第12話 「カスミ、ちょっとドキドキする」
カスミンハイライト
第12話感想 |
「恋の話をやるには相手の男の子が必要」と、第9話「カスミ、モテる」の感想で書きましたが、やっぱりというか…新キャラが出てくるという情報を知っていたせいか、ズバリ的中出てきました美少年キャラこと霧野霧彦。ただ、まだスタッフが慣れていないせいか、話的に霧彦君の顔をあまりいじれないせいか、美少年…というほど格好良くなかったような気が。まあ、先は長いのでそんなに焦る事も無いんですけど。 というわけであまり動いてくれない霧彦君の代わりに、怪しさを振り撒いてくれたカスミン曰く「帽子男」。第8話でのあまりにも怪しすぎる会話のおかげか、彼が出てくるだけでアッと言う間に怪しさ満点。“カスミン”という作品にはいないキャラだけに、その存在は非常に際立ってます。いやホント。あの意味が無いようで意味がありそうな喋り方、これこそセンスの賜物というべきなんでしょう。いやホントに。 そういう点では今回第12話は第8話「龍ちゃん、寂しくなる」と同様に小中千昭脚本。僕は良く知らないんですけど、掴み所のない不思議な感じは小中氏の得意な領分なんでしょうか?基本的に他の脚本はシリーズ構成の吉田玲子氏が全部書いているので、わざわざ小中氏を招聘したような感があるんですが…ううむ。 細かい事を知ったかぶりで喋っていてもあとで恥をかくだけなので、ここからは軽くいきます。前回はユリちゃん話でしたが、今回はある意味かえでちゃん話とも言えます(笑)突然現われた転校生に運命を感じ、恋の障害を必殺のノート投げで次々と粉砕していく…彼女の今後が非常に気になります。でもそうなるとコアラの立場ってどうなのさ〜シカオ君ですらユリちゃんがいるっていうのに〜 「シカオ君は両方揃っているもん」とうわ言をのたまい、それを流すかえでちゃんに「聞いてる?」とムキになり、「私の家、憶えておいてね」とシカオ君にさり気なくモーションをかける…相変わらずユリちゃんは熱いです。“あずきちゃん”のかおるちゃんぐらい熱いです。ただ相手がケンちゃんよりもヘタレなシカオ君。となるとかえでちゃんは児玉さん?ううむ、このネタはあんまり引っ張らない方が良さそうです(笑) 最後に。気になったのはやっぱり霧彦君が口にした「家」でしょうか。家督を相続するとか家業を継ぐとか、『オラ東京さ行ってミュージシャンなって気ままにテレビ出んだ』とか、NHKらしい話題が出てくるんでしょうか?ここまで極端でないにしろ、おそらく霧彦君にも何か背負うものがあるのでしょうが、カスミンは所詮霞家の居候…なんですよね。 最後の最後に。かまって欲しい龍之介、かなり可愛かったりです(笑) |