オムニバスT




時は流れ、歴史を作り、その時の流れの中で、人の一生は命は、一瞬に吹き過ぎる風のような
もの。それ故に、シェークスピアは、人間の命の儚さ故に、愛することの大切さを歌いました。
人間たかだか生まれて死ぬまで100年足らず・・、。不死に憧れないといったら嘘になる。
けれども、不死であるとして、果たして、人は表面と同じく内面的にも不滅性を持ち続けること
ができるのでしょうか?。湖水地方をこよなく愛したイギリスの詩人ワーズワースでさえ、晩年
には、想像力が衰え、偉大な芸術が生まれたあの歓喜へと彼が導かれることは断じてなかったの
ですから・・・。死とは、この地球上に、みずみずしい精神をいつも絶やさずに持ち続けるための
代償なのかも・・・。けれども、たとえ人は死んでも、愛の心はその子に受け継がれ、孫に移り、
その時々の人達の、あつい想いや喜びや悲しみが積み重なり、加えられて、進歩と発展へと
繋がっていく・・・永遠とはそういうもの。




世の中には美少年と呼ばれている方々がいますけれど、本当の意味での
美少年って、一種独特の奥にひそむゾッとする美みたいなものとか、
そこだけ時間が止まっている感覚を与えたりとか・・・
雄々しいと同時に女っぽい・・・両性具有的な美しさのオーラーが
ありますよね。男性が女装するのではなくて、男にして女というか・・・

個々の人間は、青春を経過して必ず老いて死にますけれど、人間には
必ず青春があるということは、永遠の真実なのではないのでしょうか。
ある意味で、美少年というのは、それを具象化しているのかもって思います。

究極の美とは、幻想の世界にしか存在しません。もし、バラの花に
棘がなければ、あのような神秘的な美しさを醸し出すことは
なかったかもしれません・・・
美とは、そこに物語を見出す行為かもしれませんね♪。




女の子は、誰でも、エロスの壷を持って生まれてくるものです。
恋の感情の高まりや、官能の喜びを封じ込めた壷を・・・。でも、
どういう訳か、まだ幼稚園に通っている女の子なのに、すごく
色っぽい子っていますよね。そういう子は、生まれつき、フタが
半開きになっているのだろうと思います。すなわちこの私です(^^;。
小学校の一・二年のころの写真をみると、自分でも「何?こ
色っぽさは?」って思ってしまいますもの。小学二年のときに
海辺で友達と撮った写真は、清純で、可愛くて、それでいて、
なにげに色っぽいのです。証拠写真を、お見せしたいのですが、
ちょっとね(^^;、海をバックにしゃがんでとっているものですから
パンチラなのですぅ。みたいみたいって、駄々をこねるお兄さん方
もいらっしゃるでしょうけど、そこは我慢して下さいね(笑)♪。。。




私にはハンサムでお医者様の叔父がおりましたの。タイプ的には、
佐藤浩市のような♪。でも、病気を患って、54歳という若さで
散っていきました。母の実家は開業医で、祖父もお医者様だった
のですが、子供のころ、祖父のする注射は痛くて、いつもビービー
泣いていました。ですが、不思議と叔父のする注射はぜんぜん痛く
なかったのです。でも、子供のころだったので、そのことはそれ
っきり忘れていました。ところが、叔父が亡くなって、出棺の時に
大学時代の同僚が当時をふりかえって、彼のする注射は本当に神業
だったと別れの挨拶で述べたのです。あぁ!やっぱりあれは神業だ
ったのかと、じわっと胸に感動が蘇ってきました。私のファーストキスの
相手?・・・もちろんそれは叔父です(笑)。誰でも可愛い赤ちゃんの時(^^;
でもね、その叔父が亡くなる前日にお見舞いにやってきた大学時代の
親友にこういったそうです。>自分の娘より、妹の娘のほうが可愛い
と・・・。やはりこれも、あの壷のなせる業でしょうか?(^^;;・・・。




たまにですけど、例えばお買い物などをしていて、お母さんに連れらてき
ている、三、四才くらいの小さな女の子が、私をじっと見ていたりします。
それはもう、本当に無言でじっと見ているって感じなんですけどね。しかも
刺すように・・・。その時いつも思うんです。この子はきっとあの半開きの壺
を持ってるんだなと・・・。私よくいわれるんです。フェロモン全開とか悪魔的
なお色気とか…。20才くらいまでは清楚なっていわれてたんですけど、どこ
でこんなお色気がついたんでしょうね?。困ってしまいます(^^;・・・。半開きの
壺は、私に、敏感に反応してしまったのでしょうね。かつての半開き少女の
私に・・・。彼女たちの目はいつもこういってるかのようにみえます。>「私は、
あなたには負けないわ。大きくなったら、きっとあなたより、素敵な女性に
なってみせる」ってね。その時、私は>「大丈夫よ。あなたはきっと、私より
素敵になれますとも。」って、心の中でお話してるんです(笑)。

不思議なことなんだけれども、私分かるんです。出会った人たちの中で、誰が
半開きの壺をもって生まれてきたかってことが・・・。そして、すべてでは
ないにしても、その人たちはたいてい、みんなどこか魅力的です。




かなり前なんですけど、「永遠の仔」というドラマを
テレビでやっていたんですね。本で読んだことはない
のですが、原罪という、何か重いテーマが、流れていた
ような気がして、いつも心に深く痛みを感じながら観て
いたような気がします。

パンによって保たれる肉体と、愛によって保たれる心・・・
この二つの一致によって、私たちは、人生という漠然とした
空間を体験していくような、そんなイメージをうけとった
ドラマでした

三人の主人公が、傷ついた心を互いに、激情とともに
慰めあったのも、森の奥深い大きな樹の下でした。
やはり、森は何か不思議な力を秘めてるのかもしれませんね。
私も、傷ついたら、森の優しい神秘に、癒されたいと思いました。




現実は壊れたおもちゃ箱、だから逃げ出してきたの・・・
でも、ネットの世界は狂ったおもちゃ箱・・・だから、
素敵な恋もできてしまう。シエクスピアの「夏の夜の夢」
・・・・・森の中で繰り広げられる恋のどたばた劇♪。。。
森の妖精が間違って惚れ薬をばら蒔くことから起こる喜劇。
あなたもそんな世界に迷い込んだりしてね(笑)・・・♪
惚れ薬は、それを飲んで最初に見た人に恋をしてしまう
不思議な媚薬。。。でも、そんな媚薬になんか頼らないでね♪
惚れ薬で好きになった相手は、本当の恋人ではないのだから・・・
あなたがハートで感じた予感こそ、本物♪。。。そして
今、あなたを動かすの♪。。。


















戻る