第18話 「霞家、呪われる」
カスミンハイライト
第18話感想 |
「今幼稚園で流行ってるんだ」と日曜日の早朝からしりとりを迫る龍之介。のどかな始まり方をした割に、しりとりが出来ないと石にされてしまう…と、大変な事になってしまった第18話。呪いのワラ人形として生まれたからには人を呪う事しか出来ず、そして呪いのワラ人形もまた誰かに望まれて作られた道具である、と重いテーマを組み込みながら機転を効かせて綺麗に終わらせる辺りはさすがというか。 番組冒頭から霞家各員にしりとりを挑む龍之介ですが、それぞれ答え方に個性があって非常によろしいです。負けず嫌いで受けては立つものの、“る”ばかり攻められて雲隠れする仙左右衛門、おっとりしすぎて答えるのに非常に時間がかかる桜女、プレッシャーに負けてしまい必ず“ん”を付けてしまう仙太郎、と。あとはある意味無敵の白樺まり子(笑)誰もがやったことがあるしりとりだけに親近感が湧きます、限りなく。 呪いのワラ人形によって発動してしまった「呪い付き」という極限状況下でのしりとり。そこでも霞家各員は個性を最大限に発揮(?)し、龍之介としりとりをした時と全く同じ間違いを犯してしまうのですが…何というか見事な繰り返し方でした。特にしっかり仙左右衛門さんに“る”で終わる言葉「ミサイル」を送るカスミンが何ともはや(笑) 今回カスミン的な見所はクライマックスで機転を効かせる所でしょうか。さすが流砂から意地で帰って来るだけあって、極限状況下でも相変わらず素晴らしいパフォーマンスを誇ってます。賢いというか強いというかたくましいというか…何といってもこの芯の強さがカスミというキャラの魅力ですね。生活の知恵と咄嗟の機転を兼ね備えたカスミンにもはや敵無し、ってな感じです(笑) 先週流砂に飲みこまれそうになったカスミの前で、(気が動転したからか)写真を撮ってしまって大顰蹙をかったデジ亀ですが。呪いのワラ人形が人を呪う為に存在する様に、デジ亀も写真を撮る為に存在するのでは無かろうか、と思ってみたり。長い年月を経てヘナモンに変化したとはいえ道具は何処までいっても道具、それを使う人間の使い方や考え方によって大きく変わるものなんですよ…という当番組の非常に重いテーマが見える様な気がした気がします。 あとは「飛べるのかデジ亀!」って突っ込みたいんですけど、絵的に間抜けだったので別にいいです。 |