シティー・オブ・エンジェル

シティー・オブ・エンジェル




男の天使が、人間の女に恋をして、美しい永遠の命とひきかえに、短い
命の人間になるという、とってもとっても切ない愛のお話。人間になった
彼にまっていたのは、たった一度の契りで、愛する彼女との永遠のお別れ。
嘆き悲しむ彼に、もと同僚の天使は「これがおまえの望んだことなんだ」
という。でも、彼は「身も心も彼女を愛し、感じた一瞬は、永遠と
ひきかえても惜しくない」という。ジーンときました。

でもでも、現実はといいますと、私の知り合いの旦那様が、事故で若くて
綺麗な奥様を亡くされました。そのお葬式の出棺のあいさつのときに、
彼は号泣してこういったそうです。「妻は私の宝物でした。」と・・・
周りにいたみんなはその言葉に感動して、おいおい涙を流したそうです。
ところが、半年で他の女性と結婚してしまいました。友達は「なぜ、喪が
明けるまで待てんのか!」って、「いったい、あの感動して流した私達の
涙はなんだったのか!」って、すごく怒っていました。

それにしても、凡庸な真実より、綺麗な嘘のほうが魅力的だったりする
ことに少し、不満な私ですぅ(^-^;・・・





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