッポコぶりが極まるわけでして。可哀想なんですけど面白いので仕方ありません(笑)。「中々潔い負けっぷりじゃな!」とか全然フォローになってませんからね(笑)。


ロックマンエグゼBeast   #25    ★★★☆
  ついに黒幕ワイリー@長克己登場、といってもこれは現実世界のワイリーではなく異世界のワイリーとのこと。細かいことはまあいいです、これまでになく壮大かつ強大な超電脳獣ワイリーの力に対し、どうやって対抗するのか楽しみです。ゲームでもグレイガ+ファルザーとか出来たら強いだろうなあ…。


わんわんセレプーそれゆけ徹之進   #12    ★★★★☆
  月末までに家賃を払わないと立ち退き。なのに義理の両親は「熱海で太平洋を見てたらハワイに行きたくなった」とか言い出して、さらに追加でお金をせびるというクソ野郎ぶりで。妻と娘は「欲しい物から全部買う」と店ごと買い漁るクソ野郎ぶりで。そんな絶望的状況を打破するため、アメリカの某有名企業の社長ヨルゲイツ@遊佐浩二を接待しよう!という展開になるわけです。わけです、じゃねーだろ(笑)。「自分が楽しんでも駄目なの、相手に楽しんでもらわないと」じゃねーだろ(笑)。しかしホリエモンにビルゲイツだなんて、時代はITですなあ。

  ちなみに。ライバル家族と接待勝負になるわけですが、やたらテンションの高い女性アナウンサーが司会進行しているなあと思ったら、どうやらテレビ中継とのことです。まあどうでもいいや。浪費家の妻(問題の元凶)@小林美佐が意外にまともなことを言っていて、料理も上手くて、何と審美眼も備えていて、ちょっと驚きました。そうかー、ちょっと常識が欠けているだけなのかー、ってそれが問題なんですってば(笑)。あのヨルゲイツですらも季節感をふんだんに盛り込んだ正論で番組を美しくまとめていて、驚いてしまいました。徹之進@高木礼子が何もやってないのは気のせいです、多分。


BLACK CAT   #22    ★★★
  製作者の誇大妄想を延々と見せられるクライマックスってどうなのよ(笑)、せせこましいんだか壮大なんだかさっぱり解りませんよ。たとえバトルを演出するだけの余裕があったとしても、対象人数が多くてまともに描けないでしょうし、そもそも倒すべき相手が変態ドクターと妄想ジイサンですからねえ…盛り上がらないよなあ。


ポケットモンスターAG   3/23    ★★★★☆
  バトルタワーのフロンティアブレーン、バトルタイクーンのリラ@木村亜希子、登場。ゲームではバトルフロンティアの中心施設であるバトルタワーを統括する凄腕のトレーナー、最初に会った時はフーディンの3色パンチ(かみなりパンチ、ほのおのパンチ、れいとうパンチ)にアッサリ葬られて愕然としました…という個人的な話はさておいて。アニメでは何と“ポケモンの言葉や気持ちが解る”という掟破りのとんでもない特技を持ってました。それでいてエスパータイプを使うだなんて、もはや卑怯を通り越して強すぎるにも程があります。さすがはリラ!ブラボー!。

  お約束のサトシ敗北話とはいえ、バトルではリラの強さが際立ってました。エスパータイプの鋭敏な感覚を共有して状況を判断し、ポケモンに気持ちを伝えて指示を出さずに戦闘を展開するという、ある意味トレーナーとしては究極の形。そして使用ポケモンのフーディンの強さは相当なもの、何で3色パンチじゃなくてきあいパンチなのかはサッパリ解りませんでしたけど(笑)。2体目は何とあのメタグロス、まさか必殺のコメットパンチまで披露してくれるとは思いませんでした。ホウエンリーグで散々出てましたけど、今回の方がカッコよかったかなあ(笑)。

