設立主旨書
.主旨
子どもがヒトから人間へと育つ上で、0才〜6才の就学前の時期は人間の土台を育てる大切ナ時期です。
子ども達の長い人生行路をのりきるには欠かすことのできない土台となるバイタリティ―は、自然の中で
仲間と共に遊びほうける過程で育っていきます。
自然の中で五感(触覚、味覚、聴覚、嗅覚、視覚)をフル活用して多くの事を体験的に学ぶことが
まさに人間としての脳中枢の働きを育て、人間の土台をつくるのです。
人間は、かつて長い間そうした当たり前の子育てを、脈々と営み続けていたのでしょう。
しかし、私たち日本の社会は高度成長期よりめざましく変化して、このような当たり前が当たり前でなくなっていきつつあります。
価値観の多様性を言われる中で「便利・簡単・楽・楽しければ、お金さえ出せば」といつのまにやら目先の利益にふりまわされて生活するような傾向にあるのではないでしょうか。
子育てもしかりです。
かつて、「子どもは手塩にかけて育てよ」といわれた子育ても、今ではオシメは紙、食事は手軽、
遊びはテレビにゲーム、お出かけは車、夜遅くまで塾通いやお稽古事など、無意識のうちに便利で手のかからない手抜き子育てに追い込まれてしまいがちです。
そして、子ども達には「不登校・引きこもりの急増・子どもをめぐる殺傷事件」のニュースなどに事欠かなくなった昨今です。
こうゆう事がなぜ起きるのか。どうして起きてしまうのか。私たち大人は今こそ真剣に考えていかねはならないと思っています。
たとえ微々たる力でも大人として一歩を踏み出さなくてはならないとの思いで昭和63年11月よりもみの木保育園を、自然豊かな足守の地で開園し、歩んで来ました。
五感を使って仲間と共にたっぷり遊べる、自然豊かな1000坪の空間を確保し、質素でも手作りの豊かな食事を柱に、健康な身体と心を育てる当たり前の子育てを大切にして来ました。
その影には、大勢の大人にも子育て学び合いと努力があり、経済的努力の積み重ねもありました。
大人たちは「子どもが育つ姿」に子育ての労をねぎらわれるばかりでなく、逆に励まされて、この「本来当たり前」の保育を続けてくることが出来ました。
子ども達が豊かな子ども時代を過ごすためには大人たちの大きな支えなくしてはありえません。
子育てへの不安が満ちているこの状況の中で、より多くの大人へ子育ての輪を広げ、支える輪を充実していくために法人格を取得し、さらに社会的認知を得ることが必用と考えています。
今回、特定非営利活動促進法の施行により法人格の道が開けたため、特定非営利活動法人 子育てサポート もみの木 を設立することとしました。
この法人は、乳幼児、学童、障害児への保育事業と、子育て中の親を対象にした講演会の開催や子育て情報誌もみの木通信の発行、地域の親子を対象とした親子リズム会や親子で聞けるコンサートの開催など、子育て支援のための事業を行い、子どもたちの健全育成を図るものです。