ザ・ニンジャウォーリアーズ 〜アゲイン〜(タイトー/ナツメ)


わりと長い時間(とき、との一字一音万葉仮名記述方式が用いられるのが筋ってものだろうか〜ッ?)を経てあの暗殺マッシーン達が蘇る!との触れ込みや路傍の掲示や五箇条の御誓文や非言語拘束式念波があったかどうかは残念ながら散逸してしまい今現在に伝わるところではありませんが、兎にも角にも音楽とストーリーの良さが一世を風靡したあのゲームが一画面プレイを余儀なくされる家庭用機において続編という形でリリースと相成ったわけです。とまあここまでの文章を見て若干の含みや何かしらの悪意ややりきれない怒りやハートのド真ん中に届けられる熱い念波とかを受信した皆様は今すぐ荷物をまとめて帰ってよろしい。嘘です。そのまま件のレシーヴをキャパシティの限り続けて行っていただきたい。本当です。つ〜かさぁ〜私ってさぁ〜ニンウォリ(もはや定番の略称ではあるがそれもそのはず、もしこれがニンジャーズとかジャリアーズとかだと何か巷の少年草野球団で毎年毎年頑張れとの声援を背に受けてはいるものの地区予選では一回戦コールド負けを喫することを繰り返すルーティンワークを刻む機構のようであるともいえようから!同様の機構は少年草サッカー団とか少年天晴ゲートボール団とか少年秘密結社グランドクロス団においても言えよう!最後のは何で争うかは大人の目にはわからないが!あとできれば娘っこさんの一致団結するところの少女団ならばより一層よろしいかと!)って苦手なんだよネ〜っつ〜かゲームとしては嫌い。…くわ〜ッ!キロ・グラム級の中性子爆弾発言と相成り申したか〜ッ!「ダライアスツイン」やら「ダライアスフォース」の項でも述べましたが三画面モニターの物理的迫力と音量の聴覚的迫力とストーリーの演出的迫力とゲーム内容の構成的迫力は必ずしも一致しないというか天は二物も三物も与えないというか。それが悲しいところなのですよ。皆が絶賛するところの初代たる「ダライアス」であってもショットパワーアップを少し間違えればクリアが難しくなってしまうなんて非常識というか常軌を逸しているというか時と場合によっては件の排泄物体チックな呼称を用意されても可笑しくなかったのですヨ?…くわ〜ッ!またまたセンチ・グラム級の宇宙破壊爆弾発言と相成り申したか〜ッ!というか件の太東貿易に目に見える形では現れ難い恨みつらみでもお持ちなのですか私はッ?と皆様はお問いになりたいことでありましょう。それは確かに「飛鳥&飛鳥」だの「あっかんべぇだぁ〜」だの「逆鱗弾」だのは五寸釘の使用も辞さないほどの恨みを抱かれて然るべきでありましょうがそれとこれとは全くの別次元ですよ!…まあ少し落ちついて一息ついて頭を冷やして考えてみて下さいな。思い出してみてくださいな。皆様も…例えば昔々に密かに心苦しいまでの想いを寄せていた娘っこさんに何故かついついいぢわるを働いてしまったことが御座いましょう?例えばひょんなことからなじり言葉の集中砲火を浴びることになってしまった娘っこさんを庇ったものの今度はその毅然たる行動であるはずの姿勢を皮肉り二人の仲(…まだその物理的・精神的空間には単なるクラスメイト以上の相互理解はあり得ぬものであるが、彼のほうからしてみれば本当はそうあって…級友としての二者の枠を超越したシェイプのふたりにステップアップ…そして乱れある関係にまでなって…ほしいとは夜な夜な考えているもののいざ実空間においてそのような揶揄が飛んで来ると気恥ずかしくて気恥ずかしくて!)を嘲うかのような声が男子を中心に飛ばされてきて彼女に冷たくしてしまったことが御座いましょう?例えば優等生メガネ娘っこさんに自分の格好良いところを見せようとは思っているものの生まれ持っての不幸なるかな私の御尊顔は醜パラメーターがはちきれん振り切れんばかりのステイタスでありまして私自身もその惨憺たる現状を最も良く理解しているために笑い者として、道化師として、振舞って、彼女の、素敵な、笑顔(そこにどんな意味が込められているのかは皆目見当もつかぬが、それでも、彼女の、素敵な、笑顔には変わりないので!)を見ることに徹したことが御座いましょう?…御座いませんか。あとどれが私のトゥルーラヴストーリー日本語略して悲恋実話で御座いましょう?正解はレビュー終了後。

例え話が無闇に最大スペクタクルへと転成致しましたが要はつまり本当はタイトーラヴなのッ☆ってことですヨ。…あ、でも「アゲイン」の製作はナツメですけど。そういえば「クレオパトラフォーチュン」のスタッフロールにもナツメのスタッフの名がありましたな。んでゲーム内容ですが、要は件の作品が飛び道具たる手裏剣がなくなったり打撃コンボや投げやメガクラッシュが付いたりしてファイナルファイトになったと考えておくんなまし。前作と比較してみると体組織が矢鱈に肥大していて年月の流れとこの手のゲーム製作事情の悲哀を感じさせる気がしないでもないニンジャ、敵を後ろに放り投げる際に頭髪を振り回すのが「プリルラ」の3面ボスを彷彿とさせる気がしないでもないクノイチ、素早いしゃがみ歩きで這い回る姿がアメコミヒーローを連想させる気がしないでもないカマイタチ、の三者が革命軍のマルクにより独裁者バングラーを倒すべくして送り出されたわけです。前作同様に防御コマンドがあるのでコツさえ掴めば何とかなるでしょう。面のテンポも悪くはありませんし。一応キャラ能力の解説をしておきますと、ニンジャはまともにジャンプすらできないほどの重量級ですが投げが強力で敵をまとめやすい、クノイチは全般的に普通の能力で安定だが投げ能力の関係上恐らくラスボスで苦労する、カマイタチは打撃の途中で投げに派生することができるかわりに耐久力のない敵は投げられない(耐久力のある敵に関しては間合いによってはガード中でも投げられる)、といったところでしょうか。特にカマイタチは慣れるとかなりクリアが楽なのでおすすめ。攻略は…しなくてもいいですよね?難しくありませんし。密かに曲も良いので是非買っておきましょう!…前作至上主義者の人には受け入れ難いものかもしれませんがネ。

あ、あと件の正解のことですが…まだ時効ではありませんのでお話しできません。あしからず。スペクタクルドな例え話は単なる行数稼ぎの業だったのか〜ッ?とか言ってる傍から大ヒントだったのか〜ッ?そしてその答えを郵政省の全面協力によるアレとか電子の世界の全面協賛によるアレとか設置されしところの掲示板っぽいアレとかご自慢の念波とかに載せて送信してこられても甚だ迷惑なのでどうかやめて頂きたい。決して戻ることができないからこそ思い出は美しいのさ。

…その力を完全制御すること能わず、目的達成後の自爆を宿命付けられていた三体のアンドロイド忍者。

彼等にもし感情があったならば、その瞬間、何を考えただろう?

そして、「歴史が繰り返された」瞬間、人々は何を考えただろう?

記憶レベルにおける再開、そして別れ。それは何よりも寂しいものなのかもしれない…。


<TIPS>


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