姫島の盆踊り
姫島は大分県東国東郡姫島村という一つの島で、人口が三千人の小さな一つの村です。漁業が主な産業で、車海老
の養殖で有名になりました。交通機関は村営のフェリーで、対岸の国東半島の国見町伊美港と往復します。
島には信号が一ヶ所と、のんびりした所です。石器時代に「矢じり」に使われた黒曜石がなぜか島の一ヶ所にあり
県指定の天然記念物になっていて、九州はおろか全国でも珍しく、北海道の十勝と二ヶ所だけにしかありません。
その場所が観音崎の断崖で、島きっての景観です。下の地図を拡大してご覧ください。島の東端には姫島灯台があります。なお、日帰りであれば国見の伊美港の駐車場に車を置いて、島でレンタサイクルを利用するのも方法ですが、あまり沢山の数はないようです。
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さて、おまちかねの盆踊りです。そもそも鎌倉時代の念仏踊りから発展したものといわれています。その原形を残しているのが「キツネ踊り」「アヤ踊り」「銭太鼓踊り」「猿丸太夫」です。毎年8月14日から17日まで行われますが、特に15、16日は県外客も多く賑わいます。最近は創作踊りも増え、姫島港の横にあるメイン広場以外に数ヶ所の「盆坪」と呼ばれる踊りの会場があり、一ヶ所で待っていれば全部の踊りが順番に回ってきます。なお、フェリーは臨時便が出ますが往復切符を買うのが大事なポイントです。
姫島港から国東半島を望む
フェリーが接岸しています
フェリー乗り場の隣にある
メイン会場、提灯と万国旗で
雰囲気がわかるでしょう