タイタニック

タイタニック




時は流れ、歴史を作り、その時の流れの中で人の一生は一瞬に吹きすぎる
風のようなもの。そんな感覚を覚えた映画でした。            
ローズとジャックが美しいのは、自分一人が助かるのではなく、最後まで
二人で生きようとしたことだと思う。でも、運命はそれを許さず、ジャックは
自分の命を諦めるのですが、決して自分の運命を恨むのではなくて、むしろ
清くそれを受け入れるのです。そして生への思いはローズに託して・・・。
私は映画の中でのジャックの言葉「人生は素晴らしい贈り物。たとえそれが
どんなカードであっても。」というのがとても印象に残っています。    
やっぱり、究極の愛というのは、ああいった極限状態でないとその姿を現して
くれないのですね。物質に溢れたこの現実の世界では、自分は傷つきたくない
という前提のもとで薄っぺらな恋をしてしまう。本物の愛はもう伝説の中で
しか語られないのだろうか?。タイタニックはもう歴史ではなく伝説ですね。
     夢は現実より感動的!  伝説は歴史より意味深い!              


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