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イタリア、フィレンッエ演武会より


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新聞



カワベタケシが弟子達とともにフィレンツエへ大東流合気柔術がやって来た

(ステファノ・アゴスティーニ)

三月十六日日曜日フィレンツエ武道館センターで興味深い大東流合気柔術が披露された。

川辺武史率いる弟子のグループがフィレンツエ日本協会後援による文化交流の目的ではるばる大阪からやってきたのである。 大東流合気柔術はその歴史によると、十一世紀源義光により創設されたということである。彼らはそののち山梨県に居を構え、武田の姓を名乗った。この型は会津藩のサムライに受け継がれ、彼らの秘技となった。明治維新(1868)の折に師、武田惣角が現れ、この型を公のものとし、現在に至っている。 武田惣角は合気道の創設者植芝盛平の師でもあった。今日大東流合気術の主要なグループは四つある。様式によりこれらの型の数は計二千八百八十四に上り、様々なレベルに別れている。 フィレンツエでは師川辺の弟子達が六つの型からなる「基本の型」を示して見せ、着物姿の年配の女性二人が刀の攻撃に対する守りと扇と傘を使った守りの型を披露した。 最後に二人の敵に対して一人で戦う型が披露された。 その最中感じのよい公開レッスンが続けられ列席者全員が参加した。 残念なことにフィレンツエ市側のPR不足のために大勢の人々が集まることはなかったが、興味を持って参加した者の中には、有名な「担当者たち」が何人かいた。 サムライの後継者クラウディオ・レゴーリ、タケムス合気道の有名な指導者エミーディオ・レッサ、合気道機能研究会の指導者マミ・ハラダ、フィレンツエ武道館センターの柔術の精力的な指導者ティツィアーナ・ペッツェッティである。 招待者。参加者全員が友情と正真正銘の武道の精神の中でこの興味深い交流の機会に大変満足したのである。




[講習会のスナップ]



講習会1 講習会2
講習会3 講習会4
講習会5 講習会6



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