「タイタニック」という映画をご存じですか?。見た人はきっと涙したことでしょうね。
ローズとジャックの、とてもピュアな愛が描かれていますからね。でも、その一方で、
とても不満が残る場面がありませんでしたか?。船が沈んで、氷のように冷たい海に投げ
出された二人は、漂流物に避難しますが、やがて気を失っていたローズは、すでに冷たく
なって死んでいるジャックを海に沈めて、自分は助けにきたボートへと泳いでいきます。
どうして、ここでローズはジャックと運命をともにしなかったのか?なぜ、100歳を越
えても生き長らえるのか?・・・きっと、理解できないという人も多かったと思いますし。
ネット上の掲示板でも、あちこちで見かけました。
私がイギリスに住んでいて、感じたことなんですが、「約束」という言葉の意味の重さは
、日本語とはぜんぜん違うような気がします。欧米では、一度約束したことは、ちょっと
オーバーかもしれませんが、名誉にかけても守らなければならないくらいシビアなものに
感じたのです。日本では、約束を破っても、ごめんごめんで済まされる場合が多々ありますし、
たとえ約束を破っても、その人の人間性まで否定されることはありませんものね、たぶん、
ジャックはまだ息のあるうちに、ローズに約束させたんですよね。「君はこんなところで死ん
ではいけない。結婚して子供を産んで、死ぬときはあたたかいベットの上で・・・約束だよ。
約束だよ。」だから、ローズは我に返って、ジャックとの約束を思い出して、
それを守ったんですよね。 それを思うと、「約束」するということは、ある意味で、
人生に深い意味を与えることなのかもしれません。だから、私達日本人は、国際化の舞台では
気をつけなくちゃね♪。。。その言葉の意味の重さと気高さに・・・。