遺言
音楽を伝えるもの達に
その子がどんなに力不足であっても、
やりたいという思いがあるときには、
どうぞ見てあげてくださいね。
本当に、よろしくお願いします。
音楽を学んでいるもの達に
もったいないです、本当にもったいないです。
もっともっと、学んでください。
音楽を通して、沢山の人達と触れ合うことが出来、
輪を持つことが出来、すばらしい交流が持てたことを、
心からありがたく思い、深く深く感謝をします。
そして、最後に、音楽ってとってもロマンチックね。
2008年9月2日召天
青山三郎（ピアノ）・・・1925年広島市生まれ。東京・港区の青南小学校在校中より、東京音楽学校の児童学園にてピアノの英才教育を受ける。1944年に東京音楽学校（現東京芸術大学）を卒業。永井進に師事。その後ラジオの音楽番組出演や国内各地の演奏会参加を経て、1959年に東京毎日ホールでリサイタルデビュー。翌年スペイン政府とパスタ婦人の主催による講習会に参加し、アリシア・デ・ラローチャに師事。またフランスではジャン・マルタンに師事、サロンコンサート等の演奏を行う。帰国後も自らの演奏会に加え、音楽家・詩人・画家などジャンルを超えたメンバーによる『コンセール・アミ』を故長門美保等と主宰し、定期演奏会やコンクールを開催。1970年代以降、東京芸術大学、フェリス女学院大学、上野学園大学、名古屋音楽大学での教育に活動の比重を置くようになるが、2000年愛知芸術劇場コンサートホールに続く'01年紀尾井ホールでのリサイタルを機に、活発な演奏活動を再開。'03年には東京オペラシティコンサートホールにて、シュトゥットガルト弦楽六重奏団とのジョイントコンサートを開催。'03、'04紀尾井ホール｢グレートマスターズ｣参加。'04津田ホール「クリスマスコンサート〜橋本国彦生誕100年に寄せて」では、40年振りに歌曲の伴奏を務める。'05「松本民之助〜追悼作品展」参加。名古屋音楽大学名誉教授。Aコンサート主宰。
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