  しかし、何でリラが最後じゃないんですかね。藤岡宏探検隊みたいなあのオッサンよりは、孤高の天才少女リラの方がラストに相応しいのになあ。


キン肉マン2世UM   #12    ★★★★★
  炸裂!マッスルミレニアム!。炸裂!マッスルミレニアム破り!。いや凄いですね、万太郎@小野坂昌也いやさキン肉一族の持ちうる全てを跳ね返すケビン@置鮎龍太郎の執念、まさに恐るべしですよ。そして全てを否定されてもなお諦めない万太郎もカッコいいです。どうやって決着つけるんでしょうか?見たいけど怖い、怖いけど見たい、何にせよ納得のいく形でまとめてくれることを切に望みますです。


NARUTO   3/22    ★★★☆
  ナルトを鍛えなければならないのに姿をくらましていたエロ仙人@大塚芳忠、ノコノコと里に顔を出してナルトにどやされるの巻。それでいて相手が飛脚忍者とかいって話がどうでもいいもんだから(笑)、無駄な部分の作画にこだわったりするもんだから、どうしたらいいのか困るのであります。ハーレムの術よりもエロ仙人の鼻血ブー姿にこだわるってどういうことよ(笑)。


アイシールド21   #50    ★★★★
  巨深ポセイドンの秘密兵器こと筧@竹内幸輔と水町@小野大輔。同じような長身選手とは言えども、見た目も言動もまるで逆。特に筧くんはそのルックスも合間って一部方面で大人気…というのはどうでもいい話。今回は全般的にクオリティが高くて、重要な部分のアクションもしっかり動いていてよろしかったです。特に泥門と王城の両監督がまるで別人のようなカッコよさで、もう何だか辛抱堪らんです。


甲虫王者ムシキング   #51    ★★★★★
  アダーを倒すためにはムシキングを強くしなければならない、ムシキングを強くするには…ポポの大切なものを捧げなければならない、と。皆が持てる力を結集してそれでもなお歯が立たないという状況で、満を持して現れたるは森の王者ムシキングと森の守護者ポポ。最後までポポを好きになれなかった僕ですが、これまでの旅を振り返って心の支えにするシーンは、1年間の重みが凝縮されていて中々に感動的でした。互いの正義を貫くために最後は力で勝ち取らねばならないとして、綺麗ごとでまとめない点もこの番組らしくて良いと思います。ただ、パムは何で旅立ちの船を覚醒させちゃったんですか?、確かに荘厳で素晴らしかったんですが…何故?。やっぱり宍戸留美は腹黒いから?。


闘牌伝説アカギ   #25    ★★★★★
  まさかのドラ12、まさかの数え役満。悪魔に憑かれたような鷲巣@津嘉山正種の強運、相手を殺せるという甘美な誘惑に駆け巡る脳内物質。圧倒的かつ絶対的な状況でなお、いやだからこそ「死にたくないから殺したい」という強迫観念に突き動かされてしまう、このレベルの葛藤をギャンブルと呼んでいいのか解りませんが…“命を賭ける”という意味では確かにその通りなのかもしれません。鷲巣の心が揺れ動く様が見事に描かれていました、もう終わってしまうのかと思うと寂しいばかりですよ。


BLEACH   #73    休み


アニマル横町   #24    ★★★★☆
  くーちゃん@福原香織のお家にお呼ばれお呼ばれ。どうしても行きたいケンタ@永澤菜教が、ジャンアンゲロプス伊集院8世に成りすましてレッツトライ!。これだけケンタの奮闘を描いておいて、最後は見事に全部持っていってしまうヤマナミさん@堀内賢雄には脱帽です。ズルいです。後半は西遊記の練習と称して色々な馬鹿遊び。いつもより無駄に凝った作画&構図と、テンションと自己満足度の高いボケが徹底して貫かれており、あみちゃん@江里夏のツッコミも冴え渡っていて面白かったです。やっぱ不条理なボケにツッコむのはいいですなあ。


カペタ   #25    ★★★★
  レースを続けられるラストチャンス、それなのに状態は最悪かつ絶望的。そんでもってライバルまで準備されているという用意周到ぶりなのに…カペタ達は落ち込んだり妄想したりと色々大変で。ホントにこれで大丈夫なんでしょうか?、というのは愚問ですね。戦うしか、そして勝つしかないんですから。





